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オリーブ色とは?色の種類・違い・見本などをまとめてご紹介!

更新:2019.09.20

オリーブ色とは、未熟なオリーブの実の色に見られる、暗い緑みの黄色のことをいいます。少量の黒色を黄色に混ぜるとオリーブ色となります。オリーブ色と同じような種類の緑色ですと、カーキ、モスグリーンなどがあります。オリーブ色との違いや、色見本などをまとめて紹介します。

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オリーブ色とは?

オリーブ色とは暗い緑色の総称である

オリーブ色見本

オリーブ色とは、暗い緑色の総称です。熟していないオリーブの実のような色味のことを、オリーブ色と言います。しかし、熟していないオリーブの実の色に比べ、オリーブ色は少し茶色がかっています。オリーブの実の色と、オリーブ色は少し色味が違うのです。

オリーブ色の別名は橄欖色(カンランショク)

オリーブ色の別名は、橄欖色(カンランショク)です。黄緑をくすませたような色味のことを指します。橄欖色は、オリーブ色の和名です。カンランイロという読み方をする場合もあります。

日常的に使うのはオリーブ色という言葉ですが、文学では橄欖色と表現されることもあります。石川啄木や芥川竜之介などの文豪による小説の中に、橄欖や橄欖色という表現が出てきます。

オリーブ色が象徴するものは平和

オリーブ色が象徴するものは、平和です。ノアの箱舟で有名な旧約聖書によると、大洪水が起きた後に陸を探す為、ノアが放した鳩がオリーブの枝を持って帰ったそうです。

そのことから、オリーブは鳩と同じく平和の象徴として捉えられるようになったのです。その為、国際連合の旗にも平和の象徴とされるオリーブが描かれています。

オリーブ色を含むアースカラーは70年代に流行していた

オリーブ色を含むアースカラーは、70年代にも流行していました。1973年頃からは、オレンジや茶色などの自然の大地や土を連想させるようなアースカラーが流行しました。

1975年頃からは、グリーンにオレンジや茶色が合わさったような、樹々を連想させるカーキやオリーブ色などの色味が流行しました。70年代に、アーミーやサファリ系のファッションが流行したことで、アースカラーが広まったのです。

アーミーやサファリ系のファッションには、ライト系やダーク系のアースカラーがさまざま使用されています。それにより、グリーンや茶色などのシンプルなカラーだけでなく、オリーブ色やカーキなど細分化されたカラーが流行することになったのです。

オリーブ色の種類・色見本は?

オリーブ色の種類・色見本①オリーブグリーン


オリーブ・グリーン見本

オリーブ色の種類の1つ目は、オリーブグリーンです。オリーブグリーンの和名は、苔色です。しかし、オリーブグリーンは、緑の苔という意味を持つモスグリーンとは違った色味をしています。

グレーがかったダークな黄緑色をしているモスグリーンに比べ、オリーブグリーンは、暗い黄緑色がかった色味をしています。モスグリーンよりもグレーがかっていない分、オリーブグリーンは少しライトなカラーとなっています。

オリーブ色の種類・色見本②オリーブシェイド

オリーブシェイドカラーの葉っぱ
青白橡色見本

オリーブ色の種類2つ目は、オリーブシェイドです。オリーブシェイドの和名は、青白橡(アオシロツルバミ)です。橡(ツルバミ)とは、クヌギやどんぐりの古い名称です。クヌギやどんぐりを使って染めた衣服の色のことも橡といいます。

青白い橡色が、オリーブシェイドなのです。シェイドとは影という意味です。オリーブシェイドは、オリーブ色にグレーの影がかかったようなライトグレーに近い色味となります。

オリーブ色の種類・色見本③オリーブイエロー

オリーブイエロー画像
鶸茶色見本

オリーブ色の種類3つ目は、オリーブイエローです。オリーブイエローの和名は、鶸茶(ヒワチャ)です。オリーブイエローは、オリーブ色に黄色が少しプラスされた色味です。その為、オリーブ色に比べて少しライトな色味となっています。

オリーブ色の種類・色見本④オリーブブラウン

媚茶色見本

オリーブ色の種類4つ目は、オリーブブラウンです。オリーブブラウンの和名は、媚茶です。少し黒ずんだような黄味がかった茶色をしています。オリーブブラウンは、なんと江戸時代にも流行した色なのです。

昆布のような色合いであったので最初は、昆布茶と言われていました。しかし、媚びるような艶のある色という意味を当てはめ、媚茶と名前を変えたそうです。

オリーブ色の種類・色見本⑤オリーブグレー


利休鼠色見本

オリーブ色の種類5つ目は、オリーブグレーです。オリーブグレーの和名は、利休鼠(リキュウネズ)です。緑がかった鼠色のことを指します。オリーブグレーは、オリーブ色に少しグレーをプラスした色味です。

お肌がイエローベースの方は、グレー系の色味を身に付けると血色が悪く見えることがあります。その為、オレンジやピンクなどの暖色系を選ぶ人も多いようです。しかし、オリーブグレーならイエローベースの方でもお肌が綺麗に見えるのです。その理由にオリーブ系の特色があります。

オリーブ系の色味にはベースがオリーブ色である為、わずかにイエローが入っています。オリーブグレーの中にもわずかにイエローが入っている為、イエローベースのお肌の方にも馴染む色味となるのです。

オリーブ色とグリーンの違いとは?種類や見本

オリーブ色とグリーンの種類や見本①カーキとの違いは黄味の強さ

カーキ色見本

オリーブ色とカーキとの違いは、黄味の強さです。オリーブ色に比べ、カーキの方が黄味が強いのです。カーキは、黄味が強くプラスされることでベージュに近い色味となっています。

その為、カーキはオリーブ色に比べてライトなトーンになっています。カーキは、緑がかった深みのあるオリーブ色とは違い、淡いベージュよりの色味なのです。

オリーブ色とグリーンの種類や見本②モスグリーンとの違いは茶色の度合い

モスグリーン見本

オリーブ色とモスグリーンとの違いは、茶色の度合いです。モスとは、英語で苔という意味です。モスグリーンとは、苔のような色味の事を指します。モスグリーンは、苔のようなグレーがかったダークな黄緑色をしています。

オリーブ色とモスグリーンは、良く似た色味です。しかし、オリーブ色は、少しくすんだ緑色をしています。そして、モスグリーンよりもオリーブ色の方が少し茶色がかっているのです。

オリーブ色とグリーンの種類や見本③アーミーグリーンとの違いは緑の度合い

アーミーグリーンカラーのTシャツ

オリーブ色とアーミーグリーンとの違いは、緑色の度合いです。アーミーグリーンとは、軍隊の服装や迷彩柄などに用いられるような色味です。自然の中に溶け込むような、落ち着いた緑色をしています。アーミーグリーンは、オリーブ系のモスグリーンとも呼ばれています。

アーミーグリーンは、オリーブ色のように茶色味がかった色ではありません。また、黄味が強めでもなくモスグリーンのように深い緑色をしているのです。モスグリーンに限りなく近いのですが、モスグリーンとアーミーグリーンを比べるとわずかにアーミーグリーンの方がライトな色味となっています。

オリーブ色とグリーンの種類や見本④オリーブグリーンとの違いは茶色と黄色

オリーブグリーン見本

オリーブ色とオリーブグリーンとの違いは、茶色と黄色の度合いです。オリーブ色に比べ、オリーブグリーンは茶色の度合いが少しライトになっています。そして、オリーブ色に比べ黄味が少しプラスされているのです。

オリーブグリーンは、モスグリーンに少し近い色味です。しかし、モスグリーンよりもオリーブグリーンの方が黄味が多いので少しトーンがライトになっています。

オリーブ色とグリーンの種類や見本⑤オリーブドラブとの違いはくすみ

オリーブドラブ色見本

オリーブ色とオリーブドラブとの違いは、くすみの度合いです。オリーブドラブは、オリーブ色よりもくすんだ色味をしています。オリーブドラブの和名は、鶸鼠(ヒワネズ)です。

鶸とは、黄緑色の小さな渡り鳥です。鶸色とは、鶸のような黄味が強めの黄緑色のことを指します。オリーブドラブは、黄味が強めの黄緑色と鼠色を合わせた色味なのです。鼠色が混じっている為、オリーブ色に比べくすんだ色味となっています。

オリーブ色に似合う色とは

オリーブ色に適したさし色はブラック・ホワイト・ライトグレー

オリーブ色のズボンを着た女性画像

オリーブ色に適したさし色は、ブラックやホワイト、ライトグレーがおすすめです。ブラックを合わせることでカラーにメリハリが生まれ、スッキリとした印象になります。オリーブ色にホワイトをプラスすると、柔らかで清楚な雰囲気になります。

ライトグレーは単色だと、シャープでクールな雰囲気の色味です。しかし、ライトグレーをオリーブ色に合わせることで上品でおしゃれな雰囲気になります。

オリーブ色と調和する色はオレンジ・ベージュ・茶色

オリーブ色のロングTシャツを着た女性画像

オリーブ色と調和する色は、オレンジ・ベージュ・茶色です。オリーブ色はアースカラーの一種でもある為、同じアースカラーであるオレンジ・ベージュ・茶色と調和するのです。オリーブは木の実です。その為、オレンジ・ベージュ・茶色のような木の幹の色や大地の色とよく馴染みます。

オリーブ色と合う3色の組み合わせは、オレンジ・ブラック

オリーブ色のセーター画像

オリーブ色と合う3色の組み合わせは、オレンジ・ブラックです。オリーブ色にブラックをプラスすると、シャープで引き締まった雰囲気となります。そこに暖色系のオレンジを合わせることで柔らかな雰囲気となり、全体的に明るい印象にまとまります。

オリーブ色が好きな人の心理や特徴は?

オリーブ色が好きな人の心理や特徴①忍耐強い

オリーブ色のセーターを着て笑う女性画像

オリーブ色が好きな人の心理や特徴1つ目は、忍耐強いことです。人は、何か辛い経験をした時にオリーブ色に惹かれる傾向が高くなるそうです。オリーブは、過酷な環境でも立派に実を付ける植物です。

どんな状況下でも成長することを諦めないオリーブと、自身の過酷な状況を重ね合わせ、忍耐強く前に進もうという前向きな心理に導いてくれるのです。

オリーブ色が好きな人の心理や特徴②礼儀正しい

オリーブと実

オリーブ色が好きな人の特徴は2つ目は、礼儀正しいことです。相手に対して不快な思いをしたとしても、礼儀正しい振る舞いができる人が多いようです。オリーブ色には、興奮を静める心理的効果があるとされています。

オリーブ色が好きな人は、ファッションや小物などにオリーブ色を取り入れやすい傾向があります。視界にオリーブ色が入ることで、興奮を静め礼儀正しい対応ができるのです。

オリーブ色の種類や違いを知って日常に取り入れよう!

オリーブ色には、いろいろな種類があります。また、オリーブ系の色味にはカーキやモスグリーンなどさまざまな種類があり、比べてみるとそれぞれ印象が違います。オリーブ色の種類や違いを知って、日常に取り入れてみましょう。

こちらの記事で、オリーブ色に合う色のコーデや、オリーブアッシュのヘアカラーやヘアスタイルについてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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