Large thumb shutterstock 143930881

シナベニヤとは?種類・特徴・使い方などわかりやすくご紹介!

更新:2019.06.30

シナベニヤとはDIYなどの材料に使える木材のことです。強度が強く耐久性に優れている為、様々な使い方ができます。今回はそんなシナベニヤのメリット、デメリットなどの特徴と共に、おすすめの使い方をご紹介します。是非役立ててみてくださいね。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



シナベニヤとは?

シナベニヤとは薄く平たい木材のこと

M keep aspect 61pbhfvhhkl. sl1301
ファブリックパネル シナベニヤパネル

シナベニヤとは、木を薄くスライスして一枚の板にしたものを、何枚か重ねて接着することである程度厚みのある一枚の板にしたものを指します。

シナという木はなめらかな質感と美しい木目、綺麗な色合いなどが材木として非常に好まれています。この、シナの木を平たくカットして表面に貼り合わせたものが、シナベニヤです。

材木の一種で、どのようなものにも使える使い勝手の良さやホームセンターで買える手軽さから、DIYや日曜大工の材料としてよく使われます。なお、シナベニヤのシナとは木の名前です。

シナベニヤは強度が高く耐久性に優れた材料

DIYをする男性

シナベニヤはベニヤ合板と呼ばれるベニヤ板の表面に、木目の美しいシナの板を貼り付けたものです。つまり、重ねた木の板の内部までシナというわけではありません。

強度の高い耐久性に優れたベニヤ合板を土台に、表と裏、目に見える部分のみを木目の綺麗なシナにしています。これによって、強度と見た目の美しさ、両方がクリアできます。

DIYなどに使う丈夫で使い勝手のいい木材を探しているなら、まずはシナベニヤをおすすめします。更に詳しくシナベニアの特徴について知ってくださいね。なお、こちらも記事では100均で買える木材についてもご紹介しています。こちらも参考にしてくださいね。

シナベニヤの特徴とは?

シナベニヤの特徴は強度と耐久性があり見た目が美しいこと

M keep aspect 61inzwnncnl. sl1200
美術出版サービスセンター シナベニヤ板

シナベニヤの特徴は、なんといっても見た目の美しさです。色合いや滑らかな手触り、整った木目などは癖がなく、どのような使い方もできる万能木材です。

木材を使用して何かを作りたいという時は、まずシナベニヤを材料に選べば間違いありません。加工もしやすく、どのような使い方も可能です。

そして強度に優れているので、簡単なDIYの材料はもちろん、本格的な日曜大工の材料としても使えます。木材を使用して作れるものは、大体シナベニヤで作れるでしょう。

シナベニヤの重さは規格によって異なる

DIYをする男性

シナベニヤの重さは規格によって異なります。ホームセンターなどで売られているシナベニヤは、様々な規格があるので使いたいサイズに合わせて選びましょう。

小さいものですと、幅300x長さ300x厚み12mmのもので、重さは約0.62Kgになります。幅300x長さ600x厚み12mmのものでも、重さは約1.24Kgと、それほど重くありません。

かなり大型の規格の場合、幅1220x長さ2430x厚み12mmで、重さは約20.28Kgです。一番大きいものを選ぶと、大体20Kgほどの重さと覚えておきましょう。

シナベニヤのメリットはコストが安いこと

瓶に入ったお札

シナベニヤのメリットは、コストが安いことです。シナベニヤの土台となるベニヤ合板は、元々値段が安く安価で手に入るアイテムです。

そのベニヤ合板をより綺麗に仕上げたものがシナベニヤですが、シナの木自体も値段が安く、コストがかからない木材です。その為シナベニヤは、コストがかからず手に入る木材と言えるでしょう。

大量に木材が必要になる時など、なるべくコストをかけずに材料が欲しい時は、安価なシナベニヤがおすすめです。もちろん値段が安くても、強度も高く安心です。

シナベニヤのデメリットは汚れやすいこと

塗装する女性

シナベニヤのデメリットは、汚れやすいことです。様々なメリットを持つシナベニヤですが、もちろんデメリットも存在します。シナベニヤは表面に汚れが付きやすく、そのままでは使えません。

そのままの状態でシナベニヤを使うと、少し触っただけでも指紋の汚れが付いてしまうくらい、すぐに汚れてしまいます。それを避けるには、塗装が必要です。

シナベニヤの表面にお好みの塗装を施すことで、汚れやすいというデメリットも避けられます。その為、シナベニヤを買う際は塗装も一緒に買うといいでしょう。

シナベニヤの種類は?強度と耐久性も

シナベニヤの種類①T1とは耐水性に優れたもの

石鹸の箱

シナベニヤには、2種類のパターンが存在します。水分に強く価格の高いT1と、水分に弱く価格の安いT2という種類になります。

シナベニヤは強度に優れた木材ですが、水分に弱いというデメリットも存在します。何故かというと、シナベニヤを貼り合わせる際に接着剤を使用しているからです。

そのようなデメリットをカバーしている種類が、T1という規格のシナベニヤです。T1はシナベニヤの中でも耐水性に優れた種類です。


シナベニヤの種類T1の強度と耐久性は水分に強い特徴がある

お風呂

T1という規格のシナベニヤは、耐水性に優れたメラミン樹脂などの接着剤を使用しています。これによって水分に弱い点をカバーしています。

その為、トイレやお風呂といった湿気の多い場所で使っても大丈夫です。もし湿気の多い場所に使いたい際は、T1という規格のシナベニヤを選びましょう。

しかし、T1は品質が優れている分、価格が少々高くなります。その為あまりたくさん使う場合を考えると、それなりに費用が掛かるデメリットもあります。

シナベニヤの種類②T2とは水分に弱いが低価格なもの

木材と女性

シナベニヤの種類でT2という規格は、ユリア樹脂という水分に強くない接着剤を使用しているものです。その為、湿気には弱いものの低価格というメリットがあります。

ホームセンターなどで売られているほとんどのシナベニヤは、こちらのT2になります。湿気以外の面を考えると、とても丈夫で使いやすいものです。

リビングや寝室など、水回り以外に使用したい場合は、T2でも問題ありません。値段も安く大量買いしてもコスパのいいアイテムです。

シナベニヤの種類T2の強度と耐久性は水分に弱い特徴がある

木を扱う女性

シナベニヤの種類であるT2は、基本的に丈夫で優れた耐久性を持ちます。しかし、唯一湿気には弱いというデメリットを覚えておきましょう。

重さに耐えたり、強い衝撃に耐えたりなどの耐久性は十分にあります。その為、水分のない場所に使うならT2を選んでも問題ありません。

しかし、水回りに使う場合は多少高くてもT1を選びましょう。値段だけでなく、使い場所や湿気と水分に対する耐久性で選んでくださいね。

シナベニヤの使い方とは?

シナベニヤの使い方①壁や天井の材料

シナベニヤの使い方、1つ目は壁や天井の材料にすることです。滑らかな手触りと美しい木目が魅力のシナベニヤは、壁や天井に貼り付けて使えます。


ホームセンターで購入できる大型のシナベニヤを使えば、部屋の中をナチュラルな風合いに変身できます。ウッド調の見た目は、とても優しい雰囲気ですね。

ホームセンターで木材を買いDIYをするのはもちろんですが、新築の場合は最初からシナベニヤの壁に頼むという方法もあります。

シナベニヤの使い方②家具の材料

シナベニヤの使い方、2つ目は家具の材料です。見た目が美しいだけでなく耐久性にも優れたシナベニヤは、家具に使うのもおすすめです。

ホームセンターで目的に合わせた規格のシナベニヤを買えば、棚や椅子、テーブルといった様々なアイテムが自分の手で作れるでしょう。

ナチュラルな木目を生かすのはもちろん、好みで塗装してもおしゃれです。なお、手作りの机やテーブルの作り方については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

シナベニヤの使い方③雑貨や小物の材料

シナベニヤの使い方、3つ目は雑貨や小物の材料です。本格的なDIYは難しいけど、手軽なものからチャレンジしてみたいという方は小物類がおすすめです。

ホームセンターでは小さな規格のシナベニヤも売っているので、まずは小さいものを使った簡単なアイテムから作ってみるといいでしょう。

例えば四角いシナベニヤを貼り合わせただけの箱は、ごみ箱や小物入れなどに使えるので便利ですし、作り方も簡単です。ビスが目立たないように作ると、よりおしゃれに仕上がります。

シナベニヤとランバーコアの違いとは?

ランバーコアとは木のブロックに板を重ねた木材のこと

M keep aspect 31duk btf1l
ノンブランド ラワンランバーコア

ランバーコアとは、シナベニヤに似ていますが作り方が違う合板のことです。ランバーコアは、中心にブロック状の木材があり、その周りをベニヤ板で囲むように貼り付けたものです。

シナベニヤがミルフィーユ状に何枚も薄い板を重ねているのに対し、ランバーコアは中心に大きく厚みのある木材のブロックを置き、それを核にしたものです。

ホームセンターでも買えるランバーコアはシナベニアに比べて安価なので、更にコストのいいアイテムと言えます。しかし、安い分多少のデメリットも存在します。

ランバーコアの特徴はシナベニヤに比べて軽量で強度が低いこと

DIYをする男性

ランバーコアの特徴は、シナベニヤに比べて使用している木材が少ない分、重さが軽いことです。更に値段も安いので、安くて軽い木材が欲しい方には最適です。

しかし、ランバーコアには強度が低いというデメリットも存在します。ランバーコアは何枚も木の板を重ねたシナベニヤに比べ、衝撃に弱く壊れやすいでしょう。

その為シナベニヤよりもひびが入りやすかったり、穴が開きやすかったりというトラブルが生じます。用途に合わせて、コスト、強度面などからどちらがいいか選んでくださいね。

シナベニヤとシナランバーの違いとは?

シナランバーとはランバーコアの表面にシナを使用したもの

M keep aspect 41ucvyx9o8l
DIY FACTORY シナランバー

シナランバーとは、中心に木のブロックを入れて核にしたランバーコアの表面がシナ素材になったものです。ランバーコアと同じく、板を重ねずに作られたものです。

まず中央に芯となるファルカタ集成材という軽量の木材を入れ、その周りをシナの板で挟み、加工したものです。つまり見た目はシナベニヤと同じくシナ素材になっています。

ベニヤを重ねてシナで表面を挟んだものがシナベニヤ、ベニヤではなく中心がブロックでできているのがランバーコア、ランバーコアの表面がシナ素材なのがシナランバーと覚えましょう。

シナランバーの特徴は見た目が綺麗で使いやすいこと

塗装する男性

シナランバーの特徴は、表面がシナ素材なので見た目が綺麗で滑らかなことです。また、重さも軽く加工しやすい為あらゆる材料にも向いています。

しかし、こちらもシナベニヤのように重ね合わせたものではないので、ランバーコアと同じデメリットがあります。シナランバーも強度は低いと考えましょう。

より強度の高いものを求めるなら、やはりシナベニヤがおすすめです。強度は落ちても安価で扱いやすいシナランバーを選ぶかは、用途に合わせて決めてくださいね。

木材の特徴

木材 シナベニヤ ランバーコア シナランバー
特徴 ベニヤ板を重ね張りしたもの 中心の核に木板を貼ったもの 中心の核にシナを貼ったもの
強度 強い やや弱い やや弱い
見た目 美しい木目 一般的な木目 美しい木目
値段 安い 更に安い 更に安い

シナベニヤを使ってDIYをしてみよう

シナベニヤの特徴や使い方についてご紹介しました。シナベニヤは安くてコストもかからないだけでなく、見た目も綺麗で頑丈というメリットの多い素材です。

しかしもちろんデメリットも存在するので、特徴をよく知ってから使ってみてくださいね。シナベニヤを使ってDIYデビューをしてみましょう!

●商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。