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かっこいい|「深い意味」を持つ漢字一文字5選
漢字①魁
魁は、リーダーや首領を意味するかっこいい漢字です。「さきがけ」という読み方ができるように、先頭を行くことや、大きくて優れている様子も意味します。
漢字の成り立ちを見ても、力強い存在である「鬼」が、「斗」という大きな柄杓を持つ様子を表しています。力強く皆を引っ張るかっこよさを感じられる漢字です。
魁の読み方
- カイ・さきがけ
漢字②煌
「煌」は、きらめきや輝きを意味する漢字です。もちろん、「火」と「皇」を組み合わせた成り立ちにも深い意味があります。「火」は燃え盛る炎で、「皇」は支配権の象徴である斧に、光を放つ玉がついている様子を表しています。かっこいいイメージと読み方から、子供の名前にも人気の漢字です。
煌の読み方
- コウ・かがや(く)・きら(めく)
漢字③義
「義」は、条理や正しい道を意味する漢字です。利害を捨てて条理に従う気持ちを表す、深い意味もあります。歴史上の偉人である『源義経』をイメージさせることからも、かっこいい漢字として人気です。
ちなみに、「義」という漢字の成り立ちは、上が羊を下が刃物を表します。羊を神様にささげる厳粛な儀式をおこなう様子を表したものです。
義の読み方
- ギ・よし
漢字④凛
「凛」は、厳しくひきしまっている様子を意味する漢字です。「凛々しい」という言葉にも使われます。「りん」という読み方で女の子の名前にも使われる、かっこいい漢字です。
「凛」の左側は、氷を表す部首になります。また、右側は米蔵の中の穀物を表し、厳しい寒さで身がひきしまることを抽象的に示しています。転じて、心がひきしまる様子も表すようになりました。
凛の読み方
- リン・さむ(い)・すさ(まじい)
漢字⑤忍
「忍」は、感情を抑えてこらえることを意味する漢字です。「心」に「刃」という組み合わせから分かるように、つらいことに負けない、強くしなやかな心を表すかっこいい漢字になっています。
忍の読み方
- ニン・しの(ぶ)
漢字一文字ではなく、かっこいい熟語を探したいときは、こちらの記事がおすすめです。かっこいい四字熟語がまとめられているのでチェックしてみましょう。
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縁起がいい|「深い意味」を持つ漢字一文字5選
漢字①寿
縁起がいい漢字一文字といえば、「寿」が有名です。祝いの言葉を述べることや祝福、寿命の長さなどを表します。結婚式でよく使われる言葉でもあるように、結婚そのものも意味する漢字です。旧字体では「壽」と書き、長生きを祈願する儀式を表したものだとされています。
寿の読み方
- ジュ・ことぶき・ことほぐ・とし
漢字②慶
「慶」は、訓読みで「よろこ(ぶ)」という読み方もできる、縁起がいい漢字です。祝い事に鹿皮を贈るという昔の風習に由来する、深い意味があります。「鹿」に「心」という字を組み合わせることで、喜びや祝い事などを表すようになりました。また、神獣の名前をもとにしたという説もあります。
慶の読み方
- ケイ・キョウ・よろこ(ぶ)
漢字③禄
「禄」は、天からの贈り物を意味する縁起がいい漢字になります。転じて、褒美や祝儀という意味も持つようになりました。漢字の左側は神様への祭壇を表し、右側は物が溢れたりこぼれ落ちたりする様子を表します。祭壇から溢れたものは、人にとっては天からの贈り物だったのです。
禄の読み方
- ロク・さいわい
漢字④瑞
「瑞」は、物事が新しく清らかなことや、めでたいことの印という意味の漢字です。漢字の左側は宝石を意味する「玉」を、右側は髪をなびかせる神職の人を表します。祈りが込められた神聖な宝石や、選ばれた人のみに与えられる印に由来しています。
瑞の読み方
- ズイ・みず
漢字⑤賀
「賀」は、喜び祝うことを意味する漢字です。特に、長寿の幸せを祝うことを指す場合もあります。「加」に貨幣の象徴である「貝」を組み合わせことで、価値のあるものを人に贈り、祝うことを表すようになりました。
賀の読み方
- ガ・よろこ(ぶ)
漢字一文字にこだわらず、縁起のいいものを探したいときは、こちらの記事に目を通してみましょう。二文字の漢字や四字熟語など、いろいろなバリエーションの縁起のいい言葉が集められています。
きれい|「深い意味」を持つ漢字一文字5選
漢字①麗
「麗」は、「綺麗(きれい)」という言葉にも使われるように、きれいで深い意味を持つ漢字です。形が整って美しいことや、穏やかなことを意味します。
「麗」の上の部分は美しくそろった鹿の角を、下は美しい姿をした「鹿」を表していることが特徴です。漢字そのものが、きれいの象徴となっています。
麗の読み方
- レイ・うるわ(しい)・うらら
漢字②彩
「彩」は、美しい色どりや模様、つやなどを意味する漢字です。また、美しい姿や様子を表すこともあります。漢字の左側は木の実を摘み取る様子を、右側はつややかに流れる長い髪を表していて、きれいなイメージを与えます。
彩の読み方
- サイ・いろど(る)・あや
漢字③華
「華」という漢字は、花そのものや華やかさを意味します。また、外観がいいことや色彩が美しいことも表す漢字です。成り立ちは、花びらが開き、美しく咲き誇った様子を表したものだとされています。野に咲く花よりも、バラのようなゴージャスな花を表すイメージがあるので意識しておきましょう。
華の読み方
- カ・ケ・はな
漢字④妙
「妙」は、優れているさまや、極めて美しいさまを意味する漢字になります。また、人知では計り知れないという意味も持ちます。「女」と「少」という成り立ちから分かるように、普通では見かけないほど数が少ない、美しい女性を表したものです。
妙の読み方
- ミョウ・たえ
漢字⑤雅
「雅」の意味は、気高く、動作などが優美であることです。漢字の成り立ちは、カラスやずんぐりした鳥といった、きれいとは遠いものになっています。しかし、貴族の宴の風景を表す言葉に「雅」の漢字が当てられたことから、いい意味に転じるようになりました。どんなものでもきれいになれる、希望も与えられる漢字です。
雅の読み方
- ガ・みやび
優しい|「深い意味」を持つ漢字一文字5選
漢字①慈
優しく、深い意味を持つ漢字には「慈」というものがあります。情け深いことや恵み深いことに加えて、母そのものも意味する漢字です。「慈」の上の部分は、並び生えた草の芽を表します。下の部分に「心」を組み合わせて、子を育む親心を表す成り立ちにしています。
慈の読み方
- ジ・いつく(しむ)
漢字②悠
「悠」は、遠く長くして尽きない時間や、精神的にゆったりとした様子を意味する漢字です。体を洗い清める様子を表す上の部分に、「心」を組み合わせて、穏やかな気持ちになることを表すようになりました。忙しい毎日に疲れたら、「悠」の意味を思い出して優しい気分になりましょう。
悠の読み方
- ユウ・はる(か)・とお(い)
漢字③仁
「仁」には、親愛の情や思いやりという意味があります。漢字の成り立ちは、人を表す「にんべん」に、漢数字の「二」を組み合わせたシンプルなものです。二人の人が親しげに話す様子を表していて、互いに親愛の気持ちを抱くことや、思いやることを意味するようになりました。
仁の読み方
- ジン・ニ・ニン
漢字④篤
「篤」は、丁寧で念入りであることや、人情に厚いことを意味する漢字です。病気が重いという悪い意味もありますが、手厚いという意味のほうが知られています。大河ドラマにもなった『篤姫』の名前にも使われていますね。
「篤」は、「竹」と「馬」を組み合わせて、体の厚みを表したのが成り立ちです。転じて、体だけでなく人情に厚いことを意味するようになりました。
篤の読み方
- トク・あつ(い)
漢字⑤和
「和」には、争いがなく穏やかにまとまることや、協力し合うという意味があります。成り立ちには、「和」の右側が軍門の標識を表すという説があります。右側の「口」と組み合わせることで、「軍門の前で平和を誓い合う」という意味に解釈される漢字です。
和の読み方
- ワ・あ(える)・やわ(らぐ)・なご(む)
賢い|「深い意味」を持つ漢字一文字5選
漢字①慧
「慧」は、賢いことに関連する漢字です。賢く気が利くことや、才知が機敏に働くさまを意味します。彗星を表す「彗」という部分に、「心」を組み合わせることで、一瞬のひらめきを表すようになりました。長じて、才知の巡りが速いと解釈されるようになった漢字です。
慧の読み方
- ケイ・かしこ(い)・さと(い)
漢字②聖
「聖」は、汚れなく清らかという意味のほかに、賢さも表す漢字です。学識や人格が非常に優れているという意味を持ちます。歴史上の人物である『聖徳太子』の名前に用いられたのも、学識や人格の高さにより功績を残したためだとされています。
「聖」の上にある「耳」と「口」は、祈りの言葉を表したものです。つま先立ちをしている人を意味する「王」と組み合わせることで、道理をもって神意を聞ける人を表します。
聖の読み方
- セイ・ショウ・ひじり
漢字③聡
「聡」という漢字は、聡いことや物わかりがよいことを意味します。「聡」の右側の部分には、多くのものを集めるという意味があります。左側に「耳」を組み合わせて、多くのものが耳にスムーズに入って理解することを表すようになりました。
聡の読み方
- ソウ・さと(い)
漢字④怜
「怜」も、賢い、利口という意味の漢字になります。成り立ちは、「心」を表す「りっしんべん」に、ひざまずいて祈りを捧げることを表す「令」を組み合わせたものです。心が澄んでいる状態を表すことから、迷いがなく鋭いという意味が加わり、賢いという意味も持つようになったと考えられています。
怜の読み方
- レイ・さと(い)
漢字⑤叡
「叡」という漢字は、悟りが深いことや、物事を深く見通す力を意味します。「叡」の左側は、深い谷を表す文字に「目」をプラスしたものです。右側は右手の象徴とされていて、物事を奥深くから選別して取り除く、「さらう」という動作を意味します。
つまり、「叡」の成り立ちは、深い谷をさらうように探り、難しい物事を細かく見る目があることを表しているのです。物事の良し悪しを見極めるために、身につけておきたい賢さになります。
叡の読み方
- エイ・かしこ(い)
漢字は一文字でも深い意味を持つものばかり
ふだん何気なく目にする漢字一文字でも、詳しく調べてみると深い意味を持つものがたくさん見つかります。イメージ通りの意味であったり、意外に感じられる意味が隠されていたりと興味深い発見がありますよ。漢字一文字だからとスルーせずに、ぜひ素敵な意味をチェックしてみてください。
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