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ボトルシップの作り方は?初心者におすすめの組み立てキットや作品例も

更新:2019.06.21

瓶の中に船が入っているという不思議な見た目の装飾品。それがボトルシップです。見たものを引き込むその不思議な見た目ですが、その世界は幅広く最近では戦艦や家の模型とデザインは様々です。ここでは初心者でも簡単に出来る作り方や制作キットを紹介していきます。

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ボトルシップとは?魅力は?

ボトルシップとは瓶の中に船や戦艦の模型が入れられた工芸品

ボトルシップとは瓶の中に船や戦艦の模型が入れられている工芸品です。キットを使用して作ることもできますし、木材を切り出してはじめから自作することが出来ます。自分の好きな船や戦艦を瓶の中に閉じ込めてインテリアとして飾ることもできますし、ボトルシップの作成を趣味として楽しむことが出来ます。

ボトルシップは愛好家も多く、ネット通販で出来上がったものも多く販売されていたり、ボトルシップの展示会が各地で開催されることがあります。奥が深く、コレクションしたり飾ったりと楽しみや魅力がたくさんあります。小さなお子さんから大人まで魅力を感じる工芸品です。

ボトルシップの魅力は瓶の中に船を作る達成感と芸術性

瓶の中に船を作るボトルシップは細かい作業と忍耐の連続です。小さなパーツを切り出して紙やすりで削って加工したり、パーツひとつひとつを塗装して乾くのを待ったり、パーツ同士を接着して固定されるのを待ったりとひとつひとつの作業が細かいだけでなく時間もかかります。

それだけの時間と手間を掛けて作るボトルシップは完成したときにとてつもない達成感を感じることが出来ます。また、ボトルシップは、小さな穴のガラス瓶の中に船や戦艦が入れられていて、どのようにして船が入れられているのかとても不思議に感じられます。

海に航海する船や戦艦を小さな空き瓶に詰め込んだような世界感は芸術性が高く、見る人を魅了します。ミニチュア好きな人はもちろんですが、あまり興味を持たないような人でも、小さな瓶に詰められた細かいパーツでつくられて再現されたボトルシップは多くの人を魅了します。

ボトルシップの材料や作り方は?

ボトルシップのキットを使ってボトルシップを作るときの材料

初心者にもおすすめなのは、ボトルシップのキットを使用して作る方法です。最近ではボトルシップの作り方など動画サイトなどでも見ることもできますが、材料を一からそろえるのは費用もかかるし大変ですし、それだけ労力や時間、お金をかけて失敗してしまったらもったいないですよね。

キットであれば、説明書も入っているしパーツも型から外して紙やすりで削るだけなど作業工程も一から作るよりも簡略化できますし、一定の完成度のものを作ることが出来ます。キットのなかにはピンセットやカッターなどの工具、塗装用の絵具、接着用の木工用ボンドなどが含まれていないことが多いです。


キットの内容物を確認してから必要なものを購入するようにすると無駄なものを買わなくて済みます。下記にボトルシップを作成するときに使うことの多い材料をリストとして紹介しています。また、工具の収納方法を紹介している記事もありますので、ボトルシップ作りで使った工具を収納する際には是非参考にしてみてください。

ボトルシップの材料

  • ボトルシップキット
  • カッターナイフ
  • ハサミ
  • せんまいどおし
  • 定規
  • ピンセット
  • 木工用ボンド
  • 塗料・筆
  • 割りばし(あると便利)

ボトルシップの作り方①瓶の中で帆を引き起こす

初心者の人におすすめのボトルシップの作り方は、瓶の中に船を入れてから帆を引き起こして完成させる方法です。船の模型の全体の加工、塗装、接着をボトルの外で作業して完成した後に、船の帆柱と帆をたたんで小さくしてからボトルの中に入れます。

そのあと、ボトルの中で、フックやピンセットなどを用いて倒しておいた帆柱と帆を引き起こして、立てて完成させます。帆柱を船体に固定する際は、帆柱の先端に針金を固定して、船体に針金を挿す穴をあけてくっつけておくことで、瓶に入れる際に針金を曲げることで帆柱を寝かせて小さくすることが出来ます。

ボトルシップ作りになれている人は、次に紹介する瓶の中で組み立てる方法で作る人が多いようですが、瓶の狭い口にピンセットを差し込んで行う細かい作業になれていない初心者の人はこの方法が1番やりやすいです。まずは簡単な方法で慣れてから難しい作り方にチャレンジしてみてください。

ボトルシップの作り方①瓶の中で帆を引き起こす

  1. 土台を作成して瓶の中に固定する
  2. パーツをハサミやカッターで切り出す
  3. パーツを着色して乾かす
  4. 船体を組み立てる
  5. 船体に帆柱や帆を付ける
  6. 帆柱を倒して瓶の中に入るように小さくする
  7. 瓶の入り口から船を入れて土台に固定する
  8. 帆柱を立てる
  9. 完成

ボトルシップの作り方②瓶の中で組み立てる

ボトルシップの作り方の2つめは、瓶の中で作業をして瓶の中に船を組み立てる方法です。瓶の口のサイズより小さいパーツは瓶の外で組み立てて、中でパーツ同士を組み合わせて作りあげていきます。ボトルシップを作り慣れている人は、この作り方で作っている人が多いようです。

初心者の人には難易度が高い方法なので、何度かボトルシップを作って要領がわかったり、作業になれてからこの方法にチャレンジしてみてください。ボトルシップを瓶の中で組み立てるときは、ピンセット以外にも、細い棒の先にフック状の針金をつけた道具を自作して使うと作業がしやすくなります。

ボトル内で組み立てるときは、船の土台部分から作成していきます。テラリウムのように海面部分を再現したい場合は、砂を使ったり、アクリルのクリスタルパーツやビーズを使ったり、グルーガンに色を付けたり、レジンを使用して作ることもできます。


ボトルシップの作り方②瓶の中で組み立てる

  1. 土台を瓶の中に固定する
  2. パーツを切り出す
  3. パーツを塗装して乾かす
  4. 船体の下の部分から順に瓶の中で接着・組み立てていく
  5. 組みあがったら完成

初心者におすすめのボトルシップのキットは?

初心者におすすめのボトルシップキット①ウッディジョー日本丸木製模型

初心者におすすめのボトルシップキットの1つめは、ウッディジョーの日本丸の木製模型です。木材を主材料とした組み立てキットで別途工具と塗料等が必要です。ロープ張りを瓶の外で行い、マストとヤードを折りたたんでから瓶の中に挿入して完成させる引き起こしタイプなので、初心者にもおすすめです。

船体はレーザーカットで加工されたパーツが使われています。イラスト入りの組み立て書つきなので初心者でも組み立て方を理解することができます。また、箱に完成写真があるので、写真を参考に色の着色などを行うことが出来ます。また、自分好みに着色してアレンジすることが出来ます。

船体の大きさは、長さ112㎜、奥行き27.5㎜、高さ64㎜です。ボトルシップのキットですが、瓶は含まれていないので自分で用意する必要があります。ボトルシップに使われる瓶はお酒の空き瓶が良く使われていますが、ホームセンターやインターネットで購入することが出来ます。キットの値段は約5千円です。

初心者におすすめのボトルシップキット②ウッディジョーカタロニア

初心者におすすめのボトルシップキットの1つめは、ウッディジョーのボトルシップキットカタロニアです。木材を主材料とした組み立てキットで別途工具と塗料等が必要です。ボトルにはいりそうにもない、ずんぐりとしたカタロニア船がレーザーカットで正確に細分化されていて、その船体を瓶の中で再現します。

ボトルシップの船体の大きさは長さは81㎜、奥行き54㎜、高さ79㎜です。1つ目で紹介したボトルシップよりも小ぶりで、組み立てるパーツの数も少ないです。初心者の人には、パーツも少なく、簡単に組み立てることが出来ます。ボトルはキットに含まれていないので自分で購入する必要があります。

小ぶりでかわいらしいデザインなので、省スペースに飾りたい人におすすめのボトルシップのキットです。値段は約4千円ではんばいされています。クリスマスシーズンなどプレゼントに購入したり、お子さんの夏休みの自由研究の工作にもおすすめです。

初心者におすすめのボトルシップキット③レゴアイデアボトルシップ


初心者におすすめのボトルシップキットの3つめは、レゴのアイデアボトルシップです。このボトルシップはレゴアイデアから2018年9月1日に販売された商品です。「リバイアサン」号と名付けられた船には、船長の部屋やマスト、カラスの巣、帆、旗、6つの大砲台まであり、ブロックのビンに入れたら完成です。

本格的なボトルシップを求める人には、満足できないかもしれませんが、ボトルシップに興味を持ち始めた小さなお子さんや、レゴ好きの人におすすめです。値段は1万円ほどで販売されています。本格的なボトルシップとは違い、パーツがレゴブロックでできているので、瓶の外ですべてを組み立てることが出来ます。

ボトルシップの作品例7つ

ボトルシップの作品例①竹ひご細工で作られたボトルシップ

ボトルシップの作品例の1つ目は、竹細工職人のかたが作られた竹ひごのボトルシップです。キットで作られたものではなく、一から作られていて、オリジナリティがありとても細かく作られています。着色などしていない竹本来の木の色や木目が出ていて、温かみのある作品です。

小さなボトルの中に作られた竹ひごのボトルシップは職人さんの手によって作られているので、職人さんの技が光るとっても素敵な工芸品です。

ボトルシップの作品例②海に浮かぶ船を丸まる閉じ込めたようなボトルシップ

ボトルシップの作品例の2つ目は、海に浮かぶ船を丸まる閉じ込めたようなボトルシップです。トリコロールの船体にホワイトの帆がきれいに張られています。瓶の中に青い砂で海の海面が表現されていて、トリコロールの鮮やかな船体がとてもよく映えています。ボトルの口に巻かれたロープにもこだわりが感じられます。

ボトルシップの作品例③ガラス細工のおしゃれなボトルシップ

ボトルシップの作品例の3つ目は、お酒のガラス瓶の中にガラスの船がはいったボトルシップです。ボトルシップがおしゃれなお部屋のインテリアとして取り入れられています。ガラス瓶の中に作られたガラス製の船は朝の光に照らされてとても素敵で、作りも細かくずっとみていたくなるような美しさです。

ボトルシップの作品例④コロンとしたボトルに入ったボトルシップ

ボトルシップの作品例の4つ目は、コロンとしたガラスのボトルに入ったボトルシップです。お酒の角瓶を横向きして作られているボトルシップや細長いボトルを横にして入れられたボトルシップが多くみられますが、こちらはボトルを縦向きにして作られています。

船を作るときに、横からピンセットを入れて組み立てていくボトルシップと違い、ボトルシップを作るときに上からピンセットを入れて組み立てたり、ボトルの口を横にして作業するときも船を上から見るような状態でつくる大変そうな作業が想像できます。

ボトルシップは海に浮かぶ船をボトルに閉じ込めたようなアイテムです。お部屋に飾る際は、貝殻や海をモチーフとしたアイテムと一緒に飾ったら素敵です。海風のおしゃれなインテリアの実例を紹介した記事もありますので、是非参考にしてみてください。

ボトルシップの作品例⑤値段は高いけど可愛いレゴのボトルシップ

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ボトルシップの作品例の5つ目は、レゴのボトルシップです。初心者へおすすめのボトルシップのキットとしても紹介しています。本格的な木製模型のボトルシップとは違い、レゴブロックで作られている変わり種のボトルシップです。プラスチック製の瓶の中に船が入っています。

本格的なボトルシップ好きの人は、ボトルシップとして満足できないかもしれませんが、作り方も簡単で親子で作ったら、お子さんがボトルシップに興味を持つこと間違いなしです。また、レゴ好きな人へのプレゼントとしてもぴったりの作品です。

ボトルシップの作品例⑥紙で作られた神奈川沖浪裏が納められたボトルシップ

ボトルシップの作品例の6つ目は、日本らしいデザインの紙で作られたボトルシップです。富士山を描いた葛飾北斎の冨嶽三十六景の中でも人気の高い「神奈川沖浪裏」がガラス瓶の中に再現されています。木製模型のボトルシップとは違い、紙で作られています。とても珍しいデザインですが、雰囲気があって素敵な作品です。

ボトルシップの作品例⑦戦艦のボトルシップ

ボトルシップの作品例の7つ目は、試験管型の瓶に入った戦艦のボトルシップです。多くのボトルシップはお酒の瓶を使用したものが多く、試験管型のボトルシップは珍しいです。また、精巧に作られた戦艦がボトルの中におさめられています。大きさも小さいので複数の戦艦をコレクションしたくなる作品です。

ボトルシップのキットを買って作ってみよう!

初心者にもおすすめのボトルシップの作り方や材料、おすすめのキットや作品をご紹介しました。ボトルシップは小さな瓶の中に船をいれたロマンのある工芸品で、インテリアにも趣味にもぴったりです。ボートや豪華客船、戦艦など自分の好きな船をガラスの瓶に詰め込んで、是非ボトルシップを作ってみてはいかがでしょうか。

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