
エンボスヒーターとは?おすすめの使い方やレジンの気泡抜きの代用は?
更新:2019.06.21
エンボスヒーターとは何かを紹介します。100均には売っていないものですが、基本的な使い方からおすすめの使い方、おすすめのエンボスヒーター商品までこれを読めばエンボスヒーターが何かが分かる!レジンの気泡抜きやその代用品との比較まで、エンボスヒーターがない時に使えるものも紹介です!
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エンボスヒーターとは?
エンボスヒーターとはエンボス加工をするための道具
View this post on Instagramエンボスヒーター 気になってたエンボスヒーターも ハンドプレス機を買うときについでに ポチってしまった。 無駄にしないように活用しよう! #ハンドメイド #エンボスヒーター #プラ板 #レジン
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エンボス加工やUVレジンなどのハンドメイドを始めるときに、あると便利な道具として「エンボスヒーター」というものを見たことがあるでしょう。このエンボスヒーターとは、エンボス加工をする際に必要な道具です。
エンボスヒーターの基本的な使い方
- 机の上や周りには燃えやすいものは置かない
- エンボスヒーターのスイッチを入れて温度を上げる
- 耐熱容器に作りたいもの・使用したいものを入れる
- エンボスヒーターを数㎝(5cm以上)離して温風を当てる
- 3秒ほど当てたら離し、冷まして再度3秒ほど当てるを繰り返す
エンボスヒーターの使い方はとても簡単です。高い温度の風が出るので手に当たらないよう注意しながら作業する必要がありますが、初心者でも簡単に使えます。また使い方については説明書をよく読んだ上で使いましょう。
100均ではエンボスヒーターは売られていない
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エンボス作家やレジン作家にとってはかけがえのない道具であるエンボスヒーターですが、実はこれは100均ではいまだ売られていないものとなります。最近では便利な道具が100均で手に入る時代となりましたが、エンボスヒーターは100円で売られるほど安いものではありません。
エンボスヒーターはさまざまな種類があるため、自分の求めているものを比較して購入することが大切です。値段もピンキリとなっており、安いものなら2000円前後で購入できますが、性能を求めると3000円~5000円程度はする品物です。
エンボスヒーターは弱い風と高い熱で加工する
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エンボスヒーターは熱と風を利用して加工する道具ですが、ならドライヤーも同じ原理ではないか?と疑問に思うことでしょう。確かにドライヤーや通常のヒーターなども、熱と風という点ではエンボスヒーターと同じです。
しかしエンボスヒーターの特徴として、高い熱と弱い風というものがあります。エンボスヒーターがドライヤーなどと違うのは、高い熱と弱い風によって加工をしやすくしてくれるところです。丁寧な作品を作るのであれば、ドライヤーなどを使わないでエンボスヒーターを使用した方が作りやすいでしょう。
POINT
エンボスヒーターとドライヤーの温度の違い
エンボスヒーターが他の温める機械と違う点は温度と風の強さです。まず温度ですが、エンボスヒーターは250℃前後の高い温度が出るのに対し、ドライヤーは140℃までと規格で決まっています。また風も、エンボスヒーターは加工のためにできているので強い風は出ません。それぞれの目的に合ったように作られているので、ハンドメイドをする際はエンボスヒーターの方が良いでしょう。
エンボスヒーターおすすめの使い方5選!
エンボスヒーターおすすめの使い方①エンボス加工
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エンボスヒーターおすすめの使い方1つ目は「エンボス加工」です。やはりエンボスヒーターはエンボス加工をするために生まれた道具なので、おすすめの使い方はエンボス加工に使ってあげることです。
エンボス加工のやり方
- 紙などにスタンプを押す
- スタンプのインクが乾かないうちにエンボスパウダーを振りかける
- 余分なパウダーを振り落とす
- エンボスヒーターで温めて溶かし加工、乾かす
エンボス加工はエンボスヒーターがあればだれでも簡単に行えます。ハンドメイド作品の中でも簡単な部類です。デザインにより難易度は上がりますが、ノートをデザインしたり手紙に彩りを添えたりする際に活躍してくれます。
エンボスヒーターおすすめの使い方②UVレジンの気泡消し
エンボスヒーターおすすめの使い方2つ目は「UVレジンの気泡消し」です。最近話題になっているUVレジン作品ですが、これを作るときにどうしても頭を悩ませるのは「気泡」です。エンボスヒーターはこの気泡を消すときに役立ってくれます。
UVレジンでは他にも固いレジンを伸ばす際やレジン液を最後まで使いきりたいときに使用されています。ハンドメイドでも人気があるUVレジンをやりたいのであれば、エンボスヒーターを持っていた方がサクサクと作業が進むでしょう。
エンボスヒーターおすすめの使い方③ジェルキャンドルの気泡消し
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エンボスヒーターおすすめの使い方3つ目は「ジェルキャンドルの気泡消し」です。ジェルキャンドルとは透明なキャンドルの中にジュエリーや貝殻、ドライフラワーなどを入れて楽しむためのキャンドルのことです。このジェルキャンドルの気泡消しにも効果的です。
本来ジェルキャンドルは気泡による泡のような感じを楽しむものですが、それでも余分な気泡は消したいと思うのが作家魂です。エンボスヒーターは余分な気泡を消し、作品をより美しく仕上げるために活躍してくれます。
エンボスヒーターおすすめの使い方④100均のプラ板加工にも
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エンボスヒーターおすすめの使い方4つ目は「100均のプラ板加工にも」です。最近では100均でプラ板が手に入るようになり、プラ板加工に挑戦する人も増えています。そんなプラ板加工にもエンボスヒーターは活躍してくれます。
通常はオーブンで加熱するプラ板ですが、エンボスヒーターがあればオーブンを使わずとも加工が完了します。またエンボスヒーターはプラ板で小物(リングや腕輪など)を作る際にも大活躍するので、さまざまなプラ板作品を作りたいなら持っておいた方が便利でしょう。
100均のプラ板について知りたい人は以下の記事もおすすめです。印刷できる100均プラ板で好きなデザインのアクセサリーを作ってみてはどうでしょうか?
エンボスヒーターおすすめの使い方⑤眼鏡のつるの修正
エンボスヒーターおすすめの使い方5つ目は「眼鏡のつるの修正」です。プラスチックなどでできている眼鏡のつるなら、エンボスヒーターを使って温めれば修正・加工することができます。
眼鏡を買っても、自分の耳に合わなかったり、長年の使用によりサイズが変わったりすることがあるでしょう。そんなときにエンボスヒーターでつる(フレーム部分)を温めることにより曲がりやすくし、自分の耳に合ったサイズに修正させることができます。
POINT
眼鏡のつる修正はプロに任せるのが一番!
エンボスヒーターは眼鏡のつるの修正にも活躍しますが、できればプロに頼むのが一番です。安物の眼鏡で換えが効くのであれば良いですが、大切な眼鏡を素人が直そうとすると失敗する確率も高いので、大切な眼鏡ほどプロに任せることをおすすめします。
おすすめエンボスヒーター5選
おすすめのエンボスヒーター①デコポッジエンボスヒーターEHT
おすすめのエンボスヒーター1つ目は「デコポッジエンボスヒーターEHT」です。120℃(弱)と250℃(強)の2段階の温度設定でどんなクラフトにも対応してくれます。気泡消しにもエンボス加工にも便利です。
コードが150㎝と少々短めなのがデメリットですが、300gで持ちやすい設計になっています。ノズルカバーがついているので火傷が心配な人にもおすすめです。値段は4540円(2018年10月現在)です。
おすすめのエンボスヒーター②MoToNaヒートガンミニ
おすすめのエンボスヒーター2つ目は「MoToNaヒートガンミニ」です。エンボスヒーターは「ヒートガン」という名で売られていることがあります。これはミニサイズで持ちやすく、持ち歩きもしやすいのでどこでも作品が作れます。
ミニサイズながら温風は約300℃まで達し、スマートなので手が小さくても持ちやすいと人気があります。ただしコンセントが片方大きいなど、家のコンセントに対応していない場合には対応プラグや延長コードが必要になるので注意が必要です。値段は1599円(2018年10月現在)です。
おすすめのエンボスヒーター③ヒマラヤエンボスヒーター
おすすめのエンボスヒーター3つ目は「ヒマラヤエンボスヒーター」です。重量が僅か300gでありながら、使い勝手が良く、調綿棒や色調パレットもついているお得なエンボスヒーターになっています。
エアアウトレット(温風出口)は200℃を超えてもグリップは26℃を超えない設計になっているので、火傷が心配な人でも安心して使えます。値段は2510円(2018年10月現在)です。
おすすめのエンボスヒーター④アンジュエンボスヒーターEH-4334
おすすめのエンボスヒーター4つ目は「アンジュエンボスヒーターEH-4334」です。120℃(弱)と250℃(強)の温度設定ができ、重量も300gと持ちやすい設計になっています。温度設定はスライド式スイッチです。
少々音がうるさいというデメリットがありますが、エンボスヒーターとしての役割は十分果たしてくれています。またエンボスヒーターではカラーがピンクやブルーが多いなか、シンプルで清潔感あるホワイトということで口コミでは人気があります。値段は3139円(2018年10月現在)です。
おすすめのエンボスヒーター⑤SUREプラジェットミニ小型軽量熱風機
おすすめのエンボスヒーター5つ目は「UREプラジェットミニ小型軽量熱風機」です。こちらもエンボスヒーターと同じ役割を果たしてくれます。ピンポイントで温風を当てたいという人におすすめのエンボスヒーターです。
温風は最高350℃と紹介したなかでは一番の高温を誇ります。風量も強くなさすぎず、ヒートガンよりも一回り力の弱いものを探している人にもおすすめです。値段は4751円(2018年10月現在)です。
エンボスヒーターの代用と性能の比較について
エンボスヒーターの代用・比較①ドライヤー
エンボスヒーターの代用・比較1つ目は「ドライヤー」です。エンボスヒーターの代用品として一番多く使われるのがドライヤーです。一番多く使われるドライヤーですが、メリットとデメリットが存在します。
ドライヤーのメリット・デメリット比較
メリット | デメリット |
温められる | 高い温度が出せない |
弱い風が設定できる | 弱風でも強い場合がある |
ドライヤーのメリットがそのままデメリットになる可能性もあるため、胸を張っておすすめできる代用品ではありません。しかしどうしてもエンボスヒーターが手に入らない場合には、ドライヤーを使った方が他の代用品よりは使えるでしょう。
またドライヤーと気泡消しに関連する記事は以下もおすすめです。エンボスヒーターがない場合に代用できるものを紹介しているので、合わせて読んでおくと便利でしょう。
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エンボスヒーターの代用・比較②お湯
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エンボスヒーターの代用・比較2つ目は「お湯」です。風はいらないけど温度が必要という場合に使うことができます。ただし他の代用品であるドライヤーと比較すればその使いやすさはかなり低いです。
例えばこのお湯はUVレジンにしか対応していません。それもレジン液を温めてボトルから取り出す際にしか使えない方法なので、気泡を消したり引き伸ばしたりする際にはドライヤーを使った方が良いでしょう。
エンボスヒーターの代用・比較③振動を与える
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エンボスヒーターの代用・比較3つ目は「振動を与える」です。この方法は気泡を消したいときに有効です。UVレジンやジェルキャンドルなど、どうしても気泡を消したいときには数ミリ上に持ち上げて下に落とすことで振動を与え、気泡を上へ上へと持ち上げ消します。
ただしこの方法も必ずしも気泡が消えるというものではないので、きれいさっぱり気泡を消したいならエンボスヒーターの購入をおすすめします。気泡をきれいに消したいなら、やはり比較するまでもなくエンボスヒーターが一番でしょう。
エンボスヒーターはハンドメイド作家の強い味方!
今までエンボスヒーターはエンボス加工しかできないというイメージで、気になっていても手を出さなかったという人もいたでしょう。しかしエンボスヒーターはさまざまな用途に使用できるので、ハンドメイドの腕をさらに上げたいなら持っていて損はありません。
エンボスヒーターは高熱になるため取り扱いに注意が必要ですが、正しく扱えばケガもなく素敵な作品を作り上げることができます。費用もそこまで高額ではありませんし、使い方も簡単なのでぜひ購入を検討してみましょう!
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