
手作りつるし雛の簡単な作り方は?ひな祭りの金魚やふくろうのさげもんも
更新:2019.06.21
つるし飾りやさげもんなどの「つるし雛」は華やかで可愛らしいですよね。難しそうに見えるけれど、一つ一つの細工はとても簡単にできますよ!ご自分で手作りして飾ってみませんか?ちりめん細工の作り方と併せて、折り紙飾りの作り方もご紹介いたしますので、お子さんと一緒にひなまつりを楽しんでくださいね。
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INDEX
つるし雛とは?
つるし雛はひな祭りの飾り
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「ひな祭り」と聞いてパッと思い浮かぶのは、お内裏様とお雛様の並ぶ、ひな人形ではないでしょうか。つるし雛は、お雛様と同じように女の子の成長を願って飾り付けられる、ひな祭りの飾りです。たくさんの細工を赤いひもでつるし、ひな祭りの時期に飾ります。
始まりは古く、江戸時代の後期から伝わる習わしと言われています。昔は庶民にとってひな人形は高価なものであり、簡単に手に入れられるものではありませんでした。そのため、ひな人形の代わりに、つるし雛は作られていました。
つるし雛は、ひな人形のように全国的に広まっていたわけではなく、つるし雛を飾る風習がある地域と、そうでない地域がありました。ですが今ではその可愛さと、飾る場所を選ばない便利さから、広く受け入れられてるようになっています。つるし雛だったら、ちょっとしたスペースにも飾れ、出し入れも簡単ですよね。
昔のつるし雛は心のこもった手作り品
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つるし雛の細工を作っていたのは、お母さんやおばあちゃん、近所の人など生まれた子にとって身近な人たちでした。家にある着物や布団のはぎれを持ち寄って、一つ一つに思いを込めながら手作りしていたといわれています。つるし雛の職人さんが作っていたわけではなかったのですね。
今のように病院や産院が整っていない時代、お産は命がけと言われ、子供も無事に成長するとは限りませんでした。現代も子供の成長を願うものではありますが、昔はそのような事情もあり、子供の成長を願う気持ちがことさらに強かったのではないでしょうか。
つるし雛の小物の意味
つるし雛の細工は、地域によって多少の違いはありますが、およそ50種類の細工があります。どれも縁起ものばかりを細工にしてあり、動物や野菜、花、子供の玩具、打ち出の小づちや絵馬、七宝毬などをはぎれで作ります。赤い色の細工が多いのは、昔から赤色に魔除けや護身の力があるとされているためです。
細工の数や吊り下げる江戸打ちひもの数も、偶数ではなく奇数で飾ります。偶数では数が割り切れるため、つるし雛は全て奇数を基本として飾られています。
たくさんの細工にはそれぞれに意味があり、災難や厄除け、長寿、子孫繁栄、無病息災、食べるものに困らないよう五穀豊穣の願いをかけて作られています。つるし雛でよくみられる細工の意味を簡単にではありますが、ご紹介させていただきます。
つるし雛の細工の意味は?
- 桃:花や葉、種に至るまで薬効があるため、邪気払い・悪霊払い、延命長寿の意味がある。
- 三角:三角には薬袋の意味があり、無病息災を願う
- 猿:猿を去るにかけて、病気が去っていくことを願う。
- 花:縁起の良い梅をかたどったもの。可愛らしく育つように願いを込めて。
- 金魚:幸福を招くとされる金魚に、子孫繁栄、福徳富貴などを願う。
- フクロウ:知恵に恵まれる、幸福を招くという意味がある。
- ウサギ:素直で優しい子に育つように。目が赤いことから魔除けとしての意味もある。
日本三大つるし飾りとは?
つるし雛の風習がみられる地域
つるし雛には、地域によって飾る細工が異なります。手作りの細工には、その地域の特色が表れていて、見比べてみると違いが良く分かります。つるし雛で有名なスポットは、伊豆、柳川、酒田となっており、毎年盛大につるし雛のお祭りが開催されています。可愛いつるし雛を一目見ようという観光客でにぎわっています。
「雛のつるし飾り」「さげもん」「傘福」
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つるし雛の名称も地域によってそれぞれ異なり、伊豆は、「雛のつるし飾り」柳川は、「さげもん」酒田は、「傘福」と呼ばれます。3つとも呼び方が全く違いますが、どれもつるし雛の名前なんですよ!面白いですね。それでは、地域ごとにつるし雛の特色や言われなどを見ていきましょう。
日本三大つるし飾りをご紹介!
【1.静岡・伊豆】雛のつるし飾り
「雛のつるし飾り」は、静岡県伊豆の稲取地方に伝わる、つるし雛の風習です。長女の初節句に母や祖母などの手作りによって準備され、ひな人形の両脇に飾られます。100年以上の歴史ある習わしですが、昔は成人やお嫁入りなどを節目としてどんど焼きに出していたため、古いつるし飾りは保存されていないそうです。
正式名称「雛のつるし飾り」も平成に入ってから名付けられ、以前は「ツルシ」の名で親しまれていました。伊豆の中でも、雛のつるし飾りは稲取地方にだけ伝わる風習だったようで、近隣の町には見受けられなかったそうです。
「雛のつるし飾り」はたくさんの飾りが圧巻!
雛のつるし飾りは、5本の赤い江戸打ちひもにそれぞれ11個の飾りを付け、全部で55個となるように飾ります。これをもう一つ作り、一対として110個の飾りで女の子の成長を祝います。
桃、猿っ子、三角の細工を中心に、ウサギ、金魚、鶴、這い子人形などを飾っていきます。つるし飾りの細工が110個とたくさんあるので、お雛様と一緒に飾り付けるととてもにぎやかな雰囲気ですね。桃の節句の時期には、神社などで雛のつるし飾りのお祭りが行われています。
2.福岡・柳川「さげもん」
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「さげもん」は、福岡県柳川に伝わるつるし雛の風習です。柳川藩の奥女中たちは、お姫様が誕生するとお琴の爪などを入れる袋や玩具を着物のあまり布で縫い、祝いの贈り物にしていたそうです。これがさげもんの始まりとされ、次第に赤い糸に下げてつるし雛の形で楽しむようになったそうです。
さげもんは、1本の赤い江戸打ちひもに7個の細工を下げていき、下げ輪と呼ばれる竹の輪に、全部で7本結んでいきます。輪の中心には、主に柳川まりを2つ飾ります。細工の数は諸説ありますが、7個×7本で49個と中心の毬2個を合わせて51個が、柳川では一般的とされています。
江戸時代の女性は、人生50年と言われていたため細工を51個とし、「1年でも長生きしてほしい」という子供への願いを込めました。さげもんは、それを二つ揃えて1対とし、雛飾りの両脇を飾ります。
「さげもん」は単一の美しい柳川まりも見どころ!
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さげもんは、雛飾りをにぎやかに飾るさげもんの他にも、単一の細工を飾り付ける種類があります。さげもんと雛のつるし飾りや傘福との違いは、単一のさげもんです。毬だけを飾った色鮮やかな単一のさげもんは、インスタグラムなどにも投稿されていますよね。
毬だけじゃない!種類の豊富な単一のさげもん
その他にも、扇形やちょうちょの紙細工、水引き、松ぼっくり、ほおずきなど、単一のさげもんは種類が多く、もう一つの見どころでもあります。また、畳の生産が盛んな地区では、い草で作られた傘を飾った単一のさげもんが古くから作られていたそうです。その素朴な雰囲気は、さげもんの原点を見ることができます。
3.山形・酒田「傘福」
「傘福」は、山形・酒田市周辺に伝わるつるし雛の風習で、赤い傘の中につるし細工を飾ります。笠福と書くこともあるそうです。酒田市は北前船の行き来する港町だったこともあり、京都との交流がありました。
そのためか1765年(江戸時代後期)、地元の山王祭を京都の祇園祭のように盛大に行いたいと酒田の豪商が、京都の人形師に山車の依頼をします。その山車の飾りの中に今の傘福の原型となる傘があったと言われています。
また、古くから傘の中には魂が宿るという言い伝えなども重なり、子供が無事に育つようにと願いを込めて赤い傘につるし雛を飾っていました。傘福は、61種類の細工を下げ、子供の成長を願います。江戸時代には、ひと針ひと針願いを込めて手作りし、観音堂や神社に奉納していたそうです。
「傘福」は魚の細工を見つける楽しさ!
傘福といえば、何と言っても天蓋の赤い傘です。雛のつるし飾りやさげもんとは、少し雰囲気が異なりますよね。細工も、七宝、宝袋、宝珠、分銅、蔵のカギなど商売繁盛を願ったものが多く、傘福の特徴といえます。
また、細口カレイやイカ、タコといった海の幸の細工も見受けられ、湊町らしいつるし雛といえそうです。山王クラブの999個の細工からなる宝尽くしの傘福は、酒田の名物になっています。ひな祭りの時期に足を運んでみてはいかがでしょうか。
金魚のつるし雛の作り方は?
【手作りのつるし雛】ちりめん金魚の道具と材料
金魚には、お金に困らないという言い伝えがあり、つるし雛の細工に仲間入りしています。つるし雛は魔除けの意味も込めてあるので、今回は赤い金魚にしてみましたが、白やピンク、赤っぽい柄物の布で手作りしても十分可愛いですよ。
つるし雛の金魚を作るときの材料と道具は下にリストアップしています。ちりめん布はネットや手芸店で扱っていますが、100均ショップでもちりめん風の布を取り扱っているので、是非チェックしてくださいね!
ちりめん金魚に必要な道具
- 裁ちばさみ
- 針と糸、まち針
- ピンセット(なくてもOK!)
ちりめん金魚の材料
- ちりめん布(赤)
- 糸
- 綿
- 赤と白のフェルト(少々)
- 黒のビーズ、または目のパーツ
- 木工用ボンド(あれば手芸用ボンド)
【手作りのつるし雛】金魚・胴体の作り方
それでは、ちりめん金魚の簡単な作り方のご紹介です。胴体の作り方は、縦5cm×横4cmの四角の中にレモン型を描き、線の通りにちりめん布をカットします。3~5mm程度内側を波縫いしていき、尻尾とつながる部分を返し口にして、布を裏返します。ちりめん布を裏返したら、背びれになる部分を波縫いします。
背びれ部分を縫い終わったら、胴体に綿を詰めていきます。ふっくらと丸みを帯びるように綿を詰め込んでください。端の方までしっかり詰めるときにピンセットを使うときれいに入ります。
【手作りのつるし雛】ちりめん金魚・尾ひれの作り方
ちりめん金魚の尻尾の作り方は、縦7cm×横7cmの四角の対角線を引いて三角にし、対角線を波状にして布をカットします。布端の3~5mmの部分を波縫いして、布を裏返します。返し口は、3~4cm程とり、金魚の腹側に来るようにしてください。
布を裏返したら、綿を詰め込んでいきます。尻尾の細部は明地などを使ってきれいに裏返すようにするときれいに仕上がりますよ。綿を詰め終わったら、返し口のところをぐし縫いしてぎゅっと寄せ、胴体に縫い付けていきます。
【手作りのつるし雛】ちりめん金魚・目と胸びれの作り方
ちりめん金魚の目の作り方です。白いフェルトを縦8mm×横8mm程度に丸く切り抜き、黒4mmの目玉ボタン(黒のビーズでもOK!)を縫い付けるかボンドでとめます。胸びれの作り方は、縦2.5cm×横1.5cmの赤のフェルトに魚のひれを描いてカットします。
目と胸びれだけでも十分金魚らしくなりますが、お好みで口の部分に糸で縫いこみを入れると金魚らしさが増して可愛さがアップしますよ。玉結びと玉止めは、金魚の胴体を縫い合わせた所に来るようにすると目立ちにくくなります。玉止めをした後に、針先で縫い目に入れ込んでもいいですよ。
ふくろうのつるし雛の作り方は?
【手作りのつるし雛】ちりめんフクロウの道具と材料
つるし雛のふくろうは、「不苦労」という意味が込められています。幸せを願いながらちりめんフクロウを手作りすれば、きっと生まれた子に福を授けてくれますよね。ちりめんフクロウの材料と道具は下の通りになります。
ちりめん布は、薄紫でなくても、青やピンクのふくろうでも可愛いので、お好みで選んでくださいね。お腹の部分の白いちりめんも薄いクリーム色に変えても可愛らしいですよ。目玉のボタンは、100均ショップにシールタイプが置いてあるので、そちらを使うと簡単ですよ!
ちりめんフクロウに必要な道具
- 裁ちばさみ
- 針と糸、まち針
- 目打ち、ピンセット(なくてもOK!)
ちりめんフクロウの材料
- ちりめん布(薄紫:縦6cm×横6cm、白:縦4cm×横4cm)
- 糸
- 綿
- 白と黄色のフェルト(少々)
- 目玉ボタン、黒のビーズ
- 底用の厚紙(直径2cmほどの丸型)
- 底面用のちりめん布(直径3cmほどの丸型)
- 木工用ボンド(あれば手芸用ボンド)
【手作りのつるし雛】ちりめんフクロウ・胴体の作り方
簡単なちりめんフクロウの作り方をご紹介いたします。胴体の作り方は、まず、縦6cm×横6cmの四角い布(薄紫色)と、縦4cm×横4cmの四角い布(白色)を準備し、どちらもスコップのような形にカットしてください。カットしたら2枚の布を中表にして、底辺を合わせ両端を小さな波縫いで縫い合わせていきます。
薄紫色のちりめん布は、上の方が開いたままなので、波縫いで縫い閉じてください。縫い終わったら、表に返して先のとがっている部分を目打ちや待ち針などできれいに返してくださいね。
返した部分がフクロウの顔とくちばしになります。表に返したら、先のとがっている部分を1.5cm程折って胴体に縫い付けます。縫い終わったら綿を詰めていきます。
【手作りのつるし雛】ちりめんフクロウ・底面の作り方
ちりめんフクロウに綿を詰め終わったら、底に厚紙を当てていきます。底面の作り方は、まず、ちりめんフクロウの開いている部分を波縫いして軽く絞ってギャザーを寄せます。ぎゅっと絞らなくても、底に厚紙を当てるので大丈夫ですよ。直径2cmの丸い厚紙と、一回り大きい直径3cmの白いちりめん布を準備してください。
丸くカットした白いちりめん布に、厚紙を置いて布端3~5mmのところを大きく波縫いしていきます。縫い終わったらぎゅっと絞って布がぴんと張った状態にし、ひと針返し縫をして玉止めをします。続いて、ちりめんフクロウの底にまつり縫いして縫い付けます。
ちりめん布と厚紙をボンドで貼ってみたのですが、くにゃっと曲がってしまいました。針と糸で仕上げた方が、仕上がりはきれいに出来ましたよ。お好みでどうぞ!
【手作りのつるし雛】ちりめんフクロウ・目とくちばしの作り方
ちりめんフクロウの目とくちばしの作り方です。くちばしは、黄色のフェルトを底辺7mm、高さ8mm程の三角形にカットしてください。大きさに決まりはないので、お好みで変えてくださいね。色も黄色がなければ、茶色はクリーム色で構いません。カットできたら、フクロウのくちばし部分にボンドで貼り付けます。
目の作り方は、縦8mm×横8mm程の白いフェルトを丸くカットして、目玉ボタンを縫い付けるかボンドでとめます。出来上がったら、胴体にボンドで貼り付けてください。目玉ボタンの差し込み型なら直接胴体に差し込んでボンドでとめます。白のフェルトをカットせず、スパンコールを使っても代用できますよ。
うさぎのつるし雛の作り方は?
【手作りのつるし雛】ちりめんウサギに必要な道具と材料
ちりめんウサギは、赤い目に霊力があると考えられ魔除けの意味を込めて作られています。ちりめんウサギの材料と道具は下の通りになります。
ちりめんウサギに必要な道具
- 裁ちばさみ
- 針と糸、まち針
- 目打ち、ピンセット(なくてもOK!)
ちりめんウサギの材料
- ちりめん布(白、赤)
- 糸(白、赤)
- 綿
- 厚紙(長さ3.5cm、幅2.5cmの楕円形)
- 底用のちりめん布(厚紙の一回り大きなサイズ)
- 赤のフェルト(赤のビーズ、デコパーツでもOK!)
- 木工用ボンド(あれば手芸用ボンド)
【手作りのつるし雛】ちりめんウサギ・胴体の作り方
ちりめんウサギの胴体の作り方は、まず、半円のカーブの部分を中表にして、小さな波縫いで縫い合わせます。表に返して、綿を詰めていきます。詰め終わったら、開いている部分の布端3~5mmのところを波縫いし、軽く絞って玉止めをしておきます。フクロウのときと同じで、少しギャザーが寄った状態になります。
【手作りのつるし雛】ちりめんウサギ・底面の作り方
ちりめんウサギの底がきれいに隠れるように、厚紙を当てていきます。厚紙より一回り大きい白のちりめん布を準備し、布端3~5mmのところを波縫いします。厚紙を置いて、ぎゅっと絞ってギャザーを寄せ、玉止めします。続いて、ちりめんウサギの胴体にまつり縫いで縫いつけていきます。
【手作りのつるし雛】ちりめんウサギ・耳の作り方
ちりめんウサギの耳の作り方は、耳の形にカットした白と赤のちりめん布を中表にして、小さな波縫いで縫い合わせます。二つとも縫い合わせたら、表に返しますが、小さなパーツなので、ピンセットなどを使った方が作業しやすいですよ。
耳の根元を半分に折って、縫い合わせます。この時、布端も少しほつれないようにざっと2~3回かがり縫いしておくと、胴体に差し込むときにスムーズに入りますよ。耳ができたら、胴体にハサミなどで小さな穴を開け、ボンドでとめます。
【手作りのつるし雛】ちりめんウサギ・目と尻尾の作り方
ちりめんウサギの目と尻尾の作り方です。目は、赤いフェルトを直径4mmほどに丸くカットしてボンドで貼り付けてください。赤いビーズでも代用できますよ。尻尾の作り方は、直径2cmの丸いちりめん布の周りを波縫いし、綿を詰めて胴体に縫い付けます。
口元は、なくても構いませんし、赤い刺しゅう糸などを2本どりにし、フライステッチをしても可愛いですよ。フライステッチは、横に糸を渡して、緯糸のちょうど真ん中に来るように針を出し、縦に糸を渡してちょうどY字型になるようにします。ここまでくれば完成です!
手作りつるし雛の材料ご紹介!
簡単!小さなつるし雛のキット【初心者用】
【Panami】ちりめん細工キットひなまつり・福傘つるしびな(ピンク)
- 価格: 2,235円(配送料無料)
- 出来上がりサイズ:約直径12.5cm×高さ28cm
- 制作時間目安:約150分
- セット内容:ちりめん、紐、房、座金、金ビーズ、真球スチロール、型抜き金ボール紙、紙管、丸抜きボール紙
- 準備する道具:はさみ、ものさし、ボンド、両面テープ、目打ち、黒ペン、針
こちらは初心者の方でも簡単に楽しめるよう、つるし雛が縫わずに手作りできるキットになっています。真ん中にお雛様とお内裏様がちょこんと座っていて、とても可愛らしいデザインです。小さなサイズなので、飾る場所を選びません。
テーブルに飾りたい場合は、後ほどご紹介するつるし飾り用のつるし台(品番:TD-3)があると便利ですよ。(キットには含まれていません。)
簡単!小さなつるし雛のキット【中級向け】
【Panami】ちりめん細工キット・つるしかざりのおひなさま(ピンク)
- 価格:1,728円(prime/配送料無料)
- 出来上がりサイズ:約直径10cm×高さ28cm
- 所要時間:約90分
- セット内容:ちりめん、リング、金紐、赤紐、黒紐、貝型スチロール、スチロール玉、笏と扇、竹ひご、金ビーズ、顔用ビーズ、黒ビーズ、冠、綿
- 準備する道具:はさみ、ものさし、ボンド、両面テープ、目打ち、カッターナイフ、針、縫い糸
こちらは、先ほどのものと大きさはあまり変わりませんが、針と糸で縫うタイプのつるし雛のキットになります。お花やお雛様をチクチク縫って、可愛いつるし雛を簡単手作りしてみませんか。綿もキットに含まれているので、すぐに始められますよ。
こちらもつるし飾り用のつるし台は含まれておらず、テーブルなどに飾りたい場合は、後ほどご紹介するつるし台(品番:TD-3)があると便利です。
つるし飾り用のつるし台
【Panami】つるし飾り用・つり台(35cm/黒/TD-3)
- 価格:883円(prime/配送料無料)
- 仕様:つるし飾り用
- 品番:TD-3
- サイズ:35cm
先ほどご紹介しました2つのキットに合わせられるつるし台になります。テーブルに置く場合のみ必要で、天井や壁などに飾る場合はなくても大丈夫です。高さが合えば、手芸店などで売っているものでも代用できますよ。
本格派のつるし雛手作りキット
【京ちりめん】つるし飾りキット・傘宝つるし飾り(ピンク)
- 価格:2,020円(別途送料175円)
- サイズ:約直径10.5×長さ40cm
- キット内容:ハンガースタンドLサイズ、ちりめん、紙管、ボール紙、紐、刺し目
- 用意する物:綿(約20g)はさみ、ものさし、ボンド、両面テープ(1cm巾、5mm巾)、目打ち、黒ペン、縫い糸、縫い針、針、ほお紅
こちらはちりめんの細工が、全部で11種類作れる少し本格的なキットになります。桃、フクロウ、ウサギ、金魚、椿など、材料がそろっているので簡単に手作りできますよ。つるし台も付いているので、テーブルに飾るもよし、天井からつるすもよしお好みで選んでください。
豪華な輪飾り!手作りつるし雛キット
【タカギセンイ】京ちりめん・手作りキット(七本飾り/紅白リング付き)
- 価格: 6,099円(配送料無料)
- サイズ:不明
- 所要時間:約900分(下げ飾り・1種あたり・約120分)
- セット内容:・下げ飾り 7種(長さ/約45cm・モチーフ/約6cm前後)子宝(LH-305)福を呼ぶ(LH-306)長寿(LH-307)金運(LH-308)厄除け(LH-309)五穀豊穣(LH-310)子の成長(LH-311) ・紅白リング(TR-7)直径 約20cm × 高さ 約1.5cm × 厚み 約0.3cm ・説明書1枚
- 別途用意するもの:はさみ、カッター、両面テープ、ペンチ、ボンド、ものさし、縫い針、 糸(黒糸・赤糸・縫い糸)、つるし紐が通る針、目打ち、ほお紅
こちらは全部で20種類以上のちりめん細工が手作りできるつるし雛のキットになります。色とりどりのちりめん細工が鮮やかで、お祝いにぴったりではないでしょうか。少しずつ手作りして出来上がったときの喜びはまた格別ですよ。(つるし台は別売りです。)
簡単!金魚の折り紙飾りの作り方
【簡単!金魚の折り紙】胴体の作り方
View this post on Instagram#折り紙金魚#折り紙#つるし飾りに 参考URL https://youtu.be/RZLZEuqXT6U
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簡単な金魚の折り方をご紹介しています。子供の日などによく作られる折り紙の兜と、途中まで作り方は同じになります。兜が金魚に変身するので、驚きもあって楽しめますよ!ぜひお子さんと一緒に手作りしてください。
最初に三角になるよう半分に折ります。もう1回半分に折って、対角線に2本の折り目を付けます。折り紙を三角の状態にし、両端の角を頂点で合わせております。上に持ってきた両端の角を今度は半分に折って、下の角に合わせます。上下を逆さまにして、今折った角を斜めに折り広げます。
下の角を上の角と少しずらして折ります。今折った部分をもう一度上に折ります。裏側も真ん中で一度上に折って折り目を付けると兜の出来上がりです。
【簡単!金魚の折り紙】胴体から尻尾の作り方
兜の裏面を下に下げ、横に広げると金魚らしくなります。続いて、裏側の折り目を付けた部分に1cmほど残して、はさみで切り込みを入れます。今切り込みを入れた部分を一度上にあげて元に戻し、角に1cmほどの折り目を付けます。
上にあげた折り紙が尻尾になります。尻尾の部分を胴体部分から離して、下におろしていきます。先ほど付けた折り目を指で押しながら、尻尾になる部分を挟み込み、お腹の部分を内側に折り込むと出来上がりです。下の動画は、金魚の作り方を分かりやすく解説してありますので、ぜひご覧くださいね!
折り紙の作り方はたくさんありますよね!こちらでは、簡単な金魚をご紹介いたしましたが、紙風船やハート型の紙風船などもつるし雛に飾ると可愛いですよ。下の関連記事に作り方をご紹介していますので、是非チェックしてくださいね!
簡単!ふくろうの折り紙飾りの作り方
【簡単!ふくろうの折り紙】顔と胴体の作り方
View this post on Instagram#折り紙フクロウ#折り紙#つるし飾りに 参考URL https://youtu.be/pLvYzQ64UqI
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折り紙で簡単にフクロウが作れます。お子さんでも折りやすいような簡単な手順ですので、ぜひご一緒にどうぞ。ほかの折り紙の細工と比べると少し大きめなので、折り紙を1/4の大きさにして折るとちょうどいいサイズになりますよ。
まず、三角になるよう半分に折り、もう1回半分に折って、対角線に2本の折り目を付けます。折り目を付けたら折り紙を広げて、上の角を中央の線に合わせて折り目を付け、その折り目にまた同じように角を合わせます。
折り紙の両端を1cm程度内側に折っていきます。次に、下の角を上の角にくっつけて折ります。続いて、今折った下の角を少し折り曲げてくちばしを作ります。
【簡単!ふくろうの折り紙】翼の作り方
折り紙の右端の角が中央に来るように少し斜め気味に折ります。一旦開いて、今つけた折り目に、右端の角を合わせて折り込み、再び折ります。折り紙を裏返しにして、何も折っていない方、右端を左端ギリギリまで持ってきて折ります。
左下の角を今折った斜めのラインに合わせて折り、袋になっている部分を開いて押しつぶすように折ります。最後に右端の顔部部にあたる角を折り、裏返したらフクロウの形になっています。後は、目と模様を描けばフクロウの完成です!下の動画は、フクロウの作り方がスピーディーにチェックできますよ!
フクロウは苦労知らずの意味があり、幸せになれる縁起の良い鳥ですが、鶴もまた縁起の良い鳥として知られていますよね。こちらの関連記事には、基本の折り鶴のほか、一風変わった鶴の作り方や、鶴の箸袋やポチ袋の作り方もご紹介していますよ!どうぞご覧くださいね。
簡単!うさぎの折り紙飾りの作り方
【簡単!うさぎの折り紙】風船ウサギの作り方
風船ウサギは最後に膨らませるのが楽しみでもありますよね。ぷーっと膨らませてつるし飾りとして飾ってみてくださいね。それでは、作り方のご説明をしたいと思います。まず、折り紙を裏返しにして縦半分、横半分に折ります。四角の中に手を入れて開いて三角を作ります。反対側も同様です。
三角の両端を上の角に合わせて折り上げます。反対側も同じようにしてください。左右の角を中央の線に合わせて折り、裏側も裏返さずにそのまま同じ方向に折ります。今折った裏側部分の角は、下に重ねてください。今折った表側の角を少し開いて、上の角を入れ込みます。左右同じようにします。
ここまで折ったら折り紙を裏返してください。上の角を兜のように折り広げると、耳の形ができます。顔部分とお尻の部分に折り目を付けてから、右の耳と左下を対角線に軽く引っ張ります。顔の中央にある穴から息を吹き込むと風船ウサギの出来上がりです。お好みで目と鼻を描くと可愛いですよ。
手作りのつるし雛でお祝いをしてみませんか?
地域によって特色のあるつるし雛ですが、子供の成長や幸せを願う気持ちはどこも変わりありません。一説によると、インドや中国にもつるし雛と同じような飾りがあるとのことです。我が子の成長を願う親心は、国や時代を超えて通じるものがあるのではないでしょうか。
細工の数を多くそろえなくても、出来る範囲で手作りすれば、お子さんもきっと喜びますよ!つるし雛を手作りして、心温まるお雛祭りをお過ごしください。
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