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【色別】菖蒲の花言葉の意味とは?特徴や開花の季節も紹介!

更新:2021.08.13

菖蒲の花をご存知ですか?同じ漢字で、「あやめ」とも「しょうぶ」とも読みますが、それぞれ別の花のことを意味します。色や特徴も似通っているので、花言葉も同じものになるのでしょうか。花言葉とともに、色や特徴の違いもチェックしてみましょう。

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菖蒲(しょうぶ・あやめ)の特徴は?

菖蒲(しょうぶ)の特徴は葉や花に出る

菖蒲(しょうぶ)の特徴は、主に葉や花の様子をみることで分かります。花言葉で使われる菖蒲は、「花菖蒲(はなしょうぶ)」と呼ばれるタイプです。端午の節句の「菖蒲湯」に用いる菖蒲とは種類が異なるので注意が必要しましょう。菖蒲湯用の菖蒲は、花らしい花は咲かせず、蒲の穂のような円柱状の花をつけるタイプです。

花菖蒲の特徴

  • 生育場所:水辺の近くで育つ
  • 葉の様子:葉脈が目立つ細長い葉
  • 花の様子:花びらの根本に黄色い目型の模様がある
  • 花の色:紫・青・白・黄色・ピンクなど
  • 背のたけ:80~100cm

菖蒲(あやめ)の特徴はしょうぶに似ている

あやめの花

菖蒲(あやめ)は、しょうぶに良く似た特徴を持っています。あやめは、同じ漢字を使用して異なる読み方をする、花菖蒲とは別の種類の花です。ひと目見た感じでは、まったく同じ花に見えることもあるので、葉や花の細かい様子に注意する必要があります。特徴をよく見れば、見分けることも可能です。

菖蒲(あやめ)の特徴

  • 生育場所:陸上の乾いた場所で育つ
  • 葉の様子:しょうぶより細長く葉脈が目立たない
  • 花の様子:花びらの根本に網目状の模様がある
  • 花の色:基本的に紫・まれに白が咲く
  • 背のたけ:30~60cm

POINT

杜若(かきつばた)の特徴

杜若(かきつばた)という花も、しょうぶ・あやめによく似ています。「いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)」ということわざがあるほどです。かきつばたは、水湿地で育ち、しょうぶよりも幅広の葉となります。また、花びらの根本の模様が、白い目型だということもポイントです。

菖蒲(しょうぶ・あやめ)の花言葉の意味は?

菖蒲(しょうぶ)の花言葉は「優しい心」

仲の良さそうな親子

菖蒲(しょうぶ)の花言葉の意味は、「優しい心」となります。また、「優しさ」や「優雅」という意味もあわせ持ちます。花びらの優しげな佇まいから生まれた言葉だとされているので、覚えやすいですね。確かに、見ているだけでほんわかした気分にさせてくれる花です。

POINT

菖蒲湯の菖蒲にも花言葉がある

菖蒲湯に用いる菖蒲も、花らしくはないとはいえ黄緑色の円柱状の花がつきます。こちらはサトイモ科の植物なので、しょうぶやあやめとは分類が異なります。武を尊ぶという意味の「尚武(しょうぶ)」とかけることから端午の節句に用いられますが、「忍耐」という花言葉があるとされています。


菖蒲(あやめ)の花言葉は「朗報」

手紙を読んで喜ぶ男性

菖蒲(あやめ)の花言葉の意味は、「朗報」となります。こちらは、海外原産のアイリスの花と共通する花言葉になります。あやめの学名が「Iris sanguinea」となっていることから分かるように、アイリスとあやめは同じ分類の花なんですね。そのため、花言葉も同じものが使われます。

ちなみに、「朗報」という花言葉は、ギリシャ神話の虹の女神「イリス」の逸話に関係します。大神ゼウスに言い寄られたことから、ゼウスの妻ヘラの助けを借りて難を逃れた女神です。逃げるために用いた神酒からアイリスの花が生まれたとされ、逃れたイリスが伝達と知恵を司る神となったことが花言葉の由来になりました。

「朗報」のほかにも、「希望」「神秘的」「消息」「天の使い」「信じるものは救われる」などの花言葉も持ちます。すべてイリスの逸話を彷彿とさせる花言葉ですね。

POINT

杜若(かきつばた)の花言葉

あやめによく似た杜若の花言葉は、「幸運は必ず来る」「幸せはあなたのもの」「贈り物」という意味を持ちます。つばめが飛ぶ姿に似た花を持つため、幸せを運ぶつばめを連想させることが由来だと考えられています。

菖蒲(しょうぶ)の花言葉の色別の意味は?

菖蒲(しょうぶ)の色別の花言葉①紫は「メッセージ」

菖蒲(しょうぶ)の色別の花言葉の1つ目は、紫の「メッセージ」というものです。紫色のしょうぶは、基本的に紫が多い、あやめと同じ意味を持つことがあります。分類の上でもあやめやアイリスと同じです。虹の女神イリスにちなんだ花言葉になりやすいので、他にも「伝言」「信頼」「良い便り」というものも持ちます。

「伝言」や「良い便り」という意味は、良い便りを待っている相手に激励の意味でプレゼントとして使えますね。「信頼」は、頼りになる友人や仕事での取引先などに贈るのに使えそうです。

この他にも友人や信頼できる相手にプレゼントできる花を探したい場合は、こちらの記事がオススメです。仲間や親友などへの贈り物にできる、友情に関する意味を持つ花をチェックすることができますよ。

菖蒲(しょうぶ)の色別の花言葉②黄色は「幸福」


黄色の菖蒲

菖蒲(しょうぶ)の色別の花言葉の2つ目は、黄色の「幸福」というものです。周囲を明るくする色なので、幸せに繋がる意味を持ちます。また、元気いっぱいのイメージがあることから「私は燃えている」という意味を持つこともあります。どれも黄色のイメージに合った言葉ばかりですね。

「幸福」という花言葉は、どんな相手にも幅広く使えます。友人から好きな人まで、幸せになってほしいと願う相手にプレゼントできそうです。

ただし、黄色の菖蒲には「復讐」という怖い意味が隠されている場合があります。あまり有名ではありませんが、プレゼントする場合は「幸福」の意味だと一言添えると良いかもしれません。また、こちらの記事では、他の幸せを願う花言葉を持つ花をご紹介しています。黄色の菖蒲が心配な場合には、こちらも選んでみましょう。

菖蒲(しょうぶ)の色別の花言葉③白は「純粋」

菖蒲(しょうぶ)の色別の花言葉の3つ目は、白は「純粋」というものです。清楚な色なので、白いチューリップや白いユリなど、他の白い花とも共通する意味になりますね。また、「あなたを大事にする」というロマンチックな意味もあります。告白のときのプレゼントに使用すると素敵です。

愛情や告白に関係する他の花言葉もチェックしてみたい方は、こちらの記事に目を通してみませんか?白い花に限らず、ロマンチックな愛の言葉の変わりになるものが、いろいろまとめられているので便利ですよ。

菖蒲(しょうぶ)の色別の花言葉④青は「信念」

菖蒲(しょうぶ)の色別の花言葉の4つ目は、「信念」というものです。こちらは、青いアイリスと共通の花言葉となります。爽やかな青という色が、強い信念を表しているんですね。また、「強い希望」や「大きな志」という前向きな意味も持ちます。何かを成し遂げようしている人に、応援の意味でプレゼントできますね。

応援の意味でプレゼントできる意味を持つ花は、他にもたくさんあります。こちらの記事で前向きな気持になる意味や、勝利を意味する言葉を持つものなどをチェックしてみましょう。


菖蒲(しょうぶ)の海外での花言葉は?

海外での花言葉①ジャーマンアイリスの「情熱」

拳を重ねる男女

海外での花言葉の1つ目は、「ジャーマンアイリス(German Iris)」が持つ「情熱」というものです。花菖蒲が「ジャパニーズアイリス(Japanese Iris)」と呼ばれるように、同じ分類のものであることが分かります。

名前の通りドイツで品種改良されたもので、「情熱」や「燃える思い」、「恋の便り」という花言葉を持ちます。日本の場合は控えめな意味が多いですが、さすが海外のものとなると激しい意味になりますね。

海外での花言葉②ダッチアイリスの「あなたにすべてを賭ける」

バラと手を取り合う男女

海外での花言葉の1つ目は、「ダッチアイリス(Iris hollandica)」が持つ「あなたにすべてを賭ける」です。こちらは、オランダで品種改良されたタイプのものですね。真面目な気質の国民性だと言われているだけに、花言葉も真摯な印象のものが多いのが特徴です。

「あなたにすべてを賭ける」なんて、真面目に伝えられたらドキドキしてしまいそうですね。この他にも「使命」や「伝令」といった真面目な印象の意味が多いのが、ダッチアイリスらしいですね。

海外での花言葉③イチハツの「付き合い上手」

サングラスをかけた男女

海外での花言葉の2つ目は、「イチハツ(Roof Iris)」が持つ「付き合い上手」ですね。こちらは中国原産のタイプとなります。ただし、日本には室町時代から渡来していたと言われているので、花言葉としては馴染み深いものもあるかもしれません。

農家の茅葺屋根の上に植える風習もあったことからか、「火の用心」や「火災」を意味する花言葉も持ち合わせています。また、「使者」を意味する場合もあります。

菖蒲(しょうぶ・あやめ)の開花の季節や時期は?

菖蒲(しょうぶ)の開花時期や季節は5月中旬から

めくれるカレンダー

菖蒲(しょうぶ)の開花時期や季節は、5月中旬からになります。5月の中頃に開花を始めて、7月まで楽しむことができます。いちばんの見頃となるのは、初夏から梅雨入りの季節だと言われています。雨にぬれる菖蒲の姿は、それだけでも絵になりそうですね。

花菖蒲の観光名所は多いので、ネットなどで検索すれば有名な菖蒲園を探すことができます。開花時期の情報もこちらでゲットできるので、5月ごろから探し始めてみると良いでしょう。

菖蒲(あやめ)の開花時期や季節は5月上旬から

鉛筆とカレンダー

菖蒲(あやめ)の開花時期や季節は、5月上旬からになります。5月の初めから開花を始めて、5月いっぱいの季節を楽しむことができます。しょうぶより、少し開花時期と季節が早いんですね。日本各地で「あやめ祭り」という催しもやっているので、開催時期や季節などをチェックしておくと良いでしょう。

ただし「あやめ祭り」は、昔の人が「あやめ」と「しょうぶ」を間違えて祭りの名前をつけてしまったケースもあります。そのため、「あやめ祭り」という名前でも、実際に見てみると花菖蒲であることがあります。

日本三大あやめ祭り

  • 水郷潮来あやめまつり大会(茨城県)
  • 水郷佐原あやめ祭り(千葉県)
  • 長井あやめまつり(山形県)
茨城県・潮来市公式ホームページ 千葉県公式観光情報サイト 山形県ホームページ

特徴に注意して正しい花言葉を選ぼう

ちょっと見ただけでは、なかなか見分けがつかない菖蒲の「しょうぶ」と「あやめ」ですが、特徴をよく見てみると全く違うことが分かります。よく似ているだけに、花言葉も異なることがあるので、間違えないように正しいものを選べるようになりたいですね。

また、あやめ祭りのあやめは、花菖蒲である可能性もあるので訪れたさいには特徴をチェックして分類してみましょう。今回ご紹介した花言葉の、どの意味に当てはまるのかを想像しながら楽しむことができますよ。

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