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軟飯とは?おかゆとの違いや赤ちゃんにいつから食べさせるのかも
軟飯とおかゆの違い
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ご飯を炊く時、米と水の分量は1:1~1.2の割合で炊くのが一般的です。軟飯は、米と水の分量を1:2で炊いた柔らかいご飯です。見た目は米の粒が残っているけれど、歯茎で潰せるくらい柔らかく、おかゆよりはもっちりとした食感があります。
離乳食は米と水の分量を1:10で炊いた10倍がゆから始まり、成長するにつれて7倍がゆ、5倍がゆと進んでいきます。軟飯は米と水の割合が1:2なので、2倍がゆに当たります。おかゆよりも水分量が少ないので、炊き込みご飯やおにぎり等、様々なメニューに活用できます。
いつから赤ちゃんに食べさせるのか:10ヵ月~1歳頃の離乳食後期から
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軟飯は、10ヵ月~1歳頃の離乳食後期から食べさせ始めます。いつからおかゆから軟飯に移行するのかの目安は、赤ちゃんがよく口を動かして、バナナくらいの柔らかい食材は歯茎で潰して食べられるようになったらです。赤ちゃんの様子を見ながら、水加減を調整して徐々におかゆから軟飯に近づけていきましょう。
この頃の赤ちゃんは自分で食べたいという意欲も出てくるので、手づかみ食べが始まります。軟飯は、おやきやおにぎり等の形を作りやすいので、手づかみ食べにも最適です。赤ちゃんが食べやすく興味を引くような形にすることで、食べることへの関心も高まり食事がより楽しくなります。
軟飯に切り替えたばかりだと、水分量が少ないので便が固くなる等、慣れるまでは赤ちゃんの体調に変化が現れる場合があるので注意が必要です。また、赤ちゃんの成長スピードは人によって違うので、いつから軟飯に切り替えるかは赤ちゃんの成長に合わせて様子を見ながら判断しましょう。
軟飯の作り方4選
軟飯の作り方①炊飯器を使った炊き方
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軟飯の作り方1つ目は、炊飯器を使った炊き方です。米の分量の2倍の水を入れ、通常通り炊飯するだけで簡単に軟飯が作れます。炊飯器を使えば一度にたくさん炊けるので、数回分の軟飯を作りたい時に便利です。
作り方(米1合分)
- 米をとぎ、炊飯器に入れたら2合の目盛りまで水を入れる。30分程、そのまま浸水させる。
- 通常モードで炊飯する。
大人用に普通の固さのご飯と一緒に軟飯を炊くことも可能です。湯飲み茶碗等の深めの耐熱容器に、軟飯用に米と水を1:2の割合にして入れます。大人用に米と水を通常の分量で炊飯器に入れたら、米と水を入れた湯飲み茶碗を炊飯器の中央に置きます。そのまま通常モードで炊飯すれば固さの違うご飯が炊き上がります。
軟飯の作り方②鍋を使った炊き方
軟飯の作り方2つ目は、鍋を使った炊き方です。米と水の分量は炊飯器で炊く時と同じで、米1合が約150gなので、水は300㏄入れて炊きます。炊飯器と違い、途中でご飯の固さを確認しながら水加減や加熱時間を調整できるので、好みの固さの軟飯にすることができます。
作り方(米1合分)
- 米をとぎ鍋に入れる。水を300㏄入れたら、そのまま30分程浸水させる。
- 強火にかけ、沸騰したら弱火にして20~30分好みの固さになるまで炊く。
- 火を止めて10分程蒸らす。
離乳食用の軟飯に限らず、鍋で大人用のご飯を炊くことも可能です。炊飯器で炊くご飯とは一味違う美味しさを楽しめます。離乳食作りを機会に、下記の記事を参考にしてパパ、ママも鍋で炊くご飯を味わってみてはいかがでしょうか?
軟飯の作り方③炊いたご飯から鍋を使って作る方法
軟飯の作り方3つ目は、炊いたご飯から鍋を使って作る方法です。炊いたご飯を使う場合は、ご飯と水の分量を1:1にします。米から炊くよりも加熱時間は短く、早く出来上がります。一緒に魚や野菜などの具材を入れて煮ると、簡単に炊き込みご飯風の軟飯を作ることができます。
作り方(ご飯50g分)
- 鍋にご飯と水50㏄を入れ、軽く混ぜてほぐす。
- 強火にかけ、煮立ったら弱火にして鍋の蓋をずらし5分程煮る。
- 柔らかくなったら火を止めて、2~3分蒸らす。
軟飯の作り方④炊いたご飯から電子レンジを使って作る方法
軟飯の作り方4つ目は、炊いたご飯から電子レンジを使って作る方法です。耐熱容器とラップだけで、一食分から手軽に軟飯が作れます。ご飯と水の分量は鍋で作る時と同じです。必要な時に必要な分だけ作れるので、とても便利です。
作り方(ご飯50g分)
- 耐熱容器にご飯と水50㏄を入れ、軽くほぐしてラップをかける。
- 電子レンジで2~3分加熱する。加熱が足りない時は時間を追加し、しっかりと沸騰したら止める。
- ラップをしたまま2~3分蒸らす。
軟飯の保存方法
小分けにして冷凍保存
View this post on Instagram::備忘録:: 4合のお米を炊いて セリアの一膳分ストック ×3 おにぎり型大 ×7 今回は冷蔵保存用なので、 粗熱とれたら冷蔵庫で保存します 😊 #セリア #おにぎり型 #ご飯ストック
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軟飯をストックする場合は、一食分ずつ小分けにして冷凍保存します。風味が落ちたり、他の食品の匂い移りを防ぐためにも、多めに軟飯を炊いたら冷凍保存するのがおすすめです。衛生的にも、冷蔵よりも冷凍保存の方が軟飯が傷む心配が少ないので安心です。
小分けにする方法は、ラップに一食分ずつ包んだり、離乳食専用容器や小さいサイズのタッパーに分けて入れる等があります。少量ずつ保存する時は、製氷皿や大き目のお弁当用おかずカップで凍らせ、凍ったら中身を取り出しジップロック等の密閉袋に入れて保存します。
離乳食の保存容器としては、専用の物だけでなく製氷皿等の小分けして保存するのに活用できる物が他にもあります。下記の記事では、離乳食の小分け保存におすすめの保存容器を紹介しています。離乳食作りの手間を減らすためにも、是非参考にしてみてください!
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保存する時のポイント
軟飯を冷凍保存する時のポイントは、完全に冷めてから蓋をして冷凍庫に入れることです。熱いうちに蓋をすると、容器やラップの内側に水滴が付き衛生的にあまり良くありません。急いで冷ましたい時は、保冷剤を下に置く等の方法が有効です。
また、冷蔵庫に入れた軟飯は翌日までに、冷凍してストックした軟飯は1週間を目安に食べきりましょう。赤ちゃんのお腹は大人よりもとてもデリケートなので、食材の鮮度や衛生面には特に注意する必要があります。赤ちゃんが食べきらなくても、古くなったご飯は与えない方が安心です。
軟飯を使ったアレンジレシピ
軟飯を使ったアレンジレシピ①鯛の炊き込み
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軟飯を使ったアレンジレシピ1つ目は、鯛の炊き込みご飯です。米と一緒に薄めのだし汁で野菜と魚も柔らかく炊き込みます。香りが良くて、赤ちゃんの食欲をそそるご飯です。鯛は骨のない刺身用を使い、臭みを取るために先に茹でるのがポイントです。
材料
- 米 1/2合
- 薄めのだし汁 150㏄
- 鯛の刺身 4~5切れ
- 椎茸 1個
- 人参 40g
- ほうれん草 葉の部分4~5枚
鯛の炊き込みご飯の作り方
- 米をとぎ、炊飯器に入れる。野菜は細かく切り、鯛は茹でておく。
- 炊飯器にだし汁、鯛、野菜も入れて通常モードで炊飯する。
- 炊きあがったらご飯と具をよく混ぜて完成。
軟飯を使ったアレンジレシピ②納豆入りおやき
軟飯を使ったアレンジレシピ2つ目は、納豆入りおやきです。軟飯を手づかみでも食べやすいおやきにしています。納豆ご飯が苦手な赤ちゃんも、見た目が変わると食べやすくて気に入ってくれるかもしれません。手づかみしやすいように、薄く広げて焼きましょう。
材料(1食分)
- 軟飯 80g
- ひきわり納豆 大さじ1杯
- しらす 大さじ1杯
- 片栗粉 大さじ1杯
- 付属のたれまたは醤油 小さじ1/2杯
- サラダ油 適量
納豆入りおやきの作り方
- 軟飯に納豆、しらす、片栗粉、納豆付属のたれを混ぜる。
- フライパンに薄く油をひき、1を薄くのばして弱火で焼いていく。
- じっくりと両面を焼き、焼き色がついたら完成。
軟飯を使ったアレンジレシピ③ミニ焼きおにぎり
軟飯を使ったアレンジレシピ3つ目は、ミニ焼きおにぎりです。普段のおにぎりに飽きたら、少し香ばしく焼いた焼きおにぎりはいかがでしょうか。固くならないように、軽く焼くのがポイントです。
材料(1食分)
- 軟飯 80g
- 鰹節 小さじ1杯
- ごま 小さじ1杯
- めんつゆ 小さじ1杯
- サラダ油 適量
ミニ焼きおにぎりの作り方
- 軟飯に鰹節とごまを混ぜ、小さなおにぎりを作る。
- フライパンに薄く油をひき、おにぎりの片面を軽く焼く。
- 裏返したらめんつゆをスプーン等を使って薄く塗り、もう一度裏返して軽く焼き目を付ける。
軟飯を使ったアレンジレシピ④ツナとキノコのリゾット風
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軟飯を使ったアレンジレシピ4つ目は、ツナとキノコのリゾット風です。キノコは歯ごたえがあるので、細かく刻んであげると赤ちゃんでも食べやすいです。牛乳とチーズで、少し洋風の味付けになっているレシピです。
材料(1食分)
- ご飯 70g
- ツナ 1/2缶
- 椎茸 みじん切りで小さじ1杯
- しめじ みじん切りで小さじ1杯
- 玉ねぎ みじん切りで大さじ1杯
- 小松菜の葉 みじん切りで小さじ1杯
- 水 大さじ3杯
- 赤ちゃん用野菜スープ(粉末) 小さじ1杯
- 牛乳 大さじ1杯
- 粉チーズ 小さじ1杯
ツナとキノコのリゾット風の作り方
- 野菜はみじん切りにし、レンジで1~2分加熱する。
- 鍋に1の野菜とツナ、水、赤ちゃん用野菜スープを入れて、ひと煮立ちさせる。
- ご飯と牛乳、粉チーズを加え、弱火で2~3分煮込んで完成。
リゾットは冷ご飯と冷蔵庫に残った材料を使って手軽に作れるので、赤ちゃんだけでなくママのお昼ご飯にもピッタリです。赤ちゃん用のリゾットは薄味で作り、大人用は味付けを足せば同じ材料でご飯を作ることもできます。美味しいリゾットのレシピは、下記の記事も参考にしてみてください!
美味しい軟飯を赤ちゃんに食べさせよう!
今回は軟飯の作り方やいつから軟飯に移行するのか等をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?炊飯器や電子レンジを使えば、水の量調整するだけで簡単に軟飯を作ることができます。軟飯を使えばレシピの幅も広がり、赤ちゃんの食事もより楽しくなるでしょう。
離乳食としていつから赤ちゃんに与えて良いのか、成長の早さは人によって違うので、迷うこともあるかと思います。赤ちゃんの体調を観察しながら、少しづつ軟飯にトライしてみてください!
毎日の離乳食作りは、手間も時間もかかりとても大変です。少しでも育児の負担を減らし、赤ちゃんとの生活を楽しむために、下記の記事で紹介している便利グッズを是非活用してみてください!
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