おすすめの模写のお題15選|イラストが上達する練習のやり方・コツとは?
更新:2019.06.21
模写をしてイラストや絵を上達させたいと思っているけれど、お題が思い浮かばないと悩んではいませんか?イラスト上達に役立つおすすめのお題があるといいですよね。この記事では初心者・中級者・上級者別におすすめのお題や練習方法をご紹介しています。
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INDEX
模写のやり方・コツは?
模写のやり方
模写のやり方は元となるイラストや写真を見て、忠実に書き写すことです。この時、自分流にアレンジをするといったことはしません。また、形を忠実に再現できないからと簡単に妥協することもしないのが基本です。とにかく、何回やり直してもいいので、忠実に書き写すことができるまで根気強くやります。
模写の目的は、自分が描けない線を描けるようになることと、自分の中に構図などの引き出しを増やすことが目的です。こうすることで、イラストや絵の描けるものの幅が広がるのです。ただし、ただ見たものをなぞるように描くだけでは上達しません。これでは写し絵がうまくなるだけです。
模写をやったら、今度は自分が模写をしたものを思い出しながら、描いたり、今度は自分なりにアレンジして描くということが必要です。つまり、模写でインプットしたら、次はアウトプットが必要ということです。なお、模写は実物を描くデッサンよりは劣るので、模写の対象が現実で手に入るのであればデッサンをしましょう。
模写のコツ
イラストや絵を上達させるための模写のコツは、絵の本当の初心者なら、構造が単純なものから時間をかけて描くことです。そして、量をこなすことです。絵の本当の初心者がいきなり好きな作家の絵を模写しても複雑すぎて挫折してしまいます。ただし、構造が単純なものは書くのが楽しくなく、苦痛であることがほとんどです。
イラストや絵が簡単に上達する練習方法はありません。あくまでもイラストの上達も地道な筋トレと同じです。ただし、この苦しい模写というトレーニングを繰り返すことでイラストや絵が上達することができます。ある一定の量をこなせば、どんなものでも苦労することなく描けるようになります。
これは、自分の中の引き出しが増えたことと観察眼などが養われたことと、描き続けた経験により、即座にバランスなどの狂いもなく、再現できるようになったからです。模写ばかりしていると、模写だけが上手になってしまうので、適度に自分オリジナルの絵を描くことも上達に大切です。
【初心者向け】おすすめの模写のお題5選
【初心者向け】おすすめの模写のお題①〇と一
【初心者向け】おすすめの模写のお題1つ目は〇と一です。本当の初心者の方はイラストを模写しても線が歪みすぎたりして、似ても似つかないものになります。これはイラストを描くための筋肉や筋肉の使い方が身についていないからです。文字を描く筋肉とイラストを描く筋肉はまた別なのです。
そこで、おすすめするのが〇と一です。単なる〇とまっすぐな線ですが、きちんと描けるようになるためには本当に難しいのです。いくら〇を見ながらでも人間は真円を描くことが苦手です。ただし、描けるようになれば、線が歪むことがなくなります。そのため、〇や真っすぐな線を描くという練習は古くからあります。
ただし、本当につまらないトレーニングなので、毎日の絵を描く前のエクササイズとして取り入れるのがおすすめです。大抵の場合、絵を描きだす時というものはプロでも少し腕がぎくしゃくしまうものです。しかし、事前にこのエクササイズで慣らせば、スムーズに絵を描きだすことができます。
【初心者向け】おすすめの模写のお題②積み木
【初心者向け】おすすめの模写のお題2つ目は積み木です。人間の体を初め、大抵のものは単純化すると立体の図形になってしまいます。そのため、立体の固まりである積み木を模写することで、人物もスムーズに描きだせるようになります。積み木を模写するコツは積み木のバランスをしっかり忠実に再現をすることです。
模写ではなく、家にある積み木をデッサンできると観察眼が養われ、絵の上達が早まります。この時、やり方にコツがあり、積み木を1つだけ描き、慣れたら2つ3つと増やしていき、最終的に積み木で作った家などを描いていきます。いきなり積み木の家を描くとバランスがとれず、変な絵しか描けずに、挫折の原因になります。
【初心者向け】おすすめの模写のお題③トイレットペーパー
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【初心者向け】おすすめの模写のお題3つ目はトイレットペーパーです。人間の体を単純化すると、腕や脚はトイレットペーパーと同じ円柱形になってしまいます。トイレットペーパーを描くのは楽しくありませんが、人体以外も円柱でできているものはたくさんあるため、描けるようになれば、応用が利きます。
【初心者向け】おすすめの模写のお題④ルービックキューブ
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【初心者向け】おすすめの模写のお題4つ目はルービックキューブです。ルービックキューブは単純なようですが、9つのキューブを定規を使うことなく同じ大きさで描くことが難しいのです。しっかりと描けるようになると、観察眼が養われてきた証拠です。
【初心者向け】おすすめの模写のお題⑤ボール
【初心者向け】おすすめの模写のお題5つ目はボールです。〇とは違い、真円を描くだけではありません。写真を見ながら、立体感が感じられるように影をつけていきます。できることなら、ボールの実物を用意するのが理想です。
絵を一生懸命にかいているのに、絵が下手と悩んではいませんか?絵が下手な人のイラストの特徴や上手い同人誌が描けない理由をを以下の記事でご紹介しているので、気になる方はぜひご確認ください。
【中級者向け】おすすめの模写のお題5選
【中級者向け】おすすめの模写のお題①裸に近い人間
【中級者向け】おすすめの模写のお題1つ目は裸に近い人間です。絵を描く人向けに水着や下着姿のポーズ集が発売されています。人間の裸にこだわる理由ですが、骨格や筋肉がわかるからです。これがわからないとバランスが狂った人間しか書けません。
イラストの参考になる男性の裸体が映る映画もあるので、ぜひ練習の参考になさってください。気になる方は以下の記事がおすすめです。映画を観て、模写や絵の練習をすれば、イラストや絵の上達もしやすいでしょう。
【中級者向け】おすすめの模写のお題②服を着た人間
【中級者向け】おすすめの模写のお題2つ目は服を着た人間です。徹底的に裸に近い人間の様々なポーズを描いてきたのなら、しっかりと骨格が頭の中に入っているので、服を着た人間を描くのは正直楽勝です。服のしわや質感、色合いにこだわりながら模写をしていきましょう。靴が難しいので、丁寧に描きましょう。
【中級者向け】おすすめの模写のお題③動物
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【中級者向け】おすすめの模写のお題3つ目は動物です。動物は人間とは違う骨格、質感なので難易度が上がりますが、様々な動物を描けるようになれば、今度はその動物たちのパーツを組み合わせることで、架空の生物も簡単に作ることができるようになります。
動物を模写する時、骨格をある程度理解していたほうが、完成した時のリアルさや立体感が違います。写真の模写を続けてもリアルさや立体感は感じづらいので、動物の骨格がわかる本を読んだりしましょう。
【中級者向け】おすすめの模写のお題④花・樹
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【中級者向け】おすすめの模写のお題4つ目は花・樹です。花びらや葉っぱが複雑な花と樹は写真を観て、描きうつすだけではうまく描くことができません。そのため、植物画の本を一冊購入して、描き方の基本を知ってください。花や樹を描けると、自然豊かな風景画を楽に描けるようになります。
【中級者向け】おすすめの模写のお題⑤家具
【中級者向け】おすすめの模写のお題5つ目は家具です。形が単純なものも多いですが、1つ1つの家具をきちんと描けなければ室内をスムーズに書くことはできません。静物画でも人物画でも屋内を描く機会は多いため、しっかりと描けるようになりましょう。
【上級者向け】おすすめの模写のお題5選
【上級者向け】おすすめの模写のお題①自動車
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【上級者向け】おすすめの模写のお題1つ目は自動車です。自動車は丸いタイヤを初め、多くが曲線によって構成されています。真っすぐに見えても曲線だったりするので、簡単に模写ができるものではありません。自動車を楽に模写できるようになったということは、様々な曲線を描けるようになったということです。
自動車を描けるようになると、街中の風景や街の背景を自由に書くことができるようになります。また、自動車を楽に書けるようになったということはそれだけ様々な曲線も描けるようになったということです。
【上級者向け】おすすめの模写のお題②バイク
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【上級者向け】おすすめの模写のお題2つ目はバイクです。バイクも自動車と同じく、様々な曲線で成り立っている上に複雑なので、模写と言えども描くのが難しいものの1つです。しかし、外に行けば必ず見かける身近な乗り物なので、描けるようになると風景画や背景画もレベルアップできます。
特に、漫画やイラストを描いているような人はバイクに乗ったキャラクターを自分のイラストや漫画に登場させることができるようになります。また、バイクを参考に架空の乗り物を作ることも可能になります。乗り物1つ描けるようになるだけでも作品の幅が広がるので、頑張りましょう。
【上級者向け】おすすめの模写のお題③建物
【上級者向け】おすすめの模写のお題3つ目は建物です。建物も基本的に立体で成り立っているため、立体の単純なものを描く訓練さえしていれば、難しくはないはずです。気をつけたいのは建物と建物の周りにある風景とのバランスです。者同士の大きさのバランスがおかしいと、見た目がおかしくなってしまいます。
【上級者向け】おすすめの模写のお題④室内
【上級者向け】おすすめの模写のお題4つ目は室内です。基本的に室内のものも立体で構成されていますが、室内はテレビやソファなど様々なものがあるため、バランスを取るのがとても難しいです。ただ、観察眼が養われれば、複数のものを描いてもバランスが整い、おかしくはなりません。
また、室内は家具や布製品など様々な質感のものがあるため、その質感の違いをきちんと表現することも大切な練習です。しっかりと質感を描き分けることができるとリアルさが増します。
【上級者向け】おすすめの模写のお題⑤自分の好きな作家の作品
【上級者向け】おすすめの模写のお題5つ目は自分の好きな作家の作品です。最初はうまく描けないかもしれませんが、自分の好きな作家の絵をたくさん模写をすると、構図の幅が広がり、様々な絵やイラストを描けるようになります。
好きな作家の作品というお題は上級者向けではありますが、模写の一番いいお題は自分の好きな作家や物などを書くことです。これは自分のモチベーションが一番上がり、続きやすいからです。初心者でも図形などに書くのに飽きたら、どんどん自分の好きな作家の作品に挑戦しましょう。
絵が上達する練習とは?
絵が上達する練習①デッサン
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絵が上達する練習とは?1つ目はデッサンです。デッサンは目の前にあるものを忠実に書くというものです。模写と違うのは現実にあるもの、つまり立体を描くということです。アニメ絵を描くイラストレーターであっても、最終的に基礎力が欲しいからデッサンスクールに通うといったように、絵の基礎となっています。
絵が上達する練習②30秒ドローイング
絵が上達する練習とは?2つ目は30秒ドローイングです。これは30秒の間に次々と単純な人物や物を描いていくというもので、執筆速度を上げる訓練法です。これは初心者がやるものではなく、デッサン力や観察眼がしっかりと養われた人がやるべきものです。
絵が上達する練習③毎日描く
絵が上達する練習とは?3つ目は毎日描くです。絵がうまいと言われている作家ほど大量に絵を描いています。1日も早く絵がうまくなりたいのなら、1日でも多く絵を描くしかありません。絵の上達には近道はないのです。様々な絵を丁寧に描き続けることで、早いスピードで絵を描けるようになるので、頑張りましょう。
イラストが上達したい人におすすめの書籍5選
イラストが上達したい人におすすめの書籍①ルーミス著「やさしい人物画」
イラストが上達したい人におすすめの書籍1つ目はルーミス・やさしい人物画です。これはイラストレーターの人も美術系の人も両方がすすめる人物を描くための良書です。
イラストが上達したい人におすすめの書籍②スカルプターのための美術解剖学
イラストが上達したい人におすすめの書籍2つ目はスカルプターのための美術解剖学です。こちらは人体の構造が美術向けに解説されているものです。
イラストが上達したい人におすすめの書籍③人体のデッサン技法
イラストが上達したい人におすすめの書籍3つ目は人体のデッサン技法です。初心者向けに人体の描き方を解説されています。体の構造について解説されていて、この本を読んだことを実践した結果、デッサンが上達したという人が多いです。
イラストが上達したい人におすすめの書籍④ジャック・ハム「動物の書き方」
イラストが上達したい人におすすめの書籍4つ目はジャック・ハム「動物の書き方」です。動物の書き方を基本から応用まで解説しています。動物を描きたいという方にはとても参考になる本です。
イラストが上達したい人におすすめの書籍⑤風景デッサンの基本
イラストが上達したい人におすすめの書籍5つ目は風景デッサンの基本です。この本は風景を描くための初歩を解説しています。風景やイラストの背景をうまく描けずに困っている方におすすめです。
模写でイラストを上達しよう!
模写はイラストや絵を上達するための方法の1つです。絵を上達させるためには毎日、描くことが最大の練習です。模写は自分が描きたいものが思い浮かばない時や自分が描きたいものが画力不足で描けないという時にもっとも最適です。絵を描き始めたばかりの初心者は画力がないため、模写をして基礎力を身につけてください。
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