スープの冷凍保存方法とその日数は?大量スープも日持ちさせて作り置き!
更新:2021.05.19
ついついスープを作りすぎてしまった時、皆さんはどのように保存していますか?実はスープの保存には「冷凍」が良いと言われているのです。今回は、大量に作り置きしたスープの冷凍保存方法や、日持ち可能な日数などを、他の保存方法と比較しながらご紹介します。
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INDEX
スープの作り置きが冷蔵・常温保存で日持ちする日数!
スープが冷蔵で日持ちする日数:3~5日
スープが冷蔵で日持ちする日数は、おおよそ3~5日だと言われています。肉が多いスープや、塩分濃度が低いスープは3日ほど、野菜中心の濃い味スープならば5日間保存可能だと言われています。
スープを冷蔵保存する場合は、冷めた後にタッパーなどの容器に入れて保存してください。鍋ごと冷蔵庫に入れる人も多いですが、他の食材が傷む原因になります。面倒かもしれませんが、なるべく小分けにして保存してくださいね。
スープが常温で日持ちする日数:夏場は半日・冬場は3日ほど
スープが常温で日持ちする日数は、夏場は半日・冬場は3日ほどだと言われています。常温保存する場合は湿度や気温が変化するため、「必ずこの期間持つ」とは断言できません。基本的には気温が高い夏はすぐに腐り、冬は少々長持ちすると考えましょう。また常温保存する場合は、適度に火を入れると長持ちしますよ。
スープの冷凍保存・解凍方法や日持ちする日数!
スープの冷凍保存方法①袋に入れて冷凍する
スープの冷凍保存方法1つ目は、袋に入れて冷凍する方法です。小分けの容器に入れるよりも場所を取らずにすむため、冷凍庫がいっぱいのときにおすすめです。解凍も素早くできますし、小分けの線をつけて必要な分だけ解凍することも可能ですよ。
袋でスープを冷凍すると、スープの色が濁って判断しづらくなります。複数のスープを冷凍する場合はマジックなどで名前を書いておくと便利ですよ。また、スープは冷凍すると袋の中で膨張する性質を持ちます。袋いっぱいにスープを入れるのではなく、80パーセント程度の量で留めるようにしましょう。
スープを袋に入れて冷凍する方法
- スープを冷まして粗熱を取りましょう。温かいまま冷凍すると味が損なわれます。
- ジップロックなどの袋にスープを注ぎます。袋の口を反対側に折り曲げて立てれば注ぎやすくなります。
- 袋にスープを入れたら、袋の空気をなるべく抜きます。
- 金属のトレイの上に並べて冷凍庫に入れてください。
スープの冷凍保存方法②タッパーに小分けして冷凍する
スープの冷凍保存方法2つ目は、タッパーに小分けして冷凍する方法です。タッパーを使えばたくさんの量を保存できるため、大量にスープを保存したい時におすすめです。ただし、冷凍に適していないタッパーなどもあります。必ず冷凍保存対応のタッパーを使用してください。
常温で保管しているタッパーには雑菌が繁殖している可能性があります。特に夏は雑菌が増えやすい季節です。安全性や清潔面を考え、アルコールや熱湯などでタッパーを消毒してから使いましょう。またジップロックを使う時と同様に、スープを入れる量は80パーセントほどでとどめておきましょう。
スープをタッパーに小分けして冷凍する方法
- タッパーを煮沸消毒・アルコール消毒で綺麗にします。
- 容器にスープを80パーセントほど入れましょう。
- 粗熱が取れたら冷凍庫に入れます。
スープの冷凍保存方法③製氷皿
スープの冷凍保存方法3つ目は、製氷皿です。本来は水をいれて氷を作るための食器ですが、スープを細かく小分けして保存したい時にぴったりな容器でもあります。お子様用のスープを小分けするときや、濃縮スープを保存する場面で使ってみてください。細かく小分けしたスープを適量取り出せるのもポイントです。
冷凍スープの解凍方法:時間をかける
冷凍スープの解凍方法のコツは、時間をかけることです。凍った状態のスープを電子レンジに入れて温めても美味しく解凍できません。食べる前日に冷凍庫から出して半解凍の状態にし、鍋などに入れてゆっくりと加熱するようにしましょう。以下にスープの解凍の手順を載せておきますので、参考にしてみてくださいね。
冷凍スープの解凍方法
- スープを食べる前日に冷凍庫から取り出し、半解凍の状態にしておきます。時間がない時は、水を入れた容器に入れてもOKです。
- シャリシャリとした食感になるまで解凍し、鍋に入れて弱火で加熱します。
- 耐熱容器に入れて電子レンジなどで解凍しても良いでしょう。
- 沸騰直前まで温めすぎると具材がしなびてしまいます。加熱しすぎないよう注意してください。
スープの冷凍保存で日持ちする日数:1ヶ月間
スープの冷凍保存で日持ちする日数は、約1ヶ月間だと言われています。冷凍すれば腐敗が遅くなるため、冷蔵や常温保存よりも日持ちするでしょう。しかし永遠に食べられるわけではありません。必ず1ヶ月以内に食べるようにしてください。
またスープは、粗熱が取れたらすぐに冷凍保存するようにしましょう。夏はスープが腐敗しやすいので、1日置いただけで腐ってしまいます。腐ったスープを冷凍保存しても何の意味もありませんよね。なるべく速やかに冷凍庫へ入れることをおすすめします。
作り置きスープの種類別の保存方法をご紹介!
作り置きスープの種類別の保存方法①コンソメスープ
スープの種類別の保存方法1つ目は、コンソメスープです。コンソメキューブなどを使って味付けをしたコンソメスープは、お子様から大人まで様々な年代に人気のスープです。コンソメスープは冷凍保存に向いているスープだと言われています。小分けの容器などに保存すれば、いつでも手軽にコンソメスープが飲めますよ。
コンソメスープを冷凍しておけば、夜食に少し飲みたい時や、朝食に体を温めたいときに重宝するでしょう。もしたまねぎなどが余ったらコンソメスープを作り、冷凍保存しておくと便利ですよ。こちらにコンソメキューブのレシピのリンクを貼っておきますので、是非参考にしてくださいね。
キャベツと玉ねぎのコンソメスープ|クックパッド作り置きスープの種類別の保存方法②ラーメンスープ
作り置きスープの種類別の保存方法2つ目は、ラーメンスープです。インスタントラーメンの汁や、自分で作ったラーメンスープは、塩分が高いためどうしても余りがちですよね。しかしラーメンのスープは、保存しておけば他の料理に再利用できます。ラーメンスープは捨てずにできるだけ保存しておくのが望ましいでしょう。
ラーメンのスープは味が濃く塩分濃度も高めなので、小分けにして保存するといいでしょう。タッパーで保存するよりも、製氷皿やジップロックを利用した方が便利です。ラーメンスープは、細かく小分けして保存するようにしてください。
作り置きスープの種類別の保存方法③ポタージュスープ
作り置きスープの種類別の保存方法3つ目は、ポタージュスープです。寒い時期などに食べたくなる枝豆やかぼちゃのポタージュスープも、冷凍保存が可能です。ポタージュスープは固形に近い形状ですので、ジップロックとタッパーどちらでも冷凍保存が可能です。
ただしポタージュスープに使われている具材には、冷凍に不向きなものもあります。大きめの具材が入っていたり、冷凍することで味の質が落ちる具材を使用している場合は、冷凍保存はしない方が良いでしょう。
大量にスープを冷凍保存するメリットとは?
大量スープを冷凍保存するメリット①夏でも日持ちさせられる
大量スープを冷凍保存するメリット1つ目は、夏でも日持ちさせられることです。冷凍庫に入れればどのようなスープも1ヶ月程保存が可能です。湿度が高い梅雨時期から9月終わりにかけての夏場は、スープを常温で置いておくと腐敗しやすいです。しかしスープを冷凍すれば、夏などの季節に関係なく長期保存が可能です。
大量スープを冷凍保存するメリット②食べたいときに食べられる
大量スープを冷凍保存するメリット2つ目は、食べたいときに食べられることです。スープは自分の好きな量で小分けして冷凍保存が可能です。少量のスープを食べたいときや、少し料理に使いたい時などに非常に便利です。
大量スープを冷凍保存するメリット③スープを作る手間が省ける
大量スープを冷凍保存するメリット3つ目は、スープを作る手間が省けることです。スープを一度に大量に作って冷凍保存しておけば、毎日スープを作る手間が省けます。料理の時短や家事の負担軽減を望んでいるのなら、是非冷凍保存をしてください。
また、冷凍したスープはお弁当など活用することもできます。こちらにスープジャーに使用できるレシピについてまとめられた記事を載せておきますので、是非参考にしてみてください。
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RECIPE > レシピ 2019.06.21スープジャーのお弁当レシピ20選|パスタ/リゾット/おかゆ/スープ
冷凍保存に向かないスープの具材とは?
冷凍保存に向かないスープの具材①潰していないじゃがいも
冷凍保存に向かないスープの具材1つ目は、潰していないじゃがいもです。コンソメスープの具材などで大切りじゃがいもを入れる、と言う人は多いのではないでしょうか。しかしじゃがいもは冷凍すると食感が損なわれてしまうと言われています。「バサバサのスポンジのよう」と例えられる食感になるのです。
ポタージュのようにすりつぶしたじゃがいもならば問題はありません。しかし固形のじゃがいもは、冷凍しない方が良いでしょう。スープにじゃがいもが入っている時は、冷蔵保存に切り替えるか、じゃがいもだけ取り除いて冷凍してください。
冷凍保存に向かないスープの具材②豆腐
冷凍保存に向かないスープの具材2つ目は、豆腐です。豆腐はホロホロと崩れるような柔らかい食感が特徴ですよね。しかし豆腐を凍らせると水分量が失われて縮んでしまい、固いお肉に近い食感になると言われています。こういった食感が好みの方には良いですが、豆腐本来の柔らかさを楽しみたい場合には不向きでしょう。
またこちらに、木綿豆腐と絹ごし豆腐の違いについて紹介されている記事を載せておきます。スープの素や味付けによって豆腐を変えれば料理の幅も広がります。是非こちらの記事を参考にして、豆腐の違いについて学んでみてください。
冷凍保存に向かないスープの具材③こんにゃく
冷凍保存に向かないスープの具材3つ目は、こんにゃくです。豚汁や味噌汁などのスープにこんにゃくを使う方は多いと思います。しかしこんにゃくもまた、冷凍するには不向きな食材として知られています。こんにゃくを冷凍すると、弾力が失われ固まったゴムのような噛みごたえになってしまいます。
豚汁や味噌汁などを大量に作る場合はこんにゃくを入れない、こんにゃくのみ取り除いてから冷凍する、などの対処法を使うことをおすすめします。
正しくスープを冷凍して長持ちさせましょう!
スープを冷凍すれば、冷蔵や常温で保存したときよりもはるかに日持ちさせることができます。また、料理の手間が省けたり手軽に食べられたりと、メリットも多数あります。スープや具材を無駄にしないためにも、正しい方法でスープを冷凍しましょう。
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