チーズは消化にいい理由10選!栄養や消化時間が早い&悪い食べ物も
更新:2021.05.18
皆さんはチーズが消化にいい食べ物だということをご存知でしょうか?今回は、チーズが消化にいい理由やモッツァレラチーズやプロセスチーズなど様々なチーズの中からおすすめの消化が早いチーズなどをご紹介します。風邪の時や胃腸が弱っている時など消化にいい食べ物を食べる際の参考にぜひご覧ください。
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INDEX
チーズが消化にいい食べ物と言われている理由10選
チーズが消化にいい食べ物の理由①チーズには乳酸菌が含まれているため
チーズが消化にいい食べ物と言われている理由1つ目は、チーズに乳酸菌が含まれているためです。チーズを作るには、凝乳酵素であるレンネットなどを加え発酵して作られるため乳酸菌が豊富に含まれています。このようなチーズは、ナチュラルチーズと呼ばれ、納豆やキムチなどと同じ体に良い発酵食品です。
またレンネットの主成分であるキモシンは、タンパク質のペプチドを分解する働きもあるためチーズが消化にいい食べ物といえます。チーズの乳酸菌は、腸内環境を整えてくれるため便秘でお悩みの方にもおすすめの食材です。
チーズが消化にいい食べ物の理由②タンパク質がアミノ酸になっているため
チーズが消化にいい食べ物と言われている理由2つ目は、タンパク質がアミノ酸になっているためです。通常タンパク質はそのままの形で体に吸収されず、胃の中のペプシンという消化酵素の働きによりタンパク質をペプトンへと分解し、さらに小腸の中にあるペプチターゼという消化酵素の働きによりアミノ酸になり吸収されます。
しかしチーズに含まれるタンパク質はもともと乳酸菌によって体に吸収されやすいアミノ酸になっており、消化吸収が早くなります。同じ乳製品の牛乳と比較しても、牛乳のタンパク質はアミノ酸ではないためチーズの方が消化の早い食材といえます。
チーズが消化にいい食べ物の理由③チーズの脂肪球が小さいため
チーズが消化にいい食べ物と言われている理由3つ目は、チーズの脂肪球が小さいためです。牛乳やバター、チーズの脂質に含まれる脂肪球の量や大きさはそれぞれ違います。脂肪球が小さいほど体の中で消化が早くなります。
チーズが消化にいい食べ物の理由④カルシウムが豊富に含まれているため
チーズが消化にいい食べ物と言われている理由4つ目は、カルシウムが豊富に含まれているためです。チーズに含まれる豊富なカルシウムはチーズのタンパク質と結びつき体内で吸収されやすくなります。
また日本人は、慢性的に体内のカルシウムが不足している人の割合が高いためチーズなどで補うことが大切です。カルシウムが不足した状態は、消化機能も低下し、消化不良や消化性潰瘍などを引き起こします。
そのためチーズを食べると消化が早いだけでなく消化機能を元気にしてくれ、他の食べ物の吸収も高まります。胃や腸が弱い方や風邪などで消化機能が低下した時にこそチーズがおすすめです!
チーズが消化にいい食べ物の理由⑤チーズは乳糖が乳清に変化しているため
チーズが消化にいい食べ物と言われている理由5つ目は、チーズの乳糖が乳清に変化しているためです。よく牛乳を飲むと消化不良を起こし、お腹がゴロゴロする方がいますよね!これは、牛乳に含まれる乳糖を分解できないために起こります。
日本人は昔から乳製品を頻繁に摂取していないため、乳糖を分解するための酵素であるラクターゼが欠乏している人が多くいます。しかしチーズは、発酵する段階で乳糖が乳清となり、その乳清が取り除かれて作られるため、消化も良く、お腹が痛くなる心配がありません。
これまで牛乳の消化不良でお腹が痛くなったために、その他の乳製品も食べずにいた方は、ぜひチーズを食べてみてください。美味しくて消化もいいため安心ですよ!
チーズが消化にいい食べ物の理由⑥タンパク質の分解を促進するため
チーズが消化にいい食べ物と言われている理由6つ目は、チーズに含まれるビタミンB6がタンパク質の分解を促進するためです。その結果、チーズのタンパク質がしっかり消化吸収され、体に大切な栄養素になります。
またビタミンB6には他にも髪や皮膚を丈夫にしたり、体の粘膜を正常に保つ働きがあります。レバーや納豆、うなぎ、牛乳などに多く含まれているため積極的に摂取するようにしましょう。
チーズが消化にいい食べ物の理由⑦ビタミンB2が脂質の代謝を促すため
チーズが消化にいい食べ物と言われている理由7つ目は、チーズに含まれるビタミンB2が脂質の代謝を促すためです。脂質の代謝が悪いとうまく栄養にならず、余分な脂肪となって体に蓄積されてしまいます。しかしチーズにはビタミンB群がバランスよく含まれており、消化吸収に大変優れています。
またチーズにはビタミンだけでなくミネラルもバランス良く含まれています。亜鉛や鉄など男性・女性におすすめの栄養分もたくさんあるためおやつなどの間食やパスタ、ピザ、サラダなどで積極的に頂きましょう!
とはいえチーズには塩分も含まれているため食べ過ぎはよくありません。1日に大体70gまでを目安にして他の食べ物とバランス良く食べましょう!
チーズが消化にいい食べ物の理由⑧タンパク質のカゼインが消化に良いため
チーズが消化にいい食べ物と言われている理由8つ目は、チーズに含まれるタンパク質であるカゼインが消化に良いためです。カゼインには胃に入った食べ物の消化を助ける働きがあり、食事にチーズをプラスすることでその他の食べ物の消化も助けてくれます。
チーズに含まれるカゼインは、筋肉の状態を正常に保ち、分解を防いでくれるため日頃運動している方にもおすすめの食材です。アスリート向けのプロテインにも「カゼインプロテイン」が良く使用されていますね!
また次項では、海外製のおすすめプロテインをご紹介しています。ホエイプロテインやカゼインプロテインなどそれぞれの人の目的にあったプロテインを多数紹介していますのでぜひ参考にご覧ください。ココア味や、バニラ味、チョコレート味などどれも美味しいものばかりですよ!
チーズが消化にいい食べ物の理由⑨グルタミン酸が胃の粘膜を健康にするため
チーズが消化にいい食べ物と言われている理由9つ目は、チーズにうまみ成分として有名なグルタミン酸が胃の粘膜を健康にするためです。昆布やトマトにも含まれるグルタミン酸には消化にいいだけでなく、疲労回復効果や集中力・記憶力の向上など体にいい効果がたくさんあります。
またチーズは調理する必要がなく、そのままで食べられるため熱などで栄養価を低下させる恐れもありません。毎日食べられるように冷蔵庫に常に入れておくと良いかもしれませんね!
チーズが消化にいい食べ物の理由⑩栄養価が高く少量で満足感が得られるため
チーズが消化にいい食べ物と言われている理由10個目は、チーズを食べると少量で満足感が得られるためです。ナチュラルチーズやプロセスチーズはビタミンやミネラル、タンパク質、脂質など栄養をバランス良く含んでいるため、完全栄養食ともいわれています。
そのためたくさん食べなくても体が満足し、食べ過ぎを自然に防いでくれます。食べ過ぎは胃に負担がかかり、消化が遅くなるため、食欲がない時にもチーズは最適です。ただしチーズには、食物繊維とビタミンCが不足しているためそれだけは他の食品で補う必要があります。
チーズを食べる時は、緑黄色野菜や果物などをプラスして食事をバランスの良いものにしましょう!また次項では、チーズやお肉、野菜を使った美味しい宅飲みのメニューをご紹介していますので、メニューの参考にぜひ合わせてご覧ください。
チーズと消化にいい食べ物の食べ合わせ方は?
チーズと消化にいい食べ物の食べ合わせ方|とろけるチーズとパン
チーズと消化にいい食べ物の食べ合わせ方1つ目は、パンにとろけるチーズをのせて食べる組み合わせです。パンとチーズの相性は誰もがご存知の通り最高に美味しいですよね!パンには酵母菌、チーズには乳酸菌が含まれているためこの2つを組み合わせることでお腹の中の善玉菌を増やしてくれます。
またこれらの酵母菌や乳酸菌は熱に弱く、パンにとろけるチーズをのせて焼くと死滅してしまいます。しかし死滅したあとも善玉菌のえさとなるためお腹の調子を整え、消化を助けてくれます。忙しい朝にも手軽に準備でき、美味しいためどんどん食べましょう!
チーズと消化にいい食べ物の食べ合わせ方|チーズとバナナ
チーズと消化にいい食べ物の食べ合わせ方2つ目は、チーズとバナナの組み合わせです。バナナはチーズと同じように消化が良く、栄養価も高い食べ物です。またミネラルもバランスよく含んでいるためバナナのマグネシウムがチーズのカルシウムの吸収を高めてくれます。
バナナは皮をむくだけですぐに食べられるため、忙しい朝の食事にぴったりです!先ほどのとろけるチーズとパンの組み合わせにプラスすると栄養価も整うためおすすめです。
チーズの消化時間は?
モッツァレラチーズなどのナチュラルチーズの消化時間は1時間半と早い!
モッツァレラチーズなどのナチュラルチーズの消化時間は、およそ1時間半と大変早い時間で消化します。チーズにはチーズだけで作られたナチュラルチーズと乳化剤や添加物などを混ぜて長期保存を可能にしたプロセスチーズがあります。
やはり消化にいいのは、チーズのみで作られたナチュラルチーズであり、プロセスチーズは乳化剤や添加物などがプラスされている分消化にも時間がかかるため注意が必要です。スーパーでチーズを購入する場合、商品の裏側や側面に原材料名が記載されているため購入時にはしっかり確かめるようにしましょう!
同じ乳製品のバターはナチュラル・プロセスチーズの8倍の消化時間がかかる
同じ乳製品のバターはナチュラルチーズ・プロセスチーズの約8倍の消化時間がかかります。チーズを1時間半で消化するとしたらバターの場合、12時間以上もの時間がかかるとは驚きですね!また牛乳、チーズ、ヨーグルト、バターなど様々な乳製品がありますが、乳製品によって消化時間が変わります。
やはりチーズやヨーグルトなどの乳酸菌を含む食材が最も早く続いて、牛乳、バターと続きます。牛乳は液体ですが、胃の中にある胃酸によってヨーグルトのように一度固まるためチーズやヨーグルトに比べると紹介に時間がかかります。そのため乳製品の中で消化にいい食材を選ぶ場合はチーズやヨーグルトを選びましょう!
消化がいいチーズの種類は?
消化がいいチーズの種類①モッツァレラチーズ
消化にいいチーズの種類1つ目は、モッツァレラチーズです。モッツァレラチーズといえばトマトやオリーブオイルと合わせたカプレーゼなどモチっとした独特の食感が美味しいですよね!モッツァレラチーズは脂質が少なくチーズの中でも消化時間が早いチーズです。
またモッツァレラチーズは、低カロリーでダイエットしたい方にもおすすめのチーズです。美味しくでダイエットもでき消化も早いとなればモッツァレラチーズを食べるしかありませんね!ただし美味しいあまり食べ過ぎてしまうと余分な脂肪となり太るため食べ過ぎには注意しましょう!
消化がいいチーズの種類②ゴルゴンゾーラ・ロックフォールなど青カビチーズ
消化にいいチーズの種類1つ目は、ゴルゴンゾーラやロックフォールなどの青カビチーズです。青カビチーズとは、食べられる食用の青カビを使って作ったチーズで、独特の柄模様とコクのある味わいが特徴的なチーズです。
青カビチーズは、乳酸菌による健康効果以外に、青カビの作用により血流を改善したり美肌・美髪作用やガン細胞の抑制など体にいい効果が数多くあります。消化にも良く、健康効果も高いため食べられる方はぜひ食事に取り入れてみてください。
消化が早いチーズを食べたい場合プロセスチーズは不向き
消化が早いチーズを食べたい場合、プロセスチーズは不向きですので覚えておきましょう。ナチュラルチーズからプロセスチーズを作る過程でチーズに大切な乳酸菌を加熱により死滅させており、発酵が止まっています。
プロセスチーズも栄養価はとても高いですが、菌による消化作用や整腸作用は弱まるため消化にいいチーズを食べる場合は、フレッシュチーズや白カビ・青カビチーズなどのナチュラルチーズを選びましょう。
消化にいいチーズを積極的に食べよう!
チーズが消化にいい理由やチーズの消化時間などをご紹介いたしましたがいかがでしたか?ナチュラルチーズの早い消化時間に驚かれた方も多いのではないでしょうか。チーズは栄養価が高いためお子さまから年配の方まで女性・男性問わずおすすめの食材です。
あまり食欲のない風邪の時などに、今まで消化に悪いと避けていたのであればぜひ少しだけでも取り入れてみてください!またチーズを使うメニューはレパートリーも豊富なため、モッツァレラチーズなど自分の好きなチーズを生食や加熱などを気にせずお好きな調理方法で楽しんでみてくださいね!
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