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【初心者向け】ボタンホールを手縫いする方法をご紹介!ほつれ防止のコツは?

更新:2020.09.11

ボタンホールは、初心者でも手縫いで綺麗に仕上げることができるのをご存知ですか?今回は、初心者向けの基本の手縫いボタンホールの作り方と、綺麗に仕上げるコツなどをご紹介します。たった2つの縫い方を理解すれば、簡単に挑戦できますよ!

手縫いボタンホール作りに必要なもの

材料

手縫いボタンホールに必要な材料は、糸だけです。綺麗に縫うにためにもボタンホール専用のかがり糸を準備することをおすすめします。縫いやすい上に、ほつれにくさも増しますよ。裁縫初心者は、さらにボタンホール専用の補強用グッズを準備すると簡単になります。万が一普通の糸しかない場合は、太めの糸を準備しましょう。

ボタンホールにおすすめの糸

  • カタン糸40〜50番
  • ポリエステル糸30から60番

道具

裁縫道具

ボタンホールを手縫いするときは、針とはさみ、チャコペン、まち針を準備しましょう。まち針は、切り込みを入れるときに切りすぎ防止のストッパーとして役立ちます。関連記事では、おすすめの糸や初心者に嬉しい補強のための道具も紹介しているので、参考にしてくださいね。

手縫いボタンホールの作り方について

①2種類の縫い方を使う

ボタンホールで使う縫い方はかがり縫いと、なみ縫いの2つです。かがり縫いは、切った布の端を巻き込みながら進める縫い方です。穴の周りを補強することで、布のほつれを防ぎます。なみ縫いは、一番初めの作業で使う縫い方で、ボタンホールの基礎部分になります。まっすぐに縫い目を揃えることが、丈夫に仕上げるコツです。

②ボタンホールには向きがある

基本的な縫い方は同じですが、ボタンホールには縦と横の2種類があります。ワイシャツやカフスボタンは縦ですが、コートやジャケットは横向きです。どちらも簡単な縫い方なのに変わりはありませんが、向きによってボタンホールを開ける位置も変わります。初心者の方は注意してください。

基本編|手縫いボタンホール作りの手順5つ

①印を付ける

印

最初の工程は、後の工程で布を切った時に、ほつれないようにするための下準備です。ボタンホールの大きさに長方形の印を書いて縫っていきましょう。印の大きさは、幅0.3〜0.5 ミリ、長さはボタンの直径+ボタンの厚さが目安です。縫い終わりは、縫い始めに重ねて玉結びなしでカットしてください。

印の付け方

  1. 幅は、0.3〜0.5 ミリ、長さはボタンの直径+ボタンの厚さの印をチャコペンで書く。
  2. 線に沿ってなみ縫いをする。(布がほつれないための下準備)
  3. 縫い終わりは、縫い始めに重ねて玉結びなしでカットする。

POINT

玉結びをしない理由

ボタンホールを縫い進めていく中で補強していくので、玉結びをしなくても心配ありません!その代わり、縫い終わりを縫い始めに重ねて縫うことを忘れないでくださいね。

②芯糸を通す

予めつけた印の周りに糸を通して、芯の部分を作っていきます。長方形の印を横にして作業すると、わかりやすくなりますよ。右下の裏からスタートして一周すると、芯となる糸が通った状態になります。最後に糸を切らないように、印の中にはさみで切り込みを入れたら、縫う準備の完了です。

芯糸の通し方

  1. 長方形の印を横にする。
  2. 右下の裏から針を通し、左下の表から再び針を通す。
  3. 左上の裏から右上の表に針を通して、右下の表に針を戻す。
  4. 表から見ると、縦2本の太い糸となみ縫いがある状態になる。芯糸の完成。
  5. 最後に糸を切らないように、印の中ではさみで切り込みを入れる。

③ボタンホールをかがり縫いする

芯糸が通ったら、かがり縫いをしてボタンホールを作っていきます。芯糸の縫い終わりを左上にした状態にすると作業がスムーズです。かがり縫いは、切り込みを入れた場所に針を通して、切り口を包んでいく縫い方です。引っ張りきる前にできた糸の輪の中に、針を通してから引き締めていきましょう。

かがり縫いの手順

  1. 印に沿ってかがり縫いをする。左上から糸が出ている状態から、針をボタンホールに通す。
  2. 裏から左上の真横に針を通し、少しだけ引っ張る。
  3. 引っ張りきる前にできた糸の輪の中に、横から針を通してから引き締める。
  4. 右上まで繰り返す。

④-1端を縫い止める(縦ボタンホール)

片方のかがり縫いを終えたら、長方形の短い辺の部分がほつれないように補強をしていきます。縦と横、それぞれ2回縫い止めることで、十字の縫い目ができる状態です。縦ボタンホールでは、上下に負担がかかるので、両端を補強するのを忘れないようにしてください。

縫い止めの手順

  1. 完成したかがり縫いを下にする。左下の表から糸が出ている状態。
  2. 左下の表から、左上の裏へ糸を通す。これを2回繰り返すと、縦2本の縫い目ができる。
  3. さらに、左下の裏から縦の縫い目の中央外側から内側に糸を通して、十字になるように2回縫い止める。
  4. 縫い止めたら、反対側もかがり縫いをする。

④−2端を縫い止める(横ボタンホール)

横ボタンホールは、長方形の印を付けるところから、半分かがり縫いをするところまで縦ボタンホールと同様の縫い方で進めます。一方で、途中で縫い止める必要がなく、最後に縫い止めるだけで大丈夫です。ただ、かがり縫いの折り返し部分は放射状に縫うため、間隔が均等になるように配慮しましょう。

POINT

横ボタンホール

かがり縫いの折り返し部分は、縫い目が放射状になります。できるだけ隙間のないように均等な間隔で進めましょう。

⑤糸を処理する

ボタンホールが完成したら、糸を裏面に出して処理します。前の工程で縫ってきた糸をすくっていけば、玉結びをする必要ありません。縫い終わったら、一番初めの玉結びの部分はカットしてください。表、裏共に見た目が良くなります。

糸の処理の仕方

  1. 糸を裏面に出す。
  2. 最後に縫い止めた平行な2本の糸と、一番初めの縫い始めの糸を一緒にすくって引き締める。
  3. 裏面からかがり縫いした糸を何本がすくって引っ張る。
  4. 縫い終わったら、一番初めの玉結びの部分はカットする。

簡単編|手縫いボタンホールの手順

①ほつれ止めを使う

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ボタンホールの大きさに印を付けた後、周囲を縫う代わりに印内にほつれ止めを塗ると、簡単に下準備ができます。手順の一つを簡単に済ませることができるので、初心者に嬉しいだけではなく、時間短縮にも繋がります。水にも強いほつれ止めが多いので、日常使いも安心です。後の手順は、芯糸を通すところから始めましょう。

②シームリッパーで穴を開ける

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基本の手順では、ボタンホールの切り込みを入れるときにはさみを使いますが、シームリッパーを使うとまっすぐな切り込みを簡単に入れることができます。また、初心者は特に長方形の印を縦にした時の上辺に沿ってまち針を刺した後、シームリッパーで切り込みを入れれば、切りすぎ防止につながるのでおすすめです。

ボタンホールを手縫いする時の注意点

①縦ボタンホールは少し上にずらす

初心者が洋服などの大物を一から作るときは、ボタンホールの開け方に注意しましょう。ボタンと平行につけると、ボタンをかけたときにずれてしまって見た目が悪くなってしまいます。縦ボタンホールの場合、ボタンホールの上辺をボタンの中心から上に0.2〜0.3センチずらすのがコツです。

②横ボタンホールはボタン側に少しずらす

横ボタンホールも、ボタンに合わせて中心に合わせて付けてしまうと、うまくボタンがかかりません。横ボタンホールの場合は、穴を開ける側の中心線からボタン側に0.2〜0.3センチずらしてください。一から洋服を作る場合に限らず、崩れたボタンホールのお直しの参考にしてくださいね。

③身頃の重ね方は男女で違う

身頃

男性の洋服と女性の洋服では、前身頃の重ね方が違います。基本的に、女性は右前、男性は左前です。洋服にボタンホールをつける場合は、下になる身頃にボタンホールをつけましょう。縦と横の縫い方の違いにも注意しながら作ってください。

手縫いボタンホールのほつれ防止のコツ

手縫いボタンホールの作り方や、簡単な手順をご紹介しました。最後に、綺麗に丈夫なボタンホールにするコツをチェックしていきましょう。3つのコツを押さえれば、初心者でも作業しやすくなり、簡単に仕上げることができますよ。

①糸の長さを確保する

糸

十分な糸の長さを準備することが、ほつれにくいボタンホールを作るためのコツです。初めに準備するの糸は、ボタンの大きさの約30倍の長さを確保しましょう。短いと、途中で糸が足りなくなって糸を足すことになり、ほつれる原因になります。例えばワイシャツボタンの場合、1センチ×30=30センチの糸が必要です。

POINT

糸の長さの目安

糸は、ボタンの大きさの約30倍を準備しましょう

②縫い目を揃える

縫い目

縫い目を揃えることも、ほつれないボタンホール作りのコツです。縫い目を揃えると、縫い目同士の間隔が均等になって、丈夫なボタンホールになります。縫い目の間隔の目安は、糸の幅の約1.5倍です。間隔が均等だと、見た目にも綺麗なボタンホールが完成しますよ。コツを掴んで、均等な間隔を身につけてください。

POINT

縫い目を揃えるコツ

縫い目の間隔は、糸の幅の約1.5倍を目安にしましょう!

③糸の絡まりに注意する

手縫いボタンホールには長い糸が必要になり、糸が絡まりやすいのが難点です。縫い進めながら、糸が絡まっていないかどうかこまめに確認をしましょう。絡まって結び目ができてしまうと、糸を継ぎ足さなければなりません。途中で糸を変えるとほつれやすい貧弱なボタンホールになることもあるので、注意してください。

④接着芯を使う

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縫う面の強度を上げることも、ほつれを防いで丈夫なボタンホールを縫うためのコツです。布の裏面にボタンホールの印より大きめの接着テープを貼ります。その後、基本の縫い方で手順を進めてください。切れ目を入れてもほつれない上に、補強にも繋がります。さらに、強度が増すと初心者でも縫いやすい状態にもなります。

手縫いボタンホールに挑戦しよう!

ボタンホールは、ミシンがなくても手縫いで作ることができます。手順を覚えて、2つの縫い方を使いこなせば初心者でも簡単に仕上げることができますよ。また、手縫いボタンホールの手順を覚えると、刺繍に応用することもできます!準備する道具は同じなので、関連記事も参考にぜひ、ボタンホールをマスターしてください。

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