Large thumb shutterstock 425865490

グルジアの民族衣装について!男性・女性の伝統衣装は?着用シーンも

更新:2022.03.05

まるでファンタジーの世界から抜け出たようなグルジアの民族衣装(伝統衣装)を紹介します。男性・女性の民族衣装から衣装小物まで、西アジアとヨーロッパの文化が混じる不思議な魅力のグルジアの伝統衣装は思わず魅入ってしまうほど美しくエキゾチックです。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



グルジアってどんな国・地域・地方?

グルジアは旧呼称:現在の国名はジョージア表記が正しい

グルジアという国名は3年前(2015年)から日本で正式にジョージアという国名に表記が変わりました。まだ国名表記が変わって間もないのでジョージア表記になれていない人も多いでしょう。旧ソ連から独立したことでグルジアというロシア語読みに反発が強くジョージアの使用が求められたため改表記につながりました。

グルジアで有名なのはワインとヨーグルト。ワインはなんと世界最古の生産地とされ、8000年前からワイン創りをしているということです。そして現在でも8000年前と同じ製法でワインを製造しており、手作りのツボの中で熟成させる他で見ることのできないワイン造りを守っています。

コーカサス地方のグルジア:中世の香りがする美しい国

グルジアは旧ロシアであり黒海沿岸の国です。西はトルコ、北はロシアと国境を接しており東洋と西洋が交わる国。特に北西のコーカサス地方スヴァンにはグルジアの先住民族スヴァン人が暮らしている地域で、11世紀頃の中世の教会や修道院が世界遺産に認定されるなどいまだ中世の趣を残しています。

複雑な国境線:グルジアの中に存在する独立2か国

美しく牧歌的な風景が広がり、東洋文化が入り混じるグルジアはヨーロッパにありながらどこかオリエンタルで美しい国。しかしグルジア国内には未認証の独立国が2つ「アブハジア自治共和国」と「南オセチア共和国」が存在しており紛争の種になっています。

現在は少し落ち着いていますが、独立国周辺はもともと複雑な国境地域であり南オセチアは数年前にロシアと軍事衝突した経緯もあるのでいつまた紛争が起こるか分からない難しい地域です。

グルジアの女性用の民族衣装・伝統衣装について!

グルジア女性の民族衣装・伝統衣装:Arkhalig(アークリグ)

グルジア人女性の民族衣装は「Arkhalig(アークリグ)」と呼ばれます。アークリグの特徴はウエストをキュっと絞って細さを強調するラインと、長い袖です。袖は手が隠れるほど長く肘から袖先にかけてスリットがはいっており袖先に向けて幅が広がる優雅なデザインです。

このスリット袖の袖口にかけて広がる美しいデザインがまるで中世の物語に出てくるかのような趣で、一時国内で民族衣装を着る女性は少なくなったのですが近年人気が再燃しています。素材はシルクやカシミア、サテン、ウールと様々ですが元々は民族衣装の素材によって身分階級が分かるようになっていたそうです。


グルジア女性の民族衣装・伝統衣装:アジアとヨーロッパ文化の融合

ウエストを絞りドレスがAラインに広がっていくアークリグのシルエットは西洋のドレスのようですが、施される刺繍や装飾具にはどこか中東の香りがして全体的にどことなくオリエンタルです。中東と欧州文化が混じる独特のスタイルがまるで物語に出てくる衣装のようだと注目されています。

日本では「風の谷のナウシカ」の元ネタ衣装ではないか?と憶測されているのですが、確かに袖が広がるデザインやウエストを絞っているスタイルに刺繍デザインを見るとトルメキアのクシャナが鎧の下に着ているドレスに似ています。またスターウォーズのレイア姫のようだと言う人もいます。

グルジア女性の民族衣装・伝統衣装:Kabalakhi(カバラキ)

グルジア女性の民族衣装(伝統衣装)で忘れてはならないのが「Kabalakhi(カバラキ)」です。カバラキはアークリグの上に肩からかけるいわばスカーフのようなもの。両肩から垂らすとウエストの下までくる長いスカーフで衣装のアクセントになっています。

カバラキは肩からかけるだけでも良いですし、中東のスカーフのように頭からかけて巻くスタイルもあります。このカバラキをアークリグの上にかけると美しい刺繍と鮮やかな色がアクセントになり、オリエンタルな魅力が引き出されます。

グルジアの民族衣装・伝統衣装:ベルベットの靴とウールソックス

グルジア女性の民族衣装(伝統衣装)の足元はウールソックスと刺繍が美しいベルべットや柔らかい革の靴です。つい民族衣装(伝統衣装)というとドレスにばかり目が言ってしまいますが、グルジアの靴やソックスがまた凝っていて美しいのです。

シンプルな靴もありますが、全体的もしくはフロント部分に凝った手刺繍をしているものが多く見ているだけでも惚れ惚れしてしまいます。またグルジアの冬は寒く女性はパンプスのような靴でもウールソックスを履きます。このウールソックスの編み模様が凝っていてドレスで足元が隠れるのがもったいなく感じるほど素敵です。

グルジアの女性用民族衣装・伝統衣装:スヴァン人の民族衣装

北西部コーカサス地方スヴァン人が着る民族衣装(伝統衣装)は少しシンプルです。牧草地が広がる田舎の風景が広がる地域ですから動きやすくするためか、ウエストは細めでも少しゆったりと作られていて装飾具もシンプルです。ウエストのサッシュベルトが素敵なアクセントになっています。

グルジア女性の民族衣装・伝統衣装:アジャリア人の民族衣装


アジャリア人の民族衣装(伝統衣装)は少し東洋文化が入っています。グルジア南西部の未承認独立国アジャリアは国境をトルコと接しているため衣装もどこかオリエンタル。アラビアンナイトに出てきそうなデザインでゴールドの幾何学模様の刺繍やサッシェベルトのデザインが東洋的で男前です。

グルジアの男性用の民族衣装・伝統衣装について!

グルジア男性の民族衣装・伝統衣装:Chokha(チョハ)

グルジア人男性の民族衣装(伝統衣装)はChokha(チョハ)と呼ばれるコートが有名です。チョハの下には男性用のアークリグやakhalukhiというシャツを着用しており、チョハはその上から着る羽織りものです。チョハは女性の民族衣装と同様にウエストを少し絞っていて裾に向かって少し広がるデザインです。

黒いチョハは特別な男性しか着用することができず、国の為に偉大な仕事をした人のみが許されれう色として着用を許された人は誇りをもって黒いチョハを着用します。偉大な功績を残した将軍や国のヒーローという位置づけなので功績を残していなければ例え王族でも着用できない黒いチョハは全国民の憧れです。

グルジア男性の民族衣装・伝統衣装:複雑な国境線と武闘派衣装

グルジア人男性の民族衣装(伝統衣装)の大きな特徴はウエストに挿した短剣と両胸にほどこされた弾帯の飾りです。弾帯は戦闘用に本物の弾を入れるためのデザインで今は装飾になっていますが本来は戦闘服。また腰には短剣を指すためのサッシェベルトが必須で短剣を挿して初めて正式な衣装として成り立ちます。

グルジアは昔から国境をめぐって紛争が絶えない地域です。四方を海に囲まれた日本では想像もできませんが、陸続きの国であり昔から他国の占領に苦しんできた土地柄からか伝統衣装にも武闘派の一面が色濃く残っています。

グルジア人男性の民族衣装・伝統衣装:パパーハ

グルジア人男性の民族衣装に欠かせないのが頭にかぶるパパーハです。パパーハとは寒い地方にピッタリの毛皮で作られたフチなしの暖かそうな帽子です。パパーハは防寒用だけでなく、いざ戦闘時には中に金属板をしこみ首や頭を敵の攻撃から守る大切な兜の役割を果たしました。

かつてはパパーハなしに人前にでることを恥とし、どんな屈辱を受けてもパパーハだけは死守して絶対に脱がないという風習がありました。日本では「髷」を切られると死と同じ屈辱と考えられていましたが、グルジアのパパーハにも似たような考えがあったようです。

グルジア男性の民族衣装・伝統衣装:乗馬用長革靴


グルジア人男性の足元は長革靴が似合います。かつては馬に乗って戦闘に出ていましたからチャハと長革靴はセットです。グルジア人男性のキュッと絞ったウエストから流れるようなチャハの裾から覗く長革靴は乗馬ブーツなので脚にピッタリフィットして足長効果がありとてもカッコイイのです。

グルジア男性の民族衣装・伝統衣装:アジャリア人の民族衣装

グルジア人男性の民族衣装はヨーロッパとオリエントが融合したような、おとぎ話から抜け出たような衣装ですが、トルコとの国境に面したアジャリア自治共和国は伝統衣装がもう少し中東寄りのスタイルになります。

グルジア人男性の民族衣装よりも少しシンプルですが長革靴と短剣を挿すサッシェベルトが素敵なアクセントになっています。ヘッドギアもアラビアンな感じです。

グルジアの民族衣装・伝統衣装を着用するシーンは?

グルジアの民族衣装・伝統衣装:結婚式での着用

グルジア人が民族衣装を着るときは主に結婚式の時です。イメージとしては日本人が結婚式で白無垢や打掛を着るような感じですが、結婚式で民族衣装を着るケースが増えてきたのはつい最近のことです。

以前はウエディングドレスにタキシードの方が多かったのですが、伝統衣装の見直しとモダンなテイストをまぜた民族衣装の新たなデザインが若い年齢層を中心に注目を集め今では結婚式の定番衣装となりました。

グルジアの民族衣装・伝統衣装:お祭りでの着用

View this post on Instagram

#sukhishvilebi #samoselipirveli

A post shared by Samoseli Pirveli (@samoselipirveli) on

グルジア人が民族衣装を着るのは結婚式とお祭りの時です。伝統衣装を身にまとい、昔から伝わるお祭りを楽しむ様はまさにタイムスリップをしたかのような感覚に陥ります。特にお祭りで踊られる民族舞踏は美しい衣装が印象的です。

グルジアの民族衣装・伝統衣装はお土産にもピッタリ!

グルジアの民族衣装・伝統衣装をお土産に:子供用スリッパ

子供用のスリッパはグルジアのお土産にピッタリです。グルジア人の民族衣装は美しくエキゾチックで見るだけで楽しめるものですが、実際にグルジアで民族衣装を購入したとしても着る機会があまりないところが残念です。しかしグルジアの民族衣装でも小物類はお土産に最適。

グルジア民族衣装そのままにベルベットの生地で肌触りがとても気持ちよく、手でほどこされた繊細で色鮮やかな刺繍は美しく日本ではなかなかお目にかかれないものです。子供用のスリッパでサイズも小さいからとてもキュートだし荷物もかさばらないのでお子様のいるご家庭へのお土産にとても喜ばれます。

グルジアの民族衣装・伝統衣装をお土産に:ウールソックス

寒い季節に欠かせないグルジアのソックスもグルジアのお土産としてイチ推しです。美しい衣装と刺繍入りの靴に手編みのウールソックスは寒い季節に足元を美しく彩ります。グルジアの伝統的な模様編みをほどこしたウールの手編みソックスは暖かいだけでなく見ているだけでも本当に美しくてため息が出ます。

ウールですから撥水性・保温性に優れ寒い冬に足を暖かく包み込んでくれます。また肌触りもフカフカしてとても気持ちがよいソックスです。汚れにくいのでルームソックスとして、スリッパがわりにもとても重宝します。素敵なルームソックスは履いていると気分が良いものです。

グルジアの民族衣装・伝統衣装をお土産に:刺繍入りポシェット

グルジアのお土産に喜ばれるもの、最後に紹介するのは女性の民族衣装(伝統衣装)用の美しいポシェットです。ベルベットのスムーズな柔らかい生地にほどこされた美しい手刺繍はまるで芸術品のようです。ポシェットの下に吊られたタッセルがまたおしゃれですよね。

小さいポシェットなのであまりたくさんは入りませんが、例えばスマホポシェットとしてだとおしゃれで使い勝手がよさそうです。ちょっとしたお散歩のときや結婚式用のパーティバッグとしてもよさそうです。民族衣装の上からかけても存在感負けしないポシェットなので、カラフルなのに品がよく素敵です。

グルジアの民族衣装・伝統衣装は中世のおとぎ話そのものだった!

いかがでしたか?日本人の私たちから見るとグルジアの民族衣装(伝統衣装)は本当におとぎ話から抜け出たようで、中世の街並みがまだ残っているグルジアの雰囲気と相まってとても素敵です。民族衣装を見ていると、その国の文化や歴史がまるで凝縮されたように見えます。

素敵な民族衣装の世界はグルジアがやはりイチ推しですが、そのほかの国にも素敵な民族衣装がまだ存在します。下記の記事ではグルジア他いろいろな国の民族衣装を紹介しているので、ぜひ興味がある方は一緒に読んでみてください。今回の記事では紹介しきれなかったグルジアの民族衣装も要チェックです。

●商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。