トロ舟ビオトープ池の作り方は?石や自作滝のレイアウトは?
更新:2019.06.21
トロ舟(プラ舟)を使ったビオトープの作り方を知っていますか?最近自作のおしゃれなトロ舟で、素敵なビオトープの池を作る方が増えています。トロ舟に砂や石、植物などの材料さえあれば、滝も簡単に作ることが出来ます。今回はそのトロ舟(プラ舟)を使ったビオトープの作り方を紹介します!
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INDEX
トロ舟(プラ舟)とは?
トロ舟(プラ舟)とはセメントなどを混ぜるときの容器
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トロ舟(プラ舟)とは、セメントなどを混ぜるときの容器のことです。丈夫で安くて扱いやすい材質や形状から、主に左官屋さんなどが好んで使い、セメントを混ぜてコンクリートを作るときに用いられます。
トロ舟(プラ舟)とは合成樹脂製の浅い四角の容器
トロ舟(プラ舟)とは、合成樹脂製の浅い四角の容器のことです。名前にピンと来なくても、実物を見たら、「ああ!」と思いだす人は多いと思います。トロ舟にはいくつかのサイズと色があり、よく見るのは、緑や黒色のトロ舟です。ホームセンターや、ネット販売でも購入することが出来ます。
簡単なトロ舟(プラ舟)ビオトープの作り方は?
簡単なトロ舟(プラ舟)ビオトープの作り方①場所を決める
簡単なトロ舟(プラ舟)ビオトープの作り方1つ目は、トロ舟を置く場所を決めることです。まずは何も入ってないからのトロ舟を持って、仮設置しながら、色々と置き場所を検討してみましょう。
ビオトープに最適な場所は、日当たりが良く平らな場所です。出来ることなら一日中、太陽の光がガンガンに当たる場所ではなく、午前中しっかりと日が当たり、午後は少し陰になるような場所がおすすめです。ビオトープの中には生態系があるので、日の当たり方1つでその成長や水質が変わってきます。しかっりと選びましょう。
また、トロ舟は傾くと一部の場所だけに負荷がかかってしまいます。それを避けるためにも平らな場所が良いですが、もし平らかどうか分からないときは、トロ舟に少し水を張ると傾斜があるか確認しやすくなります。
簡単なトロ舟(プラ舟)ビオトープの作り方②オーバーフローを付ける
簡単なトロ舟(プラ舟)ビオトープの作り方2つ目は、オーバーフローを付けることです。雨が降ったとき、トロ舟の中に水が入り、溢れるのを防ぐために、トロ舟に穴を開けてオーバーフロー管を取り付けておきましょう。取り付けたあとは、水漏れしないか確認しておきましょう。
簡単なトロ舟(プラ舟)ビオトープの作り方③土を底に敷き詰める
簡単なトロ舟(プラ舟)ビオトープの作り方3つ目は、土を底に敷き詰めることです。ビオトープに使う土には色々な種類の土があります。もし水を入れた際に土が舞い上がるのが気になるようなら、上から重みのある砂利を敷いたりする方法もあります。
ビオトープの中には、複数の土を混ぜたりもします。植える水中植物によっては肥料を必要とする植物もあるので、育てるものによって、土の種類を変える必要があります。しかし、水が緑色になる「アオコ」は、水中の栄養分が過剰になると発生しやすくなるので、注意しましょう。
POINT
もしアオコが発生したら!
アオコを作る藻の中には有害な化学物質を発生させるものがあり。それはビオトープはもちろん、人体や動物にも有害です。ペットや、お子さんがいる場所ではアオコを発生させないように気を付けましょう!もし発生した場合は、一度全ての水を抜き、しばらく天日干しをしてアオコを消滅させましょう!
簡単なトロ舟(プラ舟)ビオトープの作り方④石や水中植物を植える
簡単なトロ舟(プラ舟)ビオトープの作り方4つ目は、石や水中植物を植えることです。作りたいビオトープのイメージに合わせて石や植物の素材を選びましょう。水中植物はポットに入れたままでもいいですが、直接植えた方が大きく成長し、水質も安定します。もし流木を使うなら、しっかりとあく抜きして使用しましょう。
簡単なトロ舟(プラ舟)ビオトープの作り方⑤生物を入れる
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簡単なトロ舟(プラ舟)ビオトープの作り方5つ目は、生物を入れることです。生物を入れるのは、水の水質が安定してから入れましょう。約1週間程で安定します。もしこの間に水が白く濁るようなら、少しずつ水の入れ替えを行ってください。
メダカや金魚などは最初水の変化に弱いので、入れるときは、少しずつ水の温度や水質に慣らしてあげてから時間を掛けて入れてあげましょう。
自作トロ舟(プラ舟)ビオトープを作る際の材料・道具は?
自作トロ舟(プラ舟)ビオトープを作る際の材料・道具①トロ舟
自作トロ舟(プラ舟)ビオトープを作る際の材料・道具1つ目は、トロ舟です。トロ舟は合成樹脂製の丈夫な器で、ホームセンターやインターネットで安く手に入れることが出来ます。
自作トロ舟(プラ舟)ビオトープを作る際の材料・道具②オーバーフロー管
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自作トロ舟(プラ舟)ビオトープを作る際の材料・道具2つ目は、オーバーフロー管です。オーバーフロー管は、トロ舟の中に入り込んだ雨水などが溢れるのを防ぐために、取り付けます。
自作トロ舟(プラ舟)ビオトープを作る際の材料・道具③底床材と石
ビオトープに使う土には「砂利」や「赤玉土」、「荒木田土」など色々な種類の土があります。その中でも初心者におすすめなのは、砂利や小石です。この2つは水を入れたときに土が舞い上がりにくく、水が濁ることなく澄んだまま楽しむことが出来ます。
最近はビオトープ専用の土も販売されていますが、ビオトープ好きな方達に最近人気なのは、荒木田土です。荒木田土は粘土質の土で、よく田んぼなどに使用されています。荒木田土の中には、たくさんの微生物や、虫の卵など自然のものがそのまま入っています。使用していると、いつの間にか水草や水中生物が発生したりします。
石はお好みのサイズのものを、好きにレイアウトしてください。同じ大きさのものではなく、高低差がある石の方が、より自然らしく簡単にレイアウトすることが出来ます。
自作トロ舟(プラ舟)ビオトープを作る際の材料・道具④水中植物
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自作トロ舟(プラ舟)ビオトープを作る際の材料・道具4つ目は水中植物です。水中植物は、「浮遊植物」・「浮葉植物」・「抽水植物」・「沈水植物」の4種類のタイプがあります。
その中でもよくビオトープに使われている植物は、丈夫でよく増える「ホテイソウ」や金魚との相性もいい「スイレン」、見た目も可愛く日よけとしても抜群の「ウォーターポピー」や和風のイメージが作れる「トクサ」、沈水植物なら定番の「アナカリス」などがあります。
水中植物は丈夫で繁殖力が強いものも多く、放っておくとどんどん増えてしまいます。しかしあまり増えすぎると、水の中が酸欠状態になったり、光が十分に届かなくなってしまいます。伸びたものは適度に切ったり、枯れたものはすぐに取り除いたりと、良い環境のビオトープが維持できるようこまめに手入れをしてあげましょう。
自作トロ舟(プラ舟)ビオトープを作る際の材料・道具⑤生物
自作トロ舟(プラ舟)ビオトープを作る際の材料・道具5つ目は、水中生物です。水中生物は、ボウフラの発生を防いでくれる役目もあります。どの種類の生物を選ぶかによって、使う植物や砂なども変わってきます。初めにどんなビオトープにしたいのかしっかりとイメージしてから、それに合う生物を選びましょう。
ビオトープ内で飼える水中生物はたくさんあります。定番のメダカや金魚、どじょうや川魚、エビや亀も飼うことが出来ます。しかし、水中生物には相性というものがあり、組み合わせによっては食べられることもあります。混泳させるときはよく確認してから入れましょう。
トロ舟(プラ舟)ビオトープの滝の作り方は?
トロ舟(プラ舟)ビオトープの滝の作り方①砂や石で池のレイアウトを作る
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トロ舟(プラ舟)ビオトープの滝の作り方1つ目は、ビオトープの中に砂や石をレイアウトして、素敵な自然っぽい池を作る。最初は水を入れず、しっかりと配置を決めましょう。この後滝のような雰囲気を出すので、落差を出すために、石は高めに積み上げておきましょう。
トロ舟(プラ舟)ビオトープの滝の作り方②水中ポンプを設置する
トロ舟(プラ舟)ビオトープの滝の作り方2つ目は、水中ポンプを設置します。ポンプは循環式のものだったり、ソーラータイプのポンプもありますが、予算や滝の形により好きなものを選んで下さい。
水中ポンプは、砂の中に隠したり、岩の影になるように隠したりと、あまり見えないようにした方が、より自然な滝に近付きます。設置し終えたら水を入れます。最初は水が濁るので、落ち着くまで1~2日待ちましょう。このあと水中植物や、生物を入れたら完成です。
POINT
メダカは水流に弱い!
水中ポンプを使うと、ビオトープの中は水が流れバクテリアも活発になりますが、メダカは水流を嫌い、流れのない水を好みます。強い水の流れは、メダカにストレスを与え、それが続くと衰弱死してしまいます。ポンプを入れる際は、水がゆっくりと流れるように調節してください。
ビオトープ内で飼うのにおすすめな生き物は?
ビオトープ内で飼うのにおすすめな生き物①定番のメダカ
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ビオトープ内で飼うのにおすすめな生き物1つ目は「メダカ」です。メダカは定番の生き物で、今までに飼ったことがある人もいるのではないでしょうか。メダカはとても丈夫で、屋外で飼育するのにも適しています。メダカは、ボウフラも食べてくれる頼もしい生物で、ビオトープにおすすめです。
メダカの品種はとても多く、色や形も様々です。よく見る一般的なお手頃価格のメダカから、1匹数千円~万円以上する美しい楊貴妃メダカや、だるまのような形をしただるまメダカ、まるで鯉そっくりなカラーの三色メダカなど色々います。ビオトープのイメージにぴったりのメダカを探してくださいね!
ビオトープ内で飼うのにおすすめな生き物②優雅な金魚
ビオトープ内で飼うのにおすすめな生き物2つ目は、優雅な「金魚」です。金魚の泳ぐ優雅な形や姿は、水連に良く合います。金魚の中でも特に丈夫なのは、和金と呼ばれる金魚で、よく金魚すくいで見かけます。
金魚は鮮やかで優雅な形をしたものも多いですが、金魚は水が汚れやすいのでエアレーションや水替えが必要となってきます。特に、金魚の数が増えれば増える程、水は汚れやすいです。水が汚れてくると、病気になりやすいので注意が必要です。
ビオトープ内で飼うのにおすすめな生き物③生命力の高いどじょう
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ビオトープ内で飼うのにおすすめな生き物3つ目は、生命力の高い「どじょう」です。どじょうはとても丈夫で、少々の悪環境にでも生きていける程の高い生命力があります。その高い生命力上に、ビオトープを立ち上げる際は始めにどじょうを入れる人も多いです。また、どじょうはメダカや金魚との混泳も出来ます。
トロ舟(プラ舟)で素敵なビオトープを作って!
いかがでしたでしょうか。一見難しそうに見える、自作のトロ舟を使ったビオトープも、材料さえ揃えれば、簡単に作れることが分かりましたよね。使う土や植物、水中生物でビオトープのイメージは大きく変わり、まるで自然の景色を切り取ったような滝もあるビオトープを作っている方もいます。
上手く作るコツは、無機質なものは隠して、なるべく自然体に見えるようにレイアウトして作ることです。トロ舟のサイズは選ぶことが出来るので、広い庭がなくても、マンションのベランダで作ることも出来ます。ぜひ、素敵な自作のビオトープを作って、小さな自然のある生活を楽しんで下さい。
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