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ミニ樽で熟成させる自作ウィスキーの作り方は?評判の天使のミニ樽も

更新:2019.06.21

市販のウイスキーを、ミニ樽に入れて保管するだけで美味しい熟成ウイスキーになります。またその美味しいウイスキーは、作り方が簡単なため自作して自宅で楽しむことができます。そんなミニ樽で作れる熟成ウイスキーを、詳しく紹介するので読んでみてください。

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ミニ樽熟成とは?熟成させるメリットは?

ミニ樽熟成とは家庭で簡単に熟成ウイスキーを楽しむ方法

ミニ樽熟成とは、部屋の隅などの狭いスペースにもおくことが出来る小さな樽を使って、家庭で簡単にウイスキー熟成を楽しむ方法のことです。ウイスキーをミニ樽に注ぎ、樽の中で熟成させることによって、ウイスキーの色合いや風味が少しづつ変化して、さまざまな表情のウイスキーを楽しむことができます。

日々変化する色合いや風味を感じることで「オリジナルウイスキーを造る蒸留業者」の気分を味わうことが出来ると、ミニ樽熟成はウイスキー愛好家の中で、ひそかなブームになっているそうです。自宅で熟成させたウイスキーを持ち寄って、それぞれに異なる味わいを楽しむパーティーなども行われています。

ミニ樽を買い熟成させるメリット

ミニ樽熟成を行うメリットは「さまざまな味わいを1種類のウイスキーで楽しむことが出来る」ことです。1種類のウイスキーを樽で熟成させると、作り方や熟成の度合いで、日々ウイスキーの味わいや色合いが変化して行きます。自分自身で確認することができるため、1種類のウイスキーのさまざまな味を楽しむことが出来ます。

熟成されたウイスキーは、元の状態に比べ芳醇な香りと深い味わいに変化します。変化の過程を日々感じながら、おいしいウイスキーを飲めるというのもミニ樽熟成を行うメリットではないでしょうか。ウイスキー愛好家の方の中には「自身でウイスキーを育てられることにデメリットが存在しない」という方も多く見られます。

ミニ樽熟成が人気の理由は?

ミニ樽熟成が人気の理由①自宅でウイスキーを自作できる

ミニ樽熟成が人気の理由1つ目は「自宅でウイスキーを自作できる」ことです。普段からウイスキーを好んで飲んでいる人の中には、並々ならぬこだわりを持つ方もいるのではないでしょうか。自分が愛飲しているウイスキーを、ミニ樽で熟成させることで、通常のウイスキーよりもまろやかで香り高いウイスキーを自作できます。

ウイスキーなどの蒸留酒は、樽で寝かせることで美しい琥珀色へ変化し、その変化と比例して深い味わいと芳醇な香りになっていきます。そのため、市販されているウイスキーを飲みなれて、少し物足りなさを感じるウイスキー愛好家の人たちは、作り方までこだわり、自宅でウイスキーの自作を楽しんでいるそうです。

ミニ樽熟成が人気の理由②同じウイスキーでも樽によって違う風味を楽しめる


ミニ樽熟成が人気の理由2つ目は「同じウイスキーでも樽によって違う風味を楽しめる」ことです。ミニ樽熟成に使うことの出来る樽には、いくつか種類があり、使う樽によって熟成されたウイスキーの風味や味わいに違いがでます。そのため、同じウイスキーを使って熟成させても、樽の違いで違った一面を楽しむことが出来ます。

また、同じ販売元のミニ樽を使って、同じウイスキーを熟成させても、樽ごとに微妙に焦がしが異なるため、まったく同じ味を作ることはできません。少し残念な気もしますが、それもミニ樽熟成の楽しみの1つと言えるでしょう。ミニ樽を置く場所の温度・作り方などの微妙な変化でも風味や香りに変化がでると言われています。

ミニ樽熟成が人気の理由③ドラマの影響から急増したモルト女子の影響

ミニ樽熟成が人気の理由3つ目は「ドラマの影響から急増したモルト女子の影響」があると言えるでしょう。ニッカウイスキー創業者の半生を描いたNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」が、ウイスキー人気の火付け役となり、今までは大人のおじ様の飲みもののイメージの強かったウイスキーを幅広い世代へ広めたそうです。

その中でも特に、若年・女性のウイスキー人気は凄まじく「モルト女子」と言う言葉も誕生しました。モルト女子と呼ばれるウイスキー愛好家の女性たちは、いち早くミニ樽熟成の魅力に気付き「大人の遊び・楽しみ」広まりました。自宅での熟成以外にも、中には自身のミニ樽を、行き着けの店に置いている人もいるそうです。

ミニ樽熟成におすすめの樽とウイスキーは?

ミニ樽熟成におすすめの樽①口コミで大評判!天使のミニ樽

ミニ樽熟成におすすめの樽1つ目は「口コミで大評判!天使のミニ樽」です。天使のミニ樽は、オーク製のミニ樽でウイスキーや焼酎の熟成に適した樽になります。オーク製の樽とは「樫の木」で作られた樽のことです。樫の木は、酒類との相性が非常に高いため、熟成樽を作るのによく使われています。

口コミで大評判の天使のミニ樽は「ミニ樽ショップアイリー」様で販売されています。サイズも自宅にちょうど良い1リットルから、最大5リットルの樽まで幅広く取り扱っています。ミニ樽熟成初心者の方でも簡単に気軽に始められる手ごろな金額のものから、ミニ樽熟成にこだわりのある人が納得できる樽まで用意されています。

ミニ樽ショップ アイリー

ミニ樽熟成におすすめの樽②使いやすくてスタイリッシュなオークボトル


ミニ樽熟成におすすめの樽2つ目は「使いやすくてスタイリッシュなオークボトル」。先ほどのミニ樽同様にオーク製で、熟成用なのですが、樽の形ではなく、ボトル型なのが特徴です。ウイスキーなど熟成させたい酒類を入れて、数時間~2、3日程度待つと、自宅で簡単に熟成されたウイスキーを楽しむことが出来ます。

ミニ樽よりも少し早く熟成され、風味の変化したウイスキーを楽しむことができます。熟成過程を待ちきれない人には、ミニ樽よりもこちらのオークボトルがおすすめです。オークボトルも、本格的な樽に近く作られていて、その中はとてもいい焦がしがされています。そのため、本当の樽やミニ樽同様の熟成を楽しむこと出来ます。

ミニ樽熟成におすすめのウイスキー①カスクストレングスシングルウイスキー

ミニ樽熟成におすすめのウイスキー1つ目は「カスクストレングスシングルウイスキー」です。味や度数の調整をせずに、そのままの状態で瓶詰めされたカスクストレングスシングルウイスキーは、一度も樽詰めされていないため、度数も高くウイスキー本来であるといえるでしょう。本来の姿を自身で熟成させるのも楽しみです。

ミニ樽熟成させるウイスキーは、カスクストレングスシングルウイスキーのように、無調整の度数の強いウイスキーや、バーボンなどの短熟のウイスキーだと、より大きな変化を楽しめます。普段から飲んでいるウイスキーを熟成させるのも良いですが、熟成過程を楽しみたい方には、そのままの姿のウイスキーを買いましょう。

ミニ樽熟成におすすめのウイスキー②一般に販売されている複数を組合わせる

ミニ樽熟成におすすめのウイスキー2つ目は「一般に販売されている複数を組合わせる」です。普段からウイスキーを飲んでいる方の中には「このウイスキーの風味に、あのウイスキーの力強さが加わればもっと好みになる」と考える方もいるのではないでしょうか。ミニ樽熟成で、その願いをかなえることが出来るかもしれません。

自身で熟成させることが出来るミニ樽熟成。複数のウイスキーを自分の調合で樽に入れ、熟成させることで、オリジナルのウイスキーを造ることも可能です。並々ならぬこだわりの持ち主なら、ぜひ試してみたいですね。また、買って飲んでみたら好みでなかったウイスキーなどを好みの味に近づけて熟成させても面白そうですね。

このほかにも、さまざまなウイスキーが流通しています。それぞれが独特の色合いや風味を持っているため、ウイスキーを飲み比べてみて、自分にぴったりなものを見つけられると良いですね。ウイスキーの中でもスコッチ・ウイスキーという特別なウイスキーに興味をもたれた方には、下記の記事がおすすめです。ご覧ください!

ミニ樽が届いた後にするべき作業は?


ミニ樽が届いたら①「スウェッティングを忘れず行う」

ミニ樽が届いたら1番最初に「スウェッティングを忘れず行う」ことが大切です。ミニ樽もオークボトルも同様に、樽が乾燥した状態で手元に届きます。そのまますぐに使おうとウイスキーを入れてしまうと、木の継ぎ目や隙間からウイスキーが漏れ出てしまいます。それを防ぐために行うのがスウェッティングと呼ばれる作業です。

自宅に樽が届いたら、まず樽に水を入れて乾燥している木を膨張させて継ぎ目や隙間から水が漏れないようにしましょう。木が十分に水分を含むと、水は漏れなくなります。そのために、樽に水を入れ約1日置いておきましょう。約1日置いておくと、しっかりと木が膨張して隙間がなくなります。

1日置いたら、中の水を捨てましょう。このとき、中の水に焦げの色がつき、茶色っぽくなったり、黒っぽくなったりすることがあります。もし気になるようなら、綺麗な水になるまで何度か水の入れ替えを行いましょう。

ミニ樽が届いたら②「75℃以上のお湯を使って殺菌を行う」

ミニ樽が届いたら2番目にすることは「75℃以上のお湯を使って殺菌を行う」ことです。スウェッティングをして、水漏れがなくなったことを確認したら、75℃以上のお湯で樽の内部を殺菌しましょう。殺菌せずに、そのまま熟成させると、菌がついていた場合に、菌まで増やしてしまうことになるので気をつけましょう。

菌が樽の中で増えてしまうと、せっかく熟成させたウイスキーも無駄になってしまいます。ミニ樽熟成をちゃんと楽しみたいと思うのであれば、忘れずに殺菌を行いましょう。また、購入した樽の種類によっては、殺菌済みか滅菌済みのものもあるそうなので、自宅の樽がどのタイプか確認しましょう。

ミニ樽が届いたら③「余分な水気を切って樽の準備」

ミニ樽が届いたら最後に「余分な水気を切って樽の準備」をしましょう。スウェッティングをして、お湯で殺菌したら、樽の中には必要以上の水分がたまっていることがあります。そのままウイスキーを熟成させると、どこか水っぽいさえないウイスキーになってしまうことがあるので、余分な水気は切りましょう。

樽をさかさまにして少し置いてことで、余分な水気を切ることが出来ます。このときに、必要以上に水気を切ってしまうと、折角スウェッティングした樽が再び乾いてしまい、水漏れの原因になるので注意してください。逆さにしたら5分~10分ほどで、樽の準備が出来るそうです。1日以上の放置すると乾燥の原因になります。

ミニ樽熟成のウイスキーの作り方や注意点は?

ミニ樽熟成の自作ウイスキーの作り方

ミニ樽熟成の自作ウイスキーの作り方にはいくつかポイントがあります。ミニ樽熟成の作り方をポイントごとにまとめました。初めてミニ樽熟成を行う方はぜひ参考にしてみてください。大切なのは、熟成を楽しむということです。

ミニ樽熟成の自作ウイスキー作り方とポイント

  1. 下準備:樽のスウェッティングを行う(24時間)
  2. 下準備:75℃以上のお湯で樽の殺菌を行う
  3. 下準備:樽から余分な水気を切る(5~10分程度)
  4. 熟成させたいウイスキーを用意する(1種類または複数)
  5. ウイスキーを樽に注ぐ(複数の場合は味のイメージをしながら調合)
  6. ウイスキーを熟成させる(樽:1日~ ボトル:数時間~ 変化が始まる)
  7. 熟成させたウイスキーを楽しむ(熟成日数によって風味が異なります)

ミニ樽熟成させたウイスキーは、日々風味や色合いが徐々に変化していきます。その変化を楽しむことが、自作ウイスキーの醍醐味でしょう。熟成させていくと、天使の分け前と呼ばれるウイスキーの蒸発が起こることがあります。そのため、飲まずに熟成させたままでもウイスキーは少しづつ減っていくことがあるそうです。

ミニ樽熟成の自作ウイスキーを作る注意点

ミニ樽熟成の自作ウイスキーを作る注意点があります。せっかく熟成させるのですから、おいしいウイスキーになってもらいたいですよね。作り方や注意点を守って熟成させることで、味わい深い自作のウイスキーを楽しめることでしょう。

ミニ樽熟成の自作ウイスキーを作る注意点

  • 樽を乾燥させすぎないこと。ひび割れの原因になります。(樽内のウイスキーの量にも注意が必要)
  • 熟成させたままの長期間の放置は厳禁。(特に夏場は蒸発してウイスキーが無くなることも)
  • アルコール度数の低いお酒は入れないこと。(腐敗の原因になります)

他にも使用する樽ごとに、異なる注意点があるとのことです。自身が購入、使用する樽の説明書きをしっかりと読み、樽を正しく使いましょう。樽を正しく使うことが、おいしい自作ウイスキーへの第一歩となることでしょう。

ミニ樽熟成させて一味違うウイスキーを楽しみましょう!

ミニ樽熟成は、ウイスキーのさまざまな面を楽しむことが出来るまさに「大人の遊び」ですね。ウイスキー愛好家の方も、これからウイスキーに挑戦する方も、ミニ樽熟成で、自分のオリジナルウイスキーを作ってみてはいかがでしょうか。お店によっては、店内で熟成させてくれる場所もあるそうです。毎日通うのが楽しみですね。

ミニ樽熟成で、おいしいオリジナルウイスキーを造るのなら、氷にも拘っておいしいウイスキーを楽しみませんか?ウイスキーにぴったりな丸氷の作り方について、下記の記事が非常におすすめです。ぜひご覧ください!おいしいウイスキーをさらにおいしく味わうことができるかもしれません。

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