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猫の寝言が多い理由6選!夢を見る/叫ぶ/原因/うなる

更新:2019.06.21

猫の寝言が何故多いのか気になった事はありませんか?そこには理由や原因がちゃんとあるのです。夢を見る事もありますし、その寝言でうなる事もありますので、その意味も詳しく書いてみました!愛猫が寝言を言っているのであれば、それはどんなサインでどんな夢なのか覗いていきましょう!

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猫の寝言とは?

①人よりもレム睡眠が長いから

実は猫も人間と同じで『レム睡眠』があるのです。しかもそのレム睡眠時は、人間よりとても長いのです。猫の平均睡眠時間は16時間で、その中でも熟睡しているノンレム睡眠は全体の2割程度で短いのです。眠りが浅いレム睡眠は全体の8割も締めているのです。なので、人よりも猫の方が寝言を言うことがあるのです。

レム睡眠とは、Rapid Eye Movement(REM)の略なのです。高速眼球運動とも言い、寝ている間に眼球が高速で上下左右に動く状態のことを『レム睡眠』と呼んでいるのです。ノンレム睡眠の時は、深い眠りで筋肉も脳も休んでいる状態なので、ちょっとの事では起きないのです。

②猫の寝言は1パターンではない

猫の寝言パターンは様々です。1パターンだけではなく、『にゃうにゃう』『うぅ~』『にゃっ!』『ケッケ』など鳴いたり、唸ったりするのです。色々猫も寝言に種類があるのです。

猫はポーカーフェイスだと思っていませんか?でも実は感情豊かなのです。寝言以外でも、起きている時に色々サインを出しているのです。そのサインについて詳しく書いてある記事を貼っておきましたので、是非合わせて読んでください。

猫の寝言が多い理由6選

猫の寝言が多い理由①夢を見る

猫の寝言が多い理由1つ目は、『夢を見る』のです。人と同じで、猫も夢を見るんです。人もレム睡眠状態になるとよく夢を見るように、猫もよく夢を見ている事が多いのです。その夢の内容によって寝言は様々です。獲物を追いかけていたり、怖い夢や楽しい夢など、猫も様々な夢を見ているのです。

猫の寝言が多い理由②金縛り状態になっている


猫の寝言が多い理由2つ目は、『金縛り状態になっている』事です。猫は人よりも沢山の睡眠を摂っているように思えるかもしれませんが、実際は全体の2~3割しか熟睡していないのです。残りは危険が起こっていても、いつでも起きれるようにという本能からレム睡眠なのです。

レム睡眠とは、体は寝ているけど脳は起きている状態です。なのでよく夢を見やすいのですが、同様に金縛りにもよく合うのです。猫に直接聞いてもそれは分からないのですが、可能性としては充分にありえる事なのです。その為に体が動かなくてパニックになった猫が助けを呼んでる声を寝言と勘違いをしているかもしれません。

猫の寝言が多い理由③1日に起こった事を記憶して整理している

猫の寝言が多い理由3つ目は、『1日に起こった事を記憶して整理している』のです。人もレム睡眠時に夢を見て、その間に今日起こった1日の出来事を整理しているのです。猫もそれは同じなのです。

体は眠っていても、脳みそは活発なので、その間に1日のシュミレーションを行って1日の出来事を記憶し、整理を行っている時に寝言を言ったりするのです。レム睡眠の時の夢は脳が情報を整理する途中で見るものなので、目に見える形が『寝言』になっているのです。

猫の寝言が多い理由④呼吸器系に何か異常がある

猫の寝言が多い理由4つ目は、『呼吸器系に何か異常がある』事です。人と違って、猫のイビキには注意しましょう。熱や咳、鼻水が出ていませんか?もしかしたら猫風邪をひきおこして、鼻が詰まって呼吸がしずらくてイビキをかいている可能性があります。

もし、そのような症状がないのであれば、寝ている姿勢に問題があります。息苦しいポーズで寝ていたりしていませんか?その際に気道が狭まってイビキをかいています。その時はそっと楽な姿勢に変えてあげるといいでしょう。

猫の寝言が多い理由⑤てんかん発作

猫の寝言が多い理由5つ目は、『てんかん発作』を引き起こしているかもしれませんよ。猫が寝ている時にピクピクと痙攣している事はありませんか?レム睡眠時で夢を見て、夢の中で楽しい事が起きて体も一緒に動いてる場合は特に気にしなくて構いません。


ピクピク程度ではなく、大きく痙攣するのであれば『てんかん』を引き起こしている可能性が非常に高いです。てんかんは急に強く大きい痙攣が起こる事を言います。酷い場合は口から泡を吹いてしまい、意識がなくなります。寝言が大きい場合や大きい痙攣を引き越したら、迷わず動物病院に行き、獣医師に診てもらいましょう。

猫の寝言が多い理由⑥吐き気

猫の寝言が多い理由6つ目は、『吐き気』を感じている場合があります。猫は自分で毛を舐めてグルーミングする生き物です。そしてそれを飲み込み、便と一緒に排出するのですが、排出出来ない場合は、毛玉を吐き出します。便として排出されずに胃の中で毛玉がどんどん大きくなり、胃腸が詰まってしまうのです。

起きている時には吐き出せるのですが、寝ている時にも吐き出そうとしているのが寝言に聞こえている場合があります。毛玉が胃の中で溜まって、上手く排出されないと毛球症という病気にもなるため、予防策としてブラッシングをこまめにしてあげましょう。

猫が寝言でうなる原因4選

猫が寝言でうなる原因①夢の中で嫌な事が起きている

猫が寝言でうなる原因1つ目は、『夢の中で嫌な事が起きている』場合があります。何か夢の中で嫌な場面に出くわしている可能性が高いです。その際に『う~』とうなるのです。レム睡眠時に1日の記憶の整理をするので、もしかしたらその日に何か嫌な事があったのではないでしょうか?

例えば、知らない人がいきなり訪問してきて驚いた、掃除機が大嫌いなど、その日1日に起こった嫌な夢を見ると、うなると考えられます。今日1日、愛猫が特別に何か嫌がっている出来事はありませんでしたか?もしあったのならその可能性が非常に高いです。

猫が寝言でうなる原因②リラックスの声

猫が寝言でうなる原因2つ目は、『リラックスの声』の場合があります。『うぅ~』といううなる声ではなくよくよく聞いたら『ん~』『ふぅう~ん…』ではありませんか?もしそうなら、リラックスしている証拠です。いい夢を見ていて、とても気持ちがいい夢心地なので、そっと見守っておきましょう。

もし、その際に手をモミモミしてなどいませんか?その行動は子猫の時に母猫のおっぱいの出をよくするためにする行動と、甘えている時に行う行為なのです。飼い猫の場合、飼い主さんにはいつまでたっても子猫な猫は、甘えたい時や温かくて柔らかい毛布や毛皮の敷物、人の髪の毛や、母親を思い出すような物に触れた時です。


そんな猫に好かれ、モミモミ行為をされる程甘えてくれる人には様々な特徴があるのです。逆にどうして嫌われるのか、嫌がられてるのかを詳しく書かれているものを貼っておりますので、よければ合わせて読んでみてください。

猫が寝言でうなる原因③狩り

猫が寝言でうなる原因3つ目は、『狩り』の最中です。『うぅ~…』と唸った後に口をモゴモゴさせたり『けっけ』と鳴いたり、『くっ』など鳴いていませんか?その場合は、夢の中で狩り真っ最中なのです。猫は獲物を見つけるとクラッキングをします。クラッキングとは鳴くときに歯を打ち鳴らすという意味です。

起きている時に窓の外で鳥がくると『ケケケケ』と鳴いたりしている事があると思いますが、寝言だと『くっく』と短くクラッキングするのです。唸ったあとにこのクラッキングをして、尚且つ口を動かしていたのだとしたら、夢の中で狩りが成功し、獲物を捕食しているのです。楽しんでいる最中なので起こさないであげましょう。

猫が寝言でうなる原因④会話をしている

猫が寝言でうなる原因4つ目は、『会話をしている』場合です。『うぅ~』と唸った後に『んにゃっ!』『にゃぅ、にゃぁ』と可愛い鳴き声を発していませんか?その場合は夢の中で他の猫と遊んでいます。もしくは飼い主さんと一緒に遊んでいます。

起きている時でも、他の猫と追いかけごっこをする際に唸ります。でもそれは嫌いだからではなく、気分が高揚しているので、夢でも同じ場面を見ている可能性があります。そうやって他の猫をコミュニケーションをとって会話をしているので、楽しい夢でも見てるのかなと、起こさずに見守りましょう。

猫が寝言で叫ぶ原因3選

猫が寝言で叫ぶ原因①喧嘩中

猫が寝言で叫ぶ原因1つ目は、『喧嘩中』です。夢の中で知らない猫とバトル中なのでしょう。叫び声が『シャー!』と大きい声で鳴いているのであれば、夢の中で喧嘩真っ最中です。その時に手が猫パンチする仕草を見せていたら確定です。

起こしても大丈夫か迷った時は、猫の表情をよく観察してみましょう。険しい顔になっているのであれば、結構凄い喧嘩にまで発展していて、飼い主さんに助けを求めいる可能性がありますので、その時はそっと起こしてあげましょう。

ですが、注意点は喧嘩中で起こされるので、猫の喧嘩相手の矛先が最初貴女にくるので引っ掻かれたり、噛まれたりする可能性がありますので、充分気をつけて起こしてあげましょう。

猫が寝言で叫ぶ原因②パニック

猫が寝言で叫ぶ原因2つ目は、『パニック』を引き起こしてる可能性があります。何か怖い夢を見て、パニック状態に助けを求めていると考えられます。『にゃうわぁあ!』と急に叫んでいたら、飛び起きたりもします。その時は無闇に近寄らないで下さい。

心配なのは分かりますが、まだ夢と現実の区別がついていない猫からしたら、飼い主の貴女でも『敵』に見えているので、余計に怖がらせてしまいます。ソッと落ち着くまで待って、落ち着いてきたらゆっくり頭を撫でたり、傍にいてあげて落ち着かせましょう。

人でも怖い夢を見ると、たまに自分の叫び声で起き上がりますよね?そしてドキドキしていませんか?猫も同じなのです。そういう時の夢の出来事を詳しく覚えていなくても、"怖かった"と漠然とした恐怖があるはずです、猫にもそれは起きるのです。

猫が寝言で叫ぶ原因③高齢猫

猫が寝言で叫ぶ原因3つ目は、『高齢猫』という事です。飼っている猫は何歳ですか?猫は7歳から高齢猫だと言われています。もし寝言で叫んでいる猫が高齢猫だった場合は、病気を疑った方がいいでしょう。高齢になると様々な衰えが出始め、病気になりやすいのです。そのサインが寝言で叫んでいる可能性があります。

高齢猫になるとホルモン疾患、腎不全などに関連した高血圧症など様々なのです。動物病院での血液検査や、獣医師による触診、身体検査をおすすめします。もし、そうじゃないとしても1つの安心を買ったと思えば安いものです。何か見つかったら治療に専念できるきっかけにもなりますし、検査はやっていて損はありませんよ。

猫の寝言をよく観察して判断しよう

猫の寝言のパターンも様々でしたね。夢を見る事で寝言を言っているだけではなく、うなったり叫んだりして体の危険信号のサインだったり。夢の内容で鳴き声も変わるなどありましたが、貴女の愛猫はどれに当てはまりましたか?もし、心配であれば一度獣医師に相談する事をおすすめします。

レム睡眠は眠りが浅く、いつでも起きれるような、うたたね状態なのでよく夢を見る事が多いのですが、ノンレム睡眠時は深い眠りで、猫は2割程度だとお伝えしましたよね?なので、寝言を言わずにスヤスヤ寝ている時は絶対に起こさないでください。

この2割のノンレム睡眠を、十分にとれない環境に長くいると、猫はやつれてしまい、肉体的にも精神的にも異常なサインを出します。お腹に触っても目を覚まさないくらいよく寝ている時は、気が済むまで眠らせてあげましょう。

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