INDEX
結婚の両家顔合わせ食事会とは？
結婚前の準備の1つ「両家顔合わせ食事会」
彼氏彼女の関係からいよいよ結婚へと進む方々。新しい家族が増える方々。未来の生活を前に心浮き立つことでしょう。しかし、いざ結婚に進むとなると、その前に行わなければならないことがあります。例えば両家の顔合わせ食事会です。この顔合わせ食事会とはどんな目的で、どのように行うのが正しいのでしょうか。
結婚に向けて「両家が親睦を深める」のが目的
それぞれの両親にご挨拶が済んだ後に行う、両家の顔合わせ食事会。これは両家の親睦を深めることが目的です。結婚を前にあらかじめお互いの家族を紹介し合うことで、これから新たに親族関係になるためのファーストステップを踏むことができるのです。
両家顔合わせ食事会のマナー
まずは顔合わせ食事会の日取りと場所を決め、両家に伝えましょう。お互いの家族が無理なく集まれる日程が理想ですね。当日の進行等の確認は必要ですが、あくまで両家の親睦を深めるのが目的なので、出席者がリラックスできるような時間にすることが1番です。なお、両家への事前の挨拶は以下の記事も参考にしてください。
結婚の両家顔合わせ食事会にふさわしい服装とは？
顔合わせにふさわしい服装をそれぞれ考える
では、顔合わせ食事会の1番の悩みどころと言ったらなんでしょうか。それは当日の服装ではないかと思います。服装によってお互いの家族に与える印象も変わってきますね。洋装、和装、小物、一体どのように選ぶべきでしょうか。しまった！などということにならないよう、服装に関するいろいろなマナーをご紹介していきます。
【女性】露出の少ないワンピース
女性ならではの落ち着きや優しさをイメージする服装を心がけましょう。露出が多い服装は避けます。スーツやアンサンブルのほか、1枚できっちりした印象にもなるワンピースがオススメです。ノースリーブや丈の短いものよりも、ほどよい丈感で清楚なイメージのデザインがよいでしょう。また着物も華やかで好印象でです。
【男性】無地のダークスーツ
男性はきっちり感と清潔感を意識しましょう。黒やダークな色合いのスーツでまとめます。シャツは白や薄いブルーなど、派手すぎず爽やかなものがよいですね。ネクタイも調和を考えつつ、目立つ色味や奇抜な柄は避けましょう。また、女性が着物の場合は、バランスを考えて紋付き袴等の和装にします。
【父親】ダークスーツに白ネクタイ
黒やダークな色合いのスーツに白いネクタイを合わせるのが一般的です。結婚式の時のような服装をイメージするとよいですね。また、和装でも構いません。ただし、相手方の両親の服装と格を合わせること、母親と服装の格やバランスを合わせることが大事です。また、主役2人の服装よりも格が高くならないように気を付けます。
【母親】落ち着いた上品なワンピース
落ち着いた色合や上品なデザインのワンピースがよいでしょう。また、和装でも構いません。ただし、父親と同じく、相手方の両親との格や、父親の格やバランスと合わせることが大事です。また、主役である2人の服装よりも格が高くならないよう気を付けます。
【兄弟姉妹】主役に合わせた服装＆少し控えめな色味で
顔合わせ食事会は結婚当人の2人と両家の両親で行うのが一般的ですが、兄弟姉妹等、その他の親族が出席することもあります。 主役である2人の服装とのバランスを見ながら、かつ色味やデザインは少し控えたものを選びましょう。また、2人よりも服装の格を下げることも必要です。
【共通①】しわ・汚れは厳禁！事前にお手入れを
せっかくこれ！という服装が決まっても、ヨレヨレだったら良さが半減してしまいます。着ていくものにはシミなどの汚れがないか、ほつれなどはないか、しわがないか、事前に必ずチェックしておきましょう。きれいにアイロンをかけるか、もしくはクリーニングに出してしっかりきれいにしておいてくださいね。
【共通②】小物にもしっかり気を配る
つい見落としてしまいがちなのが小物です。服装とちぐはぐにならないようバランスを考えて選びます。靴に関しては汚れなどがないよう、しっかり磨いておきましょう。また、バッグ、ハンカチや靴下などもきれいに揃えておけば好印象です。服装を意識するのと同様に、服装以外に身に付けるものにも気を配りたいところです。
顔合わせの服装はバランスや格を合わせること
洋装・和装と服装にはいろいろな種類がありますが、大事なのはそれぞれの立場で服装がちぐはぐにならないこと、服装の格や合わせ方のバランスに気を付けることです。また、両家で服装の雰囲気や格を合わせるよう、あらかじめすり合わせしておくとよいですね。事前の服のお手入れについては以下の記事も参考にしてください。
女性は季節ごとの服装にも注意する
女性の季節ごとの服装ポイントとは
男性は通年スーツを着用できる一方、女性は食事会の時期によって服装を意識することも必要になってきます。それぞれの季節ごとに女性の服装のポイントを確認していきましょう。
【春】パステルカラーで柔らかい印象に
暖かい季節の訪れを表すようなふんわりした服装が素敵です。重い色味は避けて、パステルカラーで柔らかい印象を出したり、シフォンなどの軽やかな素材もよいでしょう。控えめな花柄が可愛らしいワンピースなど素敵ですね。何か羽織りたい場合はきれいな色のカーディガンやニットがオススメです。
【夏】ストッキングを着用して露出は控えめに
夏場は暑さでつい肌を出した服装をしてしまいがちですが、露出はできるだけ抑えましょう。生足を避け、ストッキングを着用すればきっちり感が出ますし、肌も美しく見えますよ。服装は白や透け感のある素材が爽やかです。汗をかいた時などのために、清潔なハンカチやコンパクトなタオルは忘れず身につけましょう。
【秋】ジャケットにアクセサリーや小物でアクセントを
少し肌寒くなる季節はジャケットなどを着用したくなりますね。暖かい反面、中に来た服が隠れてしまい、少しもったり見えてしまいがちです。上着には派手すぎず上品なアクセサリーや小物でアクセントをつければ、ほどよく華やかさが出ますよ。また、少し重みのある秋カラーやベルベットなどの素材も上品に見せてくれます。
【冬】アウターはカジュアルすぎないものを
冬に厚手のアウターは欠かせませんが、ブルゾンやモッズコートなど、カジュアル過ぎるものは避けた方がよいでしょう。また、総毛皮など派手過ぎたり奇抜なデザインも控えましょう。すっきりと綺麗なラインで防寒性の高いコートなどがオススメです。コートが重いので、色味を白や柔らかい色で少し明るくするのもよいですね。
その季節にあった服装の中で上品に自分らしさを出す
顔合わせ食事会においては、服装にあまり個性は出さない方が無難です。一方、季節を意識しそれぞれに適したスタイルを選ぶことが必要です。そこで季節ごとの着こなしに、あなたのセンスを上品に取り入れましょう。ご家族に印象のいい清楚なコーディネートは以下の記事も参考にしてくださいね。
食事会場の雰囲気にあった服装を意識する
顔合わせのシチュエーション別に服装を考える
立場別、女性の季節ごとのスタイルと服装のポイントをチェックしてきましたが、場所によってもチョイスの仕方を変える必要があります。昔と違い、現在は多様性の中で様々なシチュエーションでの食事会が想定されますね。どのような点を意識すればよいのか、場所ごとに選ぶ服装のポイントをご紹介していきます。
1.カジュアルなレストラン
最近はカジュアルなレストランで顔合わせを行うことも少なくありません。かしこまった服装は逆に浮いてしまうため、少し抜け感を出してもいいかもしれません。ただし、両家にとってはオフィシャルな会。着崩し過ぎるのは禁物です。よそいきを意識したアンサンブルやワンピースなどできれいにまとめるとよいでしょう。
2.高級料亭
非常に格式高い場所ですので、その雰囲気を壊さないような服装選びが大事です。気楽さを意識する必要はありませんので、できるだけしっかりとしたスタイルを心がけてください。スーツ、華美でないワンピースなど、上品さと落ち着きのあるものがよいでしょう。また、場所柄和装でまとめるのもオススメです。
3.ホテル
料亭ほど敷居が高くなく、レストランほどカジュアルでない、ホテルのレストランも顔合わせ食事会に選ばれやすい場所の1つですね。きれいめな服装であれば洋装・和装様々なスタイルが馴染みます。テルの雰囲気や格に合わせて、ちぐはぐにならないよう服装を選んでください。
4.結婚式場
下見をかねて結婚式場で顔合わせ食事会を行うパターンもあります。服装に関してかしこまりすぎることはないでしょう。スーツやワンピースなど、きれいめな格好であれば問題ありません。なお、場合によっては式場の中を見学する可能性もありますので、女性はハイヒールより、歩きやすいローヒールの方が安心かもしれません。
5.女性もしくは男性の両親の家
結婚する2人いずれかの家で顔合わせを行う場合もあります。気軽な恰好で来てねと言われることもあるでしょう。ただしここでもラフな服装は避けましょう。必要以上にかしこまった服装は恐縮されてしまう可能性があるので、失礼のない程度にしっかりした服装を選び、場の雰囲気に合わせて上着をオフするなどがよいですね。
顔合わせ食事会場の雰囲気を壊さないような服装を
高級な場所からお互いの自宅まで、顔合わせ食事会を行う場所は様々にあります。大事なのはその空間とバランスがとれていて、雰囲気を壊さないような服装であることです。その場所にその服装がマッチしているかイメージしながら考えましょう。なお、レストランのドレスコード等に関しては以下の記事も参考にしてくださいね。
顔合わせの服装はバランスと場の雰囲気をマッチさせよう
両家顔合わせ食事会は、お互いが家族になるために初めて対面する場所です。服装に関して悩むのも、ふさわしいスタイルで過ごしたいからです。どんな場面であっても、服装の「格」と会場の雰囲気を意識して、そこにマッチしたものであれば大丈夫。これから家族となる喜びを分かち合えるような素敵な時間になるといいですね。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。
