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シャーペンの正しい持ち方とは?ぺんだこの治し方や疲れない矯正法も

更新:2019.06.21

シャーペンの正しい持ち方ができていないと、ペンだこができたり、疲れやすくなったりと悪い影響が出てきます。無理なく疲れない治し方を知って、正しい持ち方に矯正してみましょう。この記事ではシャーペンの正しい持ち方や矯正法のほか、持ちやすいシャーペンや矯正グッズも紹介します。

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シャーペンの間違った持ち方3選

間違った持ち方の人は変な場所にペンだこがある

クリームを持っている手

指を確認したときに、変な場所にペンだこがありませんか?長い時間シャーペンを持って勉強していたり、ペンを使った仕事をしている人には、ペンだこのある人が多いかもしれませんが、通常はシャーペンを支えている中指にできるはずです。

しかし、持ち方が間違っていると、薬指や小指などにペンだこができてしまいます。薬指や小指は、正しい持ち方をしているなら、シャーペンが触れることは少ない場所です。このような場所にペンだこがあるなら、持ち方が間違っている可能性が高いでしょう。

長時間シャーペンを使っていないのにペンだこがある場合は、力が入りすぎた良くない持ち方をしている可能性があります。自分のペンだこがどこにあってどのような状態なのか、よく観察してみましょう。

間違ったシャーペンの持ち方①垂直に立てる持ち方

ペンを持つ女性

シャーペンの悪い持ち方1つ目は、「垂直に立てる持ち方」です。シャーペンを真っ直ぐに立てる持ち方をすると、指で強く握ることになるので、手首や肩にも負担がかかってきます。文字を書く時も、力みすぎて不安定になりやすいようです。

このような持ち方の人は、字を書くときに前かがみになり、猫背になってしまう傾向があります。癖字になりやすいのは、この持ち方の人に多いと言われています。

間違ったシャーペンの持ち方②人差し指が逆に反っている

筆で卵を塗っている女性

シャーペンの悪い持ち方2つ目は、「人差し指が逆に反っている持ち方」です。これは、シャーペンを持つときに力みすぎたため起こってしまう状態です。人差し指の第二関節を大きく曲げて、指先に力を入れて押すため逆に反ってしまうのです。悪い持ち方としては、一番多い例かもしれません。

シャーペンを固定させようとするほど、指先に力が入ってしまうようです。この持ち方できれいな文字を書くのは、まず無理だと言えるでしょう。

間違ったシャーペンの持ち方③中指が上にある持ち方


手紙を書く女性

シャーペンの悪い持ち方3つ目は、「中指が上にある持ち方」です。シャーペンを正しく持った場合、中指はシャーペンの下に置かれます。しかしこの持ち方をする人は、中指をシャーペンの上に乗せてしまっているのです。このような持ち方は、子供に多い傾向があると言われます。

この持ち方をすると、シャーペンのバランスが悪くなり、固定されないので文字が乱れてしまいます。薬指や小指にペンだこがある人は、このような持ち方をしている可能性があるでしょう。

ペンだこの治し方は正しい持ち方に矯正すること

女性の手

ペンだこの治し方は、シャーペンを正しく持つように矯正することが一番効果的です。ペンだこはシャーペンを強く握りすぎたときの摩擦によってできるため、間違った持ち方を続けるかぎり治ることはありません。ペンだこが痛くて困っているという人は、早目に正しい持ち方に矯正しましょう。

ペンだこができた場合の治し方は、手袋で手を保護するようにして、治るのを待つのがよいでしょう。ペンだこが痛んでシャーペンが持てないときも、手袋をしていれば摩擦が減って痛みが和らぎます。下の関連記事を参考にして、100均で手軽に買える手袋を活用してみてくださいね。

シャーペンの正しい持ち方とは?

シャーペンの正しい持ち方①基本の持ち方

色鉛筆を持つ親子

シャーペンの正しい持ち方1つ目は、「基本の持ち方」を紹介します。シャーペンは親指、人差し指、中指の3本で持つのが正しい持ち方となります。コツは、指に力を入れないことです。指は軽くシャーペンに添えるようにすることを心がけましょう。

シャーペンの基本の持ち方

  1. まず指を、ペンを持っているときの形にしてみましょう。このとき、親指と人差指、中指の指先で三角形の隙間ができるようにします。
  2. できた三角形の隙間にシャーペンを差し込み、ペン先から3cmくらいのところを、親指と人差指でつまむように持ちます。
  3. 中指をシャーペンの下に置いて支えます。

シャーペンの正しい持ち方②くるりん法


机の上にペンやコーヒーが置いてある

シャーペンの正しい持ち方2つ目は、「くるりん法」を使うやり方です。これは書道家の青山浩之さんが考案した方法で、意識しなくても簡単に正しい持ち方になる方法です。

くるりん法のやり方

  1. 机にシャーペンを置き、ペン先がはみ出すようにします。
  2. はみ出しているペン先を親指と人差指でつまみます。つまむ場所は、ペン先から3cmのあたりです。
  3. そのままシャーペンを持ち上げ、ペン先を中指で押して、くるりんとひっくり返します。
  4. 中指をシャーペンの下に置き、3本の指で持ちます。

ボールペンの正しい持ち方

パソコンと筆記用具など

シャーペンとボールペンでは、正しい持ち方が違ってきます。ボールペンを同じように持っていると、筆記中に疲れやすくなったり、字がきれいに書けなくなったりする可能性があります。

持ち方の一番の違いはペンを持つ角度で、シャーペンよりも立てて持つ必要があります。これは、ボールペンのボールと用紙が接触する角度で、インクの出方が変わってくるためです。角度は60~90°が最適となります。

また、ボールペンは人差し指の第二関節を伸ばして持つのが正しい持ち方です。シャーペンと同じようににぎってから、人差し指を伸ばすようにするとよいでしょう。

シャーペンの持ち方の矯正のやり方は?

シャーペンの持ち方の疲れない矯正法・治し方①まず1文字から書いてみる

ノートに書く人

シャーペンの持ち方の疲れない矯正法・治し方1つ目は、「まず1文字から書いてみる」ことです。正しい持ち方がわかったとしても、いきなり普段どおりに文字を書くことは難しいでしょう。せっかく正しい持ち方に変えたとしても、文字が書きづらくて元に戻ってしまっては元も子もありませんね。

最初は1文字から書いてみるようにしましょう。書く文字は、自分が書きやすいものを選んでみてください。例えば、自分の名前にある1文字でもよいでしょう。少しずつ正しい持ち方で文字を書いていくことで、次第に体が慣れてきます。

シャーペンの持ち方の疲れない矯正法・治し方②文字数を増やしていく


書類を書く男性と女性

シャーペンの持ち方の疲れない矯正法・治し方2つ目は、「文字数を増やしていく」ことです。正しい書き方で1文字書く練習を続けると、4~7日くらいで、ある程度しっかりした文字を書けるようになってきます。7日経ってもあまり上手くかけないという人は、焦らずにもう少し1文字書く練習をしてください。

1文字がしっかりと書けるようになったなら、今度は書く文字数を増やしていきましょう。文字数に制限はありませんが、急に練習量を増やしすぎてギブアップしてしまわないよう、注意してください。

シャーペンの持ち方の疲れない矯正法・治し方③以前の持ち方を合わせてみる

ペンを持った眼鏡の女性

シャーペンの持ち方の疲れない矯正法・治し方3つ目は、「以前の持ち方を合わせてみる」ことです。正しい持ち方の練習をきちんと続けていれば、3週間ほどで文字もしっかり書けるようになってきます。これは、人が新しい習慣を身につけるのに3週間程度かかるからです。この後はさらに文字数を増やしていきます。

まず正しい持ち方で書き、疲れたら元の持ち方に戻って書いてみましょう。疲れがとれたら、再び正しい持ち方で文字を書き、疲れたら元に戻すことを繰り返します。こうすることで、正しい持ち方をするための筋力がついてくるのです。1ヶ月程度続ければ、正しい持ち方が無理なくできるようになっているでしょう。

持ちやすいシャーペン3選と持ち方矯正グッズ3選

持ちやすいシャーペン①スタビロ(STABILO)「イージーエルゴ」

持ちやすいシャーペン1つ目は、スタビロ(STABILO)「イージーエルゴ」です。イージーエルゴは人間工学に基づいてデザインされたシャーペンです。疲労軽減のためにグリップが付いていて、この部分についている凹みに指を当てれば、正しい持ち方ができるようになっています。

持ちやすいシャーペン②コクヨ「鉛筆シャープ」

持ちやすいシャーペン2つ目は、コクヨ「鉛筆シャープ」です。鉛筆シャープは、ペン軸が六角形になっていて、鉛筆と同じような感覚で使えるのが特徴です。鉛筆と同じ感覚で持ち方の練習ができるので、悪い持ち方を治したい・矯正したい人にも便利なシャーペンでしょう。

持ちやすいシャーペン③ぺんてる「スマッシュ」

持ちやすいシャーペン3つ目は、ぺんてる「スマッシュ」です。スマッシュはプロも使っている製図用シャーペンで、ぺんてるでもロングセラーとなっている人気のシャーペンです。本体が13gと軽量で、ペン軸も細く持ちやすいため、正しい持ち方の練習にも便利でしょう。

今回オススメしたシャーペン以外にも、様々な種類のシャーペンがあります。下の関連記事も参考に、自分にあった書きやすいシャーペンを見つけてくださいね。

持ち方矯正グッズ①クツワ「プニュグリップ」

持ち方矯正グッズ1つ目は、クツワ「プニュグリップ」です。プニュグリップはペン軸につける矯正用グリップで、プニプニとした弾力がある手触りが特徴です。筆圧が強くて指が痛くなる、手が疲れやすいという人に向いているでしょう。本来は鉛筆用のグリップですが、細身のシャーペンなら付けることが可能です。

持ち方矯正グッズ②デビカ「もちかた補助軸」

持ち方矯正グッズ2つ目は、デビカ「もちかた補助軸」です。もちかた補助軸は、鉛筆やシャーペンに付けて正しい持ち方を練習するための補助軸です。補助穴と補助具が付いていて、正しい指の置き場所がわかるようになっています。見た目が子供向けのようですが、大人ももちろん使えます。

持ち方矯正グッズ③パイロット「kakuno(カクノ)」

持ち方矯正グッズ2つ目は、パイロット「kakuno(カクノ)」です。kakunoは「正しい持ち方」や「力を入れない書き方」を練習することができる万年筆です。万年筆なので力を入れなくても線がかすれることがなく、力を抜いた書き方を身につけるのに役立ってくれます。

シャーペンを正しく持ってきれいな字が書けるようになろう!

シャーペンの持ち方が間違っていると、ペンだこができたり、力が入って癖字になってしまうことがあります。シャーペンの持ち方は練習できちんと矯正することができますから、矯正グッズや使いやすいシャーペンを利用して、正しい持ち方できれいな字が書けるようになりましょう。

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