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生コンクリートの簡単な作り方・DIY!材料や水の配合比率なども

更新:2019.06.21

今回は庭や外構のDIYに役立つ、コンクリートの作り方についてご紹介します。生コンはセメントと砂・砂利に水を混ぜる事で出来ますので、配合や比率をマスターすると自分で簡単に作れます。専門業者に頼むと金銭的にも負担になりますので、この記事を参考に挑戦してみると良いでしょう。

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生コンクリートとは?

セメント・砂・砂利・水を使って作る人工岩!

コンクリートとはセメントと砂・砂利・水を混ぜ合わせて、固めた人工岩の事を言います。家の基礎や家の駐車場を整備する際には、とても役立ちます。基本的には専門業者が取り扱う事で有名ですが、最近ではDIYとして自分で行う人も多くいます。女性の中には、ガーデニングをする際の花壇などを作ったりする人もいます。

固まる前のコンクリート!

生コンクリートとは、先程説明したコンクリートの固まる前の事を言います。水を混ぜ合わせていますので、ドロドロとした印象があります。このドロドロとした状態が作業していくうえで、重要になってきます。また生コンの種類として、モルタルという種類もあります。モルタルは、砂利を使用しない物を言います。

コンクリートとモルタルは、強度の違いや見た目の違いがあります。コンクリートは砂利を使用している分強度がありますし、モルタルはコンクリートに比べて強度が弱くなります。見た目はモルタルの方が滑らかな仕上がりになりますので、花壇などにはおすすめです。DIYする場所などに応じて、使い分けると良いでしょう。

生コンクリートのDIYの材料は?

生コンクリートのDIYの材料①セメント

生コンクリートのDIY材料1つ目は、「セメント」です。こちらのセメントはホームセンターで簡単に手に入れる事が出来ますので、便利です。ホームセンターで購入出来るセメントの種類は多く、迷ってしまう場合があります。基本的にはインスタントセメントと書かれている物を使用すると、簡単に生コンクリートを作れます。

インスタントセメントの中にも、モルタル(砂入り)と書かれている物があります。先程紹介した生コンの種類であるモルタルの材料がすでに混ざっている商品になりますので、モルタルを使用する場合はこの商品に水を加えるだけです。骨材が入っていない物を選ぶ際は、下記で紹介する材料も一緒に購入しましょう。

生コンクリートのDIYの材料②砂

生コンクリートのDIY材料2つ目は、「砂」です。この砂は生コンクリートを作る際には、とても重要な材料になります。この砂もホームセンターで、簡単に購入出来ます。セメント売り場に一緒に並んでいる事が多く「砂」と書かれている商品もあれば、「骨材」と書かれている物・「砕石」と書かれてる場合もあります。

価格は20kg300円程で購入出来ますので、大変購入しやすいでしょう。またセメントに「砂入り」と書かれている場合は、こちらの砂は購入する必要はありません。混ぜる手間も省けますので、DIYで使う分には「砂入り」と書かれたセメントを購入する事をおすすめします。

生コンクリートのDIYの材料③砂利


生コンクリートのDIY材料3つ目は、「砂利」です。こちらの砂利は、コンクリートに強度を出すには重要な材料になります。家の駐車場などのDIYには、砂利が入ったコンクリートがおすすめです。重量のある車が出入りする場所ですので、強度が必要だからです。こちらの砂利もホームセンターで、簡単に購入出来ます。

ホームセンターでは、「砂利」・「砕石」と書かれています。砂とは違いゴロゴロとした印象がありますので、粒の大きさで砂と区別しましょう。砂利はホームセンターで20kg300円程で販売されていますので、とても低価格で購入しやすいです。

生コンクリートのDIYの材料④水

生コンクリートのDIY材料4つ目は、「水」です。この水が無ければ生コンクリートは出来ませんので、砂利よりも重要です。水は水道水で大丈夫なので、家庭でも簡単に生コンクリートを作る事が出来ます。生コンクリートの材料はホームセンターで簡単に購入出来ますし、低価格なのでいつでも揃える事が出来ます。

生コンクリートは女性がガーデニングや庭の整備をする際にも、大変役に立つ素材です。庭の花壇を自分でDIYしたい時には、関連記事を参考に生コンクリートを使用してオシャレに作ってみましょう。

生コンクリートのDIYの道具は?

生コンクリートのDIYの道具①練り舟(容器)

次に生コンクリートをDIYする際に、必要な道具を紹介します。まず1つ目は、「練り舟」です。これは生コンを作る際に、混ぜ合わせる容器として使います。少量の生コンを作る時には、丁度良いサイズになりますのでDIY目的としては便利です。大量の生コンクリートを使用する際には、ミキサーなどを検討すると良いです。

しかしミキサーは高額ですので、DIYとして購入するにはお財布に優しくない道具になります。低価格で抑えたい時には、下記で紹介するバケツや園芸などで使う一輪車がおすすめです。練り作業は体力勝負になりますので、大量に作る際には覚悟が必要です。

生コンクリートのDIYの道具②スコップ

生コンクリートのDIYの道具2つ目は、「スコップ」です。生コンの練り作業には欠かせない道具で、作る量に合わせてスコップのサイズも変えましょう。少量の生コンを作る時には園芸用のスコップで十分ですが、大量の生コンを作る時には大きめの角スコップがおすすめです。角スコップとは、先端が四角い物です。

生コンクリートのDIYの道具③バケツ

生コンクリートのDIYの道具3つ目は、「バケツ」です。バケツはあると便利な道具で、練り舟では少量過ぎる時にバケツで一気に作る事も出来ますし、大量の生コンクリートを作った際の運ぶ道具としても使えます。また水を運ぶ時や道具を洗う際にも役に立ちますので、生コンを作る時には用意しておくと良いでしょう。


生コンクリートのDIYの道具④左官用コテ

生コンクリートのDIYの道具4つ目は、「左官用コテ」です。これは生コンを馴らしていく時に使用する道具で、形状などがさまざまあります。広範囲に馴らす時には、大きめのコテを選ぶと便利です。写真のように先端が尖っているコテを使用すると、細かい場所まで綺麗に馴らす事が出来ます。

ホームセンターで販売されていますので、セメントを購入する時に一緒に購入する事をおすすめします。価格はピンきりですが、DIYで使う際には200~300円の商品で十分です。上記で紹介した道具も全てホームセンターで購入出来ますので、セメントなどを用意する時に全て道具も揃える事が出来ます。

左官用のコテ以外にも、生コンクリートを流す時の型枠作りに役立つタッカーなどもおすすめの道具です。タッカーについてもっと知りたい人は、関連記事を参考にしてみると良いでしょう。小さな型や薄い物であれば、100均のタッカーでも十分作れます。

生コンクリートの水やセメントの量や比率はどれくらい?

セメント:砂:砂利の比率は1:3:3

生コンクリートのセメントの比率は、セメント:砂:砂利が1:3:3が扱いやすい比率となっています。コンクリートとしての最適な比率は1:3:6でセメントの袋にもこの比率が書かれていますが、素人が扱いやすい比率は1:3:3になります。また強度を強くしたい場合などは砂利や砂の量を変えても、大丈夫です。

DIYでコンクリート作業をする場合には、扱いやすいようにセメント1に対して砂と砂利の比率を3にする事をおすすめします。生コンの量は、1cmの厚さで1m×1mの範囲を作業する場合でセメント25kg・砂72kg・砂利72kg程度です。第一印象は量が多いわりに、作業出来る範囲が狭いという事です。

POINT

レンガ埋めなどに関して!

レンガやブロックを用いてDIYする場合は、砂利の入らないモルタルを使用する事をおすすめします。この場合は、「砂」入りのセメントを購入すると楽で便利です。

水の配合は50%~60%

水の配合は、セメント・砂・砂利を混ぜた状態の全体容量の50~60%です。水の配合はとても難しく、入れて過ぎてしまうと強度が落ちてしまいます。セメント25kg・砂72kg・砂利72kgの場合、水は約16Lになります。20Lのバケツの8割程と、考えると良いでしょう。入れ過ぎ注意を重要視して作りましょう。

生コンクリートの簡単DIYの方法は?

生コンクリートの簡単な作り方①セメントと砂を混ぜる


生コンクリートの簡単な作り方1つ目は、セメントと砂を混ぜ合わせます。この工程は重要ですので、面倒臭さがらずしっかり行いましょう。セメントと砂を容器に出したら、スコップでしっかりと空混ぜします。やりすぎくらいに混ぜ合わせる事が、ポイントです。最初から砂が入っているセメントを購入した場合も混ぜましょう。

POINT

なぜ混ぜる作業が重要なのか!

セメントと砂を混ぜ合わせる作業を怠る事で、水を混ぜ合わせる際に適量以上の水を使用してしまう恐れがあります。吸収率が変わってくるという事です。

生コンクリートの簡単な作り方②砂利を混ぜる

しっかりセメントと砂が混ざった事を確認した後に、生コンクリートの簡単な作り方2つ目の砂利を混ぜます。強度を高める為に砂利を入れますので、レンガやブロックを埋める為の生コンのモルタル作りの場合はこの作り方は飛ばしましょう。砂利を混ぜる際にも、しっかりと混ぜ合わせる事がポイントです。

生コンクリートの簡単な作り方③水を少量ずつ加えながら混ぜる

生コンクリートの簡単な作り方3つ目は、工程の中で1番の重要ポイントである水を加える工程です。用意した水を最初に全て入れてしまう事は、絶対に避けましょう。少量ずつ加えながら、練り混ぜる事が大切です。ボサボサくらいが丁度良いので、水分が出ているようでは水の量が多い状態になります。

下記の工程をしっかり行っていないと、用意した水の量でも吸収して足りないと感じるかもしれません。それでも水分はしっかり入っていますので、加えすぎてはいけません。この状態にならない為にも、下記の工程はしっかり行う必要があります。

生コンクリートは、玄関のDIYにも役に立ちます。玄関インテリアのデザインなどは関連記事で紹介していますので、参考にするとオシャレで可愛い玄関にDIY出来るでしょう。生コンクリートを使用して、人が羨む玄関を作ってみる事をおすすめします。

生コンクリートを用いたレンガ花壇の作り方!

生コンクリートでレンガ花壇の作り方①レンガを水に漬けておく!

生コンクリートを使ったDIYで簡単に行えるのが、レンガを用いた花壇の製作です。まず生コンクリートでレンガ花壇を作るには、レンガを水に浸します。この工程を行う事で、生コンの吸着が良くなります。レンガを水に浸すと空気が出ますので、気泡が見られます。この気泡が出なくなったら、準備完了です。

生コンクリートでレンガ花壇の作り方②砕石を敷いて水平を図る!

生コンクリートでレンガ花壇の作り方2工程目は、レンガを置く場所を砕石などで平らにします。地面が土の場合は、レンガを置く場所の土を掘って1段目のレンガを固定する事も出来ます。この時平らになるように敷いておくのもポイントですが、端から端までラインを張って高さを合わせられるようにするのもポイントです。

生コンクリートでレンガ花壇の作り方③生コンクリートを置く!

生コンクリートでレンガ花壇の作り方3工程目は、生コンクリートをレンガを置く場所に置いていきます。この時、少し厚めに生コンクリートを置く事がポイントです。そしてレンガ花壇に使用する生コンクリートは、モルタルという生コンクリートがおすすめでホームセンターにもモルタルと書かれたセメントが販売されています。

生コンクリートでレンガ花壇の作り方④レンガを置く!(③と④を繰り返す)

生コンクリートでレンガ花壇の作り方4工程目は、レンガを置いていく作業です。1段目のレンガを置いたら、水平器などを使用して水平を図りながら調整すると良いです。水平調整や隣り合ったレンガと高さを揃える際には、金槌などを使用して少しずつ調整する事をおすすめします。この③と④の工程を繰り返します。

また2段目・3段目を積む際には、レンガの間にもしっかり生コンクリートを敷き詰めてコテなどで馴らす事がポイントです。付きたくない場所に付いてしまった生コンクリートは、濡れスポンジなどで拭き取ると仕上がりが綺麗になります。

ガーデニングには、レンガがとてもオシャレなアクセントになりますので生コンクリートを使用したDIYを行ってみると良いでしょう。関連記事ではレンガやタイルの敷き方なども紹介していますので、デザインに困った時には参考にする事をおすすめします。

生コンクリートの処理方法は?

産業廃棄物扱いで有料処理!

固まってしまったコンクリートは産業廃棄物扱いになりますので、専門のリサイクル工場に引き取ってもらう必要があります。この場合は有料になりますし、マニフェストという書類も必要になります。出来る限り残らないように作るのが大切です。残ってしまった場合は、生コンの状態であれば他の場所に使い切ると良いでしょう。

道具は大量の水で洗うことが必須!

道具を洗い流す場合は、そのまま流してしまうと配管で固まるなど違法行為になってしまいます。そうならない為にも、大量の水で極力薄める事が大事です。この時バケツなどの中で、コテやスコップに付いた生コンを洗うと良いでしょう。生コンクリートを扱う際は、後片付けの事も考えて使用しましょう。

コンクリートを使ってワンランク上のDIYをしよう!

コンクリートの作り方や扱い方をマスターすると、高額な料金を支払うこと無く自宅のコンクリート打ちが行えます。まずはレンガやブロックを使用したDIYから始めて、ランクアップしていく事をおすすめします。今回紹介した生コンクリートの作り方を用いて、自分好みの庭や外構にしてみてはいかがでしょうか。

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