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手作りティーコジー・ティーコゼーの作り方は?ティーポットカバーの型紙も

更新:2019.06.21

紅茶を愛する方にとって「ティーコジー(ティーコゼー)」は馴染み深い物でしょう。「ティーコジー」とは、ティーポットを保温する為のティーポットカバーです。キルト生地で作られた物、鍵編みで作られた物など素材は100均でも購入出来ます。今回は「ティーコジー」の手作り法、型紙と作り方をご紹介していきます。

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手作りティーコジー(ティーコゼー)の材料5選

手作りティーコジー(ティーコゼー)の材料①キルト生地

手作りティーコジー(ティーコゼー)の材料1つ目は「キルト生地」です。ティーポットカバーによく使われる素材で、生地の間にワタ(綿)が挟まれていので保温性があります。画像はハワイアンキルトで作られた物でリバーシルブルで使用可能です。格子状のキルト生地やヌピ(韓国キルト)などで作っても素敵でしょう。

手作りティーコジー(ティーコゼー)の材料②リネン・コットンなどの生地

手作りティーコジー(ティーコゼー)の材料2つ目は「リネン・コットンなどの生地」です。デニム地や花柄、北欧柄などが人気となっています。麻や綿は耐熱温度が高く、またキルト芯を挟むと保温性も高まりますのでティーコジーに最適です。画像のような動物型も可愛いく、紅茶タイムを素敵に彩ってくれるでしょう。

手作りティーコジー(ティーコゼー)の材料③毛糸(鍵編み・棒編みなど)

手作りティーコジー(ティーコゼー)の材料3つ目は「毛糸」です。保温性が高く、紅茶の本場イギリスでも人気の素材となっています。鍵編み・棒編みどちらでも得意な方で編んで下さい。レース糸やシャツヤーンでも構いません。毛糸の太さによって見た目の印象が変わりますので、好みの糸・デザインで編んでいきましょう。

手作りティーコジー(ティーコゼー)の材料④フェルト生地

手作りティーコジー(ティーコゼー)の材料4つ目は「フェルト生地」です。フェルト生地は繊維を絡ませ圧縮した不織布なので、熱に強い性質があります。保温性に優れた素材なのでティーコジーにも最適です。上記画像は、羊毛フェルトに羊の形をニードルでチクチク。可愛いデザインのティーコジーになっています。


手作りティーコジー(ティーコゼー)の材料⑤レース・テープ・刺繍糸など

手作りティーコジー(ティーコゼー)の材料5つ目は「レース・テープ・刺繍糸など」です。裁縫の副資材とも言えます。作ったティーコジーをレースで可愛く仕上げたり、チロルテープなどで印象を変えたり、刺繍を施し好きな柄を描いたり、色々な楽しみ方が出来ます。上記画像は、アンティークのティーコジーです。

手作りティーコジー(ティーコゼー)の型紙の作り方は?

【布製】手作りティーコジー(ティーコゼー)のベーシック型紙の作り方

ティーコジー「すっぽり被せる(ベーシック)タイプ」の型紙の作り方をご紹介します。用意する物は【メジャー・紙・ペン・ハサミ】です。この型紙の作り方を覚えておけば、ティーコジー以外の鍋帽子・鍋カバーも作れます。下記サイトにて詳しく紹介してありますので合わせてご確認下さい。

【布製】すっぽりタイプのティーコジー:型紙の作り方

  1. ティーポットの高さ(蓋~底)・幅(注ぎ口と持ち手含む)をメジャーで計ります。
  2. 上記で計った【高さ+3cm】:【幅+3cm】の四角形を紙に書き、ハサミでカットします。
  3. 切った四角形の紙を半分に折り「わ」ではない方の上部に丸み(曲線)を描きます。
  4. 紙を半分に折ったまま、描いた曲線に沿ってカットします。
  5. 紙を広げたら、かまぼこ型・山型の型紙の完成です。
「こうまの手仕事」ティーコゼーの作り方

【布製】手作りティーポットカバー:巾着タイプ型紙の作り方

巾着タイプの丸底ティーコジーの型紙、作り方をご紹介します。用意する物【ペン・紙・メジャー・ハサミ・※コンパス】です。ティーポットの蓋を出すか出さないかで高さが異なり、+7cmで上記画像位の高さになります。型紙を作る際にどの位の高さにしたいか、縛り方をどうするか考えながら作りましょう。


【布製】巾着タイプのティーコジー:型紙の作り方

  1. ティーポットの高さ(蓋~底)・幅(注ぎ口付け根~持ち手付け根)・底の直径をメジャーで計ります。
  2. 紙に底の直径+3cmのサイズで円を描き、カットします。※必要に応じてコンパスご使用下さい。
  3. 上記で計測した【高さ+7cm】:【幅+3cm】の四角形を紙に書きハサミでカット!型紙の完成です。

巾着タイプのティーポットカバーは、サイドが全て開く物、上半分のみ開く物など形状が様々です。また紐の付け方にもバリエーションがあります。どのタイプであっても間違いではありませんので、ご自身が使いやすいと思う物を作ってみましょう。巾着袋の作り方に悩んだら、下記記事を参考にしてみて下さい。

【編み物】手作りティーコジー:保温性と見た目で選ぶ!編み方と糸の種類

毛糸やレース糸でティーコジーを作る場合、型紙は不要ですがサイズの計測はしっかり行いましょう。ティーポット一番太い部分の円周を計測してから編みます。下から上に編む方法・上から下に編む方法、又は四角に編んだ物をパッチワークのように継ぎ合せる方法など編み方は様々です。

100均でも購入出来る編み糸は、極細のレース糸やモヘア、並太・極太毛糸、超極太ヤーンなどがあります。編み糸は、鍵編みなどの編み方と編針のサイズに合わせて選びましょう。保温性を意識する事も重要です。またティーコジーはニット帽とほぼ同じ作り方ですので、下記記事が参考になります。合わせてご参照下さい。

手作りティーコジー(ティーコゼー)の作り方の手順は?

手作りティーコジー(ティーコゼー)の作り方:材料を揃えよう!

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まずは作りたいティーコジーの材料を揃えましょう。布製なら「布・キルト芯・糸・針・バイアスなどのテープ類/紐類」、毛糸なら「毛糸・鍵針/棒針」などの材料が必要です。気軽に始めてみたいなら100均に行ってみましょう。はぎれや手ぬぐい等の布製品も豊富です。また生地が余ったら下記記事の方法で活用して下さい!

手作りティーコジー(ティーコゼー)の作り方:キルト生地の作り方

キルト生地を作る場合、キルト芯が必要です。キルト芯には大きく分けて「接着タイプ(片面・両面)」と「縫い付けタイプ」の2種類があります。接着タイプはアイロンで接着するため、基本的にキルティング加工は不要です。縫い付けタイプは、ミシンや手縫いでキルティング加工を施した方が綿ヨレも少ないです。

「キルト加工を楽に行いたいから」と接着タイプのキルト芯を使う方も多くいます。基本的にどのキルト芯でも使用可能で、100均でも購入出来ますので、使いやすさとボリューム感で選びましょう。下記動画にてキルティングの作り方が紹介されていますので合わせてご覧下さい。

POINT

キルト芯の注意点

接着タイプのキルト芯は、1か所当たり10秒位ずつ、アイロン中温で必ず当て布をして貼り付けます。またキルト芯は熱により縮む事がありますので、布地より少し大きめにカットしておきましょう。はみ出た部分を最後にカットすればOKです。

手作りティーコジー(ティーコゼー)の作り方:布製ティーポットカバー

すっぽり型のティーコジーは、上記型紙の項目で詳しいサイトをご紹介しましたので、ここでは「超簡単!マルチタイプのティーコジー」の作り方をご紹介します。このタイプは、ティーポットの大きさを選ばず使え、鍋敷きや鍋掴みにも使える万能型です。注ぎ口と取っ手を出した状態で使います。

ティーコジー(ティーコゼー):【布製】マルチタイプのティーポットカバー

  1. 【型紙作成】まずティーポットのサイズ(縦横の円周)を計り型紙を作ります。目安は【蓋~蓋の縦円周+10cm】:【注ぎ口・取っ手は含まない横円周+5cm】です。
  2. 【裁断】型紙に合わせて、表布1枚・裏布1枚をカットします。
  3. 【パーツ合わせ】表布と裏布を中表に合わせ(表面同士が向き合うように)待ち針を打ちます。
  4. 【縫う】返し口を7cm程度残し、外周を縫い代0.7cm程で縫って下さい。
  5. 【表返し】返し口の所から、布を表に返します。
  6. 【仕上げ~完成】形を整え、返し口部分の縫い代を内側に折りアイロンがけします。返し口を縫い代0.3cm程で縫えば完成です!
  7. 【包み方】ティーポットを包む時は、シュシュのようなゴム紐やレース・リボンなどで包みましょう。

鍋掴みとしての実用性を上げるなら、手を入れるポケットを付け足してもOKです。ポケットがあれば、同柄のコースターを作って収納するのにも便利でしょう。またバイアスで周りを囲んだり、レースで装飾してみるのも素敵です。簡単過ぎた方は、以下の動画ですっぽり型に挑戦してみて下さい!

手作りティーコジー(ティーコゼー)の作り方:鍵編みティーポットカバー

鍵編みで編む簡単なティーポットカバーの作り方をご紹介します。四角く編んで繋げるだけ!超初心者の方、毛糸が余っている方にもお勧めです。簡単な編み方ですので、ベテランさんはモチーフ編みなどで楽しんで下さい。出来上がりは、画像のような5枚の四角から成るティーコジーになります。

ティーコジー(ティーコゼー):【編み物】鍵編みで作る!簡単ティーポットカバー

  1. 【計測】①底~蓋のフチまでの高さ、②蓋の直径、③注ぎ口付け根~取っ手付け根までの幅、の3箇所を計ります。
  2. 【計算】「①の高さ:③の幅サイズ÷2」の四角形を4枚作ります。②の直径サイズ+1cmの正方形が1枚必要です。
  3. 【編む】計算したサイズの物を編みます。細編みでも長編みでも、編み方を色々混ぜてもOKです。
  4. 【確認】編み上がった5枚のモチーフをティーポットに当ててサイズ確認しましょう。ちょっと大きめ位が丁度良いサイズ感です。
  5. 【繋ぎ方】丁度良いサイズの場合は「細編み」、大きめの場合は「引き抜き編み」、小さめ場合は「くさり編み」で繋ぎましょう。
  6. 【繋ぐ】蓋部分の正方形4辺に、胴体部分4枚の1辺ずつを繋いでいきます。編み方を色々混ぜた方は、配置のバランスも考えて繋ぎましょう。
  7. 【繋ぐ】ここまでに出来上がった物を一旦ティーポットに被せ、胴体部分のサイズを再確認したら、注ぎ口~取っ手間の半面2枚を繋げます(両面行います)。
  8. 【仕上げ】現状、注ぎ口部分と取っ手部分のみが開いた暖簾のような物が出来上がっていますので、その部分を繋いでいきます。 15cm位の毛糸を使い仮止め、どれ位の強さで繋げるか最終調節しましょう。
  9. ※最終調節:ティーコジーを引っ張った時にキツすぎないか、ちゃんと抜けるか確認します。もし円周が足りない場合は、ボタンと紐で閉じる方法に変更しましょう。
  10. 【完成】注ぎ口と取っ手のみ開けたままにし、残りの辺を繋ぎ合わせたら完成です!

モチーフなどの繋ぎ方は、下記サイトに簡単な方法が紹介されていますので参考にしてみましょう。またニット帽のようにグルグル編む方が楽な場合は、そちらの方法で作って下さい。下記動画は英語ですが、手元をしっかり映してくれているので、とても分かりやすいです。約50分のレッスンで1個作れますよ!

【Crochet with Ricky】一番簡単なモチーフのつなぎ方

手作りティーコジーで紅茶タイムを華やかに彩ろう!

いかがでしたか。ティーコジーの型紙と作り方をご紹介しました。ティーコジーは紅茶を保温してくれるティーポットカバーです。材料は100均などでも購入出来ますので、気軽に手作りしてみましょう。キルト・鍵編みどちらも素敵です。癒しの紅茶と手作りティーコジーで温かい時間をお過ごし下さい!

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