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「娘」さんの敬語の種類5選!使い方や意味は?ご子息への丁寧語も

更新:2021.03.25

お客様や取引先の方の娘さんを、どう呼んでいいかわからないことはありませんか?適切な敬語を知っているかどうかはこういうところでもチェックされます。息子さんは「ご子息」と言いますが、女のお子さんの場合はどうなるのでしょうか。適切な丁寧語の使い方を学んでいきましょう。

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ご息女とご子息の意味は?

ご息女は「他人の娘さんへの敬称」

子供

ご息女とは、他人の娘さんを敬って呼ぶ際に使う言葉です。「娘さん」という呼び方より丁寧な表現なので、ビジネスの場面や目上の方と接する際に使用するとよいでしょう。

また、ビジネスなどの場面以外でも、結婚式やお葬式など、改まった場面においても使用します。「他人の娘さん」を呼ぶ表現として、非常に便利な表現です。

ご子息は「他人の息子さんへの敬称」

息子

ご子息は、他人の息子さんを敬って呼ぶ際の呼び方です。基本的な使い方はご息女と同様、ビジネスや改まった場面で使用することが多くなります。

ご子息もご息女も、とても改まった場で使用する言葉です。普段の会社での日常会話で使うことはあまり多くありませんが、適切な使い方をしっかりできればきっとあなたは見直されることでしょう。言葉を正しく使う心がけができているということですよね。自分のレベルアップのためにも、ぜひ使用してみてくださいね。

「ご息女」「ご子息」は二重敬語に注意!

間違い

また注意しておきたいこととして「ご子息様」や「ご息女様」という言い方はあまりよくないとされています。敬語に敬語を重ねる「二重敬語」は過剰であまり良いものではありません。なんとなく言ってしまいがちですが、注意してくださいね。

「ご息女」「ご子息」は自分の子供には使わない!

難しい

「ご息女」や「ご子息」について注意しておくことはまだあります。「ご息女」や「ご子息」は、他人の子供に対して使う表現です。敬語の難しいところは、丁寧に聞こえるため多用してしまいがちなところにあります。自分の子供のことを「ご息女」や「ご子息」とは言いません。


敬語や丁寧語を正しく使うことは、ビジネスの場面のみならず、社会の中でとても大切なことです。敬語の正しい使い方を確認するために、ぜひ以下の記事も参考にしてみてくださいね。

「娘さん」の敬語表現の種類5選

①お嬢さん

娘

娘さんの敬語・丁寧語表現の1つ目は「お嬢さん」です。非常によく使われる表現のひとつで、娘さんの年齢を問わずにさまざまな場面で使用することができます。ご息女が比較的堅苦しい表現なのに対し、少し気軽な表現になるため、雑談の場面ではこちらを使用しておくといいでしょう。

②ご令嬢

ドレス

娘さんの敬語・丁寧語表現の2つ目は「ご令嬢」です。なんだか、とても身分の高いお家のお嬢様というイメージの言葉だと思いませんか?普段、使うことはほとんどないかもしれませんね。

実際、とても身分の高いお家のお嬢さまなどに使う言葉ですので、日常会話の中で使うことは多くありません。一般家庭のお宅の娘さんを「ご令嬢」とは呼びません。社長さんなど、地位の高いお宅の娘さんに使うことは稀にありますが、ご息女などに比べて使用頻度はそう高くないようです。

より強い敬意をあらわす丁寧語の表現として「ご令嬢」を使うことができますが、非常に大げさな表現でもあります。「ご息女」を使っておくのが無難と言えます。

③○○様

女の子

娘さんの敬語・丁寧語表現の3つ目は「○○様」と、娘さんのお名前を呼ぶ形です。特にお相手の方に何人かの娘さんがいる場合は、どの娘さんを指すのかわかりづらいことがよくありますよね。


その際に「お嬢様の○○様」というように、お名前を呼ぶことでどの娘さんなのかわかるようにするという気遣いが大切です。話はしっかり相手に伝わるようにするのが基本ですよね。相手にわかりやすい言い方をすることを心がけましょう。

④お子さま

子供

娘さんの敬語・丁寧語表現の4つ目は「お子さま」です。既にイメージされている方も多いと思いますが、こちらはまだ小さな娘さんに対して使う表現です。小学生までのお子さんの話題には、こちらを使うのもいいでしょう。

ただ、かしこまった場にはあまりふさわしくない表現かもしれません。また、たとえ小さな娘さんであったとしてもお相手の方との関係をよく見極めて使いましょう。比較的近い関係の上司のお子様との世間話であれば「お子さま」を使っても問題ありません。

⑤ご子女

子供

娘さんの敬語・丁寧語表現の5つ目は「ご子女」です。「帰国子女」という言葉があるように、子女には娘という意味があります。直接相手の娘さんを呼ぶというよりは「良家の子女」のように使うことが多い印象がありますので「ご息女」などより馴染みは薄いかもしれません。ですが表現のひとつとして覚えておきたいですね。

「娘さん」の敬語での使い方は?

使い方①「娘さんはお元気ですか」

女の子

「娘さん」の敬語での使い方1つ目は「娘さんはお元気ですか」です。娘さんという表現は、先にご紹介した「ご息女」などより気軽に使える表現です。

上司の方など比較的近しい間柄の人に、ご家族のお話を振ることもあるかと思います。そんな時に「そういえば、課長の娘さんはお元気ですか」と笑顔でたずねてみるときっと嬉しいと思います。娘さんを大切に思っているお父さんは多いはず。きっと会話もはずむことでしょう。

使い方②「娘さんによろしくお伝えください」


上司

「娘さん」の敬語での使い方2つ目は「娘さんによろしくお伝えください」です。こちらも上司の方などとの会話の中で非常に使える表現です。

上司の娘さんと面識があったり、仲良くさせていただいたりする場合は、上司との会話の中で積極的に使いたい言葉です。上司はもちろん、伝え聞いた娘さんご本人にもきっと良い印象を与えることができるでしょう。ひとこと娘さんを気遣う言葉を伝えられるということは、とても大切なことですよね。ぜひ使ってみてください。

使い方③「娘さんのご結婚おめでとうございます」

結婚

「娘さん」の敬語での使い方3つ目は「娘さんのご結婚おめでとうございます」です。たとえば上司の方の娘さんがご結婚されるようなことがあるかと思いますが、そういう場合でもしっかりとお祝いの挨拶はしておきたいものですよね。

上司の娘さんのご結婚を聞いた際は、ひとことお祝いの言葉をおかけするのも素敵ですよね。親しみを込めて「娘さん」とお呼びするのがいいでしょう。

「娘さん」という言葉には「ご息女」にはない柔らかさと親しみがあります。上司の方や娘さんご本人と比較的親しい間柄である場合はぜひ使ってみてください。逆にお取引先の方や、上司の中でも社長さんなど少々遠い存在である方に対して使うのはあまり適切ではありません。

「ご息女」「お嬢様」の敬語での使い方は?

使い方①「ご息女のご結婚心よりお祝い申し上げます」

女の子

「ご息女」の使い方1つ目は「ご息女のご結婚心よりお祝い申し上げます」です。先ほど、娘さんのご結婚を祝福する表現についてご紹介しましたが、こちらの表現はより丁寧な印象を与えることにお気づきでしょうか?

「ご息女」は、娘さんよりも非常に丁寧でかしこまった言葉です、結婚式のスピーチなどの機会があった際は、こちらの表現を使ったほうがいいでしょう。相手がたとえ近い関係の上司であったとしても、結婚式など正式な場で「娘さん」という砕けた表現はあまりふさわしくありません。

会社などで上司と話す際は「娘さん」と呼んでもかまいませんが、大勢の人たちが集まる結婚式においては「ご息女」または「お嬢様」などを使用するのが適切でしょう。場をわきまえた表現を心がけるようにしたいものですね。

使い方②「ご息女のご誕生まことにおめでとうございます」

赤ちゃん

「ご息女」の使い方2つ目は「ご息女のご誕生まことにおめでとうございます」です。上司や取引先でお世話になっている方などに娘さんが生まれたというニュースを聞くことも多いことでしょう。そんな時、お祝いの品や祝電などを送ることもあるかと思います。

そんなときは祝電の本文や贈り物の添え状に「ご息女さまのご誕生、おめでとうございます」や「ご息女さまのご誕生、心よりお祝い申し上げます」などという言葉を書き添えてみると素敵です。

「ご息女」は改まった場やお手紙に適切な表現

手紙

「ご息女」や「ご子息」は、とてもていねいな表現です。なかなか普段使わない言葉ではありますが、場に応じてしっかりと使えるととても良い印象を与えることができます。ただ、普段の会話の中で使うには少々大げさに聞こえてしまう表現かと思いますので、日常の中で使うと少し不思議に思われるかもしれません。

先ほどご紹介したように、冠婚葬祭などの場面、そしてお手紙や電報などで使用するのにはとても適した表現です。「娘さん」ではどうしても気軽な印象を与えてしまい、かしこまった空気の中では浮いてしまいます。使う場面はしっかりとわきまえた上で使用しましょう。

言葉遣い意外にも、冠婚葬祭などの場面では様々なルールやマナーが存在しています。以下の記事をチェックして、自分の振る舞いをしっかり見直してみることも大切ですよ。言葉遣いをいくら丁寧にしても、態度がふさわしくないと誤解を受けてしまうこともあります。以下の記事もぜひ参考にしてくださいね。

「娘さん」「ご息女」の使い分けを適切にできる社会人になろう!

言葉というものは、その人を映す鏡です。敬語や丁寧語を適切に使うことができるかどうかを、人はしっかり気にしています。ちょっとした言葉の言い間違いで誤解を招くことがありますし、ルールやマナーに厳しい方はあなたの些細な言葉遣いをとても気にしています。

「娘さん」や「ご息女」という言葉も、使うのにふさわしい場面とふさわしくない場面が存在します。「この場面ではこの使い方がいいかな」と、適切に判断できることが大切です。社会人としての正しいあり方や姿勢を示すためにも、些細な言葉遣いにも気を配っていきましょう。きっとあなたのスキルアップにつながるはずです。

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