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5月が旬の食べ物30選|野菜や魚介類・果物に分けて季節の食材を紹介!

更新:2021.05.06

5月が旬の食べ物はいったいどのようなものがあるのでしょうか。食材は年間を通して手に入りますが、旬のものは特別に美味しいですよね。そこで、この季節に特に美味しい野菜や果物・魚介類についてまとめました。またそれらの食材を使った旬のレシピもご紹介します。

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5月はどんな季節か?

日本の旧暦で皐月(さつき)

5月は別名で皐月(さつき)と呼ばれますが、これは日本の旧暦での名称です。その由来は、5月は田植えをする月であることから、早苗月(さなえつき)から呼ばれるようになったのです。5月と言えば、日本でも九州・沖縄のような南部ではそろそろ梅雨に入ろうかという時期ですね。

冬の後、梅雨の前で食材も豊富な季節

梅雨に向けて雨が降り始め、初夏が近づくにつれ気温も上がるため、まさしく作物を植えるにはもってこいの時期です。また、春頃に植えた作物も育つ頃で野菜や果物等の食材が出荷される種類も豊富になってきます。冬が終わって暖かくなってきた5月には、食材としての魚介類も豊富に採れるようになります。

学校や新社会人としての新年度が始まって間もない月

五月病(ごがつびょう)という言葉があるように、日本では4月に新年度が始まり、学校や会社で新しく始まった生活に慣れず体調を壊したり気分が落ち込んだりするのが5月なため、このように言われています。ゴールデンウィークという大型連休もあることから、いっきに緊張ややる気が切れてしまうのでしょう。

野菜|5月が旬の美味しい食べ物12選!季節の食材を紹介

5月が旬の美味しい食べ物・野菜編①アスパラガス

アスパラガスの旬の季節は、4月から6月と大変短い間です。4月5月は本州で、6月は北海道で収穫されます。栄養価の高い食べ物であるグリーンアスパラガスと、日陰で育てた見た目も綺麗なホワイトアスパラガスがあります。どちらも春を代表する食材です。

5月が旬の美味しい食べ物・野菜編②春キャベツ

キャベツと言えば冬を代表する野菜のひとつですが、春には「春キャベツ」という品種が出回ります。このキャベツは葉が開いていて中が詰まっていないタイプです。柔らかく甘味もある食材のため、青臭い食べ物が苦手な人にも好まれます。

5月が旬の美味しい食べ物・野菜編③きくらげ

乾燥きくらげは一年中手に入りますが、実は旬は春です。5月に採れた生のきくらげはこりこりと食感もよく、そのまま生で食べても美味しい食材となります。栄養豊富で美容と健康にも良い食べ物とされています。

5月が旬の美味しい食べ物・野菜編④グリーンピース

グリーンピースは未熟なエンドウの種の部分を食材にしたものです。缶詰などで一年中購入することは出来ますが、旬の5月に採れるものは栄養素も多く美味しさも缶詰よりずっと上です。疲労回復効果にも優れた食べ物です。

5月が旬の美味しい食べ物・野菜編⑤クレソン

クレソンの旬の季節は3月から6月の間と短い期間です。5月はとくに旬で、綺麗な小川などで収穫することが出来る食材です。肉料理の付け合わせとしておなじみの食べ物ですが、そのままおひたしにして食べても香り高く美味しく食べられます。独特の苦みが料理のアクセントになりますね。

5月が旬の美味しい食べ物・野菜編⑥ごぼう

ごぼうの旬は冬と思われがちですが、香りが特に強くなるのは5月頃に採れる新ごぼうです。丼物や煮物など、日本料理にはかかせない食材ですね。


5月が旬の美味しい食べ物・野菜編⑦山椒(さんしょう)

薬味として活躍する食材である山椒(さんしょう)ですが、5月に採れる旬のものを「花山椒」と言います。その小さく可愛い黄色の花は、お吸い物に浮かべて見た目や香りを楽しみます。

5月が旬の美味しい食べ物・野菜編⑧新じゃがいも

じゃがいもは冬が旬の野菜として知られていますが、5月に出荷するじゃがいもは新じゃがいもと言って、冬に植えられたものです。冬に採れて貯蔵していたじゃがいもよりも皮が薄く甘いことが特徴です。そのため、皮ごとベークドポテトにして食べることも出来ます。

5月が旬の美味しい食べ物・野菜編⑨ぜんまい

春の山菜として知られるぜんまいは、本州では5月が旬の食材です。食べられるのは若芽の部分で、蕾が開いていないものを選びます。季節を感じる食べ物ですね。

5月が旬の美味しい食べ物・野菜編⑩そら豆

旬がとても短くて有名なそら豆ですが、こちらも5月の代表的な食材です。空気に触れるとあっという間に茶色く変色してしまうので、手に入れたらすぐに塩ゆでにするなどして食べてしまわなくてはなりません。皮ごと炊き込みご飯や、粗ごししてスープにしても美味しく食べられます。

5月が旬の美味しい食べ物・野菜編⑪たけのこ

たけのこは4月と5月にだけ採れる春を代表する野菜ですね。土から少し頭の出ているものが食べごろです。成長し過ぎると固くなってしまうため、若いうちに食べましょう。

5月が旬の美味しい食べ物・野菜編⑫ふき

ふきはハウス栽培されていますが、本当は5月が最も旬の季節です。繊細ですぐに鮮度が落ちる食材であるため、手に入れたらすぐに調理が必要です。

魚介類|5月が旬の美味しい食べ物12選!季節の食材を紹介

5月が旬の美味しい食べ物・魚介類編①鯵(アジ)

5月が旬の鯵(アジ)は、冬に漁獲されるものより小ぶりですが、脂がのって美味しくなります。暖流に乗って日本にやって来ます。魚介類の中でも刺し身はもちろん、開き干しや鯵フライにしても美味しく、人気があります。

5月が旬の美味しい食べ物・魚介類編②イサキ

イサキは一年中獲れる魚ですが、産卵期が夏であることから、その直前の初夏、5月あたりが美味しくなります。産卵後は脂がのっていないため、旬の時期と比べると各段と味が落ちてしまいます。

5月が旬の美味しい食べ物・魚介類編③ウニ

寿司ネタの高級食材として人気のウニの旬は、5月から始まります。ウニの産卵期は8月であるため、それまでが食べごろです。世界でもウニの消費量は日本が一番なのです。このことからも日本人にとってウニは最も好きな魚介類のうちのひとつなのですね。


5月が旬の美味しい食べ物・魚介類編④鰯(イワシ)

鰯(イワシ)は産地が幅広いため、旬は産地によりますがおおむね5月ころからが旬となります。春先に日本を北上してきて、秋口に南下してくるように回遊します。脂ののったマイワシは煮ても焼いても美味しく、カタクチイワシはアンチョビの材料になります。

5月が旬の美味しい食べ物・魚介類編⑤カツオ

カツオは5月の初鰹(ハツガツオ)と、秋に漁獲される戻り鰹と二回の旬があります。初鰹は九州で獲れ、戻り鰹は三陸沖で獲れます。鰹のたたきが高知で有名なのは、初鰹の事だったのですね。

5月が旬の美味しい食べ物・魚介類編⑥キビナゴ

キビナゴの産卵期も夏です。そのため美味しく食べられる旬は5月頃となります。魚介類は産卵後は脂が落ちてしまうため、産卵前が一番美味しい場合が多いようです。キビナゴは昔は釣り餌にされていた魚ですが、現在は天ぷら等で美味しく食べられる事が知られています。

5月が旬の美味しい食べ物・魚介類編⑦鰆(サワラ)

春の魚と書いて鰆(サワラ)ですが、回遊魚であるため地域によって旬が異なります。春先に瀬戸内海にたくさんやって来るため、昔からこの地方では白子を食べる習慣がありました。そのため春が旬とされています。冬に獲れる鰆は寒鰆と言って、関東の方では人気です。

5月が旬の美味しい食べ物・魚介類編⑧トビウオ

トビウオも回遊魚であるため年中漁獲されるのですが、暖流にのって日本にやってくるのが5月頃からで、夏の産卵までの間に美味しく食べられます。旬にとれるトビウオはとても大きく太っています。

5月が旬の美味しい食べ物・魚介類編⑨メバル

煮物が美味しいメバルの旬は4月5月です。春の最初の漁がメバル漁であることから、春を告げる魚とされています。メバルはその身離れの良さから、煮付けに大変むいています。

5月が旬の美味しい食べ物・魚介類編⑩コウイカ

イカは一年中獲れる魚介類ですが、その中でも5月が旬で美味しく食べられるのはコウイカです。よく太って肉厚なものが太平洋で獲れます。イカの甘味を生かした天ぷらが人気の調理法です。

5月が旬の美味しい食べ物・魚介類編⑪ホタルイカ

ホタルイカの旬は4月5月ととても短い期間です。有名なのは富山県で、ホタルイカが水揚げされると春の訪れと言われます。ホタルイカの沖漬は、良いおつまみになりますよね。生食だと寄生虫がいる危険性があるので、加工した方が安全です。

5月が旬の美味しい食べ物・魚介類編⑫サザエ

サザエの旬も夏の産卵前である春、5月頃です。日本中で獲れる魚介類ですが、太平洋側で漁獲されるものの方が大きく育つ傾向にあります。特に旬のサザエは太って栄養もたっぷり蓄えています。

果物・フルーツ|5月が旬の美味しい食べ物6選!季節の食材を紹介


5月が旬の美味しい食べ物・果物フルーツ編①甘夏

甘夏は夏みかんの仲間で、大分県原産です。夏みかんの中でも糖度が高く、旬も少し早めに始まるのが特徴です。5月に収穫されえる甘夏は特に甘味が増しているので、マーマレードを作っても渋くならず美味しく出来上がります。そのまま冷やして食べても良いし、野菜サラダのアクセントや酢の物にも合うのです。

5月が旬の美味しい食べ物・果物フルーツ編②イチゴ

イチゴと言えばクリスマスケーキのトッピングとして欠かせない果物ですよね。そのためハウス栽培などして12月の出荷量が多いのですが、もともとは春の果物です。旬は短く4月5月で収穫は終わります。ただ食べる以外にも、イチゴ狩りという春ならではの楽しみ方も出来ます。

イチゴは歴史もとても古く、14世紀頃にはすでにヨーロッパで栽培されていました。現在日本でいわゆるイチゴと呼ばれているのは、オランダイチゴです。ヨーロッパから伝来したイチゴですが、餡子とも相性が良く、イチゴ大福は和菓子としてすっかり定着しています。

5月が旬の美味しい食べ物・果物フルーツ編③グレープフルーツ

グレープフルーツのほとんどはアメリカからの輸入に頼っています。甘味と酸味のバランスが良く最も美味しく食べられるのが4月5月のたった2か月の間です。美肌効果や疲労回復効果なども注目されています。

19世紀後半頃までのグレープフルーツは食用ではなく、観賞用に栽培されていました。その後ブンタンやオレンジ等のいろいろな柑橘類と交配され、現在では実が黄色いものからピンク色のものなど品種は様々です。中でもルビーと呼ばれるピンク色の果肉は渋みが少なく甘い品種です。

5月が旬の美味しい食べ物・果物フルーツ編④夏みかん

夏みかんはその名前に反して旬は春です。秋口には見られますがまだ渋く、5月頃が安定した甘さとみかんらしい酸味が美味しく楽しめます。さわやかな酸味は、さっぱりとしたサラダの付け合わせにもぴったりですね。

夏みかんは山口県が原産です。明治維新の頃、職を失った武士が夏みかん栽培をする農家になる事が推奨されたため、農家人口が増え、盛んに栽培されるようになりました。今では山口県内のガードレールを夏みかん色の黄色いものを使っていたり、地域に密着しています。

5月が旬の美味しい食べ物・果物フルーツ編⑤マンゴー

南国を代表する甘い果物であるマンゴーは、国内だと5月頃から沖縄・九州で収穫されます。保存期間が長いと鮮度が落ちて美味しくないため、完熟マンゴーを収穫してすぐに食べるのが最も美味しい食べ方です。輸入品は3月頃から市場に出回り始めるため、旬を楽しめる期間は比較的長めです。

マンゴーの歴史は非常に古く、なんと紀元前からインドで栽培されていました。日本では甘い完熟マンゴーをデザート用果物としてそのまま食べますが、東南アジアでは未熟な青いうちに塩を振って食べたりもします。

5月が旬の美味しい食べ物・果物フルーツ編⑥メロン

贈り物やお見舞い品などにも喜ばれる高級果物であるメロンも初夏である5月頃が旬です。デザートとしてそのまま食べても良いし、ブランデーに浸したり、生ハムに巻いたりと洋食の一工夫にも使えます。一気に凝った一品料理みたいになりますね。

メロンの歴史も古く、マンゴーと同じく紀元前のインドが発祥と言われている果物です。ウリ科であるメロンはもともとは今ほど甘味がなく、生サラダやピクルスのようにして食されていましたが、改良の結果、現在のような甘い果物となりました。

旬の食材を使用した料理のレシピを紹介!野菜編

5月が旬の季節の食材・野菜レシピ①アスパラガスたっぷりカレー

一年中食べられるカレーですが、その具を5月が旬の野菜をたっぷり使えば、季節を感じられる献立になります。アスパラガスをたっぷりと、同じく旬である新玉ねぎや新じゃがいもを使って作ってみましょう。

アスパラカレー作り方

  1. アスパラガスは軽く塩ゆでします。
  2. 新玉ねぎをにんにくと一緒に香りが出るまで炒めます。
  3. 牛ブロック肉を炒めます。
  4. お湯を張った鍋に上記の具材と新じゃがいもを入れます。
  5. コトコト煮込んで、カレールーを溶かしてとろみが出たら出来上がりです。

5月が旬の季節の食材・野菜レシピ②たけのことそら豆煮込み

たけのこを一品使うだけで、季節を感じる春らしい煮物になります。そこに同じく5月の旬野菜であるそら豆を使えば、いっそう香りだかく美味しくなります。

たけのことそら豆煮込み作り方

  1. たけのことそら豆を茹でます。
  2. 柔らかくなったら、めんつゆを適度に薄めた鍋に入れます。
  3. 味が染み込むまで煮込んで出来上がりです。

このレシピのように、煮物を作るときに時短でめんつゆを使うと簡単ですよね。しかしうっかり自宅にめんつゆがない場合は、代用品を使うことが出来ます。参考になる記事がありますので、こちらも参考にしてみてくださいね。

旬の食材を使用した料理のレシピを紹介!魚介類編

5月が旬の季節の食材・魚介類レシピ①鯵南蛮

魚介類の調理は焼くばかりではありません。お酢を使ってさっぱり南蛮漬けはいかがでしょうか。お料理上級者に思われがちな南蛮漬けですが、その手順は簡単です。

鯵南蛮作り方

  1. 鯵に片栗粉をまんべんなくまぶします。
  2. 油で揚げます。
  3. 玉ねぎやピーマンなど好みの野菜を千切りにします。
  4. お酢に醤油・みりん・鷹の爪を混ぜて合わせ酢を作ります。
  5. 合わせ酢と揚げた鯖、千切り野菜をしっとりと和えます。
  6. 器に盛り付けて、ねぎを振って出来上がりです。

5月が旬の季節の食材・魚介類レシピ②きびなご唐揚げ

唐揚げはフライヤーを使ったり油の始末に困ったりしますが、きびなごなら小さいためフライパンで唐揚げにすることが出来ます。片付けの手間も省けて、季節を感じるおつまみが作れるのでおすすめです。

きびなご唐揚げ作り方

  1. きびなご全体に塩をふりかけます。
  2. お腹に一刺しして穴をあけます。こうすると揚げた時に破裂しにくくなります。
  3. きびなごに片栗粉をまぶします。
  4. フライパンにオリーブオイルを多めにしいて揚げます。
  5. カラっと揚がったら出来上がりです。

片栗粉があれば手軽に唐揚げを作る事が出来ますが、切らしてしまってない時は代用品となるものがあります。家庭にあるもので代用出来る記事がありますので、こちらも参考にしてみてくださいね。

旬の食材を使用した料理のレシピを紹介!フルーツ編

5月が旬の季節の食材・フルーツレシピ①夏みかんジャム

夏みかんの皮の部分は食べ物になりますので捨てないでください。ジャムにしてしまえば無駄がないですよね。そのままでは苦い皮ですが、重曹を加えたお湯で茹でで、砂糖をたっぷりとかけてフライパンで煮詰めるだけで甘いジャムの完成です。皮の煮汁で水分を調整してください。

5月が旬の季節の食材・フルーツレシピ②メロン生ハム巻き

メロンはそのまま食べても美味しいですが、ここへ塩辛い生ハムと一緒に食べることで、お洒落なアペタイザーとなります。ただ生ハムを巻き付けるように乗せるだけで出来る、とても簡単なレシピです。

旬の食材を知ることで季節を感じる素敵な食卓にしましょう!

ハウス栽培や流通の発達で一年中食材が手に入る日本ですが、食材は旬に食べるのが一番美味しく栄養価も高いものです。5月の旬の食材を知って毎日の料理に応用出来れば、季節を感じる素敵な食卓になりますよね。

野菜・果物・魚介類のそれぞれの食べ物の旬を知って、レシピに取り入れてみてくださいね。食材を決めてからレシピを考えると、レパートリーも増えて料理を楽しめるでしょう。

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