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「さようなら・別れ」にまつわる花言葉17選!失恋や友との別れにピッタリの花は?

更新:2023.02.02

大切な人と別れる際に花を贈るとしたら、状況や気持ちに合った花言葉を持つものを贈りたいと思いませんか?この記事では、「さようなら」や「別れ」にまつわる花言葉を持つ花をご紹介します。前向きな別れと後ろ向きな別れありますので、贈る前にしっかり読んでおいてくださいね。

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いろんな場面で|さようなら・別れにまつわる花言葉を持つ花5選

①ミヤコワスレ|別れ

ミヤコワスレの花言葉は「別れ」です。他にも、「また会う日まで」「別離の悲哀」「短い別れ」など、この花の持つ花言葉は切ない別れにまつわるものばかりが並びます。

この花は、鎌倉時代に佐渡へ流された順徳天皇が都を離れる際に見かけて、「この花を見ると少しだけでも都を忘れられる」と語ったことに由来して、「都忘れ」と名付けられました。その名の由来が、この切ない別れにまつわる花言葉に繋がっています。

「別れ」の花言葉を持つ代表的な花であり、その由来もあって、大切な人への贈り物には不向きと思われるかもしれません。ですが、相手の寂しさが慰められるようにとの願いを込めれば、素敵な贈り物になりますよ。

②タンポポ|別離

タンポポの花言葉の一つに「別離」があります。ヨーロッパで恋占いに使われていたことから、「愛の神託」「真実の愛」など、タンポポの花言葉は恋愛にまつわるものがメインです。その一方で、綿毛が風に乗って飛んで行く様子から、「別離」の意味も持っています。

気取ることない親しい相手になら、庭に咲いているタンポポを可愛らしい植木ポットに植え替えて、そっと贈るのもアリですよ。新天地で根を下ろし花咲かせるよう願う意味を込めて、プレゼントすると良いでしょう。

③スイートピー|門出・別離・永遠の別れ・さようなら

スイートピー

スイートピーの花言葉は「門出」「別離」「永遠の別れ」「さようなら」です。花の形が飛び立つ蝶の姿に見えることが、花言葉の由来とされています。色によって違う意味も持つものの、別れにまつわる花言葉は全色共通です。

その可憐な姿と様々な別れにまつわる花言葉から、大切な人とのお別れの際に贈る花にとても適しています。単色でまとめるも良し、複数の色を組み合わせるも良しです。ただ、花束を作る際の自由度が高い分、贈る側のセンスが問われます。

④チューリップ(黒)|私を忘れてください

黒いチューリップの花言葉は「私を忘れてください」です。不吉な色でネガティブな別れを告げるメッセージ性があることから、単独で贈るのは避けた方が良いとされています。ただ、チューリップ全体の花言葉は「思いやり」です。相手を思いやっての「忘れて」ならば、他の花の中に1本だけ挿し入れるのは許容されます。

チューリップは、赤は「愛の告白」で黄色は「失恋」と、色によって花言葉が違います。更に、本数や組み合わせ方によっても、その意味がガラリと変わってしまいます。どのように変わるかは、こちらの記事で詳しく紹介していますので、是非ご覧ください。


⑤バラ(黄)|別れよう

黄色いバラの花言葉の一つに「別れよう」があります。他にも「愛情の薄らぎ」「嫉妬」など、恋愛面ではマイナスの意味を持っています。西洋では、黄色はキリストを裏切ったユダがまとっていた色とされていることから、黄色い花の花言葉は全体的にネガティブです。恋人に贈ると、決別を告げるメッセージとなってしまいます。

一方で、黄色は太陽や光を象徴するとも言われており、黄色いバラには「友情」「平和」という花言葉もあります。ですから、これまで同じ道を共に歩み、時に嫉妬を覚えることもあった同性のライバルに対して、これからは別の道で頑張って行こうとの想いを込めて渡すなら、ネガティブな花言葉すら素敵な意味に変わりますよ。

バラも、色や本数によって花言葉が変わる花です。他の色の花言葉や本数によって変わる意味については、こちらの記事で詳しく紹介されています。参考にしてみてくださいね。

失恋|さようなら・別れにまつわる花言葉を持つ花3選

①アネモネ|叶わぬ恋・恋の苦しみ・儚い恋

アネモネの花言葉は「叶わぬ恋」「恋の苦しみ」「儚い恋」です。どれも切ない片思いや失恋を連想させますね。アフロディーテに愛されたアドニスが、嫉妬したアレスの化けた猪に突き殺され、その血からアネモネが咲いたという神話が、花言葉の由来とされています。

失恋を思わせるこれらの花言葉の由来となった神話は、もう一つあります。ゼピュロスに見捨てられたニンフのアネモネが、後に不憫に思ったゼピュロスによって花に姿を変えられたという切ないお話です。そのため、アネモネは「見捨てられた」「見放された」という花言葉も持っています。

色によっては良い意味の花言葉を持ち、ギフト商品にもよく使われていますが、全体の花言葉を考えると、大切な人に贈るのは避けた方が良いでしょう。

POINT

アネモネには毒がある

アネモネの茎から出る汁には、触れると皮膚炎を引き起こす毒性があります。取扱いに注意を要する点からも、プレゼントにはおすすめできません。

②月下美人|儚い恋

月下美人の花言葉は「儚い恋」です。たった一晩、ほんの数時間しか花を咲かせない姿に由来する花言葉です。一晩だけ花を咲かせることから、「ただ一度会いたくて」「秘めた情熱」という花言葉もあります。片思いから仮初の逢瀬を経て失恋に至る様子が切ないですね。


開花している時間が短いことに由来して「儚い恋」の花言葉を持つ花には、他に「朝顔」や「夕顔」があります。月下美人と同様に、花言葉を知る相手に変な誤解を与えることのないよう、異性に贈ることはやめておきましょう。関係がこじれたり、相手が失恋したりすることになりかねません。

③スカビオサ|失恋の痛手

スカピオサの花言葉の一つは「失恋の痛手」です。その他に「不幸な愛」「私はすべてを失った」「恵まれぬ恋」「喪失」など、失恋や悲しみなどを意味する切ない花言葉をたくさん持っています。

スカビオサは綺麗な紫の花を咲かせます。ところが西洋では、ヒュアキントスの神話に由来して、紫は「悲しみの色」とされています。それ故に、紫のスカビオサは未亡人への贈り物にふさわしいとされ、「未亡人」も花言葉の一つとなっています。綺麗な花ですが、未亡人以外に贈るのは避けた方が良いでしょう。

ヒュアキントス

永遠|さようなら・別れにまつわる花言葉を持つ花3選

①ワスレナグサ|私を忘れないで

ワスレナグサの花言葉は「私を忘れないで」です。永遠を願う言葉ですね。恋人のために綺麗な花を摘もうとして川に落ちた騎士が、最期の力で岸辺の恋人に向かって「私を忘れないで」と叫んで花を投げ渡したという、中世ドイツの切ない伝説が、花名および花言葉の由来となっています。

伝説の最後は、「恋人は生涯その花を身に付けていた」や「騎士の墓に植えて供えた」と説が分かれていますが、騎士のことを忘れなかったことは共通しています。騎士と恋人の双方の話から、ワスレナグサは「真実の愛」という花言葉も持っています。

欧米では、友愛や誠実の象徴としても親しまれています。「別れても永遠に覚えていて欲しい」との切ない願いを込めて、大切な人に贈るには大変適した花だと言えるでしょう。

②シオン|あなたを忘れない

シオン

シオンの花言葉の一つに「あなたを忘れない」があります。この花言葉は、今昔物語の兄弟の話で、親の墓前にシオンの花を植えて墓参りを欠かさなかった親孝行な弟に由来しています。この話により、シオンは「追悼」「親孝行」「追憶」などの花言葉も持っています。

ワスレナグサが永遠を願う花なら、シオンは永遠を誓う花です。由来となった話で墓前に供えられ、「追悼」の花言葉を持つことから、生者にシオンを贈ることに難色を示す人も居ますが、そこまで神経質になることはないでしょう。

今昔物語「兄弟二人、萱草・紫苑を植うる語」 (現代語訳)

③スターチス|変わらぬ心・永遠に変わらない・途絶えぬ記憶

スターチスの花言葉は「変わらぬ心」「永遠に変わらない」「途絶えぬ記憶」です。スターチスがよくドライフラワーに使われ、乾燥しても色あせないことが、花言葉の由来とされています。

愛の告白やプロポーズにおすすめの花と言われていますが、大切な人との別れにも適しています。永遠に思い出せるよう、花言葉に想いをのせて贈りましょう。

悲しみ|さようなら・別れにまつわる花言葉を持つ花3選

①キンセンカ|別れの悲しみ

キンセンカの花言葉の一つに「別れの悲しみ」があります。由来とされるギリシャ神話は2つあります。アポロンに横恋慕した水の精が花に変わる話と、アポロンに愛された少年が花に変えられる話です。

由来となった神話や、西洋では黄色を不吉な色としていることから、キンセンカは他にも「悲嘆」「寂しさ」「失望」などのネガティブな花言葉を持っています。ハーブに凝っていたり、この花が好きだったりして欲しがっている人以外には、贈らない方が良いでしょう。そのような人にも、贈る時は鉢植えがおすすめです。

②ハナニラ|悲しい別れ・別れの悲しみ

ハナニラの花言葉には「悲しい別れ」「別れの悲しみ」があります。この切ない花言葉は、青みを帯びた白い小花の姿が、見る者に物悲しい印象を与えることに由来しています。

その他に、耐寒性や繁殖力が強いことから「耐える愛」、可憐な花の印象と裏腹に葉や茎からニラのような強いニオイがすることから「恨み」「卑劣」など、ネガティブな花言葉ばかりが並びます。これらの花言葉からも特性からも、贈り物にはしない方が無難です。

③アリウム|深い悲しみ

アリウムの花言葉は「深い悲しみ」です。花の姿が、悲しみに佇んでいる人のように見えることに由来しています。他にも「別れの悲しみ」「不屈の心」「無限の悲しみ」などの花言葉も持っています。

アリウムの別名は「ハナネギ」です。アリウムの名も「ニオイ」や「ニンニク」を意味します。特徴的な見た目が人気で、アレンジメントや生け花によく使われますが、その名の通りネギのような香りがしますので、贈り物の花束に入れるのは3本くらいまでにしておきましょう。

感謝|さようなら・別れにまつわる花言葉を持つ花3選

①バラ(ピンク)|感謝

ピンクのバラの花言葉の一つに「感謝」があります。愛と美の象徴であるバラは、白から赤へと近づくほど熱愛度が増して行き、ピンクは「感謝」「幸福」「温かい心」など多数のポジティブな花言葉を持っています。

ピンクのバラは濃淡でも花言葉を分けられることがあり、その場合は、しっかりと色づいた濃いピンクのバラが「感謝」を表します。更に、本数でも花言葉が変わり、5本で「あなたに出会えて良かった」となりますので、大切な人には濃いピンクのバラを5本贈ってみては如何でしょうか。

②フリージア|感謝・友情

フリージア

フリージアの花言葉には「感謝」「友情」があります。これは、この花の発見者である植物学者のエクロンが、親友のフレーゼへの感謝と友情を込めて、花の名前を「フリージア」としたことに由来します。

フリージアには他にも多くの花言葉があり、それらは色によって振り分けられてもいますが、どれもポジティブな言葉ばかりです。大切な友人に、感謝を込めて贈るのにふさわしい花だと言えるでしょう。

フリージアの花言葉(「感謝」「友情」以外)

  • 親愛の情
  • 清い香り
  • 純潔
  • あどけなさ:白
  • 無邪気:黄・オレンジ
  • 純粋:赤
  • 憧れ:紫

③カスミソウ|感謝

カスミソウ

カスミソウ(かすみ草)の花言葉の一つに「感謝」があります。これは、カスミソウが昔から、花束のメインとなる他の花を引き立てて来たことに由来しています。そこから今では、カスミソウ単体でも「感謝」の意味を表すようになりました。

カスミソウの代表的な花言葉は、その白く可憐な姿に由来する「清らかな心」です。花言葉に良い意味と悪い意味を持つものをメインにして花束を作る際には、カスミソウを添えることによって「良い意味の方の花言葉を込めました」と示すこともできますよ。

カスミソウには他にも花言葉があります。詳しくは、こちらの記事で紹介されていますので、興味のある方は見てみてくださいね。アレンジメントの例なども紹介されていますよ。

素敵な花言葉を込めて「さようなら」の花を贈ろう

別れにまつわる花言葉や、別れる際に贈るのにおすすめの花言葉を持つ花をご紹介しました。一つの花言葉だけを込めたり、複数の花言葉を盛り込んだりして、あなたの気持ちに合う花を贈りましょう。「さようなら」の言葉と共に、素敵な花言葉を贈ってくださいね。

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