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指編みマフラーに必要な材料と毛糸の選び方は?
指編みに最低限必要なのは毛糸だけ

指編みは毛糸を文字通り指で編んでいく編み方で、特別な道具が無くてもできます。主に5本の指を使って編む事になりますので、小物には細い糸を、バッグやマフラーなど大きめの作品は太い糸を使うといいでしょう。また、下記の記事で100均の毛糸について紹介がありますので参照してください。
好みでリボンやボタンの飾りも

毛糸だけで物足りなく感じた時は、余った毛糸でボンボンやフリンジにするのも素敵ですが、お好みでボタンやリボンを使ったアレンジをするのもいいでしょう。特にバッグは好きな所に編んだ生地をはぎ合わせてポケットを作るのもいいですね。毛糸の代わりにリボンなどで編みつなぐのもおすすめです。
子供でも出来る!指編みマフラーの簡単な作り方は?
基本の指編みマフラー

他の編み方でも同じですが、指編みでも基本はマフラーです。指編みは子供でも簡単にできるうえ、編み針は必要ないため安心してさせる事ができます。慣れれば1時間で出来上がるので、はじめて指編みをする方はマフラーから挑戦してみるといいでしょう。
基本のマフラーの作り方
- 利き手と逆側の手に糸をかける。毛糸の端を親指と人差し指の間に通す。先が手のひら側に来るようにする
- そのまま手の甲側に向けてかけ、親指を緩めに3周させる
- 人差し指の内側、中指の外側、と交互になるようにかけ、小指で折り返し、人差し指まで交互にかける
- 手のひら側に毛糸玉側の毛糸を、小指側に向かってかける。ここまでがリリアン編みの作り目
- 段を編む。指に巻いた毛糸を指一本ずつ、前にかけた毛糸の上を通して、手の甲側にする
- 小指まできたら、毛糸玉側の毛糸を手の甲側から一回転させて、小指までかける。ここまでで1段
- 5段目まで編んだところで、親指の糸を外し、軽く引く
- 好みの長さになるまで編む
- 糸の下から、毛糸玉側の糸を順番に引き出していく。どちらが毛糸玉側か解らなくならないように注意する
- 指から丁寧に外し、引っ張って完成
基本のマフラーは応用も簡単

指編みのマフラーは最も簡単なリリアン編みで作られています。作り方は簡単ですが、写真のようにいくつも連結させる事で、手が込んだ作品のように見えますので、手軽に編み物を楽しみたい方はまずは編んでみましょう。気が向いたらはぎ合わせてバッグやスヌードにするのもいいでしょう。
指編みマフラーをアレンジした作品例7選と方法も
指編みマフラーで作る簡単バッグ
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指編みした生地をはぎ合わせてバッグにする事もできます。普通の大きさの糸で編んだものを何色か合わせてはぎ合わせて好きな大きさにする事もできます。まずは、ボタンなどを用意して、持ち手のないクラッチバッグから作ってみるといいでしょう。動画は太めに作るために2本を合わせて使っています。
指編みバッグの作り方
- 基本のマフラーの編み方で、好みの大きさになるように編む。これを必要分編む
- 別に毛糸を用意し、輪になっている所を波縫いする。糸通しがおすすめ
- 留め具を取り付けて完成
スヌードも指編みで簡単に

首元を温めてくれるスヌードも指編みで簡単に作る事ができます。太い糸で編んだ方が、見た目にも温かそうに仕上がります。指編みで鎖編みや細編みをする事で、ざっくりとした編み目になります。
指編みスヌードの編み方
- 作り目をする。利き手でない方の薬指、小指で毛糸の端を握り、人差し指と中指に毛糸を1周巻く。巻くときは人差し指側から巻く
- 利き手の人差し指で、指の後ろ側から毛糸玉側の糸を引き出し、利き手でない方を輪から外して引き締める。これで初めの一目が完成
- 鎖編みをする。利き手でない方の人差し指に毛糸をかけ、親指の先と中指の先で利き手側の根元をはさむ
- 利き手側の人差し指の先に利き手でない方の人差し指の毛糸を引っ掛け、元々かかっていた毛糸の間から引き出し、軽く引き締める。ここまでが鎖編み1目
- 80cmくらいになるように鎖編みをする
- 鎖編みを輪にする。一番初めの鎖編みの上になる部分に、利き手側の人差し指を差し込み、その先に毛玉側の毛糸をかけて二つの輪を一度に引き抜く。一度鎖編みをする
- 細編みをする。隣の上側の毛糸の間に指を通して底から毛糸玉側の糸を引き抜く
- もう一度指先に糸をかけて、2つの輪を一度に引き抜く。ここまでが細編み1目
- 人差し指に糸をかけ、隣の目に差し込む、その先に糸をかけて目から引き抜く
- 糸を指の先にかけて、3つの輪を一度に引き抜く
- 9、10を1周繰り返す。6の手順を繰り返して端をつなげて1段完成
- 2段目以降は外側の下側の糸に指差し込み、同様に編む
- 5段目まで編む
- 最後の段は細編みで編んでいく
- 最後の目に糸の先を通し、ある程度引っ張ってから毛糸玉から切り離す
- 先を処理して完成
ヘアバンドを子供とお揃いで
あると便利なヘアバンドは、僅かに余った毛糸で作る事ができます。子供とお揃いで作るのもいいでしょう。動画は鎖編みの詳しい方法です。編んだ生地をみつあみにしたり、リリアン編みをつなげたりするのもいいですね。糸を工夫して、オリジナルのヘアバンドを作りましょう。
指編みヘアバンドの作り方
- 取り付けたい部位の長さを測る。通常の状態のヘアゴムの長さを引いておく
- 鎖編みやリリアン編みなど好みの編み方を繰り返し、1で出た長さの分に少し余裕を持たせて編む
- 三つ編みにする場合は更に余裕を持たせるようにする。あらかじめ同じ長さで少し編んだものを用意して、みつあみにした長さを測っておくとどのくらい編めばいいのかわかりやすい
- 両端をヘアゴムに結いつけて完成
作り方次第で小物やモチーフも
指編みは作り方次第で様々なモチーフにする事ができます。アクリル糸で編んでアクリルたわしやコースターにしたり、たくさん編んで大きな作品に仕上げたりもできます。好みで生地を細くした糸を使ってもいいですね。下記の記事でTシャツの生地を使った糸の小物づくりについて紹介がありますので、参照してくださいね。
指編みのエコたわしの作り方
- 糸の先が手の甲側に来るように親指と人差し指の間にたらし、そのまま親指に2回巻き付ける
- 手の甲の裏側からリリアン編みと同様に指に交互に毛糸玉側の糸をかけ、手のひら側に糸をかける
- ここからリリアン編みをする。必要な長さまで編んだら親指の糸を外し、毛糸側の糸を通して処理する
- 両端を結わいて完成
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シュシュ
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ヘアゴムをくるみながら編む事で、シュシュとして使う事ができます。様々な糸を組み合わせておしゃれにしたり、糸の種類を変えて編んだりするのもおすすめです。好みで飾りをつけるのもいいですね。毛糸はふわふわのもの、ヘアゴムは太めのものがおすすめです。
指編みのシュシュ
- 糸先をゴムに結いつける
- 利き手で糸先とゴムを一緒にもち、利き手でない方の手の小指と薬指の間から手のひら側に糸を通し、中指の上を通って人差し指に糸をかけて、ゴムを両手でもつ
- 毛糸玉側の糸をゴムの内側から引き出し、親指を輪の中に一緒に入れる。そのまま毛糸玉側の糸を引き出す
- ゴムの下から糸を引き出し、輪に親指を入れてもう一度糸をつまみ、二つの輪を一度に引き抜く
- 時々目を詰めながら、1周するように繰り返す
- 見た目をきれいにするには、糸を調整して、隙間が空かないよう、きつくなりすぎないように注意する
- 編み終わりで糸を多めに切り、編み始めの糸と結んで処理する
- 形を整えて完成
マフラーと帽子を指編みで

棒針やかぎ編みで作る事の多いニット帽も、指編みだと簡単につくることができます。基本のマフラーやスヌードとセットにしてもいいですね。
指編みニット帽の編み方
- 糸の端側をもち、輪を作る。利き手で輪を持ち、利き手でない方に糸をかける
- 輪に利き手の人差し指を入れ、先に毛糸玉側の糸をかけて輪から引き出す
- 利き手側の人差し指に毛糸玉側の糸をかけ引き出す
- 輪の中から糸を引き出し、親指を輪に入れてもう一度糸をつまみ、二つの輪を一度に引き抜く(細編み)これを6目編む
- クリップなどで今編み終わった鎖目に印をつけておく
- 糸の端を引き、輪を引き締める
- 2段目以降は頭の鎖に細編みを2目ずつ編んでいく。ここから、段を編むごとに新しい段の終わりにクリップを移動させる
- 3段目も同様に編む
- 4段目は頭の鎖に、2目、1目、1目の順に細編みを編みいれていく
- 5段目以降は細編みを1目ずつ編みいれる。好みの大きさになるまで編む
- 目を止める。隣の細編みに人差し指をさしいれ、糸をかけて2目同時に引き抜く
- できた目に糸を通し、残った糸端を処理して完成
指編みで作るリース飾り
何本かの糸を束ねて編む事で、リースに仕立てる事もできます。クリスマスの飾りにはもちろん、造花やドライフラワーを飾ってインテリアにしてもいいでしょう。ドライフラワーや造花を飾る場合は、しっかり糊付けしてあげてくださいね。
指編みリースの作り方
- 何本か束ねた毛糸の端を、利き手でない方の親指に巻き付ける
- 糸を人差し指の前、中指の後ろを通し、そのまま折り返して8の字にする
- 指の腹側に糸をかけ、リリアン編みと同様に初めにかけた糸を指の背側に持っていく
- 1目編んだところで親指を外し、同様に好みの大きさになるまで編んでいく。時々糸の端を引っ張ると長さが解りやすい
- 糸の終わりを指にかけた糸にくぐらせ、指を外す
- 糸の両端をほどけないように結び、飾り付け、完成
やり方次第でクッションカバーなども
時間と気力があれば大きな作品にも取り組んでみましょう。画像は丸いクッションカバーを指編みで作ったものです。大きな作品を作る際には腕で編む腕編みが便利ですが、やり方次第では指編みでも十分です。編んだものを繋ぎ合わせたり、ゴムで口を止めたりしてもいいでしょう。
指編みクッションカバーの編み方
- 設計図を作る。市販のクッションから寸法をはかり、紙にかきだしておく
- リリアン編み、鎖編みなどで、必要なパーツを編んでいく
- 波縫いなどではぎ合わせて完成
指編みの途中で休憩したくなった場合は
休憩用にかけておくものがあると便利
いくら簡単とはいえ、指編みを長くやっていると疲れてしまいますね。そういう場合は無理をせず、一息入れましょう。その間は輪をどこかにかけておく必要がありますが、ペン5本に向きを間違えないように刺しておく方法が一般的です。向きを間違えないようにゴム手袋を使うのもおすすめです。
指が疲れる場合は牛乳パックで代用
View this post on Instagramマフラー作りに試行錯誤してたらこんな時間。子どもたちに編んでもらう予定なので、とにかく少しでもやりやすく。なんとかなりそうかな? #マフラー #牛乳パック編み機
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指編みは専用の道具が無くてもできますが、非常に長くなることが予想された場合は牛乳パックで手作りしたものに毛糸をかけて作る方法もあります。作り方は良く洗った牛乳パックを乾かして切るだけ、と非常に簡単です。
編み機のかける部分の強度を出すために割りばしを使った編み機もあります。編み方も休憩中の保存も簡単なので挑戦してみてくださいね。
指編みでマフラーから小物まで
子供でも簡単に編む事ができる指編みですが基本のリリアン編みから鎖編み、細編みなど様々な編み方があります。冬の間お世話になるマフラーやニット帽だけでなく、アイディア次第でインテリアも小物も作る事ができるので、時間のある時に挑戦してみましょう。
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