Large thumb shutterstock 551637001

猫・人間の目の色が違う原因6選!オッドアイ/白猫/黒猫/両目色違い

更新:2022.03.05

左右の目の色が違う様子をオッドアイと言います。人間にはほとんど見られませんが、猫でオッドアイというのは稀に見られますよね。今回はなぜ左右の目の色が違うのか、その原因についてを解説します。白猫、黒猫などオッドアイが多い猫についてもまとめました。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



目の色が違う猫の原因6選

目の色が違う猫の原因①遺伝子によるもの

目の色が違う猫の原因、1つ目は遺伝子によるものです。左右の目の色が違うオッドアイは、主に猫の瞳に現れるものです。両目色違いの猫は、とても神秘的で美しいですよね。

オッドアイの猫は片方の目が青、片方の目が黄色をしており、金目銀目と呼ばれる場合もあります。中でも白猫は色を作り出すメラニン色素が少なく、この色素が少ない事で目の色が青くなります。

しかしこのような白猫の遺伝子を持っている場合で、何らかの原因により片目だけの色素のみが薄くなってしまう場合があります。そうすると、左右の目の色が違ってしまうのです。

目の色が違う猫の原因②病気による目の損傷

目の色が違う猫の原因、2つ目は病気による目の損傷です。これは生まれつきオッドアイを持つ先天性のものではなく、途中で左右の目の色が変わった後天性のものです。

猫が目の病気にかかって手術などが必要になった場合、目が損傷してしまいそれが原因で色が変わってしまう事もあります。目の神経などが傷つくと、メラニン色素がなくなってしまうこともあります。

すると、傷ついた方の目だけの色が変わってしまうという訳です。これは後天性の原因なので、生まれつきオッドアイの猫とは違った理由になります。

目の色が違う猫の原因③怪我による目の損傷

目の色が違う猫の原因、3つ目は怪我による目の損傷です。こちらも病気と原因が似ていますが、目を怪我することによって傷つき、メラニン色素がなくなってしまう場合があります。

猫は縄張り争いの為によく喧嘩をします。特にオス猫は正面を向き合い喧嘩をする為、爪などで顔をひっかかれると目を傷つけてしまう場合があるでしょう。

また、室内飼いでも注意が必要です。部屋の中で壁や物にぶつかったり、他の猫とじゃれ合ったりしている最中に目を傷つけるかもしれません。これが原因で、目の色が変わってしまう事もあります。

目の色が違う猫の原因④形成異常

目の色が違う猫の原因、4つ目は形成異常です。これは先天性のオッドアイに見られる原因です。目の色を形成する際に、何らかの原因によって左右色が変わってしまいます。

子猫は母猫の胎内中で体が形成されますが、この際形成の異常によって、本来左右同じであるはずの目の色が、両目で異なってしまう場合があります。

しかし、何故胎内中で形成の異常が起こってしまうのかはよくわかっていません。生まれつきオッドアイの猫には謎が多く、いまだに原因がはっきりとしません。

目の色が違う猫の原因⑤癌

目の色が違う猫の原因、5つ目は癌です。これは原因としては極めて低めですが、ごくまれに猫が眼を発症することで、目の色に異変が起きる場合があるようです。

先天性のオッドアイではなく、後天性のオッドアイの場合は、癌を患っている場合もあります。もし、ある日突然飼い猫の目の色に異変が起きたら、すぐ獣医で診察を受けてください。


しかし、癌によってオッドアイになる確率は極めて低いでしょう。あくまでも可能性の一つというだけなので、あまり多くの原因とは言えません。

目の色が違う猫の原因⑥緑内障

目の色が違う猫の原因、6つ目は緑内障です。人間でも起こる目の病気、緑内障は猫にも起こります。これも猫がオッドアイになる原因の一つです。

緑内障とは、目の眼圧が上がり目の神経を圧迫してしまう病気です。すると、目の色素が圧迫により変化してしまう可能性もあるのです。

この症状が片目だけに生じると、結果としてオッドアイになってしまうでしょう。もし猫の目に異常を感じたら、すぐに診察や治療を受けてくださいね。

目の色が違う(オッドアイ)が多い猫の種類6選

目の色が違う(オッドアイ)が多い猫①ターキッシュバン

目の色が違う(オッドアイ)が多い猫、1つ目はターキッシュバンです。ターキッシュバンとはトルコ原産の猫の種類で、ふわっとした美しい毛並みが特徴です。

がっしりとした大きめの体形で、目の色は金色か青色をしています。そして両方の色を持つオッドアイも、比較的多く存在します。ただしオッドアイの場合、聴覚障害を持つ場合も多いようです。

非常に賢くしつけが楽と言われており、見た目の美しさもあり人気の品種です。猫にしては珍しく水遊びが好きで、浴槽に自ら飛び込む猫もいると言います。

目の色が違う(オッドアイ)が多い猫②ターキッシュアンゴラ

目の色が違う(オッドアイ)が多い猫、2つ目はターキッシュアンゴラです。ターキッシュアンゴラとはターキッシュバンと同じくトルコ原産の猫です。

トルコで自然に生まれた猫と言われており、光沢があり柔らかな長毛が特徴です。その触り心地は絹のようだと言われており、エレガントな猫として人気です。

目の色は青色、金色、緑色などのパターンがあり、オッドアイも多いでしょう。気まぐれで自由を好む猫らしい性格ですが、甘えん坊なところもあります。

目の色が違う(オッドアイ)が多い猫③ジャパニーズボブテイル

目の色が違う(オッドアイ)が多い猫、3つ目はジャパニーズボブテイルです。ジャパニーズボブテイルは日本が原産の猫で、ポンポンのように短い尻尾が特徴です。

ジャパニーズボブテイルは日本のどこにでもいる猫と言われる反面、日本に生息していた自然な猫ではないとも言われています。昔アメリカ人が日本猫を持ち帰り、繁殖させたのがジャパニーズボブテイルとも言われています。

その為、正式なジャパニーズボブテイルという品種なのか、尻尾の短い雑種なのかは正確にはわかりません。しかし、ウサギのような尻尾は愛嬌がありとても可愛いですね。

目の色が違う(オッドアイ)が多い猫④メインクーン


目の色が違う(オッドアイ)が多い猫、4つ目はメインクーンです。メインクーンはイエネコの中でも特に大きな体を持ち、フサフサの毛並みをしている非常に大型の猫です。

大柄な見た目に反して性格は非常に穏やかで、ジェントルジャイアント(穏やかな巨人)とも呼ばれるほどです。ニューイングランド地方のメイン州が原産です。

体重は10kgを越える個体もあり、猫とは思えないほどの大きな体が自慢です。オッドアイのメインクーンも時々見られますが、とても神秘的な印象で人気です。

目の色が違う(オッドアイ)が多い猫⑤白猫

目の色が違う(オッドアイ)が多い猫、5つ目は白猫です。これは、猫の品種に関係なく白い雑種の猫にも見受けられます。オッドアイは白猫が一番多いと言われています。

目の色素を作るメラニンという成分がないことで生じるオッドアイの現象ですが、色素のない白猫はオッドアイ率が高くなります。品種に関係なく、白猫の割合が多いでしょう。

ただし、白猫のオッドアイは生まれつき聴覚障害を持っていたり、体が弱かったりするので注意が必要です。オッドアイの白猫は神秘的な雰囲気です。

目の色が違う(オッドアイ)が多い猫⑥黒猫

目の色が違う(オッドアイ)が多い猫、6つ目は黒猫です。こちらも白猫と同じく、品種に関係なく見られます。白猫よりも数は少ないですが、黒猫にもオッドアイは居ます。

また、全身真っ黒の黒猫ではなく、白と黒のミックス模様をした猫にもオッドアイは居ます。割合としては白猫や黒猫に多いオッドアイですが、それ以外の毛色にも生まれるでしょう。

ただし全体的に白と茶トラや白と黒など、白が入った猫に多いようです。なお黒猫の性格についてはこちらの記事でも紹介しているので、飼う際の参考にしてくださいね。

目の色が違う猫(オッドアイ)の寿命は?

目の色が違う猫(オッドアイ)の寿命①オッドアイの寿命は短命

目の色が違う猫(オッドアイ)の寿命は短命と言われています。これは、オッドアイになる原因が遺伝子の異常だという事に関係しています。

オッドアイは元々遺伝子異常によって生じる現象なので、その分生まれつき体が弱いと言えます。猫の平均的な寿命は、約15年です。

しかしオッドアイの猫の場合は、この平均寿命よりも少し短いと考えてください。しかし、これも一概に言える事ではないので、中には長生きするオッドアイの猫も存在します。

目の色が違う猫(オッドアイ)の寿命②白猫より黒猫の方が長生き

目の色が違う猫(オッドアイ)は、どちらかと言えば白猫よりも黒猫の方が長生きすると言えます。これは、オッドアイに限らず猫の寿命全体で言えます。

メラニン色素が少ない白猫は、その分遺伝子的に弱い部分を持って生まれる場合もあります。生まれつき病気がちだったり、何か障害を持っていることもあるでしょう。


そういった見方をすると、白猫は黒猫よりも短命と言えます。しかしこれもすべて白猫、黒猫に当てはまるわけではなく、オッドアイの白猫でも丈夫で長生きする個体もいます。

目の色が違う猫(オッドアイ)の寿命③室内飼いなら寿命も伸ばせる

目の色が違う猫(オッドアイ)が短命の原因として、オッドアイの猫特有の聴覚障害も関係していると言えます。オッドアイの猫は生まれつき青い方の耳が悪い、聴覚障害を持っている場合が多いと言えます。

すると、耳の聞こえ方が悪いせいで周囲の音に気づけず、危険にさらされる機会も多くなります。その為オッドアイは、普通の猫に比べて危険感知能力が低く、事故などに遭いやすくなってしまうでしょう。

それを避けるには、外に出さず室内で飼う事です。安全な室内で飼えば、事故などで寿命が縮むリスクも避けられるでしょう。はじめて猫を飼う方はこちらの記事で紹介している、猫に懐かれる方法も参考にしてみてください。

目の色が違う人間(オッドアイ)の原因4選

人間が両目色違いになる原因①先天性のもの

猫に多く見られるオッドアイですが、実は人間でも両目色違いになるオッドアイに生まれる可能性があります。非常に低確率ですが、人間にも目の色が違うオッドアイがいるのです。

確率で言うと、白人が一番オッドアイが生まれやすいと言われています。そして目の色が違う原因ですが、先天性のものという理由でオッドアイに生まれる人間もいます。

事故や病気などの理由はなく、生まれた時から目の色が違うというレアケースです。これは非常に少ない確率で生まれるので、もし生まれつきアッ度合いの人間がいたら、それはかなり希少です!

人間が両目色違いになる原因②ワールデンブルグ症候群

人間が両目色違いになる原因、2つ目はワールデンブルグ症候群です。聞き馴染みのない病名ですが、難聴や染色体異常などの遺伝子疾患です。

42,000人に1人の割合で発症すると言われている病気で、白毛症、神経障害、聴覚障害といった症状が現れます。そして症状の一つに、オッドアイも挙げられます。

ワールデンブルグ症候群の影響で目の色が左右で違ってしまう事もあるのです。ちなみにこの病気は、人間以外ではフェレットにもよく発症すると言われています。

人間が両目色違いになる原因③目の病気

人間が両目色違いになる原因、3つ目は目の病気です。これは後天性のオッドアイの原因で、何かしらの眼病にかかったことで、目の色が左右で違ってしまう事です。

例えば緑内障にかかると、その影響で目の色が変わってしまう恐れがあります。放っておくと失明にもつながる病気なので、視野に異常を感じたらすぐ病院へ行ってください。

その他には虹彩毛様体炎(こうさいもうようたいえん)という病気もあります。目の中が炎症する病気で、目の痛みや視力低下、充血などの症状が起こります。こちらも後天的にオッドアイになる原因です。

人間が両目色違いになる原因④事故

事故

人間が両目色違いになる原因、4つ目は事故です。交通事故など目を傷つけるような事故に遭った場合、その時の刺激や傷が元で目の色が変わってしまう可能性があります。

例えばミュージシャンのデヴィッド・ボウイは、ブルーとヘーゼルの目を持つオッドアイですが、これは事故によるオッドアイだと言われています。外部からの衝撃で、このようになってしまうのですね。

具体的には、目の周辺を強打したり目を殴られたりなど、その怪我が原因でオッドアイになってしまいます。見た目は神秘的で美しいオッドアイですが、その原因には様々な理由があるのですね。

目の色が違う人間(オッドアイ)の寿命は?

目の色が違う人間の寿命①オッドアイと寿命は関係ない

家族

目の色が違うオッドアイの人間は、どれくらいの寿命なのかが気になる方も多いでしょう。しかし、オッドアイと寿命は関係がない為、オッドアイだからと言って短命という理由はありません。

オッドアイは生まれつき遺伝子異常によって発生する場合もありますが、これは目の色が違うという症状だけなので、それ以外の病気を引き起こすなどの症状は起こりません。

その為、一般的にオッドアイの人間はオッドアイが原因で寿命が短いという事はないでしょう。もし病気などにかかったとしても、それはオッドアイとは関係がないものです。

目の色が違う人間の寿命②生まれつき病気を持っている場合も

病気

寿命には関係しない人間のオッドアイですが、ワールデンブルグ症候群のように生まれつき持っている病気が関係している場合もあります。このような病気が原因の場合、他の症状を引き起こす可能性があります。

病気が原因のオッドアイは、色々な病気を持って生まれるか、もしくは病気にかかりやすい傾向があります。その為オッドアイが直接的な原因ではなくても、病気がちと言えます。

これは、オッドアイだから病気になりやすいというより、病気の結果オッドアイになったと言えます。その為病気が原因ではないオッドアイなら、このような心配もないでしょう。

目の色が違う人間の寿命③寿命以外では眼病に注意

女性

オッドアイの人間は寿命が短いという関係性はないので、特に心配する必要はありません。ただし、目の病気が原因で後天性のオッドアイになった場合は、その後も眼病に注意です。

緑内障や虹彩毛様体炎といったオッドアイの原因になる目の病気になった場合、視力が極端に低下したり、視野が狭くなったり、ひどい場合は失明をしてしまう恐れもあります。

寿命そのものには関係ないとしても、失明などの眼病は生活に関わるので、ひどくならないうちの治療が大切です。オッドアイは神秘的な魅力を持ちますが、病気になったら一刻も早く治療しなければいけません。目に異常を感じたらすぐに治療に取り組みましょう!

オッドアイについて知ろう

左右目の色が違うオッドアイは、昔から神秘的な存在として知られていました。主に白猫や黒猫などの動物に見られるオッドアイですが、ごくまれに人間にも見られます。

人間のオッドアイは非常に珍しく、滅多に生まれません。また、オッドアイには先天性のものと後天性のものがあり、後天性のものは病気や事故が原因です。謎めいた魅力があるオッドアイについて、詳しく知ってみましょう!

●商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。