Large thumb shutterstock 621530798

子供3人の子育てに必要な平均年収は?大学まで養うための収入・金銭面を解説

更新:2020.11.12

子供3人の子育ては経済的にも精神的にも苦しい部分があります。しかし子供3人の子育てはお金には代えられない人生の楽しみや生甲斐が詰まっています。ここではそんな子供3人の生活を送るために必要な年収や、収入モデルを紹介していきます。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



子供3人の子育てに必要な平均年収と必要なお金を稼ぐ収入モデル

人生設計によって必要な収入は違ってくる

給料とお金

子供3人でも人生設計によって必要な収入は違ってきます。子供3人を育てる場合には一人っ子に比べれば当然お金はかかる傾向にあるのですが、進学する学校や習い事に家庭の生活レベルなど、何を求めるかによって必要な収入は大きく変わってくるのです。そのため、一括りにせずパターン別に見ていく必要があります。

年収1000万円あっても育てられないと思うこともある

お金と瓶

年収1000万円あったとしても、子供3人を育てられないと思うことも多々あります。一般的に年収1000万円の大台に乗ると富裕層と見られる傾向が強くなるので、そんな状況で子供を育てられないと思うことは想像できない人もいるでしょう。しかし年収1000万円だと求める生活レベル次第では生活に困窮します。

ちなみに下記の関連記事は年収1100万円の生活について書かれていますが、年収1000万円を超えたくらいだと意外に富裕層とは言えず、生活に苦労する部分もあることが分かります。もちろん身の丈をわきまえた生活をしていれば十分な収入ではあります。是非こちらも参考にしてみてください。

子育てに必要な平均年収は600万円

コインと駒

子供3人の子育てに必要な平均年収は600万円です。この600万円という数字は単身での平均年収だとする見方と、世帯年収だとする見方がありますが、余裕を持った生活を望むのであれば単身での平均年収ということになります。世帯年収600万円でも子供3人の生活は成り立ちますが、苦しい生活になりがちです。

もちろん600万円を下回る年収や世帯年収で子供3人を育てている家庭も少なくありませんが、そのような場合には家族全員が自分専用の個室を持てなかったり、衣類はすべておさがりであったりと、余裕がない生活になります。また、外食も半年に一回や一年に一回のイベントになることも少なくありません。

必要年収を稼ぐには自営業でも会社員でも共働きが基本になる


お金とシーソー

子供3人の場合必要年収を稼ぐには、自営業でも会社員でも共働きが基本になります。子供3人を養うためには単身だと厳しくなってきます。何故なら日本の会社員の平均年収は500万円台と言われていますし、さらに中央値になると年収で300万円台と言われているからです。

そのため、単身で子供3人を養う給料をもらうのは、非常に難易度が高いと言えます。共働きであれば、単身で稼ぐよりもハードルを下げて、世帯年収を上げることもできますし、税制の優遇も受けやすくなります。そのため子供3人を養うためには金銭面を考えて共働きが必須になることが多くなるのです。

子供3人を大学まで卒業させるために必要な平均年収とお金を稼ぐ収入モデル

地元の国公立に進学すれば年収600万円でも余裕は生まれる

豚と黒板

子供3人が地元の国公立に進学すれば、年収600万円でも余裕は生まれてきます。子供3人全員が大学まで行く場合で、全員が家から通える国公立に通うのであれば年収600万円で余裕も出てきます。学費や生活費は親が負担するにしても大学生くらいになると、子供がバイトもし出すので小遣いが必要なくなります。

また、県立や市立の大学の場合にはその県や市に住んでいる場合には学費が半額になるケースもあり、そういう大学に通えば学費は月2万円ほどになりますので、年収600万円でも金銭面での余裕が持てるようになるのです。

また子供が大学生にもなれば養うというよりも、ただ家から学校に通っているだけといった形で、親の手を離れて独立していることが少なくないため、子育てが苦しいと思うことも無くなります。お金の面での苦労も少なくなり、また子育ての精神的・肉体的な苦しさもなくなってくるのです。

仕送りが生じると年収600万円は厳しい

真面目な青年

一方で子供3人全員国公立大学に行っても、仕送りが生じると年収600万円は厳しい状況になります。何故なら毎月の仕送りの金額は学費以上の金額になってくるからです。お金の面で苦しいということになると、奨学金制度を利用する手もあるのですが、奨学金は社会人になってからの返済に苦しむことになる制度です。

それを考えると親心としては仕送りをしてあげたいと思うものなのですが、金銭面で苦しい状況ではせめて家賃だけ、月5万円だけ、などといった形にもなってきます。国公立の場合には学費の面では私立大学に比べるとアドバンテージはあるものの、仕送りが生じると一気に苦しい状況に追い込まれてしまうのです。


全員を大学まで進学させると条件はかなり絞られてくるのが現実

豚と本

子供3人で全員を大学まで進学させると、条件はかなり絞られてくるのが現実です。子供は実家を出たい、有名私立に進学したいという気持ちがあったとしても、子供3人の世帯だと金銭面の問題から、子供の希望を実現させることが難しいという状況が珍しくありません。

家庭の経済状況を考えると、子供3人が大学まで行くとかなり条件が限られてきてしまうという考え方が一般的であり、多くの場合はそういった局面に立たされる、という認識は持つべきです。ただし、兄弟姉妹間の年齢が離れている場合には長子からの金銭面での援助が期待できる場合もあります。

両親が共働きで何とかするのではなく、長子からの援助もあてにする、という選択肢がある場合もあり、その場合には金銭面の制約で子供の希望が絶たれる可能性が低くなってきます。そういう状況もあり得ることは頭に入れておくといいでしょう。

子供3人の子育てに余裕を持つための平均年収と必要なお金を稼ぐ収入モデル

世帯年収600万円でもお金に余裕のない生活になるとは限らない

お金と手帳

子供3人で世帯年収600万円だったとしても、お金に余裕のない生活になるとは限りません。外食よりも美味しいご飯にお金をかけなくても楽しめる心持ちがあれば、世帯年収が600万円に届かなくてもお金には代えられない充実した生活を、家族全員で送ることができます。

子育てに余裕を持つためには一定期間共働きにならないのがベター

家族の光景

子供3人の子育てに余裕を持つためには一定期間共働きにならないのがベターです。世帯年収を考えると共働きがベターかもしれませんが、子供の教育や子育ての効率を考えると一定期間は共働きをせずにどちらかは子育てに専念した方がいいでしょう。

金銭面で苦しい場合でも、子供のことを第一に考えなければならない時期もあります。子育てを第一に考えながら、子供と一緒にいながらも給料がもらえるような仕事も探せばありますが、無理をせず、また「子育てを楽しむ」という心持ちでいつも子供と一緒にいられる期間は、親としても人生でかけがえのない期間となります。


子育てに余裕を持つためには収入効率のいい在宅ワークがベスト

仕事する男性

子供3人の子育てに余裕を持つためには、収入効率のいい在宅ワークがベストです。在宅ワークで給料をもらうことが難しくなくなってきています。親として子供との時間を大切にしながら子供を養っていくためには在宅ワークがベストです。

最近では給料面でも期待できる在宅ワークも多いので、特に小さな子供を養いながら働くのであれば在宅ワークはベストで言えます。

子供3人の子育てをするための平均年収のボーダーライン

世帯年収400万円でも実現する

計算する風景

子供3人の子育ては世帯年収400万円でも実現します。しかし金銭面のやりくりの工夫は必要ですし、生活は苦しいと感じることが少なくないでしょう。またこのままでは子供を育てられないと思うことも少なくないでしょう。ある程度選択肢を持ちつつ子供3人を育てるなら600万円を目指していきたいところです。

高望みすれば育てられないが工夫次第でお金に関係なく養うのも可

3人の風景

高望みすれば子供3人は育てられないものの、工夫次第でお金に関係なく養うのも可能です。大学までを考えると気が遠くなり育てられないのではないかと心折れそうになることもあるかもしれませんが、身の丈に合った生活を心がけていれば工夫次第で子供をしっかり養うことができます。

お金に対する思い込みで諦めるのはもったいない!

母と子供

お金に対する思い込みで子供3人の家族を諦めるのはもったいないことです。最初から子供3人は育てられないと諦めず、ポジティブに考えましょう。特に子供がたくさん欲しいと思うならなおさらです。育てられないと挫折しないように、ここで紹介していることをヒントにして子供3人を養うプランをまずは立ててみましょう!

子供3人の子育てをする上で収入面で注意すべきこと3選

①金銭面だけに捉われず遠い未来を見通した家族計画を立てる

家族写真の光景

子供3人の子育てをする上で収入面で注意すべきことの1つ目は、給料面だけに捉われず遠い未来を見通した家族計画を立てることです。基本的に子供を育てるのは大学までになりますが、大学まで行かせることができるよう、収入と支出を見越した家族計画を立てることが大切になってきます。

②給料で苦しいと思うことがあっても生活の楽しい面を見て過ごす

家族の光景

また注意すべきことの2つ目には、給料で苦しいと思うことがあっても子供3人の生活の楽しい面を見て過ごすことも挙げられます。給料面やお金のことで苦しいと思っても、子供3人の生活はそれ以上に楽しいと思えることがたくさんあります。楽しいことを見つけて生活するようにしましょう。

③給料だけではなく働き方や休み方も考えて仕事を選ぶ

家族の光景

最後に、給料だけではなく働き方や休み方も考えて仕事を選ぶことをお伝えしておきます。子供を大学まで養うためにはお金が必要になってきますが、子供とのコミュニケーションを考えた仕事を選ぶことも大切です。下記の記事はきつい仕事について書かれていますので参考にして、休みのない仕事は極力避けるようにしましょう。

子供3人をしっかり育てるために収入面での計画はしっかり立てよう!

子供3人の生活は一人っ子や子供2人の生活よりも楽しいものです。経済面では考えなければならないことは多いものの、その苦労に見合う人生の財産と思える経験をたくさんすることができるでしょう。この記事を読んで「自分でも子供3人の家庭が築けそうだな」と思ってもらえたらとてもうれしいです!

●商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。