Large thumb shutterstock 203752900

「参考になりました」は正しい敬語?意味や例文・使い方・類語も紹介!【状況別】

更新:2019.06.21

敬語って難しいですよね。今回は頻出敬語である「参考になりました」という言葉について意味はもちろん、状況別の例文や使い方、類語についてまでまとめてみました!間違った敬語を使っているのではないかと不安なあなたもこれを読めば大丈夫ですよ!

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



「参考になりました」の意味

「参考になりました」の意味①:相手に感謝の意を伝える言葉

ビジネス

「参考になりました」という敬語の意味としてまず挙げられるのが、相手に感謝の意思を伝えるという点です。「参考になりました」は目上の人や敬語を使うに値する相手から何か学べることを得た時に「教えて頂いてありがとうございます」という感謝の意思を含む敬語です。

社会人になると分からない事や誰かに頼ったり、質問したりする場面に多く出くわすかと思います。特に新人の頃はだれだって何も分からないものですよね。そんな時に先輩や上司などから教えてもらう事も多いでしょう。そんな場面で使う敬語です。

「参考になりました」の意味②:納得した事を示す敬語

あいぱっど

先ほどご説明したように「参考になりました」というのは目上の方から何かを教えてもらった時に使用にする敬語です。「参考になりました」という敬語のなかには「教えて頂いてありがとうございます」という感謝の意味も含めます。それと同時に「参考になりました」は説明に納得したという事も含めています。

例えばあなたが仕事で分からないことが出てきたとしましょう。そんな時に先輩が解決策を教えてくれたとします。そんな時に「参考になりました」という敬語を使えば先輩から受けた説明を全て納得しました。理解しました。という意味を含むこととなります。

「参考になりました」は敬語として使える?

「参考になりました」は敬語として使えます

OK

日本語は日本人でも難しいと感じることがあるようにニュアンスなどによって意味合いが変わって来る言語です。特に敬語というのは一般的に使われているものでも敬語として間違っている言葉もあるほどです。間違った敬語を使ってしまうのは恥ずかしいですよね。果たして「参考になりました」は敬語として使えるのでしょうか?


結論から言うと「参考になりました」は敬語として使える言葉です。ただ、注意したいのは「参考になりました」だけだと場面や言い方、ニュアンスなどによって相手に失礼な雰囲気を与えてしまう可能性があります。そんな時は「大変参考になりました。ありがとうございます。」などと変化させる必要があります。

「参考になりました」の正しい使い方と例文(電話・会話編)

「参考になりました」の使い方①仕事の間違いを指摘された時

ビジネス

それでは「参考になりました」の状況別の使い方と例文をご紹介致します。まずは電話や会話での「参考になりました」の使い方です。例えばあなたが仕事でのミスを上司から指摘されたとしましょう。ただミスを指摘して怒るのではなく、理由やアドバイスを交えて説明してくれる方も多いのではないでしょうか。

そんな時に、あなたが上司に対して御礼の意味もこめて「参考になりました」と敬語を使います。(例)上司「○○さん、この前お願いしたこの書類なんだけど、ここの項目がもう少し充実してほしかったんだよね」あなた「至らず、申し訳ありません。」上司「ここは~した方が分かりやすいわよ」

あなた「なるほど。参考になります。ありがとうございます。」いかがでしょうか?ただ謝るだけでなく、「参考になりました」という感想を付け加えるだけで相手に与える印象がだいぶ違いますよね。

「参考になりました」の使い方②アドバイスをもらった時

ぱそ

「参考になりました」の正しい使い方と例文、次にご紹介するのはアドバイスをもらった時です。仕事でいいアイデアが思い浮かばなかったり、あなたが落ち込むようなことがあった時、先輩に相談したとしましょう。そんな時に先輩があなたを救ってくれるようなアドバイスをくれたとします。そんな時の例文です。

あなた「新しいプロジェクトのいい案がなかなか浮かばないんです。後1週間で締め切りなのに…。」先輩「私にもそんなことあったな」あなた「先輩はどうやって切り抜けたんですか?」先輩「あえて何もしない、何も考えない様にすることで却っていいものが浮かぶよ」あなた「なるほど。参考になります。」

「参考になりました」の使い方③勉強会に出席した場合


ビジネス

次にご紹介する「参考になりました」の正しい使い方と例文は、あなたが勉強会に出席したと仮定した場合の例文です。社会人になると自分のスキルアップのために仕事に活かせる勉強会などに出席する機会があります。そんな時に「参考になりました」という敬語は利用することができます。

(例)講師「以上が今回の勉強会の重要なポイントとなります。何か質問や意見はありますか?それでは○○さん代表でどうぞ。」あなた「今回出席させて頂き、わが社の新プロジェクトに活かせるようなお話をたくさん聞く事が出来、非常に有益な時間を過ごす事ができました。大変参考になりました。」

「参考になりました」の正しい使い方と例文(メール編)

「参考になりました」の使い方①取引先に御礼のメールをする場合

スマホ

それでは次に「参考になりました」の正しい使い方、メール編を見て行きましょう。あなたが取引先と打合せをしたとしましょう。その御礼を相手にメールする機会など数多くあるかと思います。その場合「参考になりました」を利用すると大変便利です。

(例)「本日はお忙しい中、打合せの時間を作って頂き、誠にありがとうございました。○○さん(取引相手)との打合せは私にとって大変参考になることが多く実りのある打合せでした。今後とも引き続きよろしくお願い致します。」今回は「参考になりました」を「参考になることが多く」と変化球でしたが、利用してみました。

「参考になりました」の使い方②お世話になった方へのメール

目0る

次にご紹介する「参考になりました」の正しい使い方と例文、メール編はお世話になった方へのメールで使える例文です。例えばあなたが大学時代にお世話になった教授が教鞭の地位を引退したとしましょう。その事を聞いたあなたが教授に労いと感謝のメールを送ると仮定した場合の例文です。

(例)「○○教授 長年に渡る大学教授人生、本当にお疲れ様でした。私が教授の講義を受けたのは大学2年の時でした。明確で分かりやすい講義に感動し、教授のゼミに所属することを決意しました。教授の講義で教わったことは、大変参考になることが多く今の会社での業務にも非常に役に立つ事が多いです。」


「参考になりました」の使い方③会社の上司の送別会後に送るメール

メール

次にご紹介する「参考になりました」の正しい使い方と例文、メール編は会社の上司の送別会後に送るメールです。出会いもあれば別れもあります。お世話になった上司が会社を辞めることとなり、その送別会を開いた後上司にメールを送ったとしましょう。そんな時に利用できる例文です。

(例)「○○先輩、この度はご退職おめでとうございます。先輩なら素敵な家庭を築けると確信しています。思えば私が新入社員として入社したての頃、よく○○先輩には指導して頂きました。あの時の指導は勉強になることが多く、今でも参考にしています。」

「参考になりました」を使うときの注意点

「参考になりました」を使うときの注意点①:失礼な意味に捉えられる場合も

悩む

「参考になりました」は敬語として間違った使い方では無いのですが、時と場合によっては失礼な意味合いに取られる場合もあります。上司や先輩など目上の人から何かを教えてもらった時に「参考になりました」と言うと自分の意見や考え方を明確に持っていて、「あなたの意見を”参考”程度に聞くよ。」と取る方もいるのです。

このような場合は「大変参考になりました。」「勉強になりました。」などと少しニュアンスや使い方を変えてみた方がよいかと思われます。相手の取り方は様々なので一概には言えませんが、「参考になりました」をよく思わない方もいることを念頭に置いておきましょう。

「参考になりました」を使うときの注意点②:使う相手を考える

ビジネス

「参考になりました」の敬語を使う際の注意点2つ目は、使う相手を考えるということです。「参考になりました」という言葉は敬語に属し、何か物事を教えてくれた相手に対して感謝の意味を伝えることを含む言葉です。ですから基本的に使う相手は目上の人に限ります。

先輩や上司、先生などといった目上の人に対して使用する事が前提となりますから、友達や同僚、後輩などに使用することは控えましょう。「参考になりました」は使用する前に、相手と自分の関係性を見極めてから使用するようにしましょう。

「参考になりました」の類語

「参考になりました」の類語①:勉強になりました

勉強会

ビジネスや目上の方との会話の中で使用できる便利な言葉の1つである「参考になりました」ですが、それに代用できる類語はあるのでしょうか?いつも同じ表現だと相手にあまりよくない印象を持たせてしまいますから、類語を知っておくというのは重要です。

「参考になりました」の1つ目の類語は「勉強になりました」です。どちらかと言うと、こちらの「勉強になりました」の方が使用する人が多いかもしれません。意味合いは「参考になりました」と全く同じになります。「なるほど。勉強になります。」などと会話の相槌などでも利用できる便利な敬語です。

「参考になりました」の類語②:学ばせて頂きました

ビジネス

「参考になりました」の類語2つ目にご紹介するのは「学ばせて頂きました」です。意味合いは「参考になりました」や先ほどご紹介した「勉強になりました」とほぼ同義語ですが、「学ばせて頂きました」の方がもう少し堅い印象になる敬語と言えるでしょう。

正しい敬語を使って立派なビジネスウーマンに!

いかがだったでしょうか?ビジネスの場面で目上の方に教えてもらうと言うのはたくさん遭遇する場面だと思います。そんな時は正しい敬語を使って相手に不愉快な思いをさせないようにしたいですよね。今回ご紹介した「参考になりました」はそんな場面で非常に便利な敬語です。

類語や正しい使い方を覚えておく事で柔軟に対応できるので、おすすめですよ!正しい敬語を使うことで立派なビジネスウーマンに一歩近づきましょう!

●商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。