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【DIY】100均商品でHDDケースが自作可能!手軽で安全に保管できる!

更新:2020.10.29

100均商品を使ってHDDケースを自作する方法を紹介しています。難しい作業はなく、簡単にできる方法なので、普段DIYをしていない方でも大丈夫です。手軽なアイテムで、かつ繊細なHDDを安全に保管できるので、ぜひ保管する際の参考にしてみてください。

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100均商品で自作できるHDDケース|引き出し編

使うアイテムは「四段引き出しケース」

大切なデータを確実に保存するため、バックアップ用として外付けタイプのポータブルハードディスクを複数持っている方は多くいます。ダイソーの「四段引き出しケース」を使うと、外付けポータブルハードディスクを4つまで収納できて便利です。ただしこのままでは普段活用できないので、使いやすく自作してみましょう。

300円の方を買うのがポイント

ダイソーの引き出しケースには220円と330円のものがありますが、自作するときは3.5インチの外付けポータブルハードディスクを収納できる、330円の方を選びましょう。作り方に入る前の重要なポイントです。

自作HDDケースの作り方

自作のHDDケースとして活用する作り方は、外付けポータブルハードディスクをケースに収納したときコネクタ部分に当たる部分を切り取ることです。作り方は二通りあり、ハサミで切り取るか、はんだごてを使うかに分かれます。ただはんだごてを使う場合は、プラスチックを溶かすときの匂いが強烈なので注意してください。

ファンを取り付けることが重要

HDDケースを自作できたら、最後にファンを取り付けましょう。外付けポータブルハードディスクは、温度が50℃を超えると危険です。ファンの大きさは12cm程度が理想で、40℃弱に抑えられる静穏タイプのものがいいでしょう。普通のファンだと30℃前後になりますが、音が大きいためあまりおすすめできません。

HDDケースとして活用する作り方

  1. コネクタ部分に当たる部分をハサミなどで切り取る
  2. ケースにファンを取り付ける

100均商品で自作できるHDDケース|皿立て編

使う100均アイテム「足付き皿立て(大)」

今度は意外なところで、100均の台所用品売り場にある「足付き皿立て」を使用します。皿の代わりに外付けポータブルハードディスクを収納すると、長さと厚さがちょうどよく、程よい隙間を開けることができました。このまま使うことも可能ですが、スペースを取るのが気になる方は、「足付き皿立て」を2つ用意しましょう。


サイズ大のタイプは7つまで収納可能

ダイソーで売っている「足付き皿立て」はサイズが分かれていて、大のタイプだと3.5インチの外付けポータブルハードディスクが7つまで収納可能です。店によって置いているものが異なる場合もあるので、余裕があれば何軒か回ってみることをおすすめします。

自作HDDケースの作り方【皿立て編】

スペースを取らないHDDケースの作り方は、「足付き皿立て」を2つ用意し、一方に外付けポータブルハードディスクを立てかけ、そのうえにもう一つの皿立てを被せます。そのままゆっくり立てたら、向い合った皿立ての足を針金などで繋ぎましょう。皿立ての片面にたすき掛けのようにして針金を結ぶと、転落防止になります。

スペースを取らないHDDケースの作り方

  1. 「足付き皿立て」を2つ用意
  2. 一方に外付けポータブルハードディスクを立てかける
  3. そのうえにもう一つの皿立てを被せる
  4. そのままゆっくり立てたら、向い合った皿立ての足を針金などで繋ぐ
  5. 皿立ての片面にたすき掛けのようにして針金を結ぶと、転落防止に

タイラップを使う作り方も

針金の代わりに、タイラップを使う作り方もありです。タイラップは100均で買えるので、コストも安く抑えられ、手間がかかりません。作り方のポイントとして、敷居の部分をひとつひとつ繋げると、安定感が増すのでおすすめです。最後にファンを取り付ければ、スケルトン風のおしゃれな自作HDDケースが完成します。

タイラップを使う作り方

  1. 敷居の部分をひとつひとつ繋げる
  2. 最後にファンを取り付け

100均の皿立てはバリエーションが豊富です。HDDケースを収納したものも紹介しているので、参考にしてみてください。また、あえて違うタイプのものを使ってみるのも面白いでしょう。

100均のケースでHDDを保管

使う100均アイテム「はがきケース」

ダイソーやキャンドゥなどで売っている「はがきケース」は、3.5インチの外付けハードディスクがぴったり保管できるサイズということで話題になりました。サイズは15.5cm×11.7cm×3.8cmです。ケースが透明なので、付箋などで印をつけておけば中身がすぐ把握できるメリットもあります。


カラーも選べる

セリアでは色付きのはがきケースも販売しています。仕切り付きのタイプもありますが、仕切りは取り外しできるのでHDDの収納には問題ありません。好きな色を選ぶ楽しみもあり、かつHDDを色分けして保管できるので便利です。

ジャストサイズは3.5インチ

注意しておきたいのは、はがきケースのジャストサイズは3.5インチのHDDということです。同じ外付けHDDでも、中には大きくてケースに入らないものもあるので、サイズはあらかじめ確認しておきましょう。一方ポータブルHDDはサイズが小さいため、同じケースに2個入れても余裕があります。

ハガキケースを選ぶ際の注意点

同じはがきケースでも、中には四隅にかぎ括弧の形をしたくぼみが入っているものがありますが、HDDケースとして使用するのはおすすめできません。見た目は普通のはがきケースと同じでも、強度が弱く、閉めていても触るだけで開いてしまうことがあります。購入する前に必ず確認するようにしてください。

ハガキケースでのHDD保管方法

袋

HDDをはがきケースで保管する際は、必ず「静電気防止袋」を使用しましょう。HDDは静電気に弱いため、直接ケースに入れるのは避けてください。また、普通のビニール袋は静電気を帯びやすいのでおすすめできません。HDDケースを購入したときの袋を再利用するのが一番手軽です。ない場合は市販のものを購入します。

長期保管の際は湿気対策を

HDDは湿気に弱いので、はがきケースでHDDを長期保管する場合は、一緒に乾燥剤を収納するのがおすすめです。100均商品の「食品用乾燥剤」は、小さめなのでちょうどいいサイズでしょう。静電気防止袋と乾燥剤は、長期保管する際の必須アイテムです。

100均商品で自作できるのはHDDケースだけではありません。なんとPCケースもDIYできるのです。パソコンデスクや周辺をすっきりとさせるためにも、ぜひ参考にしてみてください。


100均商品でHDDケースをまとめて保管

使う100均アイテム「ストックボックス」

はがきケースに収納したHDDは、「ストックボックス」に入れてまとめて保管すると便利です。ダイソーではサイズによって値段が変わっていますが、220円のSサイズだとはがきケースが5個まで収納できます。ちなみに蓋にはくぼみがついていて、積み重ねられるようになっていました。

ストックボックスはLサイズもあり

ダイソーで売っているLサイズのストックボックスは、はがきケースが最大6個入ります。幅22.6cm×奥行18.8cm×高さ17.4cmのSサイズより、一回り大きくなります。Lサイズは330円になりますが、はがきケースと保存用の乾燥剤を合わせても1,100円で済ませられるので、コスパがいいと好評でした。

はがきケース4個分を収納できるケース

ダイソーの「何でも保存容器 パンやさん」は、はがきケースが最大4個収納できます。HDDの個数がそれほど多くないときは、無駄なスペースを作らず収納できるので便利です。上部はぴったり収まりますが、幅には少し余裕があるので、乾燥剤や湿度計を一緒に入れることができます。

100均商品でHDDケースを保管する際の注意点

衝撃を与えない

衝撃

HDDは衝撃に弱いので、保管するケースはサイズが合うものを選びましょう。HDDは稼働中に衝撃を与えてしまうと簡単に壊れてしまうこともあり、取り扱いには注意が必要です。HDDを静電気防止袋に入れ、さらに乾燥剤が入るスペース分程度の余裕があるのが最適なサイズとなります。

静電気に気をつける

HDDは静電気に弱いため、HDDを扱うときはセーターなど静電気が発生しやすい素材の服を避けましょう。ちなみに水道の蛇口を握ると、静電気を簡単に除去できるのおすすめです。また、静電気を防止する「静電気対策用手袋」などのアイテムもあるので、それらを使うとより安全に保管作業ができます。

静電気から守る静電気防止袋

静電気防止袋は、HDDを保管する際の必需品です。購入できるのはホームセンターやPCショップ、ネット通販などです。チャックが付いたタイプも販売されており、便利で使いやすいと好評でした。普通のビニール袋とは性質が違うので、必ず「静電気防止袋」を選びましょう。

ケーブルの抜き差しは慎重に

ケースに収納するために繋げていたHDDのケーブルを抜く際は、コネクタを掴んで真っ直ぐ抜くようにしましょう。コネクタを掴んでいても上下左右に揺すりながら抜くと、破損の原因になってしまいます。逆にケーブルを差す場合も同様です。また、抜き差しする部分にゴミや埃が入っていないかどうかも確認しましょう。

湿気に注意

湿度

多くの機械類に共通することですが、HDDも湿度には弱いので、湿度対策は十分に行いましょう。特に長期保管する際には、定期的に湿度を確認することを心がけるようにしてください。大体湿度が60%程度になったときが、乾燥剤の交換時期です。

100均で湿度計が購入できる

HDDを長期保管する際、湿度計は一緒に入れておくと大変便利です。湿度計は100均でも購入できるので、ケースや乾燥剤と合わせて準備しておくといいでしょう。HDDを収納するケースはできるだけ透明なものを選び、ケースを開けなくても一目で湿度を確認できるよう、湿度計を前面に入れておくのがおすすめです。

長期保管は直射日光の当たらない平らな場所で

HDDに限ったことではありませんが、長期保管する場合は直射日光を避け、平らな場所を選びましょう。ちなみに何年も放置しておくと、HDDのモーターやヘッドが動かなくなってしまう危険があるので、1年に1回は通電するのが理想です。湿度を確認する際に、気にかけておくといいでしょう。

HDDケースは100均でお得に手に入れよう

HDDケースは100均でお得に手に入れることが可能です。普通にHDDケースを購入すると、安いものでも600円程度はかかるので、コスパの良さはやはり100均の大きな魅力でしょう。HDDを収納する数や用途に合わせて、様々な100均アイテムの中から自分好みの一品を選び、自作してみてください。

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