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レジンアイとグラスアイの違いは？
レジンアイとはレジンで自作することのできるドールアイ
「レジンアイ」とは、レジンで作るドールアイのことです。レジンアイは、グラスアイやシリコンアイなど、他の素材のドールアイに比べると、黄色く変色していくなどの経年劣化が起こりやすい素材ですが、個人で制作しやすく、オリジナルのドールアイを作ったり、カスタマイズしたりしやすい素材です。
レジンアイは、自作しやすさが最も大きな魅力で、個人製作者が増えています。全面的にレジンを使用したもの、芯に別の素材を使用しているものなど制作のバリエーションも豊富です。瞳の部分に模様を入れたりすることができるのもレジンアイの魅力です。
レジンアイを美しく仕上げる一つのポイントとして、気泡をきっちりと抜いておくことがあります。爪楊枝などで一つずつ取っていくのが基本ですが、そのほかにもいくつか方法があります。レジンアイを自作する前に、こちらの記事もチェックして、気泡の抜き方を確認しておいてください。
グラスアイとは通販などで購入できるガラス製のドールアイ
「グラスアイ」とは、ガラス製のドールアイで、最も多く一般的に使われています。レジンアイやシリコンアイ、アクリルアイなど他の素材のドールアイに比べて、ドールの瞳に光が入りやすいのが特徴で、人気のポイントです。一般的に「ドールアイ」というと、ガラス製の「グラスアイ」を指すことが多いでしょう。
グラスアイは、ガラスを使うこともあり、専門的な技術を使って作られます。そのため、個人で制作するのは非常に難しく、あまり一般的ではありません。専門に販売しているお店がたくさんありますので、通販などで購入するのが一般的な入手方法です。
レジンアイとグラスアイの違いは素材と質感
レジンアイとグラスアイの大きな違いの一つは、素材による見た目の違いです。ドールアイの中でも、グラスアイは特に光がよく入る素材として人気ですので、レジンアイと比べても、輝きはグラスアイの方が上という評価が多めです。また、経年劣化しづらいのもグラスアイの特徴です。
一方で、レジンアイは、すべてを自分でデザインできるという特徴があります。基本的には通販などで手に入れるグラスアイとの大きな違いです。オリジナルのドールをカスタマイズしたい場合は、カラーやサイズ、虹彩の模様や追視など、すべてをカスタマイズできるレジンアイは非常に人気です。
またレジンアイは、作り方によってはグラスアイにも劣らない質感にすることも可能ですので、人気が高まっています。グラスアイとレジンアイはそれぞれに特徴がありますので、材質によって質感などが変わりますが、自分が作りたいドールによって選ぶと良いでしょう。
レジンアイを自作するときに必要な材料は？
レジンアイを自作するときに必要な材料①レジン
レジンアイを自作するときに必要な材料1つ目は、レジンです。レジンは大きく分けて、2種類のレジン液を混ぜて作るエポキシレジンと紫外線で硬化するUVレジンの2種類があります。それぞれに特徴がありますので、使いやすい方を選んで使いましょう。
UVレジンは、100均や手芸店、通販で購入することが可能です。硬化させるために紫外線を当てる必要がありますので、UVライトがあった方が便利でしょう。UVライトを使わない場合は、太陽光でも硬化させることができます。ドールアイくらいのサイズのものを作る場合は、UVレジンの方が使いやすいかもしれません。
エポキシレジンは、2種類のレジン液を混ぜて使うため、若干作り方が難しくなります。透明度が高く、厚みのあるものを作るのに向いていると言われています。東急ハンズや専門店で取り扱っていますが、やや購入しづらいかもしれません。通販などでも購入することができます。
レジンアイを自作するときに必要な材料②レジン用シリコンモールド
レジンアイを自作するときに必要な材料2つ目は、レジン用シリコンモールドです。半球型のシリコンモールドを用意しましょう。この型がそのままドールアイのサイズにもなりますので、作りたいサイズのシリコンモールドを選ぶようにしましょう。
シリコンモールドは、たくさんの種類が販売されています。レジンアイ用のシリコンモールドも100均でも購入できますし、通販などでは特にたくさんの種類が販売されています。通販で購入する場合は、サイズもたくさんありますし、レジンアイ専用のものも販売されているので、選びやすいでしょう。
半球型以外にも、球形のシリコンモールドなどでも作ることができます。作るものと作り方をイメージしながら用意すると良いでしょう。UVレジンを使い、さらにUVライトを使わない場合は、透明のシリコンモールドを選ぶようにしましょう。色のついたものだと、硬化に時間がかかったり、硬化できない場合があります。
レジンアイを自作するときに必要な材料③8mm程度の丸シール
レジンアイを自作するときに必要な材料3つ目は、8mm程度の丸シールです。一般的なドールアイの黒目部分は大体8mm程度ですので、それくらいの丸型のシールを用意しましょう。もっと大きなものを作りたい場合は、大きいサイズのシールを用意しましょう。
丸型のシールには、黒目部分の虹彩などの模様を描いて使います。カラーのシールを使ってもいいですし、白に描いていってもいいでしょう。ドールアイのアイデザインは印刷などで用意することも可能ですので、印刷したものを丸型に切って使っても良いでしょう。
コピー用紙などに描いたアイデザインを使用する場合、紙が薄いため作業が若干難しくなります。丸型シールは厚みがしっかりとありますので、コピー用紙などで描いたものも、丸型シールに貼り付けて使うと、作りやすくなるでしょう。
レジンアイを自作する方法は？
レジンアイを自作する方法①ドールアイのサイズをチェックする
レジンアイを自作する方法1つ目は、「ドールアイのサイズをチェックする」です。もともとついているドールアイのサイズを測ることで、ぴったりサイズのレジンアイを作ることができます。ここでずれてしまうと、作り方によっては使えないことになってしまうかもしれませんので、しっかりとチェックしておきましょう。
ぴったりのサイズのシリコンモールドが見つからない場合は、もともとついているドールアイを使って、おゆまるなどで型をとっても作ることができます。また、まったく違うものを型にしてオリジナルサイズのドールアイの型を作るなども可能です。
レジンアイを自作する方法②虹彩の模様を描く
レジンアイを自作する方法2つ目は、「虹彩の模様を描く」です。用意した丸型のシールに、オリジナルのアイデザインを描きましょう。ここに描いたカラーや模様が、ドールアイのベースになります。レジンを重ねますので、ある程度しっかりとした模様を書いておく方が良いでしょう。
アイデザインを描く場合は、白のシールに書いていくのが良いでしょう。さらにシールなどを重ねても良いでしょう。アレンジは自由自在ですので、色々作ってみましょう。材料は基本的に100均でも揃えることができますので、たくさん作ってみて、出来の良いものをドールに使用するくらいの作り方でいくと良いでしょう。
レジンアイを自作する方法③レジンを使ってレジンアイを作る
レジンアイを自作する方法3つめは、「レジンを使ってレジンアイを作る」です。用意したシリコンモールドに、少しレジンを入れて硬化させます。この時8mmの丸シールがぴったり合うサイズより少し少なめになるように入れて硬化させましょう。レンズの部分ができあがりです。レジンに入った気泡は丁寧に取り除きましょう。
レジンをほんの少し入れ、黒目部分の模様を描いたシールを入れます。向きに注意して入れましょう。この状態で硬化させたのち、さらにレジンを薄く乗せて硬化させます。これで黒目の部分はできあがりです。シールを水平に入れることがきれいに仕上げるポイントの1つですので、この部分は特に丁寧に行いましょう。
白のレジンまたは白く着色したレジンを型の端まで流し込んで硬化させます。この部分は白目の部分ですので、レジン以外にも、白い接着剤などでも代用することができます。しっかりと硬化せさて取り出します。さらに表面にレジンを塗って硬化させたらできあがりです。
レジンアイの追視の作り方は？
レジンアイの追視の作り方のポイント①虹彩との距離を作る
レジンアイの追視の作り方のポイント1つ目は、虹彩との距離を作ることです。レンズ部分の厚みを増し、レンズ部分を、少し白目部分に埋め込むようにして作ることで、虹彩との立体感が増して、追視するレジンアイを作りやすいと言われています。
虹彩との距離を作る作り方として、作りたいサイズの黒目部分を作ったあと、通常のサイズより一回り大きいサイズの白目部分を作り、白目部分に黒目部分を乗せたのち、自然な形になるように白い部分を増やして成型することで、深みのあるドールアイに仕上げることができます。
レジンアイの追視の作り方のポイント②ループエンドを使う
レジンアイの追視の作り方のポイント2つ目は、ループエンドなどを使うことです。ループエンドは、100均などでも購入できる紐を止めるときなどに使われるハンドクラフトアイテムですが、ドールアイのサイズにぴったりであることから、レジンアイを作る際も土台として使われることが多くあります。
ループエンドは、真ん中に穴が空いていますので、底を塞いで、レジンを流し込む形でレジンアイを作っていきます。底になる部分を通常より下の方に作って黒目部分を作り、レジンを流し込むことによって、レンズ部分を厚くすることが可能です。
自分好みのきれいに追視してくれるドールアイを作るには、何度かの調整は必要なようです。黒目のカラー、虹彩のカラー、その他のラメやスワロフスキーなどのデコレーションアイテムによって、毎回状態は変わるので、調整していきましょう。
オリジナルのレジンアイでドールアイをさらに魅力的にしましょう
オリジナルドールの命とも言える「目」のパーツ、レジンアイを自作することで、ドールにはますます愛着がわき、しっかりと命を吹き込むことができるでしょう。レジンアイ以外のグラスアイなどにもそれぞれのメリットがありますが、レジンアイの最大のメリットは、自分好みに作ることができるところです。
レジンアイは、使う素材やアイテムも、自分で選ぶことができますし、虹彩の模様なども自分で書くことができます。ドール達は、目の表情によって大きな個性が生まれますので、ぜひ自分好みの、自分だけの「ドールの瞳」を作ってあげましょう。
ドールアイにも使用できるハンドクラフトアイテム「UVレジン」は、アクセサリーやインテリアアイテムなど、様々なものが作れる上、100均でも購入できるとから、とても人気のアイテムです。鉱物や天然石を再現する「鉱物レジン」など、高度なものを作ることも可能ですので、こちらの記事もチェックしてみてください。
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