ジョージア(グルジア)の男女の民族衣装14選|コーカサスのチョハとは?
更新:2022.03.05
ジョージア(グルジア)という国をご存じでしょうか。コーカサス地域にある国なのですが、このジョージア(グルジア)の民族衣装チョハが、ファンタジーでかっこいいと話題になっているのです。今回はそんなジョージア(グルジア)の男女別民族衣装ドレスについてまとめてみました!
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INDEX
ジョージア(グルジア)はどんな国?
ジョージア(グルジア)について:コーカサス
「ジョージア(グルジア)って国があるの?」なんて思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。ジョージア(グルジア)はトルコの北エリアにあります。旧ソ連の構成国だった国ですが、1991年に独立を果たしています。コーカサス山脈と黒海を有する事から、自然が豊かな国です。
コーカサスというのは、ジョージア(グルジア)が属する地域の事を指します。ジョージア(グルジア)はジョージア人がほとんどを占めているのですが、このコーカサスという地域は多くの民族が共存するエリアなので、様々な文化が入り乱れているのが特徴です。コーカサスには北コーカサスと南コーカサスがあります。
ジョージア(グルジア)について:正式な国名は?
コーカサス地方だなんて日本人にはあまり馴染みがありませんよね。ジョージアには、「ジョージア」と「グルジア」2つの国名があるように思われている方もいらっしゃるかもしれません。この「グルジア」という国名はロシア名にあたります。
しかし、ジョージア(グルジア)とロシアは敵対関係にあるため、今は国際的に「ジョージア」という英語名の使用をジョージア(グルジア)側が求めているそうです。日本でも2002年の首脳会談の際にジョージアという英語名の使用を嘆願しているため、現在日本では「ジョージア」という国名を使用しています。
ジョージア(グルジア)の代表的な民族衣装のチョハとは?
アニメのようにファンタジーなかっこいい民族衣装
ジョージア(グルジア)の代表的な民族衣装である「チョハ」。まるでアニメのようにファンタジー感あふれるこの民族衣装は世界中から人気を集めています。日本でも、あの「風の谷のナウシカ」のモデルになったのではと言われているのです。
「チョハ」はもともとジョージア(グルジア)のコーカサス地域の民族衣装でした。男性のものは丈が長いコートが特徴的で、素材はウールでできているそうです。近年は様々なカラーが展開されていますが、伝統的な色はワインレッドやグレーになります。また、このコートの下はタイトなブーツを着用するそうです。
コーカサスで近年人気が復活
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この「チョハ」ですが、長い事民族舞踊の衣装としてしか着用されてきませんでした。日本の民族衣装である着物は、今でも冠婚葬祭や普段着で着用するシーンがありますよね。しかしジョージア(グルジア)の「チョハ」はしばらく民族衣装としての役割を果たしていませんでした。
しかし、近年ジョージア(グルジア)国内でもこの「チョハ」という民族衣装の人気が高まっており、最近では結婚式なのでこの民族衣装を身につける夫婦が多くなってきたそうです。もともと「チョハ」は男性用が主だっていたのですが、女性用のドレスも様々な種類が流通するようになりました。
ジョージア(グルジア)の男性の民族衣装4選
ジョージア(グルジア)の男性の民族衣装①ファンタジーさ溢れる民族衣装
それでは実際にジョージア(グルジア)の民族衣装について見て行きましょう。まず最初に男性の民族衣装を4つご紹介します。こちらの民族衣装はジョージア(グルジア)の一般的なチョハといったイメージのデザインですね。ウール製の素材と革のベルトに金属の飾りなど古くからあるチョハです。
チョハは、大体くるぶし辺りまで裾が長くコートの様にはおるのが一般的です。色も昔はグレーやワインレッドが主流だったようですが、この写真のチョハの様に最近は黒が多いそうです。他にも最近では様々な色合いのチョハが人気なんだそうですよ。やはり民族衣装も多様化が必要ですよね。
ジョージア(グルジア)の男性の民族衣装②シックでかっこいいデザイン
続いてご紹介するジョージア(グルジア)の民族衣装は、こちらです。先ほどの一般的なチョハとは少し違って、お洒落なデザイン性であることがお分かり頂けるかと思います。ウール製の布地の裏はペイズリー柄になっており、チョハは袖の部分にも切り込みが入っているものが多いので裏地が見えるようなデザインですね。
また、チョハの中にはシャツの様な衣服が見えますね。金属製の装飾や革の装飾を抑えた分、裏地のおしゃれさで個性を出したジョージア(グルジア)の民族衣装だといます。このようにお洒落な民族衣装だからこそ、チョハはファンタジーな民族衣装と言われるのですね。
ジョージア(グルジア)の男性の民族衣装③装飾が特徴的
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続いてご紹介するジョージア(グルジア)の民族衣装はこちらです。一番左の写真は恐らく昔のものであり、右のチョハは写真のものを複製したチョハかと思われます。つまりは近代のデザイン性を重視したチョハではなく、トラディショナルなものということですよね。
コートの縁や裾の部分には金色の布で縁取りがされており、シックながらもゴージャスな印象を受けます。後ろのデザインも独特で、金色の布地には星のような装飾がちていますね。まるで昔の民族衣装とは思えないほど素敵なチョハです。
ジョージア(グルジア)の男性の民族衣装④もともとは戦闘服
最後にご紹介するジョージア(グルジア)の男性民族衣装はこちらのチョハになります。まさにファンタジーの世界に出てくる兵士のようなかっこいい民族衣装ですよね!先ほどまでご紹介した3種類のチョハは比較的装飾の少ない物でしたが、こちらはシルバーの装飾が多めです。
肩のあたりには大きなシルバーの飾りがついていますし、腰のあたりにも細かな装飾が施されています。また、ジョージア(グルジア)の民族衣装であるチョハは胸元などに細長いポケットのようなデザインが多く見受けられるのも特徴的ですよね。これは弾帯であり、かつて戦闘服としてチョハが使用されていた頃の名残です。
ジョージア(グルジア)の女性の民族衣装4選
ジョージア(グルジア)の女性の民族衣装①チョハをイメージしたものも
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それでは続いて、ジョージア(グルジア)の女性の民族衣装についてご紹介していきます。写真からも分かって頂けるようにジョージア(グルジア)の民族衣装は女性もファンタジー感あふれるものが多いです。裾は男性のように長くシックで上品なイメージのものが大多数です。
上の写真の民族衣装は、ドレスのように長い裾と肩にかけたマントが特徴的ですね!どこか男性の民族衣装をモチーフにしたようなデザインだと思われます。シンプルながらも胸元の美しい刺繍が素敵ですね。
ジョージア(グルジア)の女性の民族衣装②地方によって差がある
続いてご紹介するジョージア(グルジア)の女性民族衣装はこちらです。ジョージア(グルジア)の女性民族衣装は地域によってデザインが違う事が多いです。この写真の民族衣装は北西部エリアの冬の民族衣装だと言われています。
頭にかぶっている帽子もふわふわしていてファンタジー感がありますよね。冬は寒くなるジョージア(グルジア)の民族衣装ならではの防寒ですね。ドレスの様に裾が長くて、マントをはおっているのが女性の民族衣装の共通点だと思います。
ジョージア(グルジア)の女性の民族衣装③頭にかぶり物をするのが一般的
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続いてご紹介するジョージア(グルジア)の女性の民族衣装はこちらです。まるでインドやイスラムの民族衣装のように頭や肩に布を巻いているのが特徴的ですね。隣にいる男性の民族衣装は他のジョージア(グルジア)の民族衣装とさほど変わりありませんが、女性の民族衣装は本当に地方によってバリエーションに富んでいます。
恐らく、この女性の民族衣装はジョージア(グルジア)東部の地域のものだと主合われます。この地域は頭に布を巻き、腰の辺りにも装飾を施す民族衣装が伝統的なのです。
ジョージア(グルジア)の女性の民族衣装④現代的なドレスも
最後にご紹介するジョージア(グルジア)の民族衣装、女性版はこちらになります。男性の民族衣装であるチョハが近年再注目されてきたのと同じように、ジョージア(グルジア)国内では女性の民族衣装も注目されるようになってきました。
こちらの民族衣装は、そんな最近の傾向を踏まえて古くから伝わる伝統的な民族衣装と、近代的でデザイン性の高い要素を融合させたドレスだと言えるでしょう。鮮やかな布地とキラキラと光る装飾が実に美しいですよね。
結婚式でのジョージア(グルジア)の民族衣装
結婚式でのジョージア(グルジア)の民族衣装:男性
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それでは続いて結婚式でのジョージア(グルジア)の男性民族衣装についてご紹介致します。ジョージア(グルジア)では近年、結婚式で民族衣装を身に付ける傾向があります。女性がウエディングドレスを着用し、男性が民族衣装を身に付けるケースもよく見受けられます。
結婚式で民族衣装を身に付ける場合、男性は比較的現代的なデザインのものを身に付けることが多いそうです。色は黒や白などシックなものが多いですが、やはり結婚式ですから装飾やディティールを凝ったものにする方が多いのでしょう。
結婚式でのジョージア(グルジア)の民族衣装:女性
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続いてご紹介するのは、ジョージア(グルジア)の結婚式での女性民族衣装です。女性が結婚式で民族衣装を着用する場合、地域によって民族衣装に差があるため出身地域か嫁ぎ先の地方の民族衣装を身に付けるケースが多いようです。
最近では、ジョージア(グルジア)の民族衣装の人気が高まっていますから、ウエディングドレスを民族衣装風にアレンジしたものも増えてきています。上の写真は恐らくウエディングドレス風ではなく、伝統的な民族衣装なのでしょう。中世ヨーロッパ貴族のような民族衣装で素敵ですね。
民族舞踏でのジョージア(グルジア)の民族衣装
民族舞踏でのジョージア(グルジア)の民族衣装:男性
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それでは続いてジョージア(グルジア)の民族舞踊での民族衣装について見て行きましょう。まず、ジョージア(グルジア)の民族舞踊は「グルジアンダンス」と言、世界的に見てもかなりハイレベルな民族舞踊です。そのためかジョージア(グルジア)は世界的なバレエダンサーを多く輩出しているんだそうです。
民族舞踊の「グルジアンダンス」を踊る際でも、やはり身につけるのは「チョハ」になります。ただ激しいグルジアンダンスの際に丈の長いチョハは身につけられない為、写真の様にひざ丈のものを使用するのがポピュラーです。今までご紹介したチョハは黒やグレーが多かったですが、民族舞踊の際はカラフルな色の場合もあります
民族舞踏でのジョージア(グルジア)の民族衣装:女性
世界的に見ても高度な技術を必要とするグルジアンダンス。そんな民族舞踊を踊る際に女性はどのような民族衣装を身につけるのでしょうか。女性は先ほどから申しているように地方によって民族衣装の形に大きく差が見られます。ただ、民族ダンスを踊る際はその地方のスタイルを守りながら踊りやすさも重視しています。
上の写真は、女性と男性両方が映っていますが、女性は脛丈のスカートにコートの様な民族衣装を身につけていますね。このグルジアンダンスは男性はかなりスピーディーに回ったり跳ねたりするのですが、女性はバレエのように美しく上品な動きが特徴的です。
お祭りでのシーン別のジョージア(グルジア)の民族衣装
お祭りでのシーン別のジョージア(グルジア)の民族衣装:男性
それでは続いてジョージア(グルジア)でのお祭りシーン別の民族衣装について見て行きましょう。ジョージアのお祭りは秋に行われる「トビリソバ」というものが一番大きく有名なお祭りです。もともとは秋の収穫を祝うお祭りでしたが、今は伝統を活かしつつ国民の一大イベントでもあります。
そんなトビリソバですが、ジョージア国内の様々な地域から人々が集まります。日本でも関東や東北関西など慣習や伝統的な物は違いますよね。それはジョージアも同じです。このトビリソバはジョージア全ての地域の伝統を味わう事が出来る大変貴重なイベントなのです。
上の写真の男性民族衣装は、真っ赤なコートと大きな黒い帽子が特徴的ですね!ジョージア(グルジア)の民族衣装はシックな色合いが多いですがやはりお祭りともなるとカラフルなチョハも目立ちますね!このロンドン兵のような帽子はジョージア(グルジア)ではかなりポピュラーな民族衣装です。
お祭りでのシーン別のジョージア(グルジア)の民族衣装:女性
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続いては、女性の民族衣装について、お祭りのシーン別にご紹介していきたいと思います。「秋の収穫祭」と聞くと穀物などを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、ジョージア(グルジア)はワインが名産品です。このトビリソバもワインの収穫を国全体で言わうお祭りなんですね!
このトビリソバは旧市街で開催されます。トビリシはジョージア(グルジア)の中心としていつも賑わっている国ですが、このトビリソバの期間中は街にいる人の人数が増加するためかなり派手ににぎやかになります。上の写真はおそらく民族舞踊のグルジアンダンスの出し物だと思われます。
鮮やかなグリーンの衣装が美しいですよね。今までご紹介してきた女性の民族衣装もそうでしたが、ジョージア(グルジア)の女性の民族衣装はぴったりとしているものが多く、女性の身体のラインがはっきりと分かりやすいものが多い気がします。でも長袖であったり、ドレスの丈が長いためいやらしくならず上品に見えるんですね
ファンタジーでかっこいいジョージアの民族衣装
いかがでしたか?日本ではあまり馴染みのないジョージア(グルジア)ですが、ファンタジーの世界に出てきそうな民族衣装はどれも魅力的でかっこいいですよね!しばらくは伝統舞踊の際にしか着用されていなかった民族衣装が、ブームとなり結婚式でも着用されるようになってきたというのは素敵ですよね。
世界には様々な民族衣装があることをお分かり頂けたかと思います。以下の記事では、ヨーロッパのドイツの民族衣装についてまとめられていますから気になる方は是非チェックしてみてくださいね!
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