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サボテンの胴切り方法は?カットした後の育て方や根腐れ・枯れる対処法

更新:2019.06.21

今回は、「サボテンの胴切り方法」や「カットした後の育て方や根腐れ・枯れる対処法」などを併せて紹介していきます。また、株分けの方法や挿し木、伸びすぎや増やし方についても触れていきますので、この記事を参考にぜひ、サボテンの正しい育て方をマスターしてください。

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サボテンの胴切り(カット)方法は?

サボテンの胴切り(カット)方法①涼しく乾燥した場所でやるのがベスト

サボテンの胴切りというのは、名前の通りサボテンの胴部分を切る処理法です。水のやり方が悪かった場合や湿度が高すぎた為に根を腐らせてしまった場合の対処法でもあります。サボテンというのは、砂漠でも生きていけるほどの生命力を持っているので例え根が腐って胴を切り落としても残った茎から新たに芽が出ます。

サボテンの茎から新たに生えてきた子株を切り取れば、そこから新たな生命を増やす事も可能と言えます。また、胴切りする際の環境というのも大事です。胴切りは、乾燥した涼しい場所で行うというのが鉄則です。夏場に行う場合には、クーラーの効いた室内がベストと言えるでしょう。

サボテンの胴切り(カット)方法②大胆に切るのがポイント

胴切りをする環境が整ったら、小さなサボテンであればアルコール消毒済みのナイフを使って大胆にカットするというのが胴切りを成功させるコツです。直径が30cm以上の大きめのサボテンであれば、のこぎりを使うのもおすすめです。植え替え目的であれば基本的に、どこからカットしても大丈夫です。

根腐れした部分をカットする場合には、根腐れして色が変わっている部分がなくなるまでカットするというのがポイントでもあります。目的によってカットする部分や面積が変わりますので、目的に合ったカット方法を理解するというのがおすすめです。根腐れしている場合には、腐敗菌が残っていると意味がありません。

その為、病気が再発するのを防ぐ為に確実に腐敗菌がない場所までカットするという見極めが大事です。そして、カットし終わったら、あまり直射日光が当たらない場所で静置するのも育て方のコツです。涼しい場所で確実に乾燥するまで置いておくというのもポイントです。


サボテンの胴切り(カット)方法③切り口を整える

胴切りが終わったら次は、切り口をきれいに整えましょう。植え替え目的で胴切りをしたのであれば鉢植えに残っているサボテンはそのまま育てても問題ないと言えるので涼しい場所でじっくり乾燥させてください。また、切り取ったサボテンや根腐れした部分を胴切りしたサボテンは、植え替えの必要があります。

植え替えしやすいように先を尖らせるようにカットするのがポイントとなります。カットし終わったら、次はアルコール消毒し、こちらは日光に当てて乾燥させましょう。しかし、あまりにも日差しが強い場合には傷むので直射日光の当たらない比較的涼しい場所を意識して乾燥させる事を意識してください。

ここに、お部屋に観葉植物を置く風水的な効果についての記事がありますので、併せて読んでみて下さい。観葉植物は運気アップにもつながるおすすめのアイテムですのでお部屋にサボテンを置くというのもおすすめです。

サボテンを胴切り(カット)した後の育て方は?

サボテンを胴切り(カット)した後の育て方①伸びすぎ防止には挿し木


胴切りをしてそこから生えてきた子株を切り取った後は、切断面の周囲を尖らせるイメージでカットしていきます。カットし終わったら、涼しい場所で2~3週間乾燥させていきます。乾燥したら、次に鉢の中心に軽く埋めていきます。そして、少し日が差すような涼しい場所で育てていきましょう。

鉢に植え替えた3~4日はたっぷりの水分を与えるというのも育て方のポイントです。後は、サボテンの育て方と同じです。挿し木してそこからまた新たなサボテンを育てる事ができるというのもサボテンの生命力の強さを感じますよね。

ここに、100均で購入できるサボテンの種類について紹介している記事がありますので、併せて読んでみて下さい。植え替えのコツなども載っているのできっと参考になるはずです。

サボテンを胴切り(カット)した後の育て方②サボテンの増やし方には株分け

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#サボテン株分け

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サボテンの株分けというのは、サボテンから茎や根を切り離して新しい株を作る育て方を「株分け」と言います。子株ができる前に、株分けをして効率的にサボテンの数を増やす事ができる方法とも言えます。株分けすれば、人へのプレゼントとしてもおすすめなので沢山増やしたい、という場合には最適な方法です。

サボテンの株分け準備するもの

  • カッター
  • ピンセット
  • サボテン用の土
  • 肥料

やり方

  1. サボテンの子株をカッターで切り取り、ピンセットで摘まみ取る
  2. 切り取った子株を1週間~10日乾燥するまで待つ
  3. 鉢にサボテン用の土と肥料を入れて、乾燥させた子株を挿しこむ
  4. 10日ほど水をやらずに根が成長するのを待つ
  5. 根が張り始めたら水やりを開始する

株分けのコツは、切り口をしっかりと乾燥させる事です。乾燥が不十分だとそこから雑菌が繁殖して根腐れや枯れる原因となってしまうので十分乾燥させるというのが株分けのコツと言えます。種類によっては、子株が出にくいものもありますのでそういう場合にはカッターで切り取って子株が出るのを促してあげましょう。

胴切り(カット)後のサボテンの根腐れ・枯れるのを防ぐコツは?

カット後のサボテンの根腐れ・枯れるのを防ぐコツ①新聞紙を使用して乾燥

胴切り後というのは、涼しい場所での乾燥が鉄則です。しかし、直射日光に当ててしまえば枯れる原因にもなってしまうので、直射日光に当てる事はできません。その為、涼しい場所での乾燥が前提となります。涼しい場所で乾燥させようと思うとかなり時間が掛かるイメージですよね。

そんな時に便利なのが「新聞紙」なんです。新聞紙は、湿気を吸い取ってくれる力があるのでサボテンを涼しい場所で乾燥させるにはもってこいのアイテムとも言えます。乾燥が不十分だと雑菌の繁殖に繋がってしまうので、効率的に乾燥させる必要があるというわけです。そういう意味でも新聞紙での乾燥はおすすめです。

乾燥させる際には、胴切りした部分を下にして新聞紙の上に置くだけです。そして、新聞紙で包んで乾燥させましょう。乾燥させながら、発芽を気長に待つ、というのもポイントです。

カット後のサボテンの根腐れ・枯れるのを防ぐコツ②種類により発芽時期違う

サボテンを胴切りしたら、新聞紙で包んで発芽まで涼しい場所でしっかり乾燥させるのがカット後の根腐れや枯れるのを防ぐコツ、という事は先ほどもお話しましたが、発芽時期はサボテンの種類によっても様々です。早いもので1週間ほどで発芽しますが、遅いものだと1ヶ月ほど要すものもあります。

また、先を急いで中途半端に乾燥した状態で植え替えをしてしまうと、そこから雑菌が増えてせっかく胴切りをしてもまた枯れる、という事になり同じ事の繰り返しです。そうならない為にもしっかりと乾燥させるという事を一番に考えましょう。しっかりと乾燥させた後に清潔な土と肥料が入った鉢に植え替える事が大事な事です。

カット後のサボテンの根腐れ・枯れるのを防ぐコツ③根腐れを防ぐ特効薬ない

植物などには、よく害虫などに対して効く薬品がありますが、サボテンの場合には残念ながら根腐れを防ぐような専用の薬品というのはないに等しいと言えます。その為、今現在根腐れに一番効果的な方法というのは「胴切り」以外ないと思っていいでしょう。胴切りであれば、カットするアイテムがあれば簡単にできます。

原始的な方法のようですが、胴切りというのは根腐れを防ぐ的を得た方法でもあります。サボテンというのは、砂漠のような厳しい環境下でも育つ事が出来るという事もあり、他の植物に比べるとどんな環境でも対応できる植物であるとも言えます。その為、強い薬品類に頼らなくても基本的には大丈夫なんです。

また、数日水やりをしなくても問題ないので観葉植物初心者の方でも簡単に育てる事が出来るという点でもおすすめです。ここに、おすすめの観葉植物について書いた記事がありますので、サボテンだけでなく、他の観葉植物についても見てみて下さい。観葉植物を使ったインテリアについても触れているので参考になると思います。

サボテンの胴切りは生態を考慮した最善の方法

今回は、「サボテンの胴切りの方法やカットの仕方」などについて紹介してきましたがいかがでしたか?サボテンが枯れるのを防ぐ為にしっかりと乾燥させる事が胴切りを成功させるコツという事はお分かりいただけたと思います。また、挿し木や株分けなどサボテンを胴切りした後の育て方についても触れてお話してきました。

挿し木や株分けをする際にも、しっかりと切り口を乾燥させて行う事が効率よく、胴切りしたサボテンを育てるコツであるという事がわかりましたよね。また、根腐れした場合だけでなく、サボテンが伸びすぎた場合や効率的な増やし方という点でもおすすめの方法でもありますのでぜひ、気になった方は試してみて下さい。

サボテンを初めて育てる、という方にも比較的わかりやすい方法でもあるので、他の観葉植物よりも育てやすいと言えます。今では、100均で購入する事もできるほど身近な植物でもあるのでぜひ、この機会にサボテンを育ててみて下さい。

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