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イギリスの朝食ポリッジの作り方レシピ6選|オートミールとの違いとは?

更新:2019.06.21

イギリスの朝食ポリッジとは、イングリッシュブレックファーストに並ぶイギリスの定番の朝食です。ボリューミーなイングリッシュブレックファーストもいいですが、簡単でヘルシーなポリッジもなかなかGood。 今回は、イギリスで人気な「ポリッジ」のレシピと作り方、オートミールとの違いなど紹介していきますね。

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ポリッジの特徴4選|オートミールとの違いは?

オートミールとポリッジの違いとは

体重計とメジャー

オートミールとは、イネ科の穀物であるエンバク、オーツ麦、マカラスムギなどを食べやすく加工したものをいいます。一言にオートミールと言っても、加工方法によって様々な種類があります。グラノーラを作ったり赤ちゃんの離乳食を作ったり、栄養価も豊富なのでダイエット食にしたりと最近では日本でもよく見かけますよね。

イギリスのポリッジとは、「ロードオーツ」と言うとても固い押し麦から出来たオートミールを牛乳で煮込んで作ったものを言います。日本では、オーツ麦を加工したものを総称して「オートミール」と呼んでいますが、イギリスのレストランで「オートミール」と注文すると、調理された「ポリッジ」が出てきてしまうんですよ。

「ゴルディロックスと3匹のくま」というお話で、くまのポリッジが女の子に食べられてしまったという場面があります。ポリッジって子供の絵本に出てくるくらいの定番食で、お粥みたいなものなのです。オートミールがお米、ポリッジがお粥といった感じでしょうか。その他イギリス料理についてはこちらの記事もご覧ください。

ポリッジの特徴①食物繊維が豊富

メジャーとグレープフルーツ

ポリッジには水溶性と不溶性の両方の食物繊維が含まれており、白米の2倍にもなる植物性タンパク質が含まれています。食物繊維が豊富なポリッジは程よく水分が蓄えられるため、空腹感を感じることなくダイエットができる優れものです。

水溶性の食物繊維は、食べたものと水分が上手く混ざり、不溶性食物繊維は腸を刺激する作用があります。この両方の食物繊維を含むポリッジは、整腸作用があり辛い便秘を解消するのにとても適しているのです。

ポリッジの特徴②コレステロールを排出する作用がある

腕立て伏せ

動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こす原因と言われるコレステロール。他の食品と違いポリッジの持つ豊富なβグルガンが、溜まったコレステロールを絡めとり身体の外へ排出する働きをしてくれます。


ポリッジに含まれるβグルガンという成分は、血液中のコレストロール値を下げる役割を果たしていて、それによって血管の弾力性が回復し動脈硬化や高血圧の予防対策にもなるのです。ポリッジを食べるだけでお手軽に健康のメンテナンスができるのですね。

ポリッジの特徴➂インシュリンの分泌を抑制する

4個の瓶とフルーツ

甘いものなど糖分が多い食事を摂ると、インシュリンが過剰に分泌され食後の血糖値が急激に上がります。血糖値が高いと糖尿病などのリスクが高まりますよね。ポリッジにはそのインシュリンの急上昇を穏やかにする働きがあると言われています。

全粒穀物であるポリッジは血糖が上昇しにくいため、インシュリンの分泌を抑制する効果があるのです。そのため身体に余分な脂肪を蓄えるのを防ぎますので、ダイエット食にもってこいの食事だと言えるのです。

ポリッジの特徴④精白を行っていない全粒穀物食

木のボールとシュガー

 白米と違い、精白を行っていない全粒穀物食であるポリッジは、外皮を残したまま加工されているのでビタミンやミネラル、鉄分、マグネシウムなど栄養が豊富な食品と言われています。

玄米に比べてもポリッジの栄養価は、鉄分は2倍、食物繊維は3倍、カルシウムは5倍となっており、とてもヘルシーな食べ物なんですよ。

ポリッジの作り方は?【基本レシピ】

塩と水で作る昔ながらのイギリスのポリッジレシピ

塩味のポリッジ

現在では、はちみつをかけたりナッツ、フルーツなどのトッピングでおしゃれでインスタ映えもするポリッジですが、昔の家庭で作るポリッジとは、甘いポリッジとは違い、オートミールに水とひとつまみの塩を入れて煮たシンプルな作り方のポリッジが主流だったそうなんです。それではその基本のレシピから紹介します。


材料

  • オートミール 40g
  • 水      200nlから300ml
  • 塩      ひとつまみ

基本のポリッジの作り方(ひとり分)

  1. 小さい鍋に水とオートミールを入れます。
  2. オートミールがお好みの柔らかさになるまで弱火で煮ます。
  3. お好みの柔らかさになったら塩をひとつまみ入れて出来上がりです。

とっても簡単ですよね!こちらは昔風に水と塩だけを使って作るレシピですので、とてもシンプルな味のポリッジになっています。甘くないので、日本のお粥みたいな感じで食べられそうですね。イギリスでもおじいさんの時代では、こういった塩味でシンプルなポリッジの作り方が普通だったのですね。

レンジでチンするポリッジの作り方!

レンジでポリッジ

とても簡単で定番の朝食ではありますが、忙しい朝にゆっくりと鍋を出して煮込んでる暇はない!っていう時もありますよね?そんな時には、この電子レンジでチンするだけで美味しいポリッジができる作り方が大活躍してくれると思いますよ。

材料

  • オートミール 100g
  • 水      150ml
  • 牛乳     75ml
  • 砂糖     お好みで適量

レンジでチンするポリッジの作り方!(ひとり分)

  1. レンジ対応の耐熱容器にオートミールと水を入れます。
  2. ふたはしないで電子レンジに入れ3分ほど加熱します。
  3. オートミールが柔らかくなっていたら一度取り出します。
  4. 牛乳を加えてさっとかき混ぜたらもう一度2分ほど加熱します。
  5. 最後に砂糖を加えて出来上がりです。

吹きこぼれやすいので気をつけて、レンジによって加熱時間は調節してくださいね。鍋で作るのと違いもっとお手軽に出来ますので忙しい朝にもオススメです。

牛乳と砂糖で作る朝食ポリッジ基本レシピ

牛乳のボトル

塩味のシンプルなレシピの後は、現在でもよく食べられているイギリスの甘いポリッジの作り方を紹介しますね。最近ではレストランやカフェなどでもよく見られるのはこちらの甘いポリッジですよね。トッピングに色とりどりの果物やナッツ、はちみつやシロップなどなど見ているだけでも美味しそうでヘルシーなポリッジです。

材料

  • オートミール 50g 
  • 牛乳     300mlから350ml
  • 砂糖     お好みで適量

牛乳と砂糖の甘いポリッジの作り方(ひとり分)

  1. 小さい鍋を用意して、オートミールと牛乳、砂糖を入れます。
  2. オートミールが柔らかくなるまで弱火でゆっくりと煮込みます。
  3. オートミールがとろとろになってきたら出来上がりです。

こちらのレシピは牛乳を使っていますので塩味のポリッジとは違い、牛乳の自然な甘みとまろやかさが優しい味です。お好みではちみつをかけてもいいですし、ナッツや季節のフルーツをトッピングすればお店のポリッジみたいにおしゃれな感じに仕上がりますよ。

ポリッジの作り方は?【アレンジレシピ】

【アレンジレシピ①】ローストバナナのポリッジ

シンプルなポリッジもいいですが、毎回同じ味では飽きてしまいますよね?そんな時には基本のポリッジのレシピをちょっとアレンジしてみてはいかがでしょうか。バナナの甘さが引き立つ「ローストバナナのポリッジ」のレシピなんてお腹も心も満足しそうですよ。

材料

  • オートミール  50g
  • 牛乳  300mlから350ml
  • 砂糖   お好みで適量
  • バナナ 小さめのもの1本
  • シナモン
  • バニラエッセンス 
  • スライスアーモンド適量
  • はちみつ お好みで

ローストバナナのポリッジの作り方(ひとり分)

  1. 牛乳でオートミールをを煮込んで基本のポリッジを用意します。
  2. バナナを一口サイズにカットします。
  3. バナナにバニラエッセンスとシナモンをかけオーブンで10分ほど焼きます。
  4. ポリッジを器に入れローストバナナとスライスアーモンドを乗せます。
  5. お好みではちみつをかけて頂きます。

ローストバナナの自然の甘味とスライスアーモンドの香ばしさがたまらないレシピです。ココナッツミルクが好きな方は、牛乳の代わりにココナッツミルクで作ってみてもまたちょっとアジアンな感じのポリッジになって美味しいですよ。

【アレンジレシピ②】りんごとメープルシロップのポリッジ

オートミールと相性のよいリンゴを使ったレシピは、食物繊維も栄養も豊富でダイエットにぴったりのレシピ。朝食だけでなく、ヘルシーな間食やおやつとしても優秀なポリッジです。

材料

  • オートミール  50g
  • 牛乳  300mlから350ml
  • 砂糖   お好みで適量
  • りんご 半分
  • メープルシロップ お好みで
  • レーズン 適量
  • クルミ  適量

りんごとメープルシロップのポリッジの作り方(ひとり分)

  1. 牛乳でオートミールを煮込んで基本のポリッジを用意します。
  2. りんごはスライスしてメープルシロップと一緒に柔らかく煮ます。
  3. ポリッジを器に盛り、りんごとレーズンやクルミなどをたっぷり乗せます。
  4. お好みでメープルシロップを上からかけて頂きます。

オートミールもりんごも食物繊維がたっぷりですし、牛乳を豆乳に替えて作れば更にヘルシーでダイエット向きなポリッジになりますね。

【アレンジレシピ③】和風ポリッジおじや風

オートミールは味に癖がありませんから、イギリス風のポリッジを和風にアレンジしてもなかなかいけるんです。やっぱり朝はあっさりとした和風な味付けが食べたいという方には「おじや風ポリッジ」なんていかがでしょう。

材料

  • オートミール 40g
  • 水      200nlから300ml
  • かつお出汁  小さじ1
  • 味噌     適量
  • たまご    1個
  • 青ネギ    お好みで適量

和風ポリッジおじや風の作り方(ひとり分)

  1. 牛乳の代わりにかつお出汁を使ってオートミールを煮込みます。
  2. お味噌を適量加え味を整えます。
  3. 卵をかき混ぜたら火を止めます。
  4. 器に入れて青ネギのみじん切りを散らせば和風ポリッジの出来上がりです。

かつお出汁を使ったことでイギリス風ポリッジとは違い、あっという間にあっさりとした和風テイストの朝ごはんに早変わりしちゃいます。

お気に入りのポリッジでヘルシーな朝食を!

和風ポリッジ

イギリスでずっと愛されてきた定番の朝食「ポリッジ」。シンプルなので色んなアイデアで美味しくアレンジできそうですよね。これからちょっと寒くなる季節になりますが、温かいポリッジで栄養満点の朝食を摂れば毎朝しっかりパワーチャージ出来ちゃいますよ!

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