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ステレオタイプの例10選|stereotypeの意味や使い方とは?

更新:2019.06.21

ステレオタイプ(stereotype)とはどのような意味かご存知ですか?この記事では「ステレオタイプの意味とは?」といった基本的な内容から、ステレオタイプの使い方の例や反対語、ステレオタイプの人の心理、偏見を持つ人や型にはまる言動をとるステレオタイプな人の特徴などを詳しくお伝えします。

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ステレオタイプの意味や使い方とは?

ステレオタイプの意味とは「偏見」や「型にはまる言動をする人」

頭でっかちな人のイメージ画像

ステレオタイプ(stereotype)の意味とは「偏見」や「型にはまる言動をする人」のことです。ステレオタイプは、対象となるグループや組織に対して偏った見方や決めつけた物の見方をすることであり、固定観念にとらわれている人のことを意味します。

ステレオタイプという言葉の意味は、昔の印刷機に使われている「ステロタイプ」に由来すると言われています。「ステロタイプ」とは鉛を薄くした板のことで、これを使って印刷をしていたことから、「型にはめたもの」を印刷するという意味合いに由来すると言われています。

ステレオタイプな考え方をする人は、理論的な人や頭でっかちな人が多いというイメージを持たれていることが多いと言われています。

ステレオタイプの反対語は「リバースステレオタイプ」

「リバースステレオタイプ」の意味合いである型にはまっていない男性のイメージ画像

ステレオタイプの反対語は「リバースステレオタイプ(reverse stereotype)」という言葉です。ただしこの表現は必ずしも、しっくりとくる使い方であるとは考えられていません。なぜなら「反対」といった意味合いの「リバース」をつけただけの「型にはまったとは逆の」という意味の言葉だからです。

現在のところ、ステレオタイプの反対語にぴったりの表現がないことから、「逆の」という言葉をつけた「リバースステレオタイプ」がステレオタイプの反対語とされています。他にも「カウンターステレオタイプ(counter stereotype)」といった表現もステレオタイプの反対語と考える人がいます。

しかし、この反対語も「リバースステレオタイプ」と同様に「ステレオタイプの反対」といった意味合いの言葉であることから、ステレオタイプの反対語という使い方は、あまり適していないと考える人もいますが現在のところは、「型にはまっていない」、「柔軟な発想の」などと言われることがあります。

ステレオタイプ(stereotype)の使い方

ステレオタイプ(stereotype)の使い方について教える人の画像

ステレオタイプの使い方は、「考え方がステレオタイプだ」や「あの人はいつもステレオタイプなことを言う」というように、ある人の考え方や言動のことを表現する時に使われます。

具体的な使い方としては、「日本人は皆、勤勉で真面目だ」と考えている外国人がいた場合に、その人のことを「日本人に対しての偏見を持っている」といった表現をする際の使い方です。


日本人の中には勤勉でもなく、真面目でもない人はたくさんいることから、「偏った見方で日本人を型にはめる考え方をしている」ということを表現する際に「あの人はステレオタイプな考え方をしている」といった使い方がされます。

ステレオタイプな人の特徴は?

ステレオタイプな人の特徴①自分の考えに自信がない人

自分の考えに自信がない人の画像

ステレオタイプな人の特徴の1番目は、自分の考えに自信がない人です。自分の考えに自信がない人は、他人の考え方に影響されやすいという心理傾向があります。また、テレビや新聞、ネットなどの情報についても、すぐに信じてしまったり、色んな情報に振り回されたりするといった傾向があります。

そういった自分の考えに自信を持てない人は、テレビの有名人やその業界の権威者の発言を信じ込んでしまう傾向が強く、固定観念にとらわれた心理や言動をとってしまいがちです。そのため、自分の考えに自信がない人がステレオタイプな考え方になってしまいやすいと言われています。

ステレオタイプな人の特徴②現状維持を好む心理傾向がある人

現状維持を好む心理傾向がある人の画像

ステレオタイプな人の特徴の2番目は、現状維持を好む心理傾向がある人です。現状維持を好む人は変化を受け入れたくないという心理になることが多いことから、従来のやり方や考え方を尊重する人が多いと言われています。

そのため、「今まで通りのやり方で問題がなかったのなら、これまでと変わらないやり方を選ぼう」といった心理になりやすく、他の物事についてもセオリーを重視したり、一定のパターンを理解しようとすることがあります。

このような人は、マニュアルを好んだり、ルーティンを好むといった心理傾向があると言われており、ステレオタイプな考え方をする人が多いと言われています。

ステレオタイプ(stereotype)な人の思考例10選

ステレオタイプな人の思考例①アメリカ人はハンバーガー好き


ステレオタイプ(stereotype)な人の思考例の1番目は、アメリカ人はハンバーガー好きといった考え方です。アメリカ人ではハンバーガーがメジャーな食べ物であり、多くのハンバーガーショップがあることは事実です。

しかし、だからと言ってアメリカ人が全員ハンバーガー好きであるとは限りません。こういった考え方は、アメリカ人でハンバーガーが嫌いな人に対して否定的な発言と受け取られてしまう恐れがあることから注意が必要であると言われています。

ステレオタイプな人の思考例②B型は自己中だ

自己中なB型のイメージ画像

ステレオタイプ(stereotype)な人の思考例の2番目はB型は自己中だという考え方です。血液型占いはたくさんの人に楽しまれている占いで、日本では特に血液型占いに関する書籍や情報がたくさんあります。

そういった書籍などを見ていると、「B型の人は自己中心的でマイペース」といった記載が数多くあり、そういった画一的な捉え方をしている人も少なくありません。

しかし、B型の人の中には自己中心的ではない人もいますし、マイペースではない人もいることから、型にはまった考え方をしたステレオタイプな人だと言われることがあります。ちなみにB型の人が苦手な方は以下の記事を参考になさってください。B型嫌いの克服方法などをお伝えしている記事です。

ステレオタイプな人の思考例③都会の人間は冷たい

都会で働く人間が冷たいというイメージ画像

ステレオタイプ(stereotype)な人の思考例の3番目は都会の人間は冷たいという考え方です。都会では、たくさんの人が暮らしていたり、時間に追われて生活している人が多いことから、街中で困っている人に声をかけてあげたり、近所付き合いが希薄になる傾向があります。

そういった特徴をとらえて「都会の人間は冷たい」と考える人がいますが、実際には都会の人間にも親切で心が温かい人もいることからステレオタイプな考え方だと指摘されることがあります。

ステレオタイプな人の思考例④医者は健康に気を付けている

医者の画像

ステレオタイプ(stereotype)な人の思考例の4番目は、医者は健康に気を付けているという考え方です。医者はその職業柄、健康に気を付けた生活を送っていると考えられがちです。しかし、医者も病気になることはありますし、中には不摂生をしている人はいます。

そういったことから、「お医者さんは皆健康に気を付けて過ごしている」といった偏見を持つことはステレオタイプだ、と言われることがあります。

ステレオタイプな人の思考例⑤中国人はいつも怒っている

ステレオタイプ(stereotype)な人の思考例の5番目は、中国人はいつも怒っているという考え方です。中国人は話し方や口調が強く、日本人から見るといつも怒っているかのように聞こえることから、「中国人はいつも怒っている」といった考え方をする人がいます。

中国人はいつも怒っているという偏見を持っているステレオタイプな人は、テレビや映画などで中国の屋台での活気あるやりとりを見て「いつも怒っている」というイメージを持っている人も少なくないと言われています。

ステレオタイプな人の思考例⑥女性は家庭を守るものだ

女性は家庭を守るものだというイメージ画像

ステレオタイプ(stereotype)な人の思考例の6番目は、女性は家庭を守るものだという考え方です。現在の日本では、こういった考え方をする人は減少傾向にあると言われていますが、それでもなお、このような考え方は根強く残っていると考えられています。

現在の日本社会には、女性が働いて、男性が家庭を守るという家族の形も多く存在することから、「女性は家庭を守るものだ」といった型にはめる考え方をすることはステレオタイプだと言われることがあります。

ステレオタイプな人の思考例⑦男性は強くなければいけない

男性は強くなければいけないというイメージ画像

ステレオタイプ(stereotype)な人の思考例の7番目は、男性は強くなければいけないという考え方です。日本人男性は、小さな頃からこのように言われて育った人が少なくありません。

「すぐに泣くんじゃない」とか「簡単に諦めるな」といった意味合いや激励の意味を込めて使われることもありますが、このような画一的な発言は多様性を否定することになります。

ステレオタイプな人の思考例⑧ピアニストは繊細

ピアニストは繊細というイメージ画像

ステレオタイプ(stereotype)な人の思考例の8番目は、ピアニストは繊細という考え方です。ピアニストは綺麗な指使いと情感溢れる演奏を披露してくれることなどから、繊細なイメージを抱かれることが多い職業です。

しかし、ピアニストの中にも大雑把な性格の人は多くいることから、「ピアニストは繊細」といった型にはめる考え方はステレオタイプだと言われることがあります。

ステレオタイプな人の思考例⑨学者は理屈っぽい

学者は理屈っぽいというイメージ画像

ステレオタイプ(stereotype)な人の思考例の9番目は、学者は理屈っぽいという考え方です。学者は理論に基づいた論文を書いたり、実験結果を論理的にまとめあげたりすることから、理屈っぽいというイメージを抱かれることが多いと言われています。

しかし、学者の中にも感情に基づいた言動をとる人は少なくないことから、「学者は理屈っぽい」といった偏見を持つ人はステレオタイプだと言われることがあります。

ステレオタイプな人の思考例⑩若者は後先考えずに行動する

若者は後先考えずに行動するというイメージ画像

ステレオタイプ(stereotype)な人の思考例の10番目は、若者は後先考えずに行動するという考え方です。若者には活力に溢れて、物事を深く考えるよりも、まず行動してみるという傾向が見受けられることから、後先を考えずに行動するという偏見を持たれることがあります。

ちなみに以下の記事では、後先を考えず、場当たり的に仕事をしないで済む方法についてお伝えしているので、ぜひ合わせてご覧ください。

ステレオタイプの意味や特徴を理解して今後に役立てましょう

ステレオタイプな考え方をする人は、型にはまった考え方や言動をとることから、「頭が固い」、「融通が利かない」などといったマイナスのイメージを抱かれることが多いと言われています。

しかし、こういったステレオタイプな考え方は、たくさんの情報や事例などを一定の型に当てはめることによって、より良い思考や選択をするために、時間や労力を効果的に使えるといったメリットもあると言われています。

ステレオタイプな考え方を良くないものだと見なすのではなく、時と場合に応じて、今後の生活に役立てられるように有効活用していきましょう。

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