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大学院入試の面接マナー5選!院試の服装や入室や入り方の作法は?

更新:2021.04.19

大学院入試の面接は大学入試や就職試験とは全く異なります。今までの勉学や研究の成果、今後の希望を伝える前に、マナーや服装、入り方や作法で損をすることがないようにしたいですよね。見た目や動作は人柄を映し出します。院試本番で失敗しないよう、必要な面接マナーをご紹介致します!

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面接の基本マナー5選

面接の基本マナー①身なりを整える

面接の基本マナー1つ目は、身なりを整えることです。人間の第一印象は視覚的印象で大きく左右されます。皺や汚れ、髪の寝癖はありませんか?紐やボタンは緩んでいたり止めていないなどはありませんか?身なりを整えることは、相手へ失礼のないよう配慮していることを示す大切なマナーです。疎かにしないようにしましょう。

面接の基本マナー②入室時から挨拶は積極的に

面接の基本マナー2つ目は、入室時から挨拶を積極的に行うことです。面接に限ったことではありませんが、挨拶というのは人とのコミュニケーション上とても重要です。自ら挨拶ができることを当たり前のように示すことは、人物評価をとても向上させます。

着席前に面接の場にいる人全員に視線を配り、はっきりと挨拶しましょう。大学院での研究は、自らの考えを積極的に示し、教授など他者と濃密に連携し、協力し合うことが重要です。そのため挨拶は、人とのコミュニケーションを取る能力が備わっているのかを評価する大きなポイントなのです。

面接時の挨拶

  • 入室時の挨拶の入り方は「失礼します。おはようございます。」を必ず。
  • 着席前の挨拶(着席を促されてから)は「○○(氏名)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」を自ら言う。
  • 面接終了時の挨拶は「本日はありがとうございました。」と言う。
  • 退室時の挨拶は「ありがとうございました。失礼します。」を忘れずに。

面接の基本マナー③質問の答え方に注意

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面接の基本マナー3つ目は、質問の答え方に注意することです。大学院入試では、受験生に対し希望の研究分野を担当する教授やその他何人かの教授など複数の面接官に対して話をします。最低限の敬語はもちろん、論理的に話すことが出来るかを見られています。

公式な場では「僕」ではなく「わたし」を使うこと。質問後には「はい。わたしは〜」と話し始める。「〜だからです。〜と考えております。」など「です・ます」で終わる口調が基本です。また、相手の質問に対して的確に、起承転結を伴った明確な答え出来るよう準備しておきましょう。

学生のうちは敬語は普段正しい悪いが曖昧のまま、あまり意識せず使い続けていることも多いかもしれません。次の記事では敬語の種類や具体的な変換例などを取り上げていますので、参考にしてみてぜひ使えるものは日常生活でも活用していってください。


面接の基本マナー④目線を下げない

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面接の基本マナー4つ目は、目線を下げないです。複数の面接官に対して向き合う面接は、大変緊張を強いられる場です。相手の反応が全くなければ、自分の意見や受け答えが正しいのかどうか、面接中に焦りや自信喪失感に襲われ目線が下がってしまうことがあります。

目線を下げる様子は良好なコミュニケーションを阻害します。質問者と見つめ合うのではなく、面接官一人一人に目線を配りながら話すと話しやすいでしょう。質問を待つ間は目線が泳がないよう、面接官の手元や机付近を見るようにします。目線一つで落ち着いた、自信がある様子を示すことができるのです。

面接の基本マナー⑤正しい姿勢で話す

面接の基本マナー5つ目は、正しい姿勢を保つことです。男性も女性も、お腹に力を入れて背筋を伸ばすようにしましょう。手はぶらぶらとしたり、服をいじったりしないようにしましょう。揺れたり、そわそわすると落ち着きがないように見えます。正しい姿勢で礼儀正しさを示しましょう。

正しい姿勢

  • 立って挨拶をする際正しい姿勢で行うためには、まっすぐと立ち、足は揃えて両手は男性は太もも横に、女性は前で手を合わせます。いずれも常に背筋を伸ばして行いましょう。
  • 着席時に正しい姿勢でいるためには、男性は肩幅より少し狭目であれば足が開いていても大丈夫です。足先をまっすぐと相手側に向けて座ります。手は膝の上におきましょう。背筋はまっすぐと伸ばしておきます。女性は膝を合わせてきっちりと足を閉じ、足は斜めにせずまっすぐと揃えておきましょう。手を膝の上で重ねておき、背筋は男性と同様まっすぐ伸ばしておくことに気をつけましょう。

大学院入試の面接内容と対策5選

院試の面接内容であなたの研究計画を具体的に確認する

大学院入試の面接内容は、あなたの研究計画を具体的に確認するものです。希望する専門分野に関してどのように勉強してきたのか、それを今後どのように活かして研究していきたいのかは必ず確認されます。論理的に、素早くレスポンスを行うことが重要です。説明できないようでは真に理解しているとは評価されません。


大学院入試の考えられる面接内容

  • 学部生で専攻した分野に関する内容。その分を専攻した理由と学び得たもの。
  • 筆記試験内容や回答を選んだ理由。
  • 学部生の時に行った研究内容、卒論内容について。
  • 大学院での研究計画とその実現性と具体的対策。
  • 大学院での学びをどのように社会へ還元したいか。社会貢献に対する意識と自身の研究の貢献可能性。

院試の面接対策①入り方と作法は普段から練習しておく

院試の面接対策1つ目は、入室時の入り方と作法を普段から練習しておくことです。入室時の入り方や作法が自然に行えるよう、普段から先生方の研究室だけでなく、アルバイト先などでも入り方を意識して行いましょう。まずノックを2回行い、一呼吸おいて相手の返事を待ちましょう。相手の返事を待つ前に入ってはいけません。

相手の返事が聞こえれば「失礼します」と言います。言い終わってから両手でドアを開けて入室します。ドアを手で閉めてから、「おはようございます。」、「お忙しいところ失礼します。」と挨拶をしてから進むのが正しい入り方です。普段から意識すると本番の緊張や失敗のリスクは大幅に減らせます。

院試の面接対策②自己紹介は研究に関連付く情報を入れる

院試の面接対策2つ目は、自己紹介は研究に関連付く情報を入れることです。院試の面接での自己紹介は人柄を見るために行うのではないため、趣味やあなたの長所短所は必要ありません。大学院で重要な研究を担うことができる人物なのかどうかを評価するために行うため、研究に繋がるイメージを持ってもらうことが大切です。

学生であれば、勉学や卒論などをどのように取り組んできたのか、どのように今後に繋げたいのか、志望動機と合わせて話せるようにしておきましょう。社会人であれば、学生時代の専攻よりも仕事内容(自営であれば事業内容)など社会で学んだことをどのように研究に繋げたいかを話せるようにしましょう。

院試の面接対策③専門分野に関しては熟知しておく

院試の面接対策3つ目は、専門分野に関しては熟知しておくことです。あなたの専門分野に関する質問は具体的に説明を求められることも多いため、なぜそう答えるのか、事実と考えを論理的に話せるようにしておく必要があります。推論ではなく客観的に相手も納得できるよう話しましょう。

専門分野試験が先にあった場合は、面接までの間に振り返りを行っておくと良いでしょう。話の入り方が大切なため専門分野に関しては少しでも曖昧な部分は明確に理解し直しておきましょう。


院試の面接対策④研究計画書は練りに練っておく

院試の面接対策4つ目は、研究計画書は練りに練っておくことです。あなたの研究計画は社会的・学術的など私たち人類にとって意義のあるものかどうか、それを行いたいと考える意図、どのような方法で立証しようと考えているか、大学院の2年間で出来得ることと、今後の見通しについて話せるようにしておきましょう。

院試の面接対策⑤先行研究についてリサーチしておく

院試の面接対策5つ目は、先行研究についてリサーチしておくことです。あなたが取り組もうとしている研究に関連する先行研究について、正論・異論が唱えられるよう背景や方法、結果などを考察しておきましょう。あなたの研究計画書を行うに値する理由に繋がるため、見知っただけの曖昧な答えはしないようにしましょう。

大学院入試の面接の服装は?

大学院入試の面接の服装はスーツを選ぶと間違いなし

面接基本マナー1つ目は、大学院面接での服装はスーツを選ぶと間違いないということです。指定がなければジャケットなどのフォーマルな服装でも問題ありませんが、スーツは、”受験”という状況に応じた選択をしたいう点、清潔感や身なりを整える最低限のマナーが身についているという点をアピールすることができます。

スーツは好みが大きく別れることはないため、相手を不快にさせる危険性を限りなく下げることができます。院試では服装が主役ではありません。あなたらしさが、服装の第一印象で悪くならないよう、スーツを選ぶと安心です。

男子が大学院入試の面接の服装で注意すべきはネクタイと靴の色柄

男子が大学院入試の面接の服装で注意すべきはネクタイと靴の色柄です。スーツやジャケットと同様紺色やグレーなど黒色でなくても構いません。注意すべきなのは柄物やカジュアルすぎる物です。アニマル柄やアウトドアを連想させるカジュアルなデザインのものは、面接の場ではマナー違反になるので注意しましょう。

色も派手すぎる色味でなければ大丈夫です。避けたほうが無難な色は、赤や紫、ピンク色など暖色系はカジュアルな印象を与えてしまうことがあります。大切なのは身なりを整えられる常識があることです。シワがないようアイロンをかけ、靴は汚れがないように磨いておきましょう。

女子が大学院入試の面接の服装で注意すべきはシャツと靴のデザイン

女子が大学院入試の面接の服装で注意すべき点はシャツと靴のデザインです。インナーをシャツにする場合は、柔らかい素材でヘタレやすい物や、胸元が大きく開いてしまうデザインはだらしなく、品がなく見えるため避けましょう。シャツではなくカットソーは着心地も良く、乱れないのでオススメです。

靴はピンピール、装飾があるものは避けましょう。茶色や紺、黒色のものは足元だけ浮かずに印象を引き締めてくれます。おしゃれをする場ではありませんので、歩きやすく、フォーマルな物を選ぶようにしましょう。

女子のスーツはデザイン種類が豊富で迷うものです。次の記事では20代女子に人気のブランドをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

大学院入試の面接はあなたの人生プランを明確にする機会と捉えよう!

大学院入試の面接は、今まであなたが行っていきた勉学やこれからやりたいことを明確に他人に対して示す場です。面接までに過去を振り返り、未来に向けて様々なことを考えるでしょう。院試面接はこの先あなたの人生の中で大学院と言う場が必要なのかどうか自身と大学院双方が見定める場なのです。

研究は一人の力ではなく多くの人が協働して行うことがほとんどです。他者の力や視点を上手に借りながら、他の意見を認め、自分自信を見つめ直すと、より良い自分になれます。面接のマナーや入り方、作法など基本的なことは確実に、自信を持って面接に挑んでください。

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