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子なし夫婦の割合は？
子なし夫婦の割合
子なし夫婦の割合ですが、国立社会保障・人口問題研究所が2015年に発表した「第15回出生動向基本調査」によりますと、結婚持続期間5～9年の初婚同士の夫婦を調査しますと、1977年は子供の数0人が4.2％だったのに対し、2015年には13.0％と増加しています。
子供は作らない・子供ができない理由
子なし夫婦が子供を持たない理由は様々です。子供は欲しいができずに不妊治療を続けている夫婦もいれば、晩婚化が進んでいる、経済的な理由から作らないなどの理由もあげられます。また、意図的に子供を作らない夫婦DINKs（Double Income No Kids）も国内には360万世帯います。
子なし夫婦の離婚率は？
子なし夫婦の離婚率は高い
厚生労働省が実施している『離婚に関する統計』では、子供がいる夫婦と子供なし夫婦の離婚数は子供ありが143,834件、子なしが107,302件（平成20年度）。この結果をみると、子供がいる夫婦の方が離婚件数は若干、多いことがわかります。
子供がいると離婚をしたくても、どちらが子供を引き取るのか、養育費の問題などもあり離婚しづらいと言うところはあるでしょう。子供が夫婦の絆を強くしてくれますね。子なし夫婦の場合は、子供がいる夫婦に比べ離婚のハードルは低いかもしれませんが、子供がいないイコール離婚率が高いとは言い切れません。
子なし夫婦の離婚する理由｜子供が欲しい場合と子供を作らない場合
子なし夫婦の離婚をする理由について、探ってみましょう。子なし夫婦は①夫婦とも子供を欲しがっていない。②片方が子供を欲しがっているが、もう一方が欲しがっていない。③夫婦とも子供が欲しいがいない。この３パターンがあります。
子なし夫婦の離婚する理由①夫婦とも子供を欲しがっていない
子なし夫婦の離婚する理由①夫婦とも子供を欲しがっていない場合。あえて作らない選択をしている夫婦は、子供が嫌い、仕事のキャリアを重視したい、自分や二人の時間を大切にしたいなどと、考え方が一致していますので、子供に関することが理由で離婚には至らないでしょう。
離婚する理由はそれ以外となります。子供がいる離婚は、子供を連れての生活となれば次の恋愛へのハードルが高くなりますが、子供がいなければ次の恋愛を期待しての離婚を考えやすくなるかもしれませんね。
子なし夫婦の離婚する理由②片方が子供を欲しがっている
子なし夫婦の離婚する理由②片方が子供を欲しがっているが、もう一方がいらない場合は、セックスレスや性格の不一致、価値観の違い、それぞれの家族の問題などがこじれ大きな喧嘩となり離婚に進展してしまうことが多いようです。家での居心地が悪くなり、浮気に走りこじれるケースもあります。
子なし夫婦の離婚する理由③夫婦とも子供が欲しいがいない。
子なし夫婦の離婚する理由③夫婦とも子供が欲しいがいない。このパターンは不妊治療を続けていらっしゃる夫婦も多いでしょう。不妊治療には莫大な費用がかかり、精神的にも辛い思いをすることもあります、
どちらかに原因があるから授からないと言う場合は、自分を責めてしまい、夫婦関係がうまくいかなくなったり、実家の両親からのプレッシャーなどが原因となったりもします。
子なし夫婦のメリットやデメリットは？
子なし夫婦のメリット①子供がいないと身軽で自由で幸せ
子なし夫婦のメリット１つ目は、身軽で自由だと言うことです。子供がいると子供中心の生活となります。特に子供が小さい場合は、自分がやりたいことは二の次になり、観たい映画があったとしても子供が観て楽しめるアニメなどの子供映画を観るしかないし、外食もファミリーレストランや回転寿司などが中心となるでしょう。
子供を見てくれるご両親などのサポートがない場合は、夜の外出はまず出来ません。預けて出かけても子供が気になって楽しめないことも多いのです。仕事も子供が小さいとすぐ風邪をひいたり、怪我をしたりで、突然、仕事を休まなければいけないので、場合によってはキャリアを捨てなければなりません。
子供がいなければ、24時間自分のためや二人のために時間を使えます。夫婦で海外旅行を楽しむなど、二人だけの幸せな時間を作れますね。
子なし夫婦のメリット②子育てに必要なお金がいらない
子なし夫婦のメリット２つ目は、子育てに必要なお金が不要だと言うことです。子供がいるとお金がかかります。子供がまだ小さいうちは、それほどかかりませんが大きくなればなるほど、教育費などにお金がかかってきます。大人とは違い子供は成長しますので、洋服や靴なども定期的に買い換えなければなりません。
自分が着飾りことより、子供のためにお金を使うようになるので我慢が必要です。しかし、子供は作らないと言う選択をすれば、生涯に必要な金額はおおよその見当がつきますので、日々の使うお金以外に大きな買い物もしやすいかもしれませんね。
子なし夫婦のメリット③いつまでも男と女でいられる
子なし夫婦のメリット３つ目は、いつまでも男と女でいられると言うことです。子供がいると父と母でいなくてはなりません。特に女性は、子供ができると子供を守ろうとする意識が高まるのが常です。子供を守るために強くなっていくのです。
その変化をみた男性は、以前と比べると強くなった女性に女を感じられなくなるケースがあります。手のかかる小さい子供を育てるには、男だ！女だ！などと言っている場合じゃないのです。その点、子なし夫婦の場合は、旦那様や奥様のために自分を磨き続けることも可能なので、いつでも新鮮でいられるのです。
子なし夫婦のメリット④子供のことで悩む必要がない
子なし夫婦のメリット４つ目は、子供のことで悩む必要がないと言うことです。子育てをしていく際、常に悩みが付きまといます。１つも悩まずに、子供を育てた人はおそらくいないでしょう。自分のことならどうでもいいことと思えても、子供の将来を思うからこそ悩みになるのです。
子育ての悩みが夫婦の仲に大きな影響を及ぼすこともありますし、健康を害することもある。子供がいなければこの悩みがないと言うのは大きなメリットと言えるでしょう。続いては子なし夫婦のデメリットを見ていきましょう。
子なし夫婦のデメリット①老後への不安がある
子なし夫婦のデメリット１つ目は、老後への不安があると言うことです。子供がいたからと言って、老後に面倒を必ずみてもらえるとは限りません。しかし、子なし夫婦は老後への不安を感じることが多いようです。老後へ向けての貯蓄は子なし夫婦の方がしやすいとは思いますが、お金だけではないのでしょう。
子供になんとかしてもらいたいと言うよりは、年をとって、どちらかが病気をした場合、どちらかがなくなった場合、一人で対処していかなければならない不安があるからなのかもしれませんね。
子なし夫婦のデメリット②両親に孫を見せてあげられない
子なし夫婦のデメリット２つ目は、両親に孫を見せてあげられないことです。夫婦間では、子供がいなくても幸せと感じていても、両親に孫を見せられない部分では申し訳ないと感じている夫婦は多いようです。自分の子供より孫は可愛いと言うのはよく聞く話です。同級生やご近所で集まれば、よく出るのが孫の話。
そんな時に、その話題に入れない親の姿をみると、孫を見せてあげられない自分はなんて親不孝なのだろうと自分を責めてしまう人もいるのです。
子なし夫婦のデメリット③家族行事が少ない
子なし夫婦のデメリット３つ目は、家族行事が少ないことです。子供がいるご家庭では様々な家族イベントがあります。入学、七五三、学習発表会、運動会、受験、成人式などなど。行事にからめて、両親や親戚などが集まることも多く、そのような行事が人生プランの中に組み込まれてきます。
それによって幸せを感じることもあるでしょう。家族の人数が増えればそれだけ、行事も増えてきますが、子なし夫婦の場合は二人の行事のみとなりますので、人生のメリハリは子供がいる家族よりは少ないと言えるでしょう。
子なし夫婦のデメリット④親戚や世間から余計な心配をされる
子なし夫婦のデメリット４つ目は、親戚や世間から余計なことを言われることです。親戚や世間は挨拶がわりに「子供は作らないの？」「子供がいないとつまらないわよ」などと、悪気なく言ってきます。結婚すれば子供を作るのが当たり前。子育てを経験しない人間は人として未熟という古い考えが残っている人もいるのです。
大きなお世話の妊活を勧めてきて、それがプレッシャーとなり肩身が狭い思いをし、夫婦仲に亀裂が入るきっかけとなるパターンもあります。夫婦喧嘩の原因について他の家庭ではどのようなことで起きるのでしょうか？こちらの記事も合わせてご覧下さい。
子なし夫婦だからできる楽しみ方は？
子なし夫婦だからできる楽しみ方：二人で旅行や趣味などで人生を楽しむ
夫婦で共働きをしていれば金銭的な余裕も生まれやすく、子供にかけるお金がかからない分、二人で人生を楽しむためにお金を使えますね。子供が学校に通っていれば、それを優先させなければなりませんが、二人でなら休みが取れれば気軽に旅行にも行けます。
趣味にお金も時間もかけられるので、仲間を作ったり、知識や教養を身に付け、人としてステップアップを図れるのは幸せなことです。夫婦共通の趣味にはどのようなものがあるでしょうか？おすすめの夫婦共通の趣味に関する記事がありましたので、合わせてご覧下さい。
子なし夫婦だからできる楽しみ方：ペットや仲間との幸せな時間を充実させる
夫婦共に動物が好きであれば、ペットを飼って共通の話題を作ることも良いでしょう。子供がいる場合、一緒に過ごす仲間も子連れとなる場合が多く、○○ちゃんのパパ、ママとしてのお付き合いとなりがち。個人の人間性で友達関係が成立していないので、子供に手が離れれば、会うこともなくなってしまうような関係になりがち。
その点、子なし夫婦は夫と妻のそれぞれが個人として友情を深める為、生涯お付き合いできる関係を築きやすいのではないでしょうか？それぞれの友人を集めて、家に招きホームパーティをしたり、アウトドアを楽しんだり有意義な時間を過ごせるでしょう。
子なし夫婦だからできる楽しみ方：自分たちのやりたいことを最優先できる
行動を制限されることが少ない子なし夫婦なら、どんなことにでもチャレンジができます。キャリアを重ねて、独立するのも良いでしょう。田舎暮らしや海外での生活をはじめようと思えば、二人だけなら楽にシフトチェンジができるのも魅力です。子供に夢をたくすことがない分、自分たちが夢をみながら生きていけるのです。
幸せは子あり・子なしであることとは関係ない
いかがでしたか？人の幸せはに子供がいる、いないはそれほど関係はないと言えるでしょう。子供がいない夫婦は二人で人生をエンジョイできるのです。結婚したなら子供がいるのは当たり前という考え方はこれからの時代はナンセンス！様々な夫婦の形があるのです。作らないという選択もありでしょう。
二人しかいない家族ですから、それぞれを思いやり、自分の、そして二人の時間を上手に作り、絆を深めながらベストパートナーとして幸せな生涯を送りましょう。
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