御神酒の読み方と意味とは?神社のおみきの飲み方といつ飲むかも
更新:2021.05.21
神社で頂くことができる御神酒について紹介します。御神酒(ごしんしゅ)とお神酒(おみき)の読み方や違いなどが分からない方も多いと思います。今回は違いと共に御神酒を頂くときのマナーについても紹介しているので参考にしてみてくださいね。
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INDEX
御神酒の読み方と意味は?
御神酒の読み方や意味とは①読み方は
御神酒の読み方がわからない方も多いですよね。普通には読むことができませんよね。御神酒の一般的な読み方は、「ごしんしゅ」です。ただ、地また、神様に奉納してから人間がお下がりとしてもらうときには読み方が変わり「おみき」と呼ぶようになります。読み方まで変わってしまうなんて不思議ですよね。
御神酒の読み方や意味とは②意味
御神酒がお酒であるということは知っていても意味や用途を知らない方も多いのではないでしょうか?御神酒は、神様にお供えするお酒のことです。神様の前に神饌として供えるとお酒に神様のパワーが入るとされています。なので、神様のパワーをおすそ分けして頂くためにもお下がりとして飲みます。
神社で頂く御神酒の飲み方を紹介しています。御神酒の飲み方の作法だけでなく、神社を参拝するときの作法も気になる方は下記の記事を参考にしてみてください。
御神酒に使われるお酒の種類は?
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類①日本酒が良い
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類は、日本酒です。日本酒の中でもその土地で醸造された日本酒が使われていることが多いですよ。お酒造りには土地の水が欠かせないからでしょうね。一般的には清酒をお供えすることが多いですが、正式な方法は白い酒、濁り酒、清酒、黒い酒の4種類のお酒をお供えするそうです。
家庭の神棚で4種類ものお酒を用意することは難しいので簡略化されて清酒のみをお供えする家庭がほとんどですよね。4種類のお酒をお供えするのは伊勢神宮と出雲大社などの数種類の神社のみになります。
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類②白い酒
正式な方法で御神酒(ごしんしゅ)をお供えする場合の1種類目は、白酒(しろき)です。白酒は、白い色をしたお酒になります。白酒の仕込み配合は、麹歩合は9%で普通の清酒より麹歩合がとても低いです。さらに、酵母を加え培養した酒母を用いずに、麹、水および蒸米を混ぜて12日程の時間をかけて熟成させます。
手間がかかるので最近では皇室や伊勢神宮以外では清酒やどぶろくを代用している場合も多いですよ。見かけることがあれば珍しいのでチェックしておきましょう。
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類③濁り酒
正式な方法で御神酒(ごしんしゅ)をお供えする場合の2種類目は、濁酒(にごりざけ)です。米麹の量も多くお米のつぶつぶが残っている状態のお酒であるとされています。濁酒は、一般にもよく出回っているのでわかりやすいですよね。
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類④清酒
正式な方法で御神酒(ごしんしゅ)をお供えする場合の3種類目は、清酒(すみさけ)です。清酒は、一般的に清酒として流通しているものと同じです。もろみから酒粕を除去する透明に仕上げている透明なお酒を指します。神棚に備えられているお酒もこの清酒の場合が多いですよね。
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類⑤黒い酒
正式な方法で御神酒(ごしんしゅ)をお供えする場合の4種類目は、黒酒(くろき)です。黒酒は、黒いお酒なのですが現在では手に入れることが困難なので見たことがない方も多いかもしれません。白酒に常山木の根を焼いて作った灰を入れて黒く色をつけるという製法とされています。
最近では、入手が困難なのでどぶろくで代用されている場合もあります。珍しいと聞けば、1度は見てみたいと思いますよね。見る機会や飲む機会があれば、じっくりと見ておきましょう。
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類⑥洋酒はだめ
御神酒(ごしんしゅ)に使われているお酒は日本酒が多いのは知っていたけど、ウィスキーなどの洋酒ではダメなのかと思われている方も多いのではないでしょうか?やはり、日本の神様は日本のお酒である日本酒と相性が良いとされているので洋酒はダメです。洋酒を使うくらいならば、安い日本酒を用意したほうが良いでしょう。
御神酒を飲むタイミングはいつ?
御神酒をいつ飲むか①祈祷のとき
御神酒を飲むタイミング1つ目は、ご祈祷を受けているときです。神社でご祈祷を受けると最後にお神酒を勧められるタイミングがあります。そのときは、神主さんの言う通りのタイミングで飲むようにしてください。車で参拝されたり妊娠中でアルコールを飲むことができない場合は飲んだふりをしておきましょう。
御神酒をいつ飲むか②自宅で持ち帰った場合
御神酒を飲むタイミング2つ目は、自宅にお神酒を持ち帰った場合です。社務所でお守りなどと同じようにお神酒も頂くことができます。その場合は、飲むタイミングがよくわからなくて悩みますよね。自宅でお神酒を飲むタイミングは、持ち帰ったその日や良くないことが起きるなと思ったときがおすすめです。
神様のパワーは頂いた日が1番詰まっていますよ。また、良くないことが起きたりと運気が悪いと思うときはお神酒を飲んで神様のパワーを頂きましょう。厄を避けることができるはずです。
御神酒の飲み方は?
御神酒の飲み方は①神社での飲み方
御神酒の飲み方1つ目は、神社で飲む場合です。神社で御神酒を頂くときは、祈祷の最中や神事の場合が多いのでルールが決まっています。まずは、1回だけ手を叩きます。次に盃を取って御神酒を注いでもらいましょう。注いでもらったら3口に分けて飲みます。指で口を付けた場所を拭うと終わりです。
難しく考えると緊張してしまいますが、意外と行う内容は簡単ですよね。次回から神社で御神酒を頂くときは参考にしてみてください。
神社での御神酒の頂き方
- 1回礼手する。
- 盃を手に取りお酒を注いでもらう。
- 3口に分けてゆっくりとお神酒を飲む。
- 最後に盃の自分が口を付けたところを拭います。
御神酒の飲み方は②自宅での飲み方
御神酒の飲み方2つ目は、自宅でお神酒を飲むときの飲み方です。自宅で御神酒を飲むときは神社の祈祷のときに飲むよりルールやマナーがないのでリラックスして飲んでください。また、御神酒は神様のパワーが宿っているとされているのでお酒を飲むことができる家族には分けて一緒に飲みましょう。
御神酒の飲み時の注意点は?
御神酒の飲み時の注意点①お酒を飲むことができない場合
御神酒の飲み時の注意点1つ目は、お酒を飲むことができない方の飲み方です。お酒を飲むことができない方は、ご祈祷や神事のときは飲むふりをしておきましょう。それ以外の場合は、誰も踏まないような場所の土に流しておくと良いとされています。御神酒を飲むことができなくても罰当たりなどではないので安心してください。
御神酒の飲み時の注意点②家族や大切な人に分ける
御神酒の飲み時の注意点2つ目は、家族などに分けるということです。自宅で御神酒を飲むときに近くに家族などがいる場合は分けてあげましょう。御神酒を分けることで家族も御神酒をのパワーを頂くことできます。
御神酒の飲み時の注意点③飲み過ぎない
御神酒の飲み時の注意点3つ目は、飲み過ぎないということです。御神酒を飲むと神様のパワーを頂けると言っても飲み過ぎはいけません。適度な量を飲むようにしましょう。1日で全て飲み切ることができなくても別日に分けて飲めば大丈夫です。
御神酒の飲む以外の使用方法
御神酒の飲む以外の使用方法①お風呂に入れる
御神酒の飲む以外の使用方法1つ目は、お風呂に入れて入浴することです。こちらの方法は、神社で御神酒を頂いて自宅に持ち帰った場合にできる方法です。お酒を飲むことができない方におすすめです。御神酒が入ったお風呂に入浴することで体が清められますよ。ただ、お肌が弱い方は注意してくださいね。
御神酒の飲む以外の使用方法②お神酒をまく
御神酒の飲む以外の使用方法2つ目は、御神酒を庭などの地面に撒くということです。こちらの方法はお酒が飲めない方におすすめです。お肌が弱くても大丈夫です。御神酒は神様の力を借りて場を清める効果も強いので、地面に撒いても効果を得ることができます。
御神酒の飲む以外の使用方法③プレゼントする
御神酒の飲む以外の使用方法3つ目は、御神酒を身近な誰かにプレゼントをすることです。神社で参拝して頂いたパワーが御神酒には詰まっているのでパワーを身近な誰かに分けてあげましょう。神社のご利益を人に分けるとあなたが得ることができるご利益も増大されますよ。
日本の神社のお神酒
日本の神社のお神酒(おみき)①明治神宮
日本の神社のお神酒(おみき)1つ目は、明治神宮の御神酒です。東京都にある幅広いご利益がある神社になります。入れ物が陶器になっていてとてもオシャレですよね。明治神宮らしく菊の門も描かれていますよ。明治神宮に行くことがあれば、ぜひ頂いてください。
日本の神社のお神酒(おみき)③靖国神社
日本の神社のお神酒(おみき)2つ目は、靖国神社の御神酒です。東京都にある戦歿した軍人たちを祀っている神社になります。靖国神社の御神酒はピンク色の瓶に入っていてとてもかわいいです。桜をモチーフとしたデザインの瓶になっていますよ。紙袋も桜のキレイなデザインのものであるそうです。
日本の神社のお神酒(おみき)④日光東照宮
日本の神社のお神酒(おみき)3つ目は、日光東照宮のお神酒です。です。栃木県にある勝ち運などにご利益のある神社になります。日光東照宮の御神酒も明治神宮と同じように陶器の瓶に入っています。盃付きなので、自宅でも神聖な気分で御神酒を頂くことができますよ。
日本の神社のお神酒(おみき)⑤出雲大社
日本の神社のお神酒(おみき)4つ目は、出雲大社のお神酒です。です。島根県にある縁結びにご利益があるとされている神社になります。緑色の瓶がとてもインパクトがある御神酒ですよね。大国主さまの別名である八千代という名前が付いた清酒が入っています。出雲大社の御神酒なら縁結びにご利益がありそうですよね。
日本の神社のお神酒(おみき)⑥三峰神社
日本の神社のお神酒(おみき)5つ目は、三峰神社のお神酒です。です。埼玉県にある金運上昇や泥棒除けなどにもご利益があるとされている神社になります。御神酒の瓶とイノシシの足のデザインが入っている御猪口がセットになっています。御猪口のデザインがかわいいですよね。
日本の神社のお神酒(おみき)⑦水天宮
日本の神社のお神酒(おみき)6つ目は水天宮のお神酒です。東京都にある安産などにご利益があるとされている神社になります。戌のような安産になるようにという願いが込められており戌のデザインの瓶になっています。かわいいですよね。水天宮の御神酒はいつ飲むかは気にしなくても良いそうです。
日本の神社のお神酒(おみき)⑦太宰府天満宮
日本の神社のお神酒(おみき)7つ目は、太宰府天満宮のお神酒です。福岡県にある学業成就などにご利益がある神社になります。薄く色が付いていますが、太宰府天満宮らしく梅が入っています。梅酒なので、お酒が苦手な方も飲みやすいお神酒であると思いますよ。
神社で頂く御神酒のことや御神酒にまつわる作法などについて紹介しました。御神酒をどこの神社に頂きに行けば良いのか迷っている方は、下記の記事を参考にしてみてください。
正しいお神酒の飲み方をしましょう
御神酒とは何か読み方についてを紹介しました。神様にお供えしているときとお下がりになったときで読み方が「ごしんしゅ」から「おみき」に変わるなんて不思議ですよね。正しいお神酒の飲み方も神社で飲む場合や自宅で飲む場合などを紹介したので、参考にしてみてくださいね。御神酒で神社のご利益を分けてもらいましょう。
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