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問題提起の意味やコツ7つ|レポートや小論文の書き方や例文も

更新:2019.06.21

問題提起とは何かを説明する時に課題を明確にして、その解決方法を示すための手順を指します。問題提起はビジネスや学術論文等、様々なシーンにおいて使われますので、ここでは問題提起の例文や、その文章の書き方を紹介していきたいと思います。

問題提起の意味とは?

問題提起の意味①課題を明確にしてその解決を図る

課題を明確にしてその解決を図る

問題提起の意味として、課題を明確にしてその解決を図ることが挙げられます。問題提起については基本的にただ単に問題点を洗い出すだけではなく、問題を解決する方法や方向性まで提示をするところまでが求められます。そのため、問題点だけを提示して完結してしまうと社会人の場合は力不足だと判断されることがあります。

ただし、相手方から問題点だけをまずは提出するように求められるいる場合は、解決方法まで先回りをして出さずに、問題点だけを提示するようにしましょう。

問題提起の意味②問題を明確にすることでその問題の存在を周囲に示す

問題を明確にすることでその問題の存在を周囲に示す

問題提起の意味として、問題を明確にすることでその問題の存在を周囲に示すことが挙げられます。問題点をただ提出するのではなく、問題点を問題として認識してもらうためのアピールが必要です。自分だけがその事柄を問題点だと思っていたとしても、周囲がそう思っていない場合は、問題提起に失敗する恐れがあります。

まずは問題を問題として認識してもらうために、どのように問題を明確にするか、そしてプレゼンテーションしていくかが大切になってきます。

問題提起の意味③ロジカルシンキングにおける過程

ロジカルシンキングにおける過程

問題提起の意味として、ロジカルシンキングにおける過程だという側面が挙げられます。ロジカルシンキングとは理論思考のことであり、理論思考においては問題提起をしてからその原因と背景を追及し、解決までに結びつけることが求められます。そのため問題提起はロジカルシンキングの一要素を表しているとも言えます。

ロジカルシンキングをマスターすると、相手を説得することが容易になりますのでおすすめですが、それと対になる考え方としてラテラルシンキングという考え方があります。こういった、異なる思考方法も問題提起や問題の解決には大切になってきますので、下記の関連記事を読んでその要素を学んでみてください。

問題提起の意味④レポートや小論文における必要事項

レポートや小論文における必要事項

問題提起の意味として、レポートや小論文における必要事項としての側面が挙げられます。レポートや小論文では「問題提起」という要素と、それに向けてどのような解決をするのかがその骨組みになり、必ず必要なエッセンスとなります。

問題提起をわかりやすくするコツ7つ

問題提起をわかりやすくするコツ①問題の数は出来る限り絞る

問題の数は出来る限り絞る

問題提起をわかりやすくするコツとして、問題の数は出来る限り絞ることが挙げられます。状況によっては提起したい問題の数が5つ以上あるいは10に上る場合もあるのですが、できる限り似た部分がある問題は一つにまとめて、問題数が絞られるように工夫した方が分かりやすい問題提起になることでしょう。

問題提起の数が多すぎるとそれに向けて説明していることや改善案が薄くなってしまい、主張がぼやけてしまう可能性があります。また卒論のように文字数が決まっているのであればまた話は別なのですが、基本的には短くテーマを絞って説明した方が相手には分かりやすいので問題提起の際にはテーマを絞ることを意識しましょう。

問題提起をわかりやすくするコツ②問題の原因を明確にする

問題の原因を明確にする

問題提起をわかりやすくするコツとして、問題の原因を明確にすることが挙げられます。問題提起において解決まで結び付けていくためには、原因が何なのかを追及していくことが非常に大切になってきます。原因の追究ができていない解決は、再発のリスクを孕んでいる可能性が高いと言えるでしょう。

特に論文の書き方としては問題提起をするのであれば、必ず原因や背景について触れる書き方が求められます。原因の追究をしっかり行うことで、最終的に提示する問題の解決により説得力を持たせることができるでしょう。

問題提起をわかりやすくするコツ③問題が起きている理由を明確にする

問題が起きている理由を明確にする

問題提起をわかりやすくするコツとして、問題が起きている理由を明確にすることが挙げられます。問題が起きるには必ず理由があります。原因と理由の違いとして、原因は問題になっている事象の根本を表していますが、理由は原因の後に、その問題を大きくしている物事も含んでいます。

そのため原因と理由をはっきりとさせることで、いつからその問題が起こっていてその根底には何があるのか、そして何故その問題が表面化してきて解決させる必要があるのかをしっかり説明できるようになるのです。

問題提起をわかりやすくするコツ④5W1Hをはっきり示す

問題提起をわかりやすくするコツとして、5W1Hをはっきり示すことが挙げられます。What(何を)、Why(なぜ)、When(いつ)、Who(誰が)、Where(どこで)、How(どうやって)の6点を明確に問題提起をすることで、相手に分かりやすく伝わりますし、問題提起が客観的なものと主張ができます。

問題提起はあくまでも論理的に行われるべきであり、そうでなければ何の説得力も持たなくなってしまいます。そのため、5W1Hを意識して説明をしていくことで、説明にも論文等の書き方においてもより説得力を持たせることができるようになるでしょう。

問題提起をわかりやすくするコツ⑤慢性的な問題かどうかを考察する

慢性的な問題かどうかを考察する

問題提起をわかりやすくするコツとして、慢性的な問題かどうかを考察することが挙げられます。慢性的な問題であれば、根本にある原因が根深いものと推定ができるので、物事の歴史的背景の分析が必要になりますし、突発的なものであれば、その事象だけにフォーカスして議論することができます。

問題提起をわかりやすくするコツ⑥早い解決が望まれる問題かを明確にする

早い解決が望まれる問題かを明確にする

問題提起をわかりやすくするコツとして、早い解決が望まれる問題かを明確にすることが挙げられます。問題提起する問題点には、解決の優先順位があります。

そのため、その優先順位が高くないものであれば、じっくり議論することができますし、緊急を要する問題提起であれば議論する時間も限られてくることでしょう。どういう時間軸で議論される必要があるのかをしっかり説明することで、問題提起も説得力が上がってくるのです。

問題提起をわかりやすくするコツ⑦解決法を分かりやすく示す

解決法を分かりやすく示す

問題提起をわかりやすくするコツとして、解決法を分かりやすく示すことが挙げられます。問題提起とは問題点を発見してそれを示して説明するだけではなく、解決法を示すことも大切になってきますし、解決法や解決への方向性が示せないのであればそもそも問題提起をする意味合いが大きく薄れてしまいます。

そのため、問題の着地として解決方法を分かりやすく示すことで、問題提起が持つ説得力が大きく増すことでしょう。後述の例文を見てもらうと、その点が非常に分かりやすくなっているかと思います。問題提起をする際には着地の解決方法まで頭に思い描くか、解決に向かう物の言い方を心掛けるようにしましょう。

レポートや小論文の問題提起の書き方は?

レポートや小論文の問題提起の書き方①主旨説明の後に入れる

主旨説明の後に入れる

レポートや小論文の問題提起の書き方として、主旨説明の後に入れることが挙げられます。基本的にレポートや小論文については問題提起ありきでの執筆になります。そのため、問題提起を必ず趣旨説明の後に入れる必要があります。趣旨説明の前に入れてしまうとその問題提起が的を得ているかどうかが分からなくなります。

特に小論文に関しては、執筆の形式をきちんと守って書くことが大切になってきます。卒業論文になってくると小論文のジャンルには入らないスケールの論文になるかもしれませんが、考え方は同じです。下記の関連記事は論文執筆において役立つ考え方がたくさん紹介されている記事になりますので、是非読んでみてください。

レポートや小論文の問題提起の書き方②問題点を絞る

問題点を絞る

レポートや小論文の問題提起の書き方として、問題点を絞ることが挙げられます。レポート小論文の趣旨説明において、様々な問題が想定されるテーマもあるかもしれませんが、問題提起が多すぎると主題がぶれてしまい、レポートや小論文で主張したかった方向性からずれていく可能性が出てきます。

また、問題提起が多くなってしまうと問題点の一つ一つに対して深堀していくことができなくなってしまうため、全体的にレポートや小論文が薄くなってしまうリスクもあります。問題提起を多くすることが、決してレポートや小論文の内容を膨らませることには繋がらないと認識して執筆に取り組むようにしましょう。

レポートや小論文の問題提起の書き方③問題の解決の仕方を問題ごとに示す

問題の解決の仕方を問題ごとに示す

レポートや小論文の問題提起の書き方として、問題の解決の仕方を問題ごとに示すことが挙げられます。特にレポートや小論文を書きなれていない場合、問題を提起だけしてしまい、その問題に対する解決策を提示しないままに終わってしまうことが起こりえます。問題提起に対し、すべてにおいて回収する意識が必要です。

問題提起の例文は?

問題提起の例文①日常的な問題提起の例

日常的な問題提起の例

問題提起の例文として、日常的な問題提起の例を紹介します。例文をしっかり見ていくことで、問題提起の具体的な内容やその方法が分かると思いますのでしっかり確認していきましょう。ポイントとしては、建設的な提案を意識することです。下記の例文は固い文章ですが、もうちょっと柔らかくしても大丈夫です。

日常的な問題提起の例文

  • コンビニはスーパーよりも値段が高い傾向にある。しかしコンビニは24時間営業のスーパーよりも値段が高いので物価は関係ないと思われる。何故、コンビニは値段が高いのかを考察していきたい。

問題提起の例文②ビジネスにおける問題提起の例

ビジネスにおける問題提起の例

問題提起の例文について、ビジネスにおける問題提起の例文を紹介します。ビジネスの場合も日常生活の場合と同じですが、内容が変わってきます。特にビジネスの場合は問題提起に関する明確な回答が求められるので、その点を意識する必要があります。

ビジネスにおける問題提起の例文

  • 今月の我が部署の営業成績が先月よりも悪くなっている。先月の大達成には時期要因はあったかもしれないが先月比の50%にも届いていない。現場目線でその理由を教えてほしい。

問題提起の例文③学術における問題提起の例

学術における問題提起の例

問題提起の例文について、学術における問題提起の例文を紹介します。学術においては論文や学会での発表になりますので、その問題提起をタイトルにして並べていくパターンが多いかと思いますので、ここではそのタイトルの付け方と内容について触れた例文を紹介します。

学術における問題提起の例文

  • (タイトル:成年後見制度利用における親戚以外の後見人選定について)成年後見制度においては本人の判断能力が著しく低下している場合で親戚で後見人選定ができない場合、親戚以外の人物が選定されることがあるが、その場合に本人の財産処分を、本人に対して有益に行われないリスクがある。そのリスクを解消する案について説明をしていきたい。

問題提起のコツをつかんでビジネスを有利に進めよう

問題提起のコツをつかむことで、ビジネスにおいて様々な提案ができるようになります。そうすることでプレゼンテーションや交渉の技術も上がり、ビジネスを有利に進めることができるようになるでしょう。ここで紹介したことは全般的な問題提起のポイントを押さえています。しっかり読み返してビジネスで役立ててくださいね!

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