あんぽんたんの意味と語源6選｜あんぽんたんとは方言？

あんぽんたんの類語は？

あんぽんたんの類語①オタンコナス

あんぽんたんの類語1つ目は、オタンコナスです。その意味は、間抜けであったり愚鈍な人を指すものとされています。聞いただけではなんとなく可愛らしい感じはしますが、語源は吉原の遊郭で使われていた「おたんちん」という言葉であるという説があります。

「おたんちん」は、主に遊女達が嫌なお客を影で言う際に用いられていました。おたんちんは、小さい男性の性器を指す「短珍棒（たんちんぼう）」に、嫌味を込めて丁寧に「御」を付けて、それが言いづらかったため省略した結果「おたんちん」と呼ばれるようになったということです。

オタンコナス自体は、冗談混じりに使われることも多い言葉ですが、こういった説を聞くとなかなか言いづらい気もしますよね。幾ら使いやすいと言っても、軽々しく口にすることはなるべく避けたいものです。

あんぽんたんの類語②薄鈍（うすのろ）

あんぽんたんの類語2つ目は、薄鈍（うすのろ）です。「薄ら馬鹿」と「鈍い」という言葉を組み合わせた言葉とされています。主に、動きが遅く物事の理解が遅い人に向けた罵倒の言葉として使われます。あんぽんたんやオタンコナスよりも、強い悪意が込められていると言っても過言ではありません。

なかには、薄鈍など人から罵倒され嫌な思いをしてしまった人もいるかもしれません。もし、職場の上司や同僚にこういった度を過ぎた罵倒の言葉を言われたとしたら、我慢せずに対処しましょう。下記の記事では、パワハラを受けた時にとるべき対処法をまとめています。

あんぽんたんの類語③とんちんかん

あんぽんたんの類語3つ目は、とんちんかんです。あんぽんたんと響き自体似ていますが、言動や行動の辻褄が合わなかったりちぐはぐである人のことを指します。

とんちんかんの由来は、鍛冶屋の職人が二人組で作業する時の音から来ていると言われています。熟練の職人たちが鋼を打つ時は「トン、テン、カン」という規則正しく安定した高さの音が鳴りますが、まだ未熟な職人だと的がずれた場所を叩いてしまうため、「トン、チン、カン」というちぐはぐな音が鳴ります。

この事から、物事の辻褄が合わない、または言う事やる事がずれていてちぐはぐである人を「とんちんかん」と呼ぶようになったというのが通説です。周囲に、なんとなくとんちんかんだなぁと思う人はいませんか？そんな人には、それとなく下記の落ち着く寝室インテリアを進めてみてはいかがでしょうか。

知ると意外と興味深い「あんぽんたん」

今回は、あんぽんたんの意味と語源や類語などについてご紹介していきました。いかがでしたでしょうか？なかなか日常的に使うことは少ない言葉ですが、調べてみると色々な歴史が見え隠れして興味深いことが次々出て来ますよね。あの一言に多くの説が唱えられていることに、驚いた方もいるかと思います。

年配の方がよく使われているという印象が強かったあんぽんたんですが、ネットを中心に、だんだんと若い世代でも興味を持つ人が多くなってきているようです。確かに響きだけを聞くとなんとなく面白そうなので、積極的に使いたくなってしまいますよね。

しかし、あんぽんたんの意味的には基本的に相手の悪いところを指摘するものなので、身内や友人など親しい間柄の人を相手に軽々しく言うのは避けたいものです。また、もし万が一自分が人からこういった言葉を言われた時は、冗談混じりだとしても自分の行動や言動を省みれるようになりたいですね。