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机やテーブルの数え方は?単位の種類や使い分けと長机や椅子の数え方も

更新:2019.06.21

机やテーブルの正しい数え方をご存知ですか。机やテーブルの数え方の単位にはさまざまな種類があります。また、状態や形状によっても数え方が異なるなど独自のルールがあります。ここで紹介する机やテーブル、長椅子の単位を参考にして、正しい数え方をマスターしましょう。

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机やテーブルの数え方の単位の種類は?

机やテーブルの数え方の単位の種類①一台

机やテーブルの数え方として、最も一般的に広く知られているのは「台」という数え方です。台は本来「食物をのせる平たいもの」を数える単位です。

そのため、同じ用途で使われる食用の机やテーブルに関しては、「台」と数えるのが相応しいと言えるでしょう。また「台」は食用の机だけではなく、学習机や事務机などにも幅広く使うことができる単位です。

机やテーブルの数え方の単位の種類②一脚

机やテーブルは、種類によっては「脚」と数えることができます。これは主にその文字通り、脚によって支えらる構図となっている机やテーブルが当てはまります。特に、丈の高いテーブルを支える細長い脚の机に多用される傾向があるようです。

脚は一般的には4本のものが多くありますが、一本脚のカフェテーブルや二本脚のダイニングテーブルなども「脚」と数える場合があります。

机やテーブルの数え方の単位の種類③一卓

机やテーブルの数え方の単位として「卓」があります。卓と数えるのは、「卓袱台」や「食卓台」など、名称に「卓」という文字が入る机やテーブルが当てはまります。卓は、基本的には短い脚の上に丸い台という形状をしています。

卓とはもともと仏前に置いて、香華などを供える机のことでした。しかし徐々に用途が広がり、茶の湯や食事にも用いられるようになりました。そのため、ただ机を差す言葉としてだけでなく「食卓」や「卓袱」のように、食事や人も合わせた意味合いを持つ言葉として知られています。

机やテーブルの数え方の単位の種類④一基

机やテーブルは、「基」と数える場合があります。これは主に、文化財として指定されていたり、財宝として博物館に展示されていたりする机やテーブルに使われる単位です。また、公園などに備え付けてあるテーブルやベンチなども「基」と数えることができます。

「基」は、本来動かないものを数える助数詞として知られており、建物の土台や基礎になるという意味合いを持っています。そのため、地面に備え付けられて、動かすことのできない机やテーブルを数える単位だという特徴があります。


机やテーブルの数え方の単位の種類⑤一前

机やテーブルの中でも、特殊なものは「前」と数える場合があります。前と数えるのは、書き物をする机や読経をする時に教文を置く机など、学問で用いる机などが該当します。また、日本古来の肘置きとして馴染みのある脇息も「前」と数えることで知られています。

机やテーブルは既製品を買う人も多いことでしょう。しかし材料と工具があれば、自分で手作りすることができます。以下の記事で紹介する机の作り方やDIYアイデアを参考にして、机を手作りしてみませんか。自分で作ると、愛着が沸きますよ。

机やテーブルの数え方の単位の使い分けは?

机やテーブルの数え方の単位の使い分け①脚の有無

机やテーブルを数える使い分けの基準として、脚の有無があります。基本的に脚がある机やテーブルは「脚」と数えることができます。特に、四本支えや三本支えに代表されるような細長い脚を持つテーブルは、「脚」と数えて間違いありません。

しかし、学習机や両脇の二点で支えるダイニングテーブルのように、脚かどうか判別しづらいものに関しては、「台」と数えるのが無難です。テーブルの支柱部分をよく確認して、脚があるかどうかを見極めるようにしましょう。

脚の長いテーブルはダイニング向きですが、脚の短いローテーブルにはさまざまな使い道があります。そんなローテーブルを自作する際には、脚の部分でオシャレを楽しみましょう。以下の記事を参考にして、簡単でオシャレな脚を造ってみてください。

机やテーブルの数え方の単位の使い分け②歴史的背景

机やテーブルは、時に歴史的背景によって数え方を使い分けることができます。例えば、「卓」と数える机は、中国の伝統料理である卓袱料理において使われた円卓に由来しており、底が低く丸い形をしているテーブルを数える際に多く用いられます。

また、書き物に使う机や読経の際に使う机など、日本古来の歴史を持つ机などは「前」と数える場合があります。このように時代背景や歴史的背景などのルーツを持つ机は、他とは違う特有な数え方をするということを覚えておきましょう。


机やテーブルの数え方の単位の使い分け③使用目的や用途

机やテーブルは、使用目的や用途によって数え方を使い分ける場合があります。例えば、学習机やダイニングテーブルなど日常的に使うものに関しては、「台」という単位を広く用います。しかし、家具やインテリアなどの商品として数える場合は、「一点」「二点」という数え方をすることがあります。

また、自由に持ち運ぶことができる机は「台」と数えますが、あらかじめ動かないように備え付けられた机は「基」と数えます。このように、机やテーブルは状態や扱われ方によっても、数え方の単位がさまざまに変わります。

机の数え方の単位は?

家具としての机の数え方は【点】

机を家具として数える場合は「点」という単位を用います。これは、インテリアを取り扱う現場では机やテーブルに限った話ではなく、家具全般に用いられる単位です。この数え方は机を日用品として扱うのではなく、あくまで商品として数える意味合いを持っています。

また、たとえ椅子とセットになっている机でも、「一点」と言うと机単体のみを差します。そのため、引き出しや椅子などの付属品がつく場合は、それぞれ個別に数えて二点セットや三点セット、という数え方をする場合があります。

長机の数え方の単位は【台】

長机の数え方の単位は、「台」を用いるのが一般的です。長机を台と数える場合は、座敷用の丈が低いものから、椅子と併用して使う丈の高いものまで幅広く数えることができます。しかし折り畳み式の机に関しては、折り畳んだ机の状態が薄い形状となることから、「枚」という単位を用いることもあります。

座卓の数え方の単位は【台】

座卓は、基本的に「台」という単位を用いて数えます。座卓とは、日本家屋の和室などで多く用いられ、丈の低いずっしりとした四辺の机のことです。畳の上に座布団などを敷いて使用する場合が多く、食事や歓談の場面で見たことがある方も多いのではないでしょうか。

座卓には四本の脚がありますが、短く太い形状をしているため「脚」とはあまり数えません。また食事の際に用いられますが、丸い形状をしていないため「卓」と数えるのも違和感があります。そのため、最も汎用性が高い「台」という単位を用いるのが最適だと言えるでしょう。


サイドテーブルの数え方の単位は【台】

サイドテーブルの数え方の単位は「台」を用いるのが一般的です。サイドテーブルとは、ソファやベッドの横に置いて、本やコップなどの小物を置くテーブルのことです。脚がついているものに関しては、「台」の他に「脚」と数えることもできます。

しかし、最近ではデザイン性に優れたサイドテーブルが多数登場しており、脚かどうか判別しづらいものも多くあります。そのようなサイドテーブルは総じて「台」と数えるのが無難だと言えるでしょう。

寝室は、他の部屋と違って落ち着ける空間にしたいという方も多いのではないでしょうか。サイドテーブルは、落ち着ける寝室にするためのプラスワンアイテムとして人気があります。以下の記事で紹介する寝室インテリアの実例を参考にして、サイドテーブルを上手に活用しましょう。

椅子の数え方の単位は?

椅子の数え方の単位は【脚】

椅子の数え方の単位として最も一般的に広く知られているのが「脚」です。先程脚がある机を「脚」と数えると述べましたが、机よりも椅子の方が脚という単位が頻繁に用いられます。また机と同様、特にはっきりと脚が分かる椅子において使われる単位だと言えるでしょう。

脚が無い椅子に関しても「脚」を用いることができますが、脚が無い椅子を「台」と数えて区別する場合もあるため、時と場合によって使い分けるようにしましょう。

座椅子の数え方の単位は【台】

座椅子を数える際は、基本的に「台」という単位が用いられます。座椅子とは、文字通り「座って使う椅子」のことで、座椅子の多くは床や畳に直接置いて座ります。このような用途から基本的に座椅子には脚が無いため、「脚」という単位を使うことができません。

そのため、「脚」の次に一般的である「台」を用いるのが無難です。また、商品として数える場合は「点」という単位を用い、折り畳み式の座椅子で平らな状態になっている場合は「枚」と数えるなど、場合によってさまざまな数え方をします。

車イスの数え方の単位は【台】

車イスの数え方の単位には「台」を用いるのが一般的です。車椅子は椅子の一種ですが、車輪がついており、移動手段としての車の役割があります。車椅子は脚がついているわけではないため、「脚」と数えることができません。

しかし、先述したように車イスは車としての役割を持っています。そのため、車を「台」と数えることに由来して、車イスも「台」と数えることができます。

ソファの数え方の単位は【台】

ソファの数え方の単位には、「台」が広く用いられています。ソファとは一般的に、クッション性に優れた長椅子のことを差します。椅子の用途を目的として作られたソファがほとんどですが、最近では寝具としての用途も兼ねたソファベッドなども登場しています。

ソファには、基本的にどれも脚が付いています。そのため、ソファを長椅子という観点だけで見ると、「脚」と数えるのが相応しいと言えます。しかし、寝具や収納スペースなどを併せ持つ多機能なソファを数える場合は、汎用性の高い「台」の単位を用いると誤解が少ないでしょう。

ソファベッドを使用する際に、折り畳んだり戻したりするのが面倒だと感じていませんか。そんな悩みを解消したい方には、デイベッドがおすすめです。デイベッドは、折り畳むことなくそのままベッドとしても使えます。以下で紹介するものを参考にして、お気に入りのデイベッドを見つけてみましょう。

ベンチ(長椅子)の数え方の単位は【基】

ベンチの数え方の単位は「基」を用いる機会が多くあります。ベンチとは腰かけを目的とした簡易的な長椅子のことです。ベンチは椅子の一種であるため、移動可能なベンチについては「台」と数えるのが望ましいと言えるでしょう。

しかし屋外にあるベンチは、動かないように備え付けてあるものがほとんどです。そのため、動かないベンチに関しては「基」という単位を用いるようにしましょう。他の椅子に関しても同じことが言えますが、家具として扱う場合は「本」という単位が用いられる場合もあります。

机とテーブルを正しく数える言葉美人になろう

机やテーブルの数え方には、さまざまな単位を用いることが分かりました。机の状態や歴史的背景、使用目的や用途によっても最適な単位は異なります。基本的には脚があるものを「脚」、それ以外のものを「台」と使い分けることができます。

そのため、脚の有無を判別することが正しい数え方を導くポイントとなります。ここで紹介した数え方や使い分けを参考にして、それぞれの机の特徴に合わせた、正しい単位で数えられるようにしましょう。

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