Large thumb shutterstock 559598881

足つき鶴の折り方は?折り紙の鶴の面白いアレンジ・変わり種の紹介も

更新:2019.06.21

折り紙で作る、足つき鶴の折り方はご存じですか?普通の鶴とはちょっと違った、足の生えた鶴をあまり見かけることはないかも知れませんが、一目見ると面白いので忘れられません。今回は足の生えた鶴のアレンジされたものや、鶴の変わり種の折り方を紹介します。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



基本の鶴の折り方は?

基本の鶴の折り方

折り紙の作品の中でも、もっともポピュラーなものが基本の鶴です。江戸時代の文献ではすでに折り鶴が記述されていて、古い歴史があります。そして、平和のシンボルとして、日本だけではなく、たくさんの国で折られています。

基本の鶴を折るときに必要なものは、折り紙1枚です。単色から―の折り紙でも良いですが、千代紙や和紙を作って折ると日本らしい「和」の雰囲気がでてとても素敵な折り鶴になります。

折り紙:基本の鶴の折り方

  1. 折り紙の白い面を上にして、十文字と、対角線に十文字に折りすじをつけます。
  2. ①でつけた折りすじを使い、対角線の角を中割折りにして、正方基本形を折ります。
  3. 「わ」のあつまる角を上に向けて置きます。
  4. ③の下の角から、対角線にかさなるように、下の隣接した2つの辺をそれぞれ谷折りして折りすじをつけます。反対側も同じように折りすじをつけます。
  5. ④でつけた折りすじの、「わ」についた位置を左右平行に谷折りして、折りすじをつけます。反対側も同じように折りすじをつけます。
  6. 袋を開いて、③と④の折りすじを使って、花弁折りをします。反対側も同じように折ってください。
  7. ④と同じように、対角線にかさなるように、手前の1枚を、下の隣接した2つの辺をそれぞれ谷折りします。反対側も同じように折ってください。
  8. 2つの鋭角を、それぞれ⑤の位置で斜めに中割折りします。
  9. ⑧で中割折りをした鋭角の片側を、下に向けて1cmほど中割折りをして、顔を作ります。
  10. 羽をつまみ、外側へ向けてゆっくり開きます。
  11. 中心の袋や羽、首と尻尾を整えて、完成です。

基本の鶴の折り方のコツ

これは折り紙すべてに共通することですが、綺麗に折るには「折りすじ」がとても大切です。重なる部分によっては、折りすじにぴったり合わせるよりも、少し隙間を開けた方がきれいに折れる場合もあります。何度か繰り返し折って、どう折ったらきれいに折れるか試行錯誤するのも楽しいですよ。

十文字に折りすじを付けるときは山折り、対角線の十文字は谷折りにすると、正方基本形を簡単に折ることができます。折りすじを付けると、完成したときに余計な折りすじが付いていて嫌だなと思う方は、折りすじがなくてもきれいに折れるように練習あるのみです。達人の中には、折りすじがなくてもきれいに折れる人がいます。

足つき鶴の折り方は?

基本の鶴をアレンジした「足つき鶴」の折り方

折り鶴はとても有名ですが、鶴の変わり種として有名な「足つきの鶴」はご存知でしたか?姿を見ると本物の鶴のようですが、足の折り鶴で慣れ親しんでいるからか、足が生えた鶴を見ると面白くてついクスリと笑ってしまいます。

作り方はとても簡単です。基本の折り鶴を折ることができれば、すぐに作ることができます。足の生えた鶴は見ているだけでも面白いので、ぜひ作ってみてください。用意するものは折り紙1枚と、ハサミを使います。

折り紙:足つきの鶴の折り方

  1. 上記の基本の鶴の折り方を完成させます。
  2. 中割りした尾の部分を戻します。
  3. 「わ」になっている部分に切り込みを入れます。
  4. 好きな角度で足をまげて、完成です。

横向きの足の生えた鶴の折り方

横向きの足の生えた鶴の折り方を紹介します。こちらの方が、足つきの鶴の中では普通に見ることができます。本物のような足つき鶴に見えるので、少し真面目な展示物などには横向きの足つき鶴がおすすめです。この足つき鶴の作り方は、途中までは基本の鶴の作り方と同じです。

横向きの足の生えた鶴の折り方

  1. 基本の鶴の折り方の⑦まで同じように折ってください。
  2. 1つの鋭角を、中割折りします。
  3. もう1つの鋭角を、外側へ中割り折りして、折り目の所で反対方向へ中割り折りします。
  4. 手前の1枚を、縦の中心にあわせて折ります。反対側も同じように折ってください。
  5. 羽の部分を、1枚下の三角の角まで合わせて山折りします。反対側も同じように折ってください。
  6. 最後に形を整えて完成です。

足つき鶴に人間のような面白いポーズをさせてアレンジしてみよう

足つき鶴のアレンジの仕方は、人間のようなポーズをさせることです。足つき鶴の手を細く折ると、棒人間のような形になります。足をまげて、手で足を抱えるようにしてあげると、画像のように「体育座りをしている鶴」になります。足つき鶴を、ぜひいろいろな姿にアレンジして楽しんでください。

足つき鶴を折る時のポイントは?

足つき鶴を折る時のポイント①自立して立つように、足は長めに折る

View this post on Instagram

#origami #crane #legs #足つき鶴 #frog #evolution

A post shared by sachiko (@usousokawauso) on

足つき鶴を折る時のポイント、1つ目は「自立して立つように、足は長めに折る」ことです。足つき鶴は細い足で大きなからだを支えているので、なかなか自立して立つことができません。そんな時は、足の部分を少し長めに折ってみてください。面が広い方が上手に立つことができます。

足つき鶴を折る時のポイント②がに股にさせてバランスをとる

足つき鶴を折る時のポイント、2つ目は「がに股にさせてバランスをとる」ことです。足の向きも重要で、できるだけ外向きにすると自立します。うまくいかない場合は、羽も使ってバランスをとってみてください。

足つき鶴を折る時のポイント③厚みのある折り紙など種類の違う折り紙を使う

足つき鶴を折る時のポイント、3つ目は「厚みのある折り紙など種類の違う折り紙を使う」ことです。折り紙によって、厚みが微妙に違うことがあります。足つき鶴はバランスを取りにくいので、厚みのある方がしっかりとして安定することがあります。いろいろアレンジしてみてくださいね。

以下の関連記事では100均の折り紙が紹介されています。柄のついている折り紙など、かわいいものがたくさんあるのであわせてご覧ください。

足つき鶴以外の変わり種の鶴と折り方は?

変わり種の鶴と折り方①お祝いにぴったり!羽がふっくらとしている「福鶴」

変わり種の鶴と折り方、1つ目は「お祝いにぴったり!羽がふっくらとしている福鶴」です。姿形は基本の折り鶴と変わりません。違うのは羽の部分です。基本の折り鶴では平らな羽でしたが、「福鶴」の羽はふっくらとしています。この「福鶴」のくわしい折り方は、以下の動画を参考にしてください。


変わり種の鶴と折り方②意外と知られていない「折り鶴のメス」

View this post on Instagram

#ブタ鶴 #折り紙

A post shared by @ utashiro_inst on

変わり種の鶴と折り方、2つ目は「意外と知られていない折り鶴のメス」です。別名を「ブタ鶴」ともいいます。基本の鶴と比べると、胴体の部分が大きくてコロンとしていますね。一部の地域では、この折り鶴のメスで千羽鶴を作っています。この折り「鶴のメス」のくわしい折り方は、以下の動画を参考にしてください。

変わり種の鶴と折り方③カードスタンドにおすすめな「折り鶴のスタンド」

変わり種の鶴と折り方、3つ目は「カードスタンドにおすすめな折り鶴のスタンド」です。千代紙などで折り鶴のスタンドを折ると、結婚式などのお祝いの席にピッタリの席札になります。この「折り紙スタンド」のくわしい折り方は、以下の動画を参考にしてください。

変わり種の鶴と折り方④首が5つある「五首の鶴」

変わり種の鶴と折り方、4つ目は「首が5つある五首の鶴」です。1枚の折り紙から作られている五首の鶴です。画像では顔の位置を揃えていますが、向きをバラバラに折ることもできます。昔話のヤマタノオロチのようですね。この「五首の鶴」のくわしい折り方は、以下の動画を参考にしてください。

変わり種の鶴と折り方⑤体の部分が美しい「ばら鶴」

変わり種の鶴と折り方、5つ目は「体の部分が美しいばら鶴」です。姿かたちは基本の折り鶴と同じですが、背中の部分がバラのように折られています。折り鶴の変わり種の中でも、美しい折り鶴です。この「ばら鶴」のくわしい折り方は、以下の動画を参考にしてください。

変わり種の鶴と折り方⑥飴玉などを入れることができる「お福分け鶴」

変わり種の鶴と折り方、6つ目は「飴玉などを入れることができるお福分け鶴」です。羽がしまわれている鶴ですが、からだがふっくらしています。このからだの中に、飴など小さなものを入れることができます。

使う折り紙の大きさによってサイスの違う「お福分け鶴」を作ることができます。なので、大きなものを入れたい時には、大きな折り紙を使って折ってください。この「お福分け鶴」のくわしい折り方は、以下の動画を参考にしてください。


変わり種の鶴と折り方⑦小物入れになる「鶴のうつわ」

変わり種の鶴と折り方、7つ目は「小物入れになる鶴のうつわ」です。からだ部分に入れる穴があり、フタはありません。入り口はやや狭いですが、中は思うよりたくさん入りますよ。

こちらもさきほどの「お福分け鶴」と同じように、入れたいものによって大きさを変えてください。この「鶴のうつわ」のくわしい折り方は、以下の動画を参考にしてください。

変わり種の鶴と折り方⑧とってもかわいい!「ハートをくわえた鶴」

変わり種の鶴と折り方、8つ目は「とってもかわいい!ハートをくわえた鶴」です。1枚の折り紙から作ることができます。画像の折り紙は色のついた面がピンク、裏が白の折り紙で折られています。ほかの色を出したいときは、両面で色が違う折り紙を使うといいですよ。

柄のついた折り紙や、千代紙で折るのもおすすめです。この「ハートをくわえた鶴」のくわしい折り方は、以下の動画を参考にしてください。

変わり種の鶴と折り方⑨ドラゴンみたいな「4本足の生えた鶴」

変わり種の鶴と折り方、9つ目は「ドラゴンみたいな4本足の生えた鶴」です。パッと見た感じは基本の折り鶴ですが、よく見てみると足が4本あります。鶴というよりドラゴンのように見えますが、足の生えた鶴の変わり種です。この「4本足の生えた鶴」のくわしい折り方は、以下の動画を参考にしてください。

変わり種の鶴と折り方⑩中身を見守っているような「鶴の箱」

変わり種の鶴と折り方、10つ目は「中身を見守っているような鶴の箱」です。箱の四角に鶴が折られています。これも1枚の折り紙から作られています。この「鶴の箱」のくわしい作り方は、以下の動画を参考にしてください。

変わり種の鶴と折り方⑪「大きなハートに乗った鶴」

変わり種の鶴と折り方、11つ目は「大きなハートに乗った鶴」です。1枚の折り紙から作ることができます。両面で色の違う折り紙を使うことで、ハートと鶴の色を変えることができます。この「大きなハートに乗った鶴」のくわしい作り方は、以下の動画を参考にしてください。

変わり種の鶴と折り方⑫広げた羽がうつくしい、「舞い鶴」

変わり種の鶴と折り方、12つ目は「広げた羽がうつくしい、舞い鶴」です。広げている羽がとてもうつくしく、祝事にピッタリな折り鶴のひとつです。千代紙など、柄のついた折り紙で作ると和の雰囲気がでて素敵にしあがります。この「舞い鶴」のくわしい折り方は、以下の動画を参考にしてください。

変わり種の鶴と折り方⑬お祝いの飾りつけなどに使える「扇鶴」

変わり種の鶴と折り方、13つ目は「お祝いの飾りつけなどに使える扇鶴」です。画像の緑色の折り紙をご覧ください。扇に鶴が貼りついているように見えます。実はこれは貼りついているのではなく、もともとくっついたまま完成した作品です。

用意する折り紙は1枚。切り込みをいれるので、ハサミも用意してください。少しややこしいですが、5分もかからずに作ることができます。この「扇鶴」のくわしい作り方は、以下の動画を参考にしてください。

変わり種の鶴と折り方⑭1枚の折り紙から複数の鶴を作る「連鶴」

変わり種の鶴と折り方、14つ目は「いくらでもつなげることができる連鶴」です。連鶴(れんづる・れんかく)とは、最小では2つの鶴が手をつないでいるように作られる、数羽の鶴が連続した折り鶴のことをいいます。かつては、千羽鶴と呼ばれていました。

江戸時代に発行された「秘伝千羽鶴折形」は、世界で現存する最も古い折り紙の本だといわれています。秘伝千羽鶴折形には49種類の連鶴の折り方が掲載されています。古い歴史を持つ連鶴は、いろいろな種類があり、昔から親しまれてきました。

用意する紙のサイズですが、どのような形の連鶴を作るかで変わってきます。手をつないでいる鶴が作りたいときは、正方形が2枚並び、一か所の角がくっついている細長い折り紙を用意します。用意する紙次第で、いろいろな連鶴を作ることができます。この「連鶴」のくわしい作り方は、以下の動画を参考にしてください。

足つき鶴の折り方の他にも、鶴にはいろいろな種類がある

基本の鶴の折り方と、足つき鶴の折り方を紹介しました。画像の体育座りをしている足つき鶴ですが、「変わり種の鶴と折り方④」で紹介した「首が5つある五首の鶴」のアレンジで折られています。このように、折り紙はいろいろなアレンジが簡単にできるので、ぜひいろいろ試してみてください。

紹介した以外にも、珍しいものや面白いものなど、変わった鶴の折り方はたくさんの種類があります。基本の折り鶴に少し飽きてしまったとき、クスリと笑いたい時などに、足の生えた鶴はおすすめです。いろいろアレンジをしてくださいね。以下の関連記事では、他の鶴の折り方が紹介されているので、あわせてご覧ください。

●商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。