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五黄殺の意味と方位は?引越しや旅行などの過ごし方と回避する方法も

更新:2021.05.21

五黄殺という良くない意味がある方位に関係のある言葉を聞いたことはありますか。同じように暗剣殺という言葉も存在します。引越しや旅行はなるべくならば不吉な方位は避けたいものです。五黄殺の正しい意味を知り、良くないものを回避するための方法を知りましょう。

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五黄殺の意味と方位の調べ方は?

五黄殺は九星気学で凶を示す方位

五黄殺とは「ごおうさつ」と読み九星気学の方位の中で、最悪の災難が訪れると言われているものです。九星気学は、生まれた年月日で示す九星と干支、五行を組み合わせて運勢などを占うものです。九星の中心には帝王がいると言われる中宮があり本来、その場所が五黄土星の定位置です。

毎年、位置は移動しますので中宮以外に五黄土星が移動すると凶の意味になります。それを意味するのが五黄殺であり最も凶の作用の強いものとされています。九星の中には他の星にも悪影響を及ぼすものもありますが、五黄殺は凶を示す方位のみに災難をもたらすものです。

九星の種類

一白水星(いっぱくすいせい) 九星で唯一、水に属する星
二黒土星(じこくどせい) 土に属し平らな土地を表わす星
三碧木星(さんぺきもくせい) 木に属しまだ若く成長途中の木を表わす星
四緑木星(しろくもくせい) 木に属し十分成長した木を表わす星
五黄土星(ごおうどせい) 土に属し他の8つの星を支配する星
六白金星(ろっぱくきんせい) 金に属し掘り出されたままの原石を表わす星
七赤金星(しちせききんせい) 金に属し精錬された金属を表わす星
八白土星(はっぱくどせい) 土に属しどっしりとした安定感を表わす星
九紫火星(きゅうしかせい) 九星で唯一、火に属する星

五黄殺は自分が原因で災難が起きる

五黄殺は、周りに何らかの原因があり災難が降りかかってくるものではなく、自分が原因で災難が起きます。五黄土星は8つの星を支配する星であり「全ての物を土に返す」という強い土の力を持っています。少しずつ土に返していくように、災難もじわじわと時間をかけて訪れます。

本来であれば立ち入るべきではない方位に自ら身を持って行くことで、災難が自分の元へやってくることになります。しかも一度の大きな災難に見舞われるのではなく、長い間次々と何をしても上手くいかないという悪い方向へと自然に導かれるのが五黄殺の特徴です。

あなたの身に突然の困難やトラブルが降りかかってきたとしてもそれは五黄殺の影響ではありません。反対に気が付いたらずっと不運に見舞われるという出来事が続いていれば五黄殺が影響していると思ってください。

年盤を見て五黄殺を調べる


五黄殺に限らず方位はその年の年盤を使って調べます。五黄殺の調べ方は五黄土星の位置を確認します。五黄土星が位置している方位が五黄殺になります。また同じように凶方位を示す暗剣殺の反対側に位置する方位でもあります。

凶方位を示す五黄殺や暗剣殺とは反対に、年盤では吉方位を調べることもできます。吉方位の中には節分によく耳にする恵方があります。凶方位を合わせて吉方位を知っておくことも大切です。下の記事を参考にして恵方のことも知っておきましょう。

五黄殺の過ごし方は?

五黄殺の過ごし方①旅行に行かない

五黄殺の過ごし方1つ目は「旅行に行かない」ということです。ベストな方法としては五黄殺の方位には旅行に行かないことです。気が付かずに行った旅行先が五黄殺の方位だった場合、その後旅行に行くたびに気が付かないうちに五黄殺の方位に向かいます。

旅行先でいつもトラブルや災難に見舞われることが続いてしまいます。そうは言っても会社の旅行や友人と旅行に行くのに方位を原因として旅行を断る行為はなかなか難しいものです。その場合は、旅行先に向かう前に一度吉方位を訪れて短時間でも滞在した後に目的地へ向かうようにすれば大丈夫です。

五黄殺の過ごし方②引越しをしない

五黄殺の過ごし方2つ目は「引越しをしない」ということです。五黄殺の方位さえ避ければどの方位に引越してもかまいません。引越し先を決める前に五黄殺の方位だけは調べておくことをおすすめします。良い引越し先が見つかっても五黄殺の方位だった場合は、今はまだ、あなたの引越しのタイミングではないということです。

せっかく新居に引っ越したのに運気が下がってしまっては元も子もありません。新しいスタートでもある引っ越しは今より運気を高めるチャンスでもあります。下の記事を参考にして運気を高めてください。


五黄殺の過ごし方③新しい職場の方位には注意が必要

五黄殺の過ごし方3つ目は「新しい職場の方位には注意が必要」ということです。旅行や引っ越しなどとも関連してきますが、いつもと違う新しい物事を始めるには方位に注意してください。転職や新規開業などそのこと自体を行う行為には全く問題はありません。

行為よりも方位に災難がふりかかる原因があります。良い職場が見つかり転職しようと決断して順風満帆に行っていると始めは感じるでしょう。それが時間の経過とともにゆっくりじわじわと悪い状況があなたの身に降りかかってきます。

スキルアップを願ってした転職や、成功を掴むために新しい会社を興したはずが逆の結果になります。以前よりも悪い状況に身をおかれることになるかもしれません。年を越してから新しい職場に移るかもう一度ゆっくりと考え直す時間が必要です。

五黄殺を回避する吉方位取りの方法は?

五黄殺を回避する吉方位取りの方法①1人で吉方位に行く

五黄殺を回避する吉方位取りの方法1つ目は「1人で吉方位に行く」という行動をしてください。自分が起こした行動で災難に見舞われるのが五黄殺です。どのような災難も人を巻き込んで影響を及ぼしてしまってはいけません。必ず1人で行動してください。

どうしても五黄殺の方位に行かなくてはいけない避けられない状況もあるかもしれません。悪い方向に行く前に良い方向へ行くと少しは回避できます。全てを回避することは例え難しいとしても悪影響は少しでも軽減すると大きな変化を感じます。

吉方位には、なるべく長い時間滞在すれば良いと言われます。最低でも2時間以上はその場所に滞在する必要があります。可能であれば1泊すると一番良いと言われています。


五黄殺を回避する吉方位取りの方法②午前中に吉方位に行く

五黄殺を回避する吉方位取りの方法2つ目は「午前中に吉方位に行く」という行動をしてください。昔から神社への参拝や厄除け祈願などは6時から11時ころまでの午前中が良いと言われています。反対に夕方17時から19時ころの神社は、あの世とこの世がつながる災いが起こりやすい時間と言われています。

それと同じ考えをすると五黄殺を回避するために吉方位に行くという行動に最適な時間帯は、朝の6時から11時までの午前中ということになります。

五黄殺を回避する吉方位取りの方法③吉方位に1年で3回ほど行く

五黄殺を回避する吉方位取りの方法3つ目は「吉方位に1年で3回ほど行く」という行動をしてください。全く行かないことを考えると1回でも吉方位に行けば効果は少なくてもあります。1回吉方位に行ったとすると、その効果は90日から120日間くらい続くと言われています。

1年間を通して効果を持続したいと考えると1カ月に1回のペースで吉方位を訪れ、1年で3回ほど吉方位に行くことがベストです。そうすることで年間を通して運気の高い良い状態をキープすることができます。

五黄殺以外の主な凶方位

五黄殺以外の凶方位①暗剣殺

五黄殺以外の凶方位1つ目は「暗剣殺」です。暗剣殺とは九星の方位の中で最も不吉な方位と言われています。自分自身が原因として起こる災難だけではなく、自分が直接関係していないところでも知らないうちに災難に巻きこまれることもあります。

いつも通りの日常のなかで不慮の事故に巻き込まれたり、盗難や暴行などのトラブルに巻き込まれることもあります。どんなに自分が注意して過ごしていても防ぎようのない災難が起こるという恐ろしいものです。

五黄殺以外の凶方位②小児殺

五黄殺以外の凶方位2つ目は「小児殺」です。小児殺とは数え年で12歳以下の子どもにのみ影響します。特に6歳くらいまでの子どもに大きく影響があると言われています。本来であれば子どもの運勢は親の影響が強いと言われていますが小児殺は例外にあたります。

小児殺は月の方位ですので月の変わり目の子どもの移動には特に注意が必要です。子どもが小児殺の方位に移動すると健康面や精神面などに不調があらわれやすいです。子どもが共に移動するときは小児殺の方位は避けてください。

五黄殺以外の凶方位③歳破

五黄殺以外の凶方位3つ目は「歳破」です。歳破とは、年盤で見ると干支が配置されている正反対に位置する大凶の方位のことです。「破」という文字がついているだけあり「破滅」「破断」などまとまるはずの物事がダメになったり、約束が破られることに関係する災難が訪れます。また、「歳」はその年1年間を意味します。

一年間、日常の生活や商売関係の事柄にトラブルや災難が訪れるということになります。同じような意味を持つ凶方位に、その月1カ月間の期間の凶方位を示す「月破」とその日1日だけの凶方位を示す「日破」というものもあります。

五黄殺の意味を知り悪運を回避しましょう

五黄殺とはどのようなものかを知るための参考になりましたでしょうか。方位を気にして行動するということは興味を持たない限り、普段の生活に中でとても縁遠いものです。実際に、五黄殺という言葉を聞いたことがないという方も決して少なくはないと思います。

なんとなくいつも自分は、不運ばかりに見舞われる運の悪い人間だと諦めている方もいるのではないでしょうか。それが自分が自ら招いている不運ということを知ると回避する術があります。古くから方位や日取りをとても気にする習慣がある日本ですのでそれなりの意味があるのでしょう。

大切な何かを始めるタイミングや、住み慣れない土地への引っ越し、始めて訪れる場所への旅行などトラブルや災難に訪れる可能性があることからでも方位を気にして行動してみませんか。五黄殺の意味を知り訪れてほしくない悪運を回避しましょう。

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