
お守りを人にあげるのは良くない?お守りのプレゼント効果・ご利益を解説!
更新:2020.04.13
お守りを人にあげるのは良くない、という話を聞いたことはありませんか?人にお守りをプレゼントした場合、効果やご利益がどうなるのかを解説してきますね。受験生などに気軽にあげるイメージがあるので、良いのか良くないのかはっきりとさせていきましょう。
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INDEX
お守りを人にあげる|人にあげても良いの?
①お守りは人にあげても良い

お守りを人にあげることは、結論を言えば、OKとされる行為です。人によっては「あげてはいけない」という意見も見られますが、基本的には大丈夫だとされています。ただし、あくまでも「基本的に」ということなので注意も必要です。
お守りは、人にあげるときの条件しだいでは、効果やご利益がなくなってしまうという説もあります。また、場合によっては逆効果になるケースもあるので、扱いには気をつけましょう。
②軽い気持ちであれば避けた方が無難

お守りを軽い気持ちで人にあげることは、避けた方が無難だと言われています。お守りは、縁起物であるだけに、相手の負担になってしまうこともあります。例えば、恋人がいない方に縁結びのお守りを気軽に渡しても、もらった相手は複雑になってしまう可能性がありますね。
また、気持ちはありがたいけれど、処分しなければいけなくなったときに困るという考えもあるでしょう。お守りを持ち歩くタイプではない人だと、「もらっても使わないのに粗末にも扱えない」と悩むこともありえます。お守りをあげるのは、相手のことを考慮してからにしましょう。
③お古をあげる・貸すのはNG
お守りを人にあげる場合、いくら効果があったからといっても、自分が使っていたお古を渡すのはNGです。貸すことも避けたほうが良いでしょう。使っていて効果があったということは、お守りが持つパワーを使い切ったことを意味します。あげたり貸すようなことをしたりしても、相手のための力が残っていないのです。
また、自分が授けてもらったお守りは、自分のための願いしか込められていないと捉えられます。お守りは、願いが込められるからこそ効果を発揮するものなので、あげたり貸すようなことをしたりしても効果は期待できません。
さらに、神社やお寺で授けてもらってから1年以上たっているお守りの場合も、あげることや貸すことを避けましょう。お守りに宿るご利益は、1年たつと薄れると言われているので、力が発揮されないのですね。いろいろな理由から、お古をあげる・貸すことはNGなので忘れないようにしてください。
お守りを人にあげる|効果やご利益はどうなるの?
①神社で本人が授かったほうが効果は高い

お守りは、本人が授かったほうが効果やご利益が高いと言われています。神社でお参りをして、神様の力が込められたお守りを自分のために授けてもらうという行動がポイントです。祈願であれ守護であれ、自分のための効果を発揮することになります。お守りを安易にあげることや貸すことがNGなのは、この点にあるのです。
そのため、お守りを授かりに行く場合は、必ずお参りをするようにしましょう。自分の願いを伝えたり、ご利益を授けてくれることに関する、感謝の気持ちを伝えたりしてくださいね。
POINT
お守りは授かる・受けるもの
神社やお寺でお金を出してお守りをいただくことは、「売買」にはなりません。お金を出すという行為は、「売買」によく似ていますが。神社に渡すお金は、祈願してもらったことに対する謝礼の意味を持ちます。お布施や幣帛(へいはく)と同じことなのですね。お守りは「買う」のではなく「授かる・受ける」ものとなります。
②心がこもっていれば効果やご利益がある

お守りを人にあげる場合、心がこもっていれば効果やご利益があると言われています。持ち主が神社で授けてもらわなくても、大丈夫なのですね。お守りを渡したい相手のことを、強く思う心がこもっていることが大切です。
また、自分のことを願う以上に、相手のために願うことができれば効果やご利益がアップするとも言われています。純粋に他者のためを思って願うことは、なかなかできることではないためですね。お守りを人にあげるときは、相手のための願いを込めることを忘れないようにしましょう。
③不安定な気持ちでは逆効果になることも

お守りを人にあげる場合、不安定な気持ちでいては逆効果になることもあります。願いの代わりに負の感情を込めてしまう可能性があるためです。なんらかのわだかまりを持つ相手に渡す機会があるときは、とくに注意しましょう。あまり意識していなくても、納得できない感情がある場合は、渡さないほうが良いと言われています。
納得できない感情を無視して渡してしまうと、ご利益がいただけないだけでなく、込められた負の感情によって相手にも自分にも良くないことを招く可能性があります。お守りを貸す場合も同様です。
お守りを人にあげる|プレゼントする際の注意点は?
①贈る人のために参拝して授かる

お守りを人にあげる場合、贈る人のために神社で参拝してから授かるようにしましょう。自分のためではなく、プレゼントしたい相手のことを願って授かると、その人のためにご利益が発揮されると言われています。
厄除けや安産、合格祈願など、どのようなご利益を授けてほしいのかも参拝で伝えるようにすると良いですね。プレゼントするための、いちばん大事なポイントなので忘れないようにしてくださいね。
②相手が迷惑そうならやめる

お守りを人にあげる際に、相手が迷惑そうにしていたら、プレゼントはやめておいたほうが無難です。お守りの効果やご利益は、持ち主の扱い方にも左右されるためです。もらっても困るものをプレゼントされてしまうと、大切に扱うことは難しいですよね。お守りは大切に扱わなければ、本来の力を発揮することはありません。
無理にプレゼントしても、好意の押し付けになる可能性もあるので注意しましょう。守護してもらうどころか、相手を困らせてしまうことにもなりかねません。
③プレゼントした後も願いを込める

お守りを人にあげるときは、プレゼントした後も願いを込めることを忘れないようにしましょう。あげたきりでいるよりも、効果がアップすると言われています。
願いを込める場合、わざわざ神社まで参拝にいく必要はありません。厄除け用なら災難に見舞われないよう、安産用なら健やかに過ごせるよう、ときおり意識して願うようにするだけでも十分です。プレゼントしたお守りが無事に役割を果たすまで続けるようにしてくださいね。
お守りを人にあげる|お守り別の注意点は?
①厄除けお守り

厄除けお守りを人にあげる場合、相手の厄も引き受ける気持ちでいることが大切だと言われています。厄除けは、人にあげる機会が多いお守りの一つですね。しかし、人にあげると授かった本人と、プレゼントした相手の二人分の負担がお守りにかかるという説もあります。
つまり、厄除けお守りのご利益が半減してしまうということですね。半減してしまったぶんは、授かった本人が負担するという考えもあります。気軽に渡すものではないということですね。
あげる相手のことをとても大切に思っていて、厄をかぶっても構わないという気持ちであれば大丈夫だという説もあるので、厄除けお守りをあげる場合は心の持ちようが大切になると言われています。
②縁結びお守り

縁結びお守りの場合、片思いの人にあげる場合は注意しましょう。相手との縁を深めたいと、縁結びお守りをプレゼントしても、片思いだと効果は薄いと言われています。また、自分のことを知らない相手に対しても同じです。互いに大切に思っていなければ、縁結びのご利益はいただきにくいので注意しましょう。
縁結びのお守りは、すでに付き合っている相手や、お互いのことを知っていて意識している仲であるときにプレゼントするのが望ましいと言われています。
人にあげる場合でも自分のために受ける場合でも、縁結びお守りを授かるのなら、霊験あらたかな場所を選びたいですね。こちらの記事では、大阪のパワースポットとなる神社仏閣をまとめています。恋愛や縁結びに強い場所も紹介しているので、参考にしてみましょう。
③安産お守り

安産お守りを人にあげる場合、日にちも気にして授かりにいってみると良いでしょう。昔から、安産祈願は「戌の日」に行うと良いと言われています。干支の「戌」が多産でお産も軽いことから、戌の力にあやかるために人気なのですね。妊婦さんが神社やお寺で安産祈願をするときも、戌の日が多く選ばれます。
人にあげるものであっても、縁起を大切にするのは悪いことではありません。戌の日に参拝をして、安産のお守りに願いを込めましょう。また、効果やご利益とは直接関係ありませんが、安産のお守りは、相手が安定期を過ぎた時期にあげるのが良いとされています。
プレゼントに適した、おすすめの安産お守りをチェックしたい方は、こちらの記事に目を通してみましょう。日本全国のおすすめのものが紹介されています。手作りする場合のポイントもまとめられているので参考にしてみましょう。
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お守りを人にあげる|もらう側の注意点は?
①嫌いな人からのお守りに注意する

お守りをもらう側としては、嫌いな人からのお守りには注意する必要があります。また、縁を切りたい人からのものも同様です。嫌いな人や、縁を切りたいひとからのお守りは、大切に扱えない可能性が高いためです。神様に対して失礼ですし、パワーも発揮されにくいのでなるべく避けたほうが良いと言われています。
どうしても断りきれず受け取ってしまった場合は、お守りのご利益が薄れる1年後まで、部屋に安置しておきましょう。できれば、明るく清潔で、目線よりも高い場所が良いとされています。
②ごみ箱などに安易に処分しない

もらったお守りは、ご利益が薄れる1年後に処分する必要があります。お守りは、持ち主が責任を持って処分しなければいけません。しかし、ごみ箱などに安易に処分するのは避けましょう。厄除けや縁結びなど、どのような種類のお守りであっても、授かったものは神社やお寺にお返しするのが礼儀です。
お守りは、できれば授けてもらった場所に返納するようにしましょう。遠方に住んでいて、もとの場所に返納できない場合は、近くのお寺や神社に持ちこんでもOKです。ただし、神社のものは神社、お寺のものはお寺に返納するのが原則です。
③感謝のお参りをするとベスト

人からもらったお守りであっても、1年間大切に使い続けたものは、感謝のお参りをしておくとベストです。お守りを返納する際に、ご利益を授けてくれた神様に対して、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。祈願や守護に効果があった場合は、なおさら感謝を忘れないようにしてくださいね。
お守りを大切な人にあげるときは注意点を忘れずに
お守りを人にあげることは、悪いことではありません。しかし、心がこもったものでなければ、効果やご利益は期待できないので注意が必要です。また、お古をあげることや貸すこともNGでしたね。厄除けや縁結びなど、お守り別の注意点もあります。ポイントを押さえて大切な人へのお守りを準備してください。
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