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鉱石ナイフの作り方は?自作に向いている鉱物や天然石と材料も

更新:2019.06.21

様々な鉱物を使った鉱石ナイフが人気です。材料や作り方、自作に向いているストーンについてなど、ご紹介いたします。黒曜石を代表とした天然石で作った鉱石ナイフは、見た目の美しさもさることながら、切れ味も十分です。ぜひチャレンジしてみてください。

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鉱石ナイフとは?

鉱石ナイフとは鉱物を使って作るナイフ

鉱石ナイフとは、刃の部分を天然石などを使って作ってあるナイフです。天然石を刃物の形にして磨き、刃の部分を研いで作ります。おしゃれなインテリアとしても非常に人気のアイテムです。しかもただの置物ではなく、ペーパーナイフなどとして使うこともできます。

鉱石ナイフとして切り出された鉱石の刃は、一つ一つ模様の入り方が違うので、同じものは2つとありません。そのレア感も人気のポイントです。ナイフとは思えないカラフルな色合い、鉱石ならではの透明感など、その美しさは、ファンタジーの世界のアイテムのようだとも言われています。

人類が発明した最も鋭い切れ味の刃物と言われるストーンナイフ

鉱石ナイフは、人類が最初に使った刃物でもあります。石器時代に使われていた黒曜石のナイフは、人類が発明した最も鋭い刃物と言われているほどの切れ味の鉱石ナイフです。鉱石ナイフは、美しいだけでなく、実用されていた実績も持っているアイテムです。

ただし、最近人気のカラフルな鉱石ナイフは、刃物としての実用性より、見た目の美しいアイテムとしての方に価値のあるアイテムです。刃物として使ってしまうと、刃こぼれしたり、割れたり、折れたりしてしまうこともありますので、注意しましょう。

インテリア用の鉱石ナイフは、刃の先を丸くするように加工されていますので、安全になっていますが、それでも取り扱いに注意しないと怪我をする危険がありますし、薄く繊細なアイテムは、かけたりすることもありますので、丁寧に扱いましょう。

鉱石ナイフに向いている鉱石は?

鉱石ナイフに向いている鉱石①模様が美しく値段もお手頃「メノウ」

鉱石ナイフに向いている鉱石1つ目は、模様が美しく値段もお手頃な「メノウ」です。独特の模様が美しいメノウは、瑪瑙、アゲート、などの名前で販売されています。メノウは、赤、緑、ピンクなど、様々な色がある天然石でもありますので、美しい模様と美しいカラーが魅力です。


メノウは、薄い板状にして売っていることが多く、比較的柔らかい天然石ですので、加工もしやすいため、鉱石ナイフにも向いています。値段的にもお手頃ですので、手に入れやすく、加工もしやすい鉱物です。

鉱石ナイフに向いている鉱石②透明が美しい天然石の代表「水晶」

鉱石ナイフに向いている鉱石2つ目は、透明が美しい天然石の代表「水晶」です。最も馴染みの深い天然石である水晶は、比較的柔らかいので加工がしやすく、透明な姿が美しい鉱石ナイフにすることができます。透明なクリスタルで作る鉱石ナイフは、他のカラフルな鉱石ナイフにはない魅力を持っています。

水晶は、ピンク色のローズクォーツ、イエローのシトリン、紫色のアメジストなど、色の違いで別の名前で呼ばれています。どれも鉱石ナイフに加工することが可能です。比較的安価なものもあり、手に入れやすいですが、メノウのようにスライスしたものはあまり売っていませんので、通販などで探すと良いでしょう。

水晶をはじめとする天然石は、様々なプラスの効果のあるパワーストーンとしても人気です。パワーストーンも鉱石ナイフとして加工することが可能ですので、こちらの記事も合わせてチェックしパワーストーンを選んで、鉱石ナイフを自作してはいかがでしょうか。

鉱石ナイフに向いている鉱石③切れ味なら一番「黒曜石」

鉱石ナイフに向いている鉱石3つ目は、切れ味なら一番の「黒曜石」です。黒曜石は、オブシディアンとも呼ばれ、石器時代から、ストーンナイフや武器として使われていた鉱石ナイフに最適の天然石です。黒く輝く黒曜石は、キラキラ美しいというより、重厚感がある鉱石ナイフに仕上がります。

古代から刃物として使われていた黒曜石は、ガラスとよく似た性質を持ち、非常に加工がしやすく便利ですが、ガラスと同じく割れた面が非常に切れ味の鋭い刃物になりますので、取り扱いには注意が必要です。加工中や加工後も、注意して取り扱いましょう。

鉱石ナイフに向いている鉱石④独特の縞模様が美しい「オニキス」


鉱石ナイフに向いている鉱石4つ目は、独特の縞模様が美しい「オニキス」です。オニキスは、黒系のブラックオニキス、赤系のサードニクスなどが有名ですが、元はメノウと同じ種類の天然石です。メノウの波状の模様が、平行の縞模様になっているものをオニキスと呼びます。

縦縞が美しいオニキスを使った鉱石ナイフは、縦に色の変わる刃をもつ美しいナイフになります。また、オニキスは、ガラスのような独特の透明感をもつので、薄いナイフにした時の美しさは格別です。

鉱石ナイフの材料は?

鉱石ナイフの材料①天然石などの鉱物

鉱石ナイフの材料1つ目は、ナイフの刃の部分として使う天然石などの鉱物です。鉱物の種類は、メノウ、水晶、ラピスラズリ、フローライト、ブラッドストーン、黒曜石など、様々な鉱物が使われますが、自作する場合は、好みの鉱物を選びましょう。

鉱石ナイフの材料として使う鉱石は、薄くスライスされているものを用意すると良いでしょう。厚みは、4mm〜6mmほどが扱いやすいと言われています。鉱石ナイフの材料として売っているものは、通販などで購入することが可能です。

鉱石ナイフの材料②持ち手・グリップ

鉱石ナイフの材料2つ目は、持ち手・グリップです。ナイフは飾っておくだけであれば、刃の部分だけでも良いですが、ペーパーナイフなどとして使う場合は、絶対に持ち手をつけて使いましょう。鉱石ナイフの材料としての持ち手は、通販で買うこともできますし、木などを使って自作することも可能です。

鉱石ナイフの持ち手・グリップにまでこだわりたい場合は、木片を購入して、使いやすい形の自分専用のグリップを製作しても良いでしょう。グリップを自作する場合は、木をミニルーターやなければ彫刻刀などで切り出して形を作り、サンドペーパーなどで磨き、コーティング剤で仕上げます。

グリップもしっかりと形を整えて磨きます。鉱石ナイフの刃の部分もグリップの部分も自作することができますので、ナイフの形にぴったりのグリップや、グリップの形などにもこだわることができ、完全に自分オリジナルのアイテムを作ることが可能です。

鉱石ナイフの作り方は?


自作鉱石ナイフの作り方①道具を用意する

自作鉱石ナイフの作り方1つ目の工程は、道具を用意する、です。鉱物を切ったり削ったりするためのミニルーター、ミニルーターに取り付けて使うダイヤモンドカッター、切った鉱物を整えるためのダイヤモンド砥石、砥石と砥石直し、ダイヤモンドシート、ヤスリとサンドペーパー、白棒と青棒を用意します。

卓上フライス盤やベルトサンダーもあると、さらに便利です。鉱物は、種類によって硬さが違いますので、鉱石の硬さに合わせた砥石や研磨剤を用意しておきましょう。鉱石ナイフの美しさは、手間をかけた磨きによって作られますので、砥石やサンドペーパーは、粗いものから細かいものまで用意しておきましょう。

鉱石ナイフで使う鉱石は、鉱物としては柔らかく加工しやすいものが多いですが、それでもやはり硬いので、力の入れ方によっては割れることもありますし、破片が飛ぶこともあり、怪我の恐れがあります。工具も使い方によっては危険な場合がありますので、慎重に作業するようにしておきましょう。

自作鉱石ナイフの作り方②鉱石をナイフの形に切り出す

自作鉱石ナイフの作り方2つ目の工程は、鉱石をナイフの形に切り出す、です。ミニルーターの先端に、ダイヤモンドカッターをつけて、鉱物をナイフの形に切り出します。きれいに切り出すために、ダイヤモンドカッターと鉱物の間に水を絶やさないようにしましょう。

鉱石ナイフを切り出す際、ダイヤモンドカッターまたは切っている鉱物が乾いてしまうと、火花が飛んでしまう場合がありますし、鉱石の粉が煙のように舞う状態は、ダイヤモンドカッターにも人体にもよくありませんので、しっかりと水をつけるようにしましょう。

鉱石ナイフを切り出す際、水を絶やさないようにしていても、多少の鉱物の粉が舞う可能性はありますので、マスクやゴーグルを着用して行いましょう。粉塵をなるべく吸い込まないように、換気しながら作業することも忘れないようにしましょう。万が一目に入った場合は、すぐに病院に行くようにしましょう。

自作鉱石ナイフの作り方③鉱石をナイフの刃を作る

自作鉱石ナイフの作り方3つ目の工程は、鉱石をナイフの刃を作る、です。切り出した鉱石の刃になる部分の両面、側面には、事前にペンなどを使って印をつけておくと良いでしょう。側面は中心になる部分に印をつけ、その印を基準にして厚みを調整しますので、重要です。

つけた印を基準にしながら、ダイヤモンド砥石、サンドペーパーなどを使って、刃を削り出していきます。最初は目の粗いものを使い、徐々に目の細かいものに変えていきます。その際も、しっかりと水をつけて作業しましょう。時間はかかりますが、しっかりと納得がいくまで研ぐことで、美しく滑らかに仕上がります。

鉱石ナイフの刃をきれいに削り出すコツは、砥石にピッタリと鉱物の削りたい面が当るように置いて研ぐことです。こうすることで、きれいに面ができあがります。全体を均一になるように作業することで、さらに美しくなりますので、全体を確認しながら研いでいきましょう。こうして研いで行くと、かなりの切れ味になります。

自作鉱石ナイフの作り方④刃を仕上げて持ち手をつける

自作鉱石ナイフの作り方4つ目の工程は、刃を仕上げて持ち手をつける、です。最後は、刃物の切れ味を出すための白棒と鏡面仕上げのための青棒を使って、刃をピカピカに磨き上げます。これで刃は完成です。

持ち手になるグリップ部分は、木材を材料として自作してもいいですし、専用のアイテムを購入することも可能です。用意したグリップと鉱石で作った刃を接着剤などでしっかりと固定したら、鉱石ナイフのできあがりです。

グリップ部分は、自由な作り方で自作することができますが、透明感のある刃、模様がしっかりしている刃など、刃のイメージに合わせて、グリップ部分の色、塗料やコーティング剤などを変えることで、オリジナルの鉱石ナイフをさらに楽しむことができるでしょう。

独特の魅力を持つ鉱石ナイフ作りを楽しみましょう

見ているだけでときめく鉱石ナイフは、色も形も同じものは一つとしてなく、自分で作ることでさらに愛着の湧くアイテムです。古代から身近に使われている道具としても有名なところも合わせて、ロマンあふれるところも魅力です。

鉱石ナイフを自作する場合、材料にお気に入りのパワーストーンを使ったり、刃の形をデザインしたり、グリップの作り方にもこだわったりすることができます。しっかりと光り輝くまで研ぐ作業は、時間も根気もかなり必要ですが、できあがったものの素晴らしさはひとしおですので、ぜひチャレンジしてみてください。

様々な効果があることで有名な天然石ですが、石の特徴を知ることで、鉱石ナイフにもますます愛着が湧くかもしれません。こちらの記事もチェックしてみてください。

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