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ピーナッツ親子の特徴10選!意味とピーナッツ母娘かチェックするには?

更新:2019.06.21

ピーナッツ親子(ピーナッツ母娘)という言葉を知っていますか。親子の仲が良すぎるがゆえに、娘が自立できないなど様々な困難が生じるので問題とされ、女版のマザコンとも言われています。この記事ではピーナッツ親子の意味を、共依存という専門用語を使って説明します。また特徴もチェックし、自分で診断してみましょう。

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ピーナッツ親子(ピーナッツ母娘)の意味とは?仲がいいのに何が問題なの?

ピーナッツ親子の意味は「共依存」の母と娘!女版マザコンとも

ピーナッツ親子(ピーナッツ母娘)の意味は、母と娘が精神的に寄り添って依存しあう様子を、ピーナッツが二つ殻の中で並んでいる様子に例えたものです。女版のマザコンとも言われています。一見仲が良く親孝行に見えますが、その実態は互いに親離れ・子離れができていない「共依存」の状態に陥っています。

共依存とは特定の人物との関係に依存し、その人間関係にとらわれている状態です。もともとはアルコール依存症の人と、それを支える家族を指す言葉でしたが、現在は人間関係全般において広く当てはめられています。以下が共依存者の主な特徴です。

共依存の特徴

  • 相手から依存されることに自分の価値を感じる
  • 自分を犠牲にしてまで相手に尽くそうとする
  • 相手を自分の望むようにコントロールし、支配する
  • 苦しいと思っていても関係を断つことができない
  • ほとんどは無自覚・無意識である

ピーナッツ親子は母より娘に悪影響が出やすい!あなたもチェックしよう

ピーナッツ親子は、母より娘に悪影響が出やすいことも特徴です。ピーナッツ親子の関係は主に、母親が娘を支配することによって成り立っていくためです。ピーナッツ親子の母親は娘を自分の所有物と見なし、娘が成人してからも娘のやることなすことに口出しをしようとします。

娘は母親から口出しをされることが当たり前になってしまっているので、反発することなく母親の意見を受け入れてしまいます。そうすると娘は母親の望んだ生き方しか選択できないばかりか、社会生活においてうまくいかないことが多々出てきます。

次の項で、ピーナッツ親子の特徴を紹介していきます。あなたは自分の母親や娘とピーナッツ親子に陥っていないかチェックし、自己診断してみましょう。なお、母と娘の共依存関係についてはこちらの記事も合わせてご覧いただくと、より理解が深まりますよ。

ピーナッツ母娘かチェック診断できる特徴10選!

ピーナッツ母娘の特徴をチェック①母親と常に連絡を取り合う

ピーナッツ母娘は、常に連絡を取り合います。一緒に住んでいても住んでいなくても、連絡は欠かしません。そのためお互いがどこで何をしているか、ほとんどのことをチェックし把握しています。連絡を取らない日はないほどで、むしろ連絡を取らないほうがおかしいという状態です。


ピーナッツ母娘の特徴をチェック②母親に恋愛相談をする

ピーナッツ母娘は、母親に恋愛相談をします。ピーナッツ親子の娘は、自分が付き合う人のことや恋人と話す内容など、何でも母親にオープンにします。さらに恋人との付き合い方や結婚に関することなど、母親にアドバイスを求めようとします。

ピーナッツ母娘の特徴をチェック③母親と父親の関係が悪い

ピーナッツ母娘は、母親と父親の関係が悪いことが多いです。父親が母親をないがしろにしたり、子育てや家事に非協力的だったりすると、母親の心は満たされません。なので父親が自分を相手にしてくれないぶん、娘に愛情や共感を求めようとします。母親は自分の思い通りになるように娘をコントロールするのです。

ピーナッツ母娘の特徴をチェック④母親は専業主婦で社会経験がない

ピーナッツ母娘になりやすい母親は、専業主婦でかつ社会経験がないことが多いです。学生時代と違う、仕事や趣味といった社会の人間関係を経験していないと、結婚して家庭に入ってからの環境はより狭くなり、その狭い環境で娘と向き合うことになるので母親の娘に対する依存度は高くなります。

ピーナッツ母娘の特徴をチェック⑤実家に頻繁に帰る

ピーナッツ母娘は、娘が実家に頻繁に帰ります。母親と頻繁に連絡を取り合って実家の状況をチェックするだけでなく、頻繁に実家に帰って母親の顔を見ないと気が済まないのです。中には、結婚してからも週の半分くらい自分の実家で過ごす娘もいるそうです。ここまでくると、「実家依存症」とも呼ばれます。

ピーナッツ母娘の特徴をチェック⑥母親のことを頻繁に話題にする

ピーナッツ母娘は、母親のことを頻繁に話題にします。娘にとって母親は絶対的な存在であるため、周囲に母親がいかに素晴らしい人間であるか、また自分と仲がいいかを自慢したがります。そして母親の意見が全て正しいと思っているので、何の話題が出ても「母は○○だと言っていた」などと、自分より母親の意見を口にします。


ピーナッツ母娘の特徴をチェック⑥母親を批判されると激しく怒る

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ピーナッツ母娘は、母親を批判されると激しく怒ります。ピーナッツ親子の娘には、「母親の言うことが一番正しい」という刷り込みができているため、母親のことや母親の意見を他人に悪く言われるようなことがあると傷つくばかりが激しく怒り、たとえその場に母親がいなくても母親のことを必死でかばおうとします。

ピーナッツ母娘の特徴をチェック⑦友達より母親と出かけることが多い

ピーナッツ母娘は、友達より母親と出かけることが多いです。母親も同じで、友達より娘を優先させようとします。仮に友達との予定があっても、母親もしくは娘から誘いがあったら友達との予定を簡単に蹴ってしまいます。まさに共依存状態で、依存相手の誘いは絶対であり、断れないのです。

ピーナッツ母娘の特徴をチェック⑧娘に反抗期がなかった

ピーナッツ母娘は、娘に反抗期がなかったことが多いです。母親に支配されて育った娘は母親にとって聞き分けのいい存在に仕立て上げられているので、反抗期がありません。仮に母親に反抗心を持っていたとしてもその気持ちをうまく表現したり発散したりすることができないので、心にやりきれない思いを抱えてしまいます。

ピーナッツ母娘の特徴をチェック⑨母親が娘をかばおうとする

ピーナッツ母娘は、母親が娘をかばおうとする傾向があります。娘が学校や仕事でトラブルに陥った時、当事者である娘より母親が先に出て解決させます。母親は娘がつらい思いをしないように困難を取り除いてあげるのですが、結果的に娘が成長する機会を奪ってしまっています。

ピーナッツ母娘の特徴・診断⑩娘を叱らない

ピーナッツ母娘の母親は、娘をあまり叱りません。娘が自分に都合良く動くようにコントロールしているからです。叱ることがあるとすれば、娘が自分の意見に従わなかったときくらいです。一見、娘のために叱っているようであって実は自分の保身のためだった、ということも多く、本当に娘のためを思っているとはいえません。


ピーナッツ親子(ピーナッツ母娘)だと困ることは?

ピーナッツ親子だと困ること①娘が自立できない

ピーナッツ親子で困ることの1つ目は、娘が自立できないことです。共依存状態にある人達は、基本的に離れるということができません。娘が進学や就職、結婚で実家を出ても頻繁に帰省し、最悪の場合は学業や仕事に意欲がなくなり、実家に戻ってきてしまいます。これは母親が娘を支配して育ててきたことが影響します。

ピーナッツ親子の娘にとって母の意見は絶対的なので、娘は母親の意見なしに自分の人生を切り拓くことができません。自分の気持ちや、やりたいことがわからないために人生に虚しさを感じ、成人してからも母親の近くで母親の言うことを聞いているのが一番いい、と思い込んでしまうのです。

ピーナッツ親子だと困ること②夫婦関係・恋人関係が破綻しやすい

ピーナッツ親子で困ることの2つ目は、夫婦関係・恋人関係が破綻しやすいことです。ピーナッツ親子の母親は、娘にパートナーができると細かくチェックし、口出しします。必要以上に母親が介入することで娘とパートナーが関係性をうまく築けないので、付き合っても長続きしないなどといった影響が出てしまいます。

また、娘がパートナーとケンカになった場合、母親は娘の肩を持ち「あなたは悪くない」「別れなさい」などと促すのも特徴です。そうすると、母親の意見が絶対である娘は母親の意見を受け入れ、パートナーの意見を聞くことなく母親の言う通りにしてしまうのです。

ピーナッツ親子だと困ること③娘が自分の子供も共依存にさせてしまう

ピーナッツ親子で困ることの3つ目は、娘が自分の子供も共依存にさせてしまうことです。人は子供を持つと、自分の育てられ方と同じ方法で育ててしまいます。無意識に親と同じ発言や行動を子供に対してしてしまうのは自然なことであり、よほど意識しないと変えられません。

ピーナッツ親子として育った娘が子供を持つと、母親にされたのと同じように自分も子供を支配してしまうので、結果的に自分と子供も共依存となり、マザコンやピーナッツ親子にさせてしまいます。不健全な関係は、どこかで断ち切らない限り次の世代に連鎖しつづけるという、恐ろしい特徴があります。

ピーナッツ親子(ピーナッツ母娘)を卒業するための心がけは?

ピーナッツ親子(ピーナッツ母娘)である自覚を持つ

ピーナッツ親子を卒業するためには、ピーナッツ親子である自覚を持ちましょう。ピーナッツ親子のほとんどは無自覚です。そのため自覚を持つのは難しいですが、現在の親子関係がなんだか苦しいと思った時が自覚するチャンスです。苦しいということは、どこかに無理がかかり不健全な関係性であるからです。

この記事をよくお読みいただき、自分と母親もしくは娘との関係をチェックしてみてください。自分たちがピーナッツ親子であるという自覚を持てれば、対処を考えて実行することができます。自覚を持つということは、それだけで大きな一歩になります。

他の人間関係を充実させる

ピーナッツ親子を卒業するためには、他の人間関係を充実させましょう。夫、友達といった母と娘以外の人間関係を充実させ、楽しめるようになれば互いを求めることは少しずつ減っていきます。一緒に過ごせるパートナーがいない、友達が思い浮かばないという人は習い事を始めるのがおすすめです。

また、ピーナッツ親子に陥っている人は、母や娘以外の他人と関わることを面倒に感じたり、必要ないと思っていたりもします。そのような場合は人間嫌いに陥っているかもしれません。こちらの記事も参考にしてみてください。

連絡や会う頻度を少なくする

少ない

ピーナッツ親子を卒業するためには、連絡や会う頻度を少なくしましょう。物理的な距離を取ることは必要不可欠です。毎日のように連絡を取っていたのであれば3日間連絡しないようにするとか、毎週会っていたなら会うのを2週間おきにするなど、今までより少し間をあけるようにします。

前述の、他の人間関係を充実させることができれば多少連絡や会うことを控えても平気でいられます。今まで母や娘に費やしてきた時間を、他の人間関係や自分自身が本当に好きなことのために使ってみましょう。慣れてくると、そのほうが気分が良く幸せを感じやすいことに気づくようになるでしょう。

POINT

連絡や会う頻度を控えて相手が怒ったらどうする?

共依存状態の場合、お互いがすぐに離れることを納得できることはまずありません。どちらかが激しく拒否し、元に戻ってしまうことも少なくありません。素人の力だけでピーナッツ親子を卒業するのはかなりの努力が必要です。途中でうつ病になる可能性もあるので、その時はカウンセリングなど専門家の助けを借りるようにしてください。

ピーナッツ親子にあるのは悲しい未来だけ!早く気づいて卒業しよう

卒業

ピーナッツ親子(ピーナッツ母娘)は一見親孝行に見え、何の問題もないように見えますが、ピーナッツ親子のままでいると娘が自立できない・結婚できないなどといった多くの弊害が出てきます。今はいいかもしれませんが、母親が年老いたり、どちらかが先に亡くなったりしても、そのあとも大丈夫だと言いきれますか?

この記事でピーナッツ親子の特徴をチェックし、自分があてはまるかもしれないと思ったら、今すぐ卒業するための行動を取りましょう。今のあなたが何歳だとしても、遅すぎるということはありません。気づいた時がチャンスですよ。

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