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温厚な性格で人気のカピバラの生態とは?普段は優しいカピバラが怒ると?

更新:2019.06.21

ずんぐりむっくりした体につぶらな瞳、ごろーんと無防備に寝そべる姿・・・その愛くるしさからカピバラは大人気です。温厚な性格でおっとりとしたイメージが強いカピバラですが、怒ることもあるってご存知ですか?この記事では、カピバラの生態から怒った時の行動、更には面白いエピソードまでご紹介していきます!

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温厚な性格で人気のカピバラの生態とは?

温厚な性格で人気のカピバラの生態①世界最大のネズミ

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温厚な性格で人気のカピバラの生態一つ目は「世界最大のネズミ」です。カピバラの体長は100~130cm、体重は35~65kgほどです。言われなければネズミだとわからないくらい大きいですね。でも鋭く大きな前歯を持っているので、口を開けると途端にネズミらしさが漂い始めます。

温厚な性格で人気のカピバラの生態②泳ぐのが得意

温厚な性格で人気のカピバラの生態二つ目は「泳ぐのが得意」です。そもそも体の構造自体が水泳向きです。指の間に水かきがついており、この水かきによって上手に泳ぐことができます。また、耳と鼻の穴を閉じることもできるので、潜水も可能です。

温厚な性格で人気のカピバラの生態③群れで生活する

温厚な性格で人気のカピバラの生態三つ目は「群れで生活する」です。カピバラは平均10~20頭の群れで生活します。群れは強いオス1頭とメス数頭、そしてその子供たちで構成されます。一夫多妻制なのでなかなかの大家族です。

一夫多妻制ゆえに群れの中には腹違いの子供が沢山いるわけですが、母カピバラは自分が産んだ子供でなくても分け隔てなく世話をします。とても仲間意識が強い動物なんですね。

温厚な性格で人気のカピバラの生態④肉球がハート型

温厚な性格で人気のカピバラの生態四つ目は「ハート型の肉球」です。ずんぐりむっくりした体からちょこんと伸びた小さな足が可愛らしいカピバラですが、その足の裏にはなんとハート型の肉球があるのです。

生態までキュートなカピバラですが、実はとっても俊足です。ジャガーなどの天敵から逃げる時は時速約50kmの速さで走るそうですよ。

カピバラの性格の特徴3選

カピバラの性格の特徴①マイペースでおとなしい

カピバラの性格の特徴一つ目は「マイペースでおとなしい」です。カピバラはちょっとやそっとのことでは動じません。たとえ大勢の子供たちにお尻をなでなでされても、嫌がって逃げたりしないのです。されるがままにおとなしく撫でられてくれるところが、カピバラの人気の理由の一つなのでしょうね。

そのマイペースさからか、カピバラは「スルースキルが高い」なんていう風にも言われています。危険や害がないことについては気にしない・・・そんな良い意味での「鈍感力」を持つ動物なのです。


我々人間は、人の目線など小さなことをつい気にしてしまいがち。あれこれ気にしすぎて疲れた時は、マイペースなカピバラを思い出すとちょっぴり気が楽になるかもしれません。

カピバラの性格の特徴②穏やかで優しい人気者

カピバラの性格の特徴二つ目は「穏やかで優しい人気者」です。お猿さんに踏み台にされても怒りません。そんな穏やかで優しい性格ゆえか、カピバラには色々な動物が寄ってくるようです。動物界でも人気者なんですね。

こちらの動画では、フラミンゴとカピバラがじゃれ合う様子が見られます。何とも不思議な組み合わせですよね。カピバラには、種族を超えて仲良くなれる不思議なカリスマ性があるようです。

人間でも、穏やかで優しい人の周りには自然と人が集まってきますよね。カピバラのような穏やかで優しい心でいると、人気者になれるかもしれません。

カピバラの性格の特徴③人懐っこい

カピバラの性格の特徴三つ目は「人懐っこい」です。カピバラと触れ合える動物園に行ってみると、その人懐っこさが良くわかると思います。餌なんて買おうものなら、もれなく複数のカピバラがわらわらと近寄ってきてくれます。というか、餌売り場に立った瞬間からすりすりされてしまいます。

あまりに人懐っこくて可愛らしいので、「連れて帰りたい!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。一応、カピバラをペットとして飼うことは可能です。ただし、ものすごくお金がかかります。カピバラが生活する水辺(プールや池など)を作ってあげないといけませんし、餌代だけでも月に3万円程かかるのだとか。

ちなみに、かつては秋篠宮家でもペットとしてカピバラを飼われていたそうです。そんなロイヤルなカピバラがいたなんて驚きですよね。

温厚な性格のカピバラが怒るとどうなる?

温厚な性格のカピバラが怒るとどうなる?①噛みつく

カピバラが怒った時の行動一つ目は「噛みつく」です。カピバラは草食動物ですので、獲物を仕留める為に噛みつくことはありません。カピバラが噛みつくのは、身の危険を感じた時や不快な時、あるいはカピバラ同士で喧嘩をする時などです。

以前ある動物園では、クモザル(という猿の一種)がカピバラに噛みつかれて命を落とす事故がありました。事故の確かな原因は不明であるものの、何らかの食べ物が関わっていたのではないかということです。このクモザルは普段からカピバラの餌を横取りしており、事故の1週間前にもカピバラに腕を噛まれていたそうです。

食べ物の恨みは恐ろしいと言いますが、弱肉強食の動物の世界では温厚なカピバラであっても例外ではないようです。食べ物さえ絡まなければ、こちらの動画のように仲良く共存できるんですけどね。


温厚な性格のカピバラが怒るとどうなる?②威嚇する

カピバラが怒った時の行動二つ目は「威嚇する」です。カピバラは色々な鳴き声を出しますが、威嚇する時は「ゴッゴッ」と低い声で鳴きます。カピバラは根が温厚なので威嚇することは滅多にありませんが、下記のようなエピソードがあります。

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カピバラは、家族の団結が強い動物です。子供が他の動物達に襲われそうになった時は大人のカピバラが子供のカピバラの周りを取り囲むように盾になり移動を行います。 ちなみに、動物園でも同じようなエピソードがあります。飼育員さんが子供カピバラの健康診断をしようと捕まえようとしたところ子供が抵抗して鳴き出したそうです。すると大人のカピバラ達がいつも餌をくれている飼育員さんの周りを取り囲み威嚇の鳴き声ゴッゴッと近寄ってきたそうです。 引用元:カピバラ大好き

カピバラの家族愛が伺えるエピソードですね。一方で、食べ物が絡むと家族でも容赦ないというエピソードもあります。特にカピバラの大好物・スイカを前にすると、こちらの動画のように喧嘩が始まってしまうようです・・・。

温厚な性格のカピバラが怒るとどうなる?③毛を全部抜いてしまう

カピバラが怒った時の行動三つ目は「毛を全部抜いてしまう」です。カピバラは群れで生活する動物ですので、協調性をとても大切にしています。ですのでもし群れの中に協調性がないカピバラがいた場合、毛を全部抜いてしまうといったいじめを行うことがあるというのです。

普段温厚な人ほど怒らせると怖いと言いますが、温厚なカピバラもそんなコワイ一面を持ち合わせているんですね。でも、そんなコワイ行動も群れの仲間を大切に思うからこそ。集団行動を乱すカピバラが一匹でもいると、弱肉強食の厳しい動物の世界では命取りになりかねません。やはり優しい動物なのです。

温厚すぎる!カピバラの面白いエピソード5選

カピバラの面白いエピソード①ゴルフ場で空気を読んだ

カピバラの面白いエピソード一つ目は「ゴルフ場で空気を読んだ」です。リオデジャネイロ五輪のゴルフ競技場にはワニやフクロウ、ハゲタカなどなど様々な珍客がいたそうですが、中でもカピバラは特に注目を集めたようです。

リオデジャネイロ五輪にヘッドコーチとして参加していた丸山茂樹氏は、当時の様子を下記のように語っています。想像しただけでほのぼのしてしまうエピソードですよね。きょとんとしたカピバラの表情が浮かんでくるようです。

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野村敏京が1番のグリーンにいたら、カピバラがグリーンの真横まで来て、「あれ、これ空気違うなあ」みたいな感じで戻っていきました。ハハハ。あれは面白かったです。カピバラなりに空気読んでましたよ。「あれ、邪魔かな?」みたいな顔してましたもん。コース周りはほのぼのとして楽しかったです。 引用元:週刊朝日 2016年9月9日号

カピバラの面白いエピソード②撫でられるのが好きすぎる


カピバラの面白いエピソード二つ目は「撫でられるのが好きすぎる」です。どのくらい好きかというと・・・まずは下記の動画をご覧ください。撫でられ始めてものの数秒で、「もっと撫でて~」と言わんばかりにゴロンと横になってしまいます。無防備にお腹をさらけ出す姿がたまりません。

カピバラが特に好きな撫でられポイントは、ズバリ「お尻」です。はっきりとした理由はわからないそうですが、お尻のあたりを触られると動画のようにゴロンと横になることが多いのだとか。でも、意外とどこを撫でても喜んでくれるそうですよ。何とも愛され上手な生態です。

カピバラの面白いエピソード③お風呂が大好き

カピバラの面白いエピソード三つ目は「お風呂が大好き」です。野生のカピバラは、南アメリカ東部のアマゾン川流域を中心とした温暖な地域に生息しています。ですので、カピバラは寒いのは苦手です。アマゾン川周辺の平均気温は通年25度以上ありますので、カピバラには日本の冬の寒さは厳しいものと思われます。

夏場は一日の半分を水中で過ごすほど、カピバラは水浴びが大好きです。でも、日本の冬場は寒くて大好きなお水に入ることができません。そんな寒がりさんなカピバラが冬も入れるように…ということでお風呂が作られたのだそうですよ。

ちなみにある動物園の担当者によると、「人間でいうと中年にあたる年齢のカピバラ」が特にお風呂好きなんだとか。こちらはお風呂に入るカピバラの様子を映した動画ですが、心なしかおっさん臭い雰囲気が漂っております…。

カピバラの面白いエピソード④道に落ちていることがある?

カピバラの面白いエピソード四つ目は「道に落ちていることがある?」です。姫路セントラルパークという動物園ではカピバラが放し飼いになっており、こちらの動画のようなカピバラを目撃できることがあるようです。

まさに「道に落ちている」という表現がしっくりきますね。仔カピバラが上に乗っかる様子は、休日にゴロ寝しているお父さんを起こす子供の姿を彷彿とさせます。思わず「お父さん、こんな所で寝ちゃ駄目ですよ」と声をかけたくなってしまいますね。

カピバラの面白いエピソード⑤おトイレもみんなで一緒

カピバラの面白いエピソード五つ目は「おトイレもみんなで一緒」です。ひなたぼっこや食事の最中、カピバラ達がふと思い立ったように突然ぞろぞろと大移動を始めたら…何か始まるのでは?と気になってしまいますよね。

でも向かった先が水場で、みんなで一列に並んでしばらくじっとしていた場合、それは仲良く用を足している可能性が高いです。おトイレもみんなで一緒だなんて、不思議な生態ですよね。一列に並んで用を足す姿を想像するとなかなかシュールですが、何とも微笑ましい光景でもあります。

カピバラと触れ合えるおすすめ動物園3選

カピバラと触れ合えるおすすめ動物園①伊豆シャボテン公園

カピバラと触れ合えるおすすめ動物園一つ目は「伊豆シャボテン公園」です。こちらの動物園はカピバラの露天風呂発祥の地となっています。毎年11月の中旬から4月の上旬頃まで「元祖カピバラの露天風呂」が開催されています。

元祖というだけあって、こちらの露天風呂はかなり力が入っています。ゆず湯やりんごの湯、バラの湯などなど、ほぼ毎週カピバラの「変わり湯」を楽しむことができるのです!変わり湯のスケジュールは公式HP上で公開されていますので、行く前にチェックしておくと良いですよ。

カピバラと触れ合えるおすすめ動物園②那須どうぶつ王国

カピバラと触れ合えるおすすめ動物園二つ目は「那須どうぶつ王国」です。こちらには「世界初・カピバラと混浴気分を楽しむことができる温泉」があります。カピバラ用の露天風呂と人間用の内風呂が隣接しているので、温泉に浸かりながらガラス越しにカピバラを見ることができるのです。

内風呂から露天風呂へ続くテラスもありますので、温泉に浸かるカピバラを間近で観察することもできますよ。カピバラと裸のお付き合いがしたい!という方はぜひ足を運んでみてくださいね。

カピバラと触れ合えるおすすめ動物園③姫路セントラルパーク

カピバラと触れ合えるおすすめ動物園三つ目は「姫路セントラルパーク」です。こちらは「サファリ」なので、カピバラと一緒に様々な動物が放し飼いにされています。カピバラが他の動物と戯れる姿や、面白いエピソードでご紹介した「道に落ちているカピバラ」を見たい方におすすめです。

なおまだ詳細は不明ですが、2018年11月23日に「CAPYBARA CAFE」という施設がオープンするようです。「カピバラと緑に癒される空間」ということですが、どんな施設になるんでしょうね。続報が待たれます!

癒されたい時はカピバラに会いに行こう!

カピバラはのほほんとした見た目通り、温厚で優しい性格の動物です。食べ物が絡む時や家族に危険が迫っている時は怒ることもありますが、基本的に怒ることは滅多にありません。

カピバラと触れ合える動物園もありますので、癒されたい時はぜひカピバラに会いに行ってみてくださいね。彼らのマイペースに寛ぐ姿や人懐っこい様子は、きっとあなたの疲れた心を癒してくれますよ!

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