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新盆・初盆参りの服装とマナーは?夏の男性・女性の平服と親族の格好も

更新:2019.06.21

新盆・初盆参りに伺う際の服装って悩みますよね。夏の暑い時期ですから、どんな服装で行くのがマナーとして正しいのかよくわからないのが正直なところです。新盆・初盆参りの際の服装やマナーを女性と男性それぞれについてご紹介します。

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初盆・新盆の服装の注意点とマナーは?

初盆・新盆の過ごし方

日本ではお盆は「亡くなった人が帰ってくる」大切な行事として古くから親しまれていますが、初盆・新盆は四十九日を過ぎて初めて迎えるお盆のことです。迎える側も呼ばれる側も、大切な行事として臨まなければなりません。

しかし、そもそもお盆とはお葬式とは違い悲しみに暮れるところではなく帰ってきた故人達を迎え入れまた送り出すというもの。地域によってお盆の過ごし方も様々ですが、御墓参りに行ったり、盆踊りをしたり精霊馬と呼ばれる野菜を使って故人が帰る乗り物を作ったりしますよね。

お盆に久しぶりに帰ってきた故人を親戚一同でおもてなしして、安心してまた帰してあげようという行事です。それだけに初盆・新盆参りは、初めて故人が帰ってくる大事な行事になるんですね。

初盆・新盆の服装:平服とは普段着のことではない

初盆参りに呼ばれた場合の正しい服装とは一体なんでしょうか?普段着でいいのか、はたまた喪服がいいのか悩みますよね。よくある機会ではありませんが、知っておきたいマナーですよね。

初盆参りに行く時に「平服でお越しください」と言われることがあります。「平服」というぐらいだから普段着でいいのだろうか?と思っている方がいたら、それは間違いです!実は平服というのは、「礼装を略した服」という意味です。「喪服よりもかしこまっていないけれど、きちんとした服」ということですね。

ブラックフォーマルやブラックスーツが平服にあたります。しかし暑い夏の時期ですから、もちろん男性も女性も半袖で構いません。ただし女性の場合は、ノースリーブのワンピースやミニスカートは肌の露出が多いのでやめましょうね。

初盆・新盆の服装の注意点とマナー

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本堂と。

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初盆参りは葬儀や法事の時よりも改まらない場所ではありますが、平服や他の服を着ていく際も注意しなければいけない点と大切なマナーがあります。これが守れていれる服装なら大丈夫という点をまとめたので、しっかり確認して恥ずかしくないような格好で伺いましょう。

初盆・新盆の服装の注意点【女性】

  • 色味やデザインが暗くて地味なものを選ぶ。
  • 必ずストッキングを着用する、できれば黒。
  • 靴や鞄も黒いものを選ぶ。
  • アクセサリーはパールのネックレスとイヤリングのみ

女性は夏だからといって素足を出すのはマナー違反です。必ずストッキングを着用しましょう。肌の露出は、控えめにするのがマナーです。ブラックフォーマルなら間違いはありませんが、それ以外の服を着用する場合も色味や露出には気をつけましょうね。

初盆・新盆の服装の注意点【男性】

  • スーツの色は黒・紺・ダークグレー。目立たなければストライプでも良し。
  • シャツは白色の無地を選ぶ。
  • 腕時計は外す、金属類も好ましくない。
  • 靴下とネクタイは黒いものを選ぶ。

男性はブラックスーツがなければビジネススーツでも構いませんが、色味の暗いものを選ぶようにしましょう。スーツのボタンに派手な金属が使われているものは避けましょう。シャツやネクタイも色柄物は避けます。また、インナーに派手な色や柄の入ったものを着ると透けてしまうので気を付けましょう。

POINT

夏でもジャケットは持参しましょう。

お盆の時期は暑い夏ですが、ジャケットを持参しましょう。無理して着なくてもいいのですが、礼儀として持っているのがマナーです。

初盆・新盆の女性の服装4選

初盆・新盆の女性の服装:アンサンブルタイプの平服

女性の喪服としても使えるアンサンブルタイプのブラックフォーマルは、ジャケットを脱ぐと夏の盆の時期でも着やすい平服として使えるのが特長です。一般的に間違いのない服装なので、大事な時のために一着持っておくと安心です。パールの一連ネックレスを身につけるといいですね。

POINT

ネックレスは重ねてつけてはいけない!

ネックレスを二連にして重ねるのはとっても縁起が悪く、「不幸が重なる」と言われています。また、パール以外のアクセサリーをつけるのもマナー違反です。

鞄や靴も黒で統一しましょう。最近はジャケットは厚手に、中のワンピースは夏用に涼しげな素材で作られているものが多数あります。喪服と併用できるようなアンサンブルを持っておくと便利ですね。何度も使うものではありませんが大切な服なので一つは用意しておくのがいいでしょう。

暑い夏ですが、ストッキングを着用するのを忘れないようにしましょう。素足を出してはいけません。スカートの丈も短すぎるものはやめましょう。年配の方がいる場合だと好まれないことも多く、初盆・新盆のマナーとしてもふさわしくないです。

初盆・新盆の女性の服装:ブラックスーツ


黒のスーツでも構いません。パンツスーツでも上下暗い色で揃えましょう。スカートなら膝丈、もしくは膝より長いもの。ストッキングを必ず着用し、素足を出さないように気をつけましょう。身につけるものも、アクセサリーや腕時計は外します。

靴もローヒールなものを選びます。また、過度な光沢や宝飾も好ましくありません。シンプルな黒のパンプスが無難です。喪服に合わせるような靴がいいですね。

初盆・新盆の女性の服装:黒のセットアップ

すぐに平服を用意することができない場合は黒のセットアップでも構いません。その際気をつけなければならないポイントがあります。

初盆・新盆に黒い服を着る時に気をつけること

  • 過度な肌の露出を抑える
  • 柄物は避ける
  • 光沢のない素材を使用する
  • デニムやTシャツはふさわしくない

おしゃれすぎるデザインや露出の多いものしかないのなら、マナー違反になるので注意しましょう。いくら黒いからといってTシャツやデニムはカジュアルすぎるのでふさわしくありません。

初盆・新盆の女性の服装:黒のワンピース

シンプルな黒のワンピースであれば、一枚でストンと着れるのでいいですね。ストッキングの着用と小物に気を配る事を忘れないようにしましょう。手持ちのもので黒いワンピースが用意できる場合もスカートの丈や素材には注意しましょう。

女性は靴も気をつけて選びましょう。夏だからといってサンダルを履いてしまうのはマナー違反になります。そして色が黒くてもつま先のあいたものやハイヒールは避けましょう。

初盆・新盆の男性の服装4選

初盆・新盆の男性の服装:男性の平服はブラックスーツ


男性の服装はブラックスーツに白の無地のシャツ、そして黒のネクタイを合わせましょう。ベルトやカフスボタンに派手な宝飾品の付いていないシンプルなものを選んでください。靴下も黒にします。

靴も必ず黒で統一しましょう。ジャケットは脱いでも構いませんが、持ち歩くようにしましょう。ジャケットの裏地が派手な色の場合は避けましょう。ちなみに靴も、スニーカーではなく本革や合皮を選びます。

初盆・新盆の男性の服装:濃い色のビジネススーツ

男性は、ダークグレーや濃紺などの濃い地味な色でしたらビジネススーツでも構いません。明るい色は避けます。しかし小物にはきちんと気を配りましょう。夏は半袖で構いませんが、シャツの色は必ず白にしましょう。クールビズだからといってズボンの裾をロールアップするのもやめましょう。

初盆・新盆の男性の服装:夏でも黒いネクタイはきちんと身につけよう

スーツの色がブラックでもなくても、黒いネクタイはきちんと締めましょう。黒のネクタイは一本は持っておくようにするといいですね。ノーネクタイよりは、やはり黒いネクタイを締めている服装の方がマナーを守れている印象を強く受けますし失礼ではないですよね。

夏は暑いのでどうしてもネクタイは窮屈に感じますよね。初盆参りの際に親族の方がネクタイを外していたら、自分も一声かけてから外すといいでしょう。親族がきちんとネクタイを締めているのにこちらがノーネクタイでボタンを開けたりしていては失礼になります。

初盆・新盆の男性の服装:ダークグレーのスーツ

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#久々のスーツ #黒ネクタイ #似合わんw

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男性はダークグレーの柄のないスーツであれば、ジャケットも合わせて着ていくと初盆参りの時でも浮かないのでいいですね。ジャケットを着ているだけでもきちんとした姿になるので、できるだけ合わせるようにしましょう。

初盆・新盆の子どもの服装は?

小学生までなら地味な色合いの格好を選ぶ

未就学児や小学生くらいの子供の服装は、黒や紺、ダークグレーなど大人と同じで地味な色合いであれば大丈夫です。シャツやブラウスにシンプルなズボンかスカートが用意できれば十分です。赤ちゃんであれば色味が暗いロンパースがあれば十分です。

靴は、わざわざフォーマルなものを揃えるのは大変なので子供はスニーカーでも構いません。ですが、キラキラしているものや歩くと音のなるもの、派手な色柄の靴は嫌がられる場合もありますね。シンプルなもので構わないので一足持っておくといいでしょう。

学生なら制服を着る

学生の服装は制服を着るのが一般的です。夏服で構いませんので制服を着用しましょう。この場合は色合いは気にしなくても大丈夫です。制服のない学校でしたら大人と同じような平服や、マナーに応じた服装で参加します。

靴も学校に履いていってるもので問題ありません。ローファーやシンプルなスニーカーですね。ただ、女の子のスカートはあまり短くしないようにしましょう。男の子の制服も着崩さずにきちんとした着こなしをしましょうね。

初盆・新盆で親族の場合の服装は?

初盆・新盆では親族は喪服を着用する

初盆・新盆の際の親族の服装は喪服を着地用するのが好ましいです。お参りに来られる方よりも格式の高い格好をするというマナーがあるからです。ただし、ブラックフォーマルやブラックスーツでも失礼になることはないので大丈夫です。

きちんとしたマナーで故人を初盆を迎えよう

まだ悲しみの残る初盆・新盆を迎えることになるとは思いますが、きちんとした服装でマナーを守りお参りしましょう。それぞれの地域や慣習を守ってお盆を過ごすことは大切なことです。また、悲しい顔をせず帰ってきてくれた故人を思い笑顔で送り出してあげましょうね。

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