黒薔薇の花言葉は？ブラックバカラやブラックローズの意味5選！注意点も
ブラックローズまたは黒薔薇と聞いたら、どんなバラをイメージしますか。また、その花言葉には、どんな意味が含まれているのでしょうか。ミステリアスな響きで、人々を引きつける黒薔薇のすべてを知りたいとおもいませんか。ブラックバカラを始めとした、黒薔薇の種類まで徹底的にご紹介します。
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黒薔薇の花言葉は？
黒薔薇の花言葉は良い意味と悪い意味に分かれる
黒薔薇の花言葉は、良い意味と悪い意味に分かれます。素晴らしい言葉になるか、恐ろしい言葉になるか、両極端なので詳しい意味を知っておくことは大切です。黒薔薇の良い花言葉は、「滅びることのない愛」「永遠の愛」というものです。好きな相手に贈られたら、間違いなく嬉しい言葉ですね。
逆に、悪い花言葉は、「憎しみ・恨み」「死ぬまで憎む」となります。良く知らない相手から贈られてしまったら、知らないうちに恨みを買ってしまったのかと、夜も眠れなくなりそうです。
また、判断が難しい花言葉として「あなたはあくまで私のもの」というものがあります。相手によって、良い意味としても、悪い意味としても捉えられますね。好意を持つ相手であれば嬉しく感じますし、好意を持たない相手であれば、逃げ道を確保したほうが良いかもしれません。
黒薔薇の葉の花言葉は頑張れ
解釈が難しい黒薔薇の花言葉ですが、葉を添えることによって、良い意味を加えることができます。薔薇は、葉、枝、トゲなどの部分にも、花言葉を持ちます。薔薇の葉が表すのは、「頑張れ」または「希望」という言葉です。葉を加えると、明るい意味で解釈しやすくなりますね。
ちなみに、枝は「あなたの不快さが私を悩ませる」、トゲは「不幸中の幸い」という花言葉が追加されます。黒薔薇に限って言えば、枝とトゲは、排除して贈ったほうが良さそうです。
黒の対となる色といえば白ですね。ブラックローズに詳しくなったら、白薔薇の花言葉も見てみたいと思いませんか？こちらの記事では、黄色や青など、白以外の薔薇の花言葉もまとめています。
黒薔薇を贈る時の注意点5つ
黒薔薇を贈る時の注意点①黒薔薇は黒みを帯びた赤い薔薇のこと
黒薔薇を贈る時の注意点の1つ目は、黒薔薇は「黒みを帯びた赤い薔薇」のことです。決して真っ黒な色のものではありません。真っ黒な薔薇を、黒薔薇として紹介している写真などがありますが、デジタル加工をしているか、白バラにインクを吸わせている可能性が高いものです。
実際の黒薔薇は、密度の濃いベルベット質の花びらを持ちます。縦長の細胞に光があたることによって陰が生まれ、黒みを帯びているのです。加工された黒薔薇は、不吉な印象しかありませんが、きちんとした黒薔薇は吸い込まれるような深い魅力を放ちます。花言葉に良い意味があることに、納得してしまいますよ。
贈り物として選ぶときには、黒みが美しい、赤い薔薇を探してみてくださいね。さまざまな品種があるので、イメージにぴったり来るものを見つけましょう。また、黒い花は、ユリやパンジー、チューリップなど、黒薔薇以外にも存在します。こちらの記事でまとめられているので、チェックしてみましょう。
黒薔薇を贈る時の注意点②通常の薔薇の花言葉は適用されない
黒薔薇を贈る時の注意点の2つ目は、通常の薔薇の花言葉は適用されないということです。薔薇の花言葉として、一般的によく知られているのが「あなたを愛している」「情熱」などの言葉ですね。しかし、こちらの花言葉は、「赤い薔薇」が持つものです。
赤い薔薇と、黒みを帯びた赤い薔薇である黒薔薇は、別の花として捉えられています。そのため、一般的に知られている薔薇の花言葉は、黒薔薇には適用されません。うっかり赤い薔薇の花言葉の感覚で、黒薔薇を贈らないようにしましょう。
黒薔薇を贈る時の注意点③花言葉の意味を誤解される恐れがある
黒薔薇を贈る時の注意点の3つ目は、花言葉の意味を誤解される恐れがあるということです。なんの説明もしないまま、黒薔薇を贈ると、悪い意味で捉えられてしまう可能性があります。「永遠の愛」というつもりで贈ったにもかかわらず、「死ぬまで憎む」という意味で解釈されてしまったら、誤解を解くのが大変ですね。
メッセージカードに一言添えたり、贈るときに花言葉を説明したりするなど、ちょっとしたフォローが必要です。難しい意味の花言葉を持つだけに、細心の注意をはらって贈りものとしましょう。
黒薔薇を贈る時の注意点④花言葉の意味が相手にとって重すぎる
黒薔薇を贈る時の注意点の4つ目は、花言葉の意味が相手にとって重すぎるということです。悪い意味の「恨み・死ぬまで憎む」といった言葉だけでなく、良い意味である「滅びることのない愛・永遠の愛」にしても、気軽に贈れる言葉ではありませんね。相応の覚悟をもって選ぶようにしましょう。
とくに、「あなたはあくまで私のもの」という意味は、心から信頼できる人でなければ贈れません。重すぎる！と、相手にドン引きされる可能性があるので、使いどころが非常に難しい薔薇です。
黒薔薇を贈る時の注意点⑤天然の黒薔薇の存在はウソ
黒薔薇を贈る時の注意点の5つ目は、天然の黒薔薇の存在はウソだということです。少し前に、トルコのハルフェティという場所に、天然の黒薔薇が自生するというニュースが話題になったことがあります。天然の薔薇を贈りものにすることができたら素敵ですよね。
しかし、話題になった黒薔薇は、ヨーロッパで品種改良された黒薔薇がトルコに持ち込まれて根付いたものだとされています。イスタンブール大学の教授がトルコの黒薔薇を研究した結果、「ルイ14世」という品種であることが分かりました。ハルフェティ地方の土壌が影響して、より黒みが強く出たのだと結論づけられています。
天然の黒薔薇を贈りものにしたくても、品種改良されずに自生したものは、存在しないということですね。トルコの黒薔薇と同じものを贈りたい場合は、「ルイ14世」という品種を選びましょう。
黒薔薇の種類5選
黒薔薇の種類①オールドローズのひとつ「ルイ14世」
黒薔薇の種類の1つ目は、オールドローズのひとつである「ルイ14世」です。オールドローズとは、1867年より前から栽培されてきた薔薇の種類のことです。1867年にヨーロッパと中国の品種をかけ合わせた「ハイブリッド・ティー」という薔薇の系統が誕生し、これ以降のものはモダンローズと呼ばれます。
現代でよく知られている黒薔薇の品種の多くは、「ハイブリッド・ティー」系統のものです。「ハイブリッド・パーペチュアル」というオールドローズの系統である「ルイ14世」は、とても貴重な黒薔薇と言えますね。
6～7cmの小さめの花が特徴で、1年を通して楽しむことができます。強い黒みは、秋咲きのものに多いので見逃さないようにしてくださいね。他の黒薔薇の多くは、「ルイ14世」をもとに生みだされました。
黒薔薇の種類②薔薇づくりの名門が生んだ「パパメイアン」
黒薔薇の種類の2つ目は、薔薇づくりの名門が生んだ「パパメイアン」です。1963年に、フランスの有名な育種家である、アラン・メイアンが生み出した品種です。メイアン家は、薔薇づくりの一家で、アランの父親も「シャルル・マルラン」という黒薔薇の品種を生み出しています。
アラン・メイアンは、父親が早逝したため、祖父に支えられて大成しました。アランの生み出した「パパメイアン」は、祖父に捧げられた薔薇だと言われています。「パパメイアン」という名前は、アランの祖父の愛称から来ています。
花は13～14cmと大きく、春から秋にかけてが、開花時期となります。香りも強く、高級感がありますが、散りやすくトゲが大きいという特徴もあります。新鮮な状態であれば、エディブルフラワーとして、花びらを利用することができる品種です。
黒薔薇の種類③東洋の神秘を思わせる名前の「黒真珠」
黒薔薇の種類の3つ目は、東洋の神秘を思わせる名前の「黒真珠」です。漢字の名前がついている理由は、日本で誕生した品種だからです。英語名もあって、そちらでは「ブラックパール」と呼ばれています。
花の大きさは8～10cmほどで、パパメイアンよりも黒みが深くなっています。寒冷地方での栽培に適していて、寒いほど、美しい黒薔薇となるタイプです。また、病気にも比較的強いとされています。
黒薔薇の種類④もっとも黒みが深い「ブラックバカラ」
黒薔薇の種類の4つ目は、もっとも黒みが深い品種である「ブラックバカラ」です。2000年にフランスで生まれた、比較的新しい品種で、ベルベットの質感が強いタイプとなっています。そのためか、深い黒みが目立つ色合いが人気となりました。
花の大きさは、9～10cmほどで、香りはあまり強くありません。花枝が長く、トゲが少ないため、切り花に最適だとされています。ブラックバカラは、他の黒薔薇よりも、花びらが日焼けしにくいことも特徴です。
黒薔薇の種類⑤珍しい系統から生まれた「真夜」
黒薔薇の種類の5つ目は、珍しい系統から生まれた「真夜」です。パパメイアン、黒真珠、ブラックバカラは、すべて「ハイブリッド・ティー」系統ですが、「真夜」は「フロリバンダ」という系統の品種です。黒薔薇の多くが「ハイブリッド・ティー」なので、フロリバンダローズの黒薔薇は貴重です。
2010年に日本で誕生した品種なので、今回ご紹介したブラックローズの中では、もっとも新しいものになりますね。花の大きさは7cmほどで、咲いてから時間が進むと、少しずつ紫を帯びるようになってきます。
黒薔薇の育て方は？
ルイ14世の育て方
ルイ14世は、他の黒薔薇と比べると、樹が丈夫で育てやすいタイプです。枝が細く、コンパクトなサイズなので、鉢植えで育てたい方におすすめの品種となっています。四季を通して、こぶりの花が次から次へと咲くのも嬉しいポイントですね。ただし、花持ちは短めなので注意しておきましょう。
鉢植えで育てる場合は、定期的な水やりと追肥をすると良いでしょう。また、3月～11月は、黒点病やうどんこ病、害虫の対策も必要です。剪定は、冬に全体の高さが1/2、夏は全体の高さが2/3になるように切っていきます。
黒真珠の育て方
黒真珠は、比較的病気に強いタイプで、どちらかというと初心者向けの品種です。まとまりのある株に育ちやすいので、地植え、鉢植えの両方に向いています。また、寒いほど綺麗な花がつくので、寒い地方の人におすすめです。
4～5月ごろに植え付けをすると、生育が良いので、タイミングを逃さないようにしましょう。鉢植えで育てる場合、他の薔薇と同じように、定期的な水やりと追肥を必要とします。液体肥料を、10日に1度ほどの頻度で追肥していきます。剪定は12月から1月の時期に行います。
ブラックバカラの育て方
ブラックバカラは、花びらの日焼けを避けたい人には、おすすめの品種です。黒薔薇は、黒みがあるだけに、日焼けの影響を受けやすいとされています。日焼けに強いブラックバカラは、綺麗な花が楽しめそうですね。すらりとした枝葉が特徴なので、鉢植えでコンパクトなスペースに植えることもできます。
ただし、ブラックバカラは雨には弱いので、悪天候が続くようであれば切り花として、室内で鑑賞するとよいでしょう。秋～冬の休眠期間は水をあまり必要としないので、鉢植えの場合、水のやりすぎに注意しましょう。根腐れの原因となってしまいます。
せっかくブラックバカラなどを育てるのであれば、より長く楽しむ方法にも挑戦してみませんか。こちらの記事では、ドライフラワーの作り方やアレンジの方法などを紹介しています。可愛く長持ちさせてみましょう。
素敵な意味の黒薔薇を贈ってみよう
花言葉の扱いが難しい黒薔薇ですが、それだけに、贈ることができるのはすごいことですね。信頼している相手でなければ、余計な誤解を生んでしまうかもしれません。素敵な意味の黒薔薇を贈れるのは、素敵な女性である証拠ではないでしょうか。もちろん、受け取る側であっても同じですね。
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