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卒論の謝辞の書き方は?注意点&論文の種類別の例文も!修士/博士/学位

更新:2019.06.21

卒論の謝辞は人生で1回、もしくは多くても3回くらいだと思います。学位、修士、博士のそれぞれで書く内容も変わって来るかと思います。今日は卒論の謝辞の書き方の注意点と種別の例文も紹介していきながら、人生で限られた卒業論文がうまくいくように見ていきましょう。

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卒論に謝辞は必要?いらない?

卒論に謝辞は必要

謝辞

卒論に謝辞は必要です。これは卒論の執筆において慣習化しているものになりますので、実際問題として教授をはじめとした関係者に感謝の意があるかないかに関わらず、卒論の最後に入れるものになっています。もしも何か意図があってどうしても謝辞を入れたくない場合は事前に教授に相談が必要です。

ただし卒論にあえて謝辞を入れないということはほとんど前例がないことになりますので、基本的には謝辞を入れた方がベターです。また謝辞には入れることで様々なメリットがあるので、それらを考えると謝辞無しの卒論は、謝辞を抜くリスクと入れる恩恵が受けられないという大きなビハインドを伴うものになります。

卒論に謝辞を入れるメリット

卒論に謝辞を入れるメリット

謝辞1

卒論に謝辞を入れるメリットとしては、謝辞の内容がきちんとしていると、卒論そのものが高く評価されます。謝辞の内容の良し悪しが、少なからず卒論の評価に影響を及ぼすことになりますので、謝辞は研究内容と関係ない項目にはなるのですが、卒論を書く上で決して軽視はできない項目になります。

そしてもうひとつメリットとして挙げられるのは、謝辞は監修を証明するものにもなります。卒論の謝辞には必ず教授の名前が入ってきますし、研究の内容によっては企業名も入ってきます。謝辞にそういった関係各位の名前が入ることは、その方々にも監修責任が生じてくるということになります。

つまり、謝辞を形式によってしっかり書くことによって卒論の評価が上がり、卒論の内容が教授らによって保証されるというメリットを得ることができるわけです。卒論の謝辞はそういった重要な役割を担う項目になりますので、決して疎かにはできない部分になっているのです。

卒論の謝辞:基本的な書き方は?

卒論の謝辞の基本的な書き方①謝辞は卒論の最後に入れる

最後

卒論の謝辞の基本的な書き方として、謝辞は卒論の最後に入れるということが挙げられます。謝辞はあとがきの役割も兼ねた項目になりますので、最後に入れるのが一般的な書き方になります。これはどの卒論においても同じになりますので基本中の基本と言える内容になります。謝辞を入れる部分をしっかり認識しておきましょう。

卒論の謝辞の基本的な書き方②謝辞はお世話になった方の名前を入れる

謝辞3

卒論の謝辞の基本的な書き方には、謝辞にはお世話になった方の名前を入れることが挙げられます。「みなさん、お世話になりました」という漠然としたものではなく、なるべく細かくお世話になった人々の名前を入れるようにするのが一般的です。これは研究室の同僚や後輩も含まれ、家族に向けて謝辞を書くパターンもあります。

卒論を読む前に謝辞を見て、自分の名前が入っているかどうか、またどのように自分の名前を入れてくれているかを確かめる関係者は少なくありませんので、入れるかどうか迷った人は入れておき、少しでも謝意を示した方がいい人については名前を入れて、しっかり謝意を伝えた方が良いでしょう。

卒論の謝辞の基本的な書き方③謝辞は感謝を伝えるために書く

ありがとう

卒論の謝辞の基本的な書き方には、謝辞は感謝を伝えるために書くということが挙げられます。謝辞には様々な意図がありますが、根本は関係各位への感謝を示すという部分です。何か大きな仕事をした時に、関係各位に感謝を示すということは、決して卒論だけに限定されることではありません。


謝辞を書く中でどうやって人に感謝の気持ちを伝えるのかを真剣に考えることは、学校を卒業した後に大いに役立つ経験となることでしょう。そして、社会に出れば謝辞という形に限らず、様々な形で感謝を示していくことは必要なことになります。そのため、謝辞を書くことはそのトレーニングにもなるのです。

卒論の謝辞を書く上で様々な注意点が出てきますが、その注意点を守ることが優先になり、肝心の内容がそっけないものになってしまっては本末転倒ですので、卒論の謝辞を書く際にはこの基本の部分を忘れずに取り組むようにしていきましょう。

卒論の謝辞:書き方の注意点は?

卒論の謝辞の書き方の注意点①長くならないように簡潔に書く

文字数

卒論の謝辞の書き方の注意点として、長くならないように簡潔に書くということが挙げられます。本来感謝を綴った文章は長ければ長いほどその感謝の気持ちが伝わるものと思われがちなのですが、卒論の謝辞に関しては長くならないように簡潔に書くという暗黙のルールが存在します。

文字数としては学位の謝辞で400~600字、博士の謝辞で400~1200字程度、修士についてはその中間が目安となります。論文の内容によって謝辞の文字数も変わってきますので幅がありますが、400字程度で収まるなら、そのくらいの文字数で簡潔に収めた内容の方が良いとされています。

ちなみに謝辞は卒論の文字数にカウントされないケースがほとんどになります。そのため、謝辞に力を入れるくらいなら本題の卒論の方に力を入れて欲しいという部分もあり、謝辞は簡潔に書くという暗黙のルールが存在しています。

卒論の謝辞の書き方の注意点②謝意を記述するが感傷的にならないようにする

真面目

卒論の謝辞の書き方の注意点として、謝意を記述するが感傷的にならないようにするということが挙げられます。通常は気持ちを込めれば込めるほど感謝の意が伝わりやすいとされるものですが、謝辞については感傷的な文章を書かずに、あくまでも感謝が伝わる内容に対して必要以上に感情を入れないように書くことになります。

そのため、通常の感謝状やお礼状の内容とは大きく異なる内容になります。例えばお礼状では「深夜まで親身になって私のご指導をいただき、心から感謝しています。ここまで私に対して親身にしてくださったのは〇〇さんがはじめてです。涙が出るくらいうれしかったです」という内容も卒論の謝辞ではそのニュアンスを変えます。

卒論の謝辞では「〇〇教授が粉骨砕身ご指導くださった甲斐もあり最後まで卒業論文を執筆できたことを、心より感謝しております」といった書き方になります。修士や博士の謝辞ではエピソードを交えることもありますが、エピソードの交え方もポイントを押さえる必要がありますので、また後述したいと思います。

卒論の謝辞の書き方の注意点③名前を書く順番と書き方について

順番

卒論の謝辞の書き方の注意点として、名前を書く順番と書き方が挙げられます。名前を書く順番は主査 (指導教官にあたる人)が最初で、副査 (指導教官の下級教官に当たる人)、資料等を提供してくれた指導官(他の研究室の教授や助教等)といった順番になります。その中で役職が上の人から名前を挙げていきます。

また、〇〇教授という形で役職を示すだけでは不十分であり、所属や役職等をしっかり盛り込んだ表記にしていきます。下記参考にしてください。〇〇様、〇〇殿という表記は基本的に使用しませんので、注意しましょう。

謝辞における名前の書き方

  • 〇〇氏 (肩書きがない場合)
  • 〇〇大学〇〇学部〇〇学科教授〇〇先生
  • 〇〇大学〇〇学部〇〇学科研究員〇〇博士(教員で無い人の場合)
  • 〇〇株式会社〇〇部研究員〇〇氏(企業の方の場合)
  • prof. 〇〇from the University of 〇〇(英文の場合)

卒論の謝辞:基本的な卒業論文の例文

【卒論の謝辞】基本的な卒業論文のポイント

ポイント

卒論の謝辞における基本的な卒業論文では、謝辞の形式をしっかり押さえて簡潔に言いたいことをまとめることが大切になります。謝辞はあくまでおまけであるという側面と、卒論の印象を決める重要な要素であるという側面と、相反するそれぞれの側面を持っています。


そのためどの卒論の謝辞でもまずは基本的な流れをしっかり守り、かつ簡潔に自分なりのオリジナリティを出していく必要がありますので、それぞれのパターンで例文を見ていくようにしましょう。

【卒論の謝辞】基本的な卒業論文の例文①冒頭

冒頭

卒論の謝辞において基本的な卒業論文の、冒頭の例文を見ていきましょう。まずは卒論の流れをしっかり押さえるようにしていきましょう。ダイレクトに教授の名前から書いていく形式が一般的な形になっていますが、ここでは冒頭に一言挟む時の例文を見ていきます。タイトルの「謝辞」は一番上に中央揃えで配置しましょう。

謝辞

  • 本日卒業論文を提出するにあたってお世話になった関係各位に、この場を借りて厚くお礼申し上げます。

【卒論の謝辞】基本的な卒業論文の例文②中間部

中間部

卒論の謝辞において基本的な卒業論文の、中間部の例文を見ていきましょう。冒頭の次には、お世話になった関係各位の名前を挙げながら謝意を書き記していくのですが、名前が挙がってこない方々への感謝を中間部に入れていくようにします。

卒論の謝辞における基本的な卒業論文の中間部例文

  • 調査にあたり、〇〇講座の学部生を始はじめ多くの方々のご協力をいただきました。そして、アンケートに回答していただいた〇〇大学の皆様にも心より感謝申し上げます。

【卒論の謝辞】基本的な卒業論文の例文③締め

感謝の意

卒論の謝辞において基本的な卒業論文の、締めの例文を見ていきましょう。締めも基本的には感謝を示す言葉で締めることになります。

卒論の謝辞における基本的な卒業論文の締め例文

  • 本当にありがとうございました。
  • 心より感謝の意を表します。
  • 最後にここまで私を支えてくれた家族にも感謝の意を表したいと思います。

卒論の謝辞:学位論文の例文

【卒論の謝辞】学位論文のポイント

学位論文

卒論の謝辞における学位論文では、簡潔な文章の中にもいかに自分らしさを出していくかが重要になります。そのための工夫としては、1人1人に対してどういう風にお世話になったかということに重点を置くよりは、自分自身がこの卒論を通してどのように成長することができたのか、という部分を盛り込んでいきましょう。

ただし、当然1人1人に対してどういう風にお世話になったかという部分もないがしろにし過ぎると謝辞全体のバランス感を損ねる結果になるので、長くならないように簡潔にまとめつつも必要な要素はしっかり盛り込んでいくことが、学位論文の謝辞では大切になってきます。

【卒論の謝辞】学位論文の例文①書き出し

書き出し

卒論の謝辞における学位論文の書き出し例文を見ていきましょう。基本的に書き出しから各位へのお礼を伝えていく形で問題はありません。そのため、最初に来るのは主査である教授等の教官に対するお礼になるケースがほとんどです。「謝辞」とタイトルを載せたら、早速順番に従ってお礼を綴っていきましょう。

卒論の謝辞における学位論文の書き出し例文

  • 主査の〇〇大学〇〇学部〇〇学科教授〇〇先生には、この4年間の大学生活全般にわたって公私ともにお世話になりました。中々論文が進まない自分を叱咤激励していただいて、図の挿入方法や文章の書き方の基本に至るまで卒業論文の大部分を指導いただく形となりました。心より感謝申し上げます。
  • ご指導いただきました主査の〇〇大学〇〇学部〇〇学科教授〇〇先生、副査の〇〇大学〇〇学部〇〇学科准教授〇〇先生には心よりお礼申し上げます。

【卒論の謝辞】学位論文の例文②関係者への感謝

関係者

卒論の謝辞における学位論文の関係者への感謝の例文を見ていきましょう。関係者への感謝に関しては、名前や組織名等をほとんど羅列していくに近い状況で書き記していくことになります。

卒論の謝辞における学位論文の関係者への感謝の例文

  • 〇〇氏を始め同窓生各位、大学院生各位等、研究室各位とは常に刺激的な議論をすることができ、精神的にも支えられたことに心より感謝申し上げます。そして、研究の趣旨を理解しいつも快く協力していただいた、調査対象地区自治会各位に心よりお礼申し上げます。

【卒論の謝辞】学位論文の例文③学位論文で得たこと

得たこと

卒論の謝辞における学位論文の関係者への感謝の例文を見ていきましょう。学位論文でも、単に名前を羅列し謝意を付けただけの謝辞も少なくない中で、簡潔に学位論文で得たことをまとめることで、他の謝辞と大きく差別化を図ることができるでしょう。

卒論の謝辞における学位論文の学位論文で得たことの例文

  • 本研究を通して構造力学が社会の中に大きく根付いていることを知り、〇〇先生のように世の役に立つ研究を大学院でも続けていけたらと考えております。
  • 卒業論文の執筆を通じて成年後見制度の課題を見ることができましたので、この先多くの方にこの制度を役立てていただけるようなサポートを就職先でしていきたいと思っています。

卒論の謝辞:修士論文の例文

【卒論の謝辞】修士論文のポイント

ポイント1

卒論の謝辞における修士論文では、謝辞からある程度研究テーマの内容が分かるような文章の構成にした方が良いでしょう。もちろんこれは学位の論文に取り入れてもいい観点ではあるのですが、学位の論文の場合は全体の文章量が修士や博士と比べると少なくなっているためあまり謝辞が長くなると全体のバランスが悪くなります。

そのため学位の論文はもっと簡潔でいいのですが修士論文や博士論文については、まず読み手側が謝辞を見た時に卒論の内容がある程度推察できるような謝辞が、読み手側から好まれる謝辞となるでしょう。修士論文もしくは博士論文の場合はこの観点を謝辞にしっかり盛り込んでいくことが大切です。

【卒論の謝辞】修士論文の例文①文系

文系

卒論の謝辞における修士論文の文系例文を見ていきましょう。文系と理系別で研究テーマが違ってきますので、それぞれの例文を見ていきたいと思います。文系に関しては文献を提供してくださった方々を漏らさず入れること、またアンケートに答えていただいた方々へのお礼を忘れずに入れるようにしましょう。

卒論の謝辞における修士論文の文系例文

  • 主査の〇〇大学〇〇学部〇〇学科教授〇〇先生、副査の主査の〇〇大学〇〇学部〇〇学科准教授〇〇先生にはこれまでのご指導に心より感謝しております。ありがとうございます。また、いつも快く文献を提供してくださった主査の〇〇大学〇〇学部〇〇学科教授〇〇先生はじめ〇〇研究室各位にも心よりお礼申し上げたいと思います。そして、この1年間定期的にアンケートにご協力いただいた〇〇自治区の皆様への感謝の気持ちも忘れておりません。本当にありがとうございました。

【卒論の謝辞】修士論文の例文②理系

実験

卒論の謝辞における修士論文の理系例文を見ていきましょう。理系の謝辞は文系の謝辞に比べ実験がメインになることが多いため、自分に近い人の名前が多く出てくる傾向にあります。そのため、少しエピソード等を交えながら感謝の気持ちを込めて書いていくと良いでしょう。

卒論の謝辞における修士論文の理系例文

  • 本研究における主査の〇〇大学〇〇学部〇〇学科教授〇〇先生、副査の主査の〇〇大学〇〇学部〇〇学科准教授〇〇先生にはこれまでのご指導に心より感謝しております。実験がスムーズに行かなかった時には常に陰ながらサポートをしてくださり、そのおかげでここまで研究をまとめることができました。本当にありがとうございました。また、いつも実験のサポートを快く引き受けてくれた〇〇研究室の学部生各位にも厚くお礼を申し上げます。そして、〇〇氏をはじめとして、私の研究を公私ともにサポートいただいた関係各位にも心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

【卒論の謝辞】修士論文の例文③研究テーマを謝辞に盛り込みづらい場合

研究テーマを謝辞に盛り込みづらい場合

卒論の謝辞における修士論文の研究テーマを謝辞に盛り込みづらい場合を見ていきましょう。文系理系に関わらず、研究テーマやエピソードに言及していくと謝辞が長くなる可能性が出てくる場合がありますが、その場合は割り切って簡潔にまとめることを重視しても大丈夫です。

卒論の謝辞における修士論文の研究テーマを謝辞に盛り込みづらい場合

  • 卒業論文の執筆にあたり主査の〇〇大学〇〇学部〇〇学科教授〇〇先生のご指導に厚くお礼を申し上げます。また、副査の主査の〇〇大学〇〇学部〇〇学科准教授〇〇先、〇〇研究室各位、そして〇〇氏をはじめとする同窓生各位にも心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

卒論の謝辞:博士論文の例文

【卒論の謝辞】博士論文のポイント

博士

卒論の謝辞において博士論文では、他のどの論文よりもお世話になる方が多く、また卒業論文を手掛けるにあたって非常に密なコミュニケーションを取るケースが多いかと思います。そうなると、いくら簡潔にまとめようとしても、謝辞だけで1,000字を楽々超えるケースも考えられます。

そのため、特に博士論文の謝辞は上位に来る方に対しての謝辞の内容と、後半に名前を持ってくる方に対してのボリュームと内容に、どの論文の謝辞よりも差が付けて書く必要があるでしょう。例文を見ながら、博士論文の謝辞のニュアンスを確認していきましょう。

【卒論の謝辞】博士論文の例文①一番お世話になった教授に対して

博士

卒論の謝辞における博士論文の一番お世話になった教授に対しての例文を見ていきましょう。博士論文は他の論文と比べるとボリュームがあり、また学位の時からずっとお世話になってきた先生に出す最後の論文になる可能性があります。そのため謝辞が少し長くなっても問題はないため少ししっかり目にエピソードを盛り込めます。

卒論の謝辞における博士論文の一番お世話になった教授に対しての例文

  • 主査を引き受けていただいた〇〇大学〇〇学部〇〇学科教授〇〇先生に厚くお礼申し上げます。心理学の枠組みに含まれる研究といえども、〇〇先生が専門とされている社会心理学や病理学研究に、直接的には強く関連しない研究テーマをご指導いただいたことに、まずは感謝を申し上げます。 〇〇大学の大学院在籍の際に、進学先が決定していなかった私を導いてくださったことにはじまり、初学の私を研究の初歩から修士論文、そして博士論文作成まで本当に辛抱強くご指導いただきました。〇〇先生とは対照的に引っ込み思案な私を、常に叱咤激励していただいたことは、私にとって他の何にも代えがたい、本当に貴重な財産となりました。本当にありがとうございました。

【卒論の謝辞】博士論文の例文②同じ研究室の准教授や共同研究者に対して

助教

卒論の謝辞における博士論文の同じ研究室の准教授や共同研究者に対しての例文を見ていきましょう。同じ研究室の准教授や共同研究者に対しては主査の教授の次に思い入れが強い場合が多いかと思います。教授程のボリュームは出さずに、ある程度まとめて書くような形になりますが、エピソード等を入れて問題はないでしょう。

卒論の謝辞における博士論文の同じ研究室の准教授や共同研究者に対しての例文

  • 副査を引き受けていただいた〇〇大学〇〇学部〇〇学科准教授〇〇先生に厚くお礼申し上げます。〇〇先生の本当の凄さは1週間研究室に籠って行った分子学の実験の時に知りました。私もここから研究畑を歩んでいきますのでこれからもご指導いただきたいと思うとともに、私が超えるべき高い壁だと思っております。今後ともよろしくお願い致します。
  • また、共同研究者である〇〇氏、××氏、△△氏にも心からお礼をお伝えしたいと思っています。みんなで切磋琢磨できたからこそ行きついた研究だと強く思っております。

【卒論の謝辞】博士論文の例文③後輩や関係各位に対して

後輩

卒論の謝辞における博士論文の後輩や関係各位に対しての例文を見ていきましょう。ここもボリュームを出すと謝辞だけで2000字を超えるボリュームになりかねません。ここは今までの論文の謝辞と同じように簡潔にまとめます。

卒論の謝辞における博士論文の後輩や関係各位に対しての例文

  • また、〇〇研究室の後輩各位、そして〇〇大学関係各位にも厚くお礼を申し上げます。後輩各位におかれましては益々のご活躍を祈っております。

謝辞を仕上げて最高の卒論を提出しよう

謝辞は、様々なルールや慣習が守られるべきものなので、しっかりその部分を把握する必要がありますが、社会人としてお世話になって人への感謝を伝えることができるいい機会になると思っています。ここで紹介したルールや慣習をしっかり守って、最高の卒論と謝辞を書き上げてくださいね!

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