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準富裕層の定義とは?高年収な準富裕層の生活・多い年齢層は?

更新:2021.04.19

準富裕層って何か知っていますか?富裕層だけでなく今や準富裕層も増えているそうですよ。今回はそんな準富裕層の年収や生活、さらに多い年齢層についても調べてみました。また準富裕層や富裕層へランクアップするための本もご紹介しています。これを読んで素敵な40代50代をお過ごしください。

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準富裕層の定義とは?

準富裕層の定義は年収ではない

準富裕層というとものすごく年収の高い人のことをいうのかと思ってしまいますが、準富裕層は年収で決まるものではありません。準富裕層の定義とは「世帯の純金融資産が5000万円以上1億円未満の世帯」となっています。

個人ではなく世帯となっているところがポイントで、家族の誰かが年収0のニートだったとしても家族が準富裕層ならニートでも準富裕層となります。

2015年の調査では日本の総世帯の約5.95%が準富裕層で、約314.9万世帯いると言われています。また準富裕層以上は約8.25%なので日本の約10%弱は準富裕層以上ということです。この数字は年々増加しており、今や日本は富豪が多い国で世界第2位となっています。

純金融資産による富裕層の階層とは

準富裕層で純金融資産5000万円以上ならば富裕層はいくらだ?と思うかもしれません。でも富裕層の上にはまだ超富裕層というものが存在するので準富裕層は階層としては3番目に位置します。すべてにおいて正式な定義はありませんが、野村総合研究所が発表している階層と定義は以下の通りです。

資産による富裕層の階層

  • 超富裕層…純金融資産5億円以上
  • 富裕層…純金融資産1億~5億円
  • 準富裕層…純金融資産5000万~1億円
  • アッパーマス層…純金融資産3000万~5000万円
  • マス層…純金融資産3000万円以下

QUOTE

預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険などから構成される「純金融資産保有額(保有する金融資産の合計額から負債を差し引いた値)」を基に、わが国の総 世帯を 5 つの階層注)に分類しておのおのの世帯数と資産保有額を推計しました。 引用元:野村総合研究所

純金融資産とは金融資産(預貯金、株式、債券など)から負債(住宅ローンなど)を引いた資産のことをいいます。富裕層の多くは現金ではなく株式や債券を多量に保有して資産運用している場合が多いです。

準富裕層の生活は?

準富裕層の生活①高級外車を数台保有


準富裕層の生活の1つめは高級外車を数台保有している生活です。準富裕層ともなると医者や弁護士などステイタスのある職業に就いている人が多いので、車にはお金をかけます。高級外車くらいであればキャッシュで買う場合がほとんどで、家族それぞれ持っていたりするので数台ある場合もあるでしょう。

準富裕層の生活②一戸建ては意外とローンで購入

準富裕層の生活の2つめは、一戸建ては意外とローンで購入です。準富裕層の資産があれば一戸建てでもキャッシュで買えそうですが、やはり家は大事なので、それ以上のハイステイタスな場所を狙います。

高級住宅街であれば土地だけで億になる場合もありますが、土地は年数が経っても劣化しないのでこういうところにお金をかけます。高級住宅街とはどんなところなのか、一例として六麓荘を紹介した記事も掲載しておきますので、気になる方は下記をお読みください。

準富裕層の生活③夫婦共働きであることも

夫婦共働き

準富裕層の生活の3つめは、夫婦共働きです。準富裕層の中には1人ではそこそこの高給取りですが夫婦2人の年収を合算することで準富裕層になっている人も多いです。富裕層は1人の収入ではなく世帯全体の資産で決まるので、こういうことも可能なのです。

夫婦共働きの場合はサラリーマン家庭でも準富裕層になり得ます。共に公務員とか、お互いにそこそこキャリアを認められて出世しているケースなど仕事をバリバリしている夫婦でしょう。さらに、子供がいないなどお金を使うことがない場合も準富裕層になりやすいです。

準富裕層の生活④節税対策に明け暮れる

節税

準富裕層の生活の4つめは、節税対策に明け暮れるです。準富裕層の人の多くは代々の資産家ではなく、一代で財を成した人が多いです。基本的には年収の高い人が多いでしょう。一概には言えませんが年収も800万円~2000万円くらいが必要だと言われています。

年収が800万から2000万もの高給取りになると税金も何100万単位でかかってきます。何とか少しでも節税しようと会社を経営している人は経費で落としたり、税理士をつけたりと節税対策をしています。


準富裕層の生活⑤長期旅行に行きたいがなかなか休みが取れない

長期旅行

準富裕層の生活の5つめは、長期旅行に行きたいがなかなか休みが取れないことです。準富裕層の人の多くは仕事を持っています。しかも会社の重役や自分がいないと回らないようなポストに就いている人がほとんどです。

貯金は十分にあり海外旅行に行きたいとは思いつつも、急に呼び出されたり長期の休みが取れないというのが実情です。また平日でも深夜まで働いていたりと仕事に追われているケースも多いです。お金にゆとりはあっても、遊ぶゆとりはないのが準富裕層なのかもしれません。

準富裕層の生活⑥意外と質素な一面も

質素

準富裕層の生活の生活の6つめは、意外と質素な一面もあるということです。準富裕層の人は一代でなった人がほとんどだと言われていますが、一時的に準富裕層になっている人もいます。

例えば家を購入するために生活を切り詰めて5000万円以上の貯蓄をしている人や、定年退職して退職金が入ったことにより純金融資産が5000万円以上に達した人もいます。このように定義が資産なので、年収はそんなになくても質素な生活で貯金に回すことで準富裕層になることが可能なのです。

逆に年収が高い人でもお金を散財して貯金をしていない人は準富裕層になれません。準富裕層で居続けるためには5000万円以上の金融資産をキープしていないといけませんから、外で外車や高級住宅に住んでいても家の中では意外と質素に暮らしていたりするのです。

準富裕層が多い年齢層は?

準富裕層が多い年齢層①90%は40代以上

40代

準富裕層が多い年齢層として90%は40代以上だと言われています。中でも最も多いのは40代で、仕事でも出世した人は管理職や重役に就いたり、弁護士や専門職でも貫禄が出てきて年収も高く安定してくる頃でしょう。40代は働き盛りな上に、もうすぐ大学進学する子供への学費資金として貯金も増やしている頃です。

40代以下の若い年齢でも準富裕層になっている人は少数派ですが存在しています。ただ金融資産として5000万円以上を所持するためには年収が1000万以上あったとしても数年かかりますので、実質若い世代では宝くじに当たるとかベストセラーやミリオンセラーを出すなど一発当てない限り難しいかもしれません。


準富裕層が多い年齢層②50代は富裕層にランクアップか格下げかの分かれ道

50代

40代に続いて準富裕層が多い年齢層は50代です。ただ50代は富裕層にランクアップか格下げかの分かれ道の年代でもあります。50代は次のランクである富裕層に多い年代となっている一方で、定年などで収入が減ったり、子供の大学進学などで今まで積み立てた資産を使ったりすることで資産が減ってしまった人もいます。

とはいえ50代という年齢は、まだ働き世代なので格下げされた人でも退職金や遺産相続などこれから資産が増えるようなイベントもあります。50代で一時的に増えた資産を、ただ食いつぶすか投資でさらなる資産を生むかが分かれ道となっていきます。

準富裕層になるには

準富裕層になる方法①準富裕層の人と結婚する

結婚する

準富裕層になる方法の1つめは、準富裕層の人と結婚することです。準富裕層とは純金融資産で決まるので自分が資産を持っていなくても、その世帯全体で5000万以上持っていれば準富裕層になることができます。

下記はお金持ちと出会う方法について詳しく書かれた記事ですので、興味のある方は読んでみてください。ただしお金があるふりをして騙してくる人もいますので、くれぐれもお金目当ての結婚には注意してくださいね。

準富裕層になる方法②5000万円以上の貯金を貯める

貯金

準富裕層になる方法の2つめは、5000万円以上の貯金を貯めることです。単純に1年で500万円貯金をしたとすれば10年後には準富裕層になることが可能です。そもそも年収が500万以上ないと難しいですが、そこは世帯の総資産なので家族全員で協力して貯めていくしかありません。

下記の関連記事では1年で500万円貯金出来る方法について紹介していますので、やろうと思う人はぜひ10年間頑張ってみてください。

準富裕層になる方法③資産運用で賢く資産を増やす

資産運用

準富裕層になる方法の3つめは、資産運用で賢く資産を増やすことです。ある程度貯金が貯まったら投資など資産運用することで、さらに増やすことが可能です。1億円以上の資産家ともなると、この資産運用だけで生活していたりもします。

とはいえ株などの投資は、多額の利益を生む場合もあれば資産を食いつぶすほどの負債をかかえることになる博打のようなものです。あまり大きなものには手を出さず、損をしない程度に留めましょう。

富裕層になる術が学べるおすすめの書籍は?

【新版】20代のいま、やっておくべきお金のこと

富裕層になる術が学べるおすすめの書籍として、まさにピッタリなのがこの1冊です。実はこの本の帯には「25歳貯金ゼロ。収入フツー(年収250万円)でも共働きなら1億円貯められる」と書いてありました。

20代とはなっていますが、他の年齢の人でも楽しく読める内容になっています。12万部のベストセラーにもなっており具体的なアドバイスも多く実践しやすいです。

はじめての人のための3000円投資生活

続いては富裕層になる術として投資をしようとしている人におすすめの1冊です。この本は3000円という少額からの投資について載っているのでド素人でも始めやすい1冊です。比較的低リスクな投資信託について説明してありますので、急に資産が0になったりする危険性もなく貯金が増やせますよ。

準富裕層になれるかは努力次第

さて今回は準富裕層の定義や高年収な準富裕層の生活、多い年齢層についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?1億円以上の富裕層になるにはほど遠いように思いますが、準富裕層には努力次第でなれる可能性はあります。実際40代50代の準富裕層は自力で資産を創り出してなっている人が多いです。

とはいえせっかく準富裕層になってもカツカツの苦しい生活で貯金をするだけでは元も子もないので、あまりこだわりすぎるのも良くないです。本当の豊かさは金融資産や階層で決まるのではなく、日々の生活によって決まるのではないでしょうか。

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