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キジトラの性格とは?オスとメスの違いや柄の特徴と飼い方のコツも

更新:2019.06.21

キジトラ猫の性格、オスとメスで何が違うのか知りたくありませんか?いつ頃日本に来たのか、よく間違えられるサバトラとの違いなどを詳しく書いてありますので、貴女の愛猫、またはこれから迎えようとしてる貴女にピッタリの記事になってりますので、是非最後まで読んでみて下さい。きっと貴女もキジトラの虜になりますよ!

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キジトラの外見の特徴は?柄は?

キジトラの柄とは茶色い毛に黒い縦縞模様

キジトラの外見の特徴と柄は、茶色い毛に黒い縦縞模様です。キジトラは英名で『ブラウンタビー』と呼ばれていて、ブラウン=茶色、タビー=動物の体毛に表される縞模様という意味です。キジトラは『ブラウンマッカレルタビー』と呼ばれることもあり、『マッカレル』は魚のサバ(mackerel)からきています。

キジ(メス)柄と、ネコ科の虎の柄が混ざってるように見えるということで『キジトラ』と名付けられたのです。歴史の書類やミイラ化を発掘した時の猫の柄は、全部『キジトラ』の柄でした。

キジトラの柄や毛色はすべての猫の始まりとも考えられています。先祖と考えられる『リビアヤマネコ』という野生猫は、その柄がキジトラとそっくりです。他にも諸説ありますが、猫の先祖は『リビアヤマネコ』である説が濃厚です。

キジトラは額に『M』の文字があるのが特徴

キジトラには額に『M』の文字に見える柄も特徴的ですね。このM柄にはとても高い迷彩機能があると言われていて、森に隠れて、敵に見つかりにくくしたり、獲物を捕らえたりするための模様とされていて、その名残が『M』に見える柄になり残っているのです。

キジトラの瞳はゴールド系の色がとても多いのです。他にも様々な目の色をした猫がいます。その種類や何故目の色が違うのかなどを詳しく書いた記事がありますので、こちらも合わせて読んで下さい。

キジトラ猫と日本の関わり

日本に初めて猫が来たのは1300年前

日本に初めて猫が輪入されてきたのは、中国からなのです。当時の日本は貴重な文献や資料、食べ物などを貪るネズミ(害獣)から相当な被害にあっていました。その害獣を駆除する為に日本に来たのが猫なのです。こられの動物を『益獣』と言います。益獣とは『人の生活に利益をもたらす獣』という意味です。

猫は紙を食べる事がなく、食べ物もネズミになるので、それほど人の食べ物に興味を示す事もなかったそうです。当時の日本にとって宝になり、かなり人の役に立ちました。この時中国から輪入された猫が『リビアヤマネコ』となり、後のキジトラになるのです。


当時、日本では猫を室内飼いという概念がなく、外で自由に過ごす姿こそ猫とされ、現在でいう野良猫だったそうです。当時の日本では野良猫を『自由猫』と呼んでいました。読んで字の如く、外で自由にくつろいで、お腹が空けば帰って来て、ネズミ駆除をしてくれるとても貴重な存在で、自由な猫そのものですね。

日本でのキジトラ柄の飼育頭数は堂々の第1位

毎年アイリスオーヤマさんでは『猫の国勢調査』を行っているんですよ。『猫柄ベストテン』で2018年度も育頭数が堂々の第1位でした。しかも9年連続で1位なのです!キジトラ柄は猫の柄では最も数が多いので、飼育されている数も多いのです。また、飼い猫以外でも外で見かける野良猫の柄もキジトラがとても多いのです。

キジトラの性格は?オスとメスの違いは?

キジトラの性格①ツンケンタイプ

キジトラの性格1つ目は、『ツンケンタイプ』です。キジトラは元々、野生の血が強く残っています。体力があって運動や遊びが大好きな事は全てのキジトラに共通しています。この『ツンケンタイプ』は1番野生の血が色濃く残っています。警戒心も強く、あまり人に懐きません。

このタイプのキジトラは、触られる事や抱っこ嫌いが特徴です。それは野良猫ではなく飼い猫であってもツンケンします。1番猫らしい性格とも言えますね。このタイプのキジトラの子には無理矢理仲良くしようとすると、逆に嫌われてしまいますので、近寄ってくるまで今気強く待ちましょう!

キジトラの性格②ツンデレタイプ

キジトラの性格2つ目は、『ツンデレタイプ』です。普段は警戒心が強い野良猫のようですが、特定の人、つまり飼い主さんにはデレデレになるのもキジトラの特徴です。人見知りが強いという感じですね。来客してきた人にはツンツン姿なのですが、飼い主さんに見せる姿はデレデレと甘えてくるのはたまりませんね!

ですが、いくらデレてきていると言っても構いすぎると嫌われます。来客人も『この人大丈夫かな?』と心を許せば甘えてくるでしょう。キジトラが甘えてきたら構ってあげると喜びますよ。可愛くて構いたくなるのも分かりますが、それ以外は基本構いすぎないよう心がけましょう。嫌われたら元も子もありません。

キジトラの性格③甘えん坊タイプ


キジトラの性格3つ目は、『甘えん坊タイプ』です。忘れらてた野生と言われる程、1番野生の血が濃いのどこにいったの?というくらい甘えん坊なキジトラもいます。子猫から室内で飼っていて、元々賑やかな場所だと人見知りする事も少ないです。抱っこされるのも、撫でられるのも大好きな性格のキジトラも中にはいるんです!

このタイプのキジトラは飼い主さんの後を、これでもか!という程つけてきます。膝の上に乗って寝たり、お腹をごろんっと見せて甘えた仕草をしてくれるのも特徴なんです。そんな甘えた姿を見せられたら、こっちもメロメロになっちゃいますね!

キジトラの性格④メスは警戒心が強い

キジトラの性格4つ目は、『メスは警戒心が強い』のです。キジトラのメスとオスで多少の性格が違ってきます。メスはオスに比べて警戒心が強く、臆病な子が多いです。慎重な子がとても多く、中々馴れてくれません。人見知りが激しいキジトラがメスの場合は、結構多いのです。

自己主張も大人しめなので、騒ぐ事は比較的少ないです。ですが、いくらメスだからと言って大人しいかと言われればそうでもない場合もあります。やはり一概には言い切れません、メスでも人懐っこい子もいて甘えん坊な子もいますから。人それぞれに性格があるように、猫にもそれぞれ性格があるのです。

キジトラの性格⑤オスは甘えん坊

キジトラの性格5つ目は、『オスは甘えん坊』なのです。確かに野性味溢れたキジトラですが、比較的メスよりは臆病ではないので、自分から近寄ってきてくれる猫が多いのです。それゆえに人懐っこくなる確率はメスより高いのです。心を許した相手にデレデレになるのもオスが多いです。

野性味が強いがゆえに縄張り意識が高く、他の猫を受け入れ難いと思いがちなオスですが、臆病なメスよりは受け入れやすく、新しく来た猫が子猫だった場合子守をよくしているのもオスのキジトラです。

キジトラの性格⑥基本的にメスは「やんちゃ」オスは「わんぱく」

キジトラの性格6つ目は、『基本的にはやんちゃ』なのです。先祖であるリビアヤマネコの血を色濃く持っているキジトラは、確かに警戒心も強いのですが、運動能力が非常に高くて遊び方もワイルドなのです。なのでキジトラと遊ぶとなると飼い主さんも少々お疲れになるかもしれませんが、そこもまたキジトラの可愛いとこです。

お留守番などで色々とやらかしちゃうのもキジトラです。他の猫もイタズラはしますが、キジトラ率は高いのです。飼い猫になっても『狩り』する本能が他の猫より高いので、家に出現したネズミやヤモリ、ゴキブリ、蜘蛛などを見つけると食べようとするので要注意です。

キジトラの飼い方のコツは?


①遊び場をちゃんと作ってあげる

キジトラの飼い方のコツ1つ目は、『遊び場を作ってあげる事』です。他の柄の猫もそうなのですが、キジトラは特に運動量が凄いので、ちゃんと遊べる場所がなければストレスになります。野性味溢れるのでドタバタと走り回るので、アパートやマンション住まいの人は下の住人に一言言っておくとトラブル予防になります。

下の住人に気を遣うのであれば、このようなジョイントマットを引いておくと、キャットタワーから床に着地した時の衝撃音や、走り回るドタドタ音が軽減され、更に迷惑がかかりにくい環境にもなります。保温性もありますし、もし粗相を起こしてもサッと拭けるのも便利です。

猫は犬と違って上下運動が好きです。そのため、キャットタワーは必需品。それを自作で作るやり方や、何かヒントになる構図などがあるかもしれません!是非合わせて読んで下さい。

②安心できる場所を作ってあげる

キジトラの飼い方のコツ2つ目は、『安心できる場所を作ってあげる』事です。キジトラは縄張り意識が他よりも高く、警戒心が強く臆病な子も多いので、安心できる場所を作ってあげましょう。隠れられるような場所がないとストレスを溜めてしまいます。

ドーム型のハウスなどがおすすめです。囲われているようなタイプだと、他からの侵入の心配が減り安心します。来客などにサッと隠れられて、あまり見えないようなとこに置くと尚良いでしょう。

③多頭飼いの時には先在猫優先

キジトラの飼い方のコツ3つ目は、『多頭飼いの時には先在猫優先』という事です。もし多頭飼いを考えていて、先にいる猫がキジトラの場合気をつけてください。警戒心と縄張り意識が高いキジトラは自分のテリトリーに他の猫の侵入を許しません。確かにオスは面倒見がいいとは言いましたが、それは慣れてからの話です。

最初はどの猫だって警戒します。その時に新しく迎えた猫にばっかりじゃなく、先在猫優先にしてあげましょう。今まで自分が構ってもらっていたが急に知らない猫にばっかり飼い主が目を向けると、ヤキモチを妬いてしまい、新しい猫に危害を加えやすくなります。

④猫がいる空間はちゃんと清潔にしてあげる

キジトラの飼い方のコツ4つ目は、『猫がいる空間はちゃんと清潔にしてあげる』という事です。キジトラ以外にも言えますが、猫は非常に綺麗好きです。特にトイレが汚いととてもストレスを感じます。トイレの砂は1月に1回、総入れ替えが望ましいです。その際にトイレを水洗いするなら、更に清潔な状態を保てます。

猫は綺麗好きで、グルーミングをよくします。その際に毛が沢山抜け落ちていきます。なので、1日に1回の掃除機が好ましいでしょう。その時に驚きやすいのもキジトラですが、ちゃんと隠れられる場所を用意してあげれば、そこで安心して見守っています。

キジトラとサバトラとの違いは?

サバトラとはグレーの毛に黒の縦縞模様

サバトラの柄は魚の鯖(さば)のような模様に、ベースはグレーの毛色です。その上に黒い毛で虎のような縞模様をしていますよね?それを見た人が鯖と虎をかけ合わせて『サバトラ』と呼んだのが始まりです。英名では『シルバーマッカレルタビー』と呼ばれていて、『灰色』『サバ』『縦縞猫』なのです。

キジトラとサバトラはベースになる色が全然違います。キジトラは茶色の毛でサバトラはグレーの毛になります。先祖も同じ『リビアヤマネコ』なのですが、サバトラはリビアヤマネコと他の海外から来た猫が交尾した事で誕生した模様と言われており、そのため柄はキジトラととても似ているので、間違えられやすいのです。

海外の呼び方のせいでキジトラとサバトラが混乱しがち

同じと思われる理由の1つに、海外での呼び方が混乱を招いていると言われています。キジトラは『ブラウンマッカレルタビー』と呼ばれる事もあると書きましたね。キジトラの時にも出てたこの『マッカレル』とは日本語にすると『鯖』という意味なのです。

そのこともあってか、キジトラ柄の猫を『サバトラ』と間違って呼ぶ人も多いのです。でも実はサバトラ柄はキジトラと似ていても、そんなに沢山いるわけではないのです。なにげに珍しい柄なんですよ。

キジトラは猫の魅力がたっぷり詰まっている!

キジトラは珍しい猫ではありませんが、猫の魅力がぎっしり詰まっている猫なのです。野生的な外見、でも心を許すと、とても甘えん坊。でも自分が甘えたい時だけ!まさに猫ですよね。猫の中の猫と言っても過言ではありません。この猫っぽさがたまらない人も多いでしょう。

キジトラは様々な血を受け継ぐ雑種なので比較的丈夫な体なのです。純血種の猫に比べて疾患持ちや、病気にかかる事が少ないのです。室内飼育をして健康な毎日を送れれば、20年近く一緒にいれる事だってあるのです。

様々な性格の子がいても、育て方などで多少変わってきます。でも共通している事は、野性的なキジトラの大好きな玩具は、獲物を捕まえるようなタイプのじゃらしが大好きです。その玩具で遊ぶとストレス発散もでき、大喜びしますので、是非試してキジトラ柄の猫と仲良くなっていきましょう!

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